★お薬に関する疑問質問に答える『モナー薬局』#37
【2:先発薬・ジェネリック薬(ゾロ)】
処方薬には、同じ成分でも【先発薬】と【ジェネリック薬】(ゾロ)がある場合が
あります。
[先発薬]:自社で開発して製造した薬品や、開発元から技術を導入して製造した薬品
[ジェネリック薬]:先発薬の特許切れ後に他社で模倣して製造した薬品
「ゾロ」は元々先発薬メーカー側からみたジェネリック薬の蔑称(特許切れ後に
あちこちのメーカーからジェネリック薬がゾロゾロ発売されるため)
・先発薬が複数のメーカーから、別の名前で販売される場合もあります。
(例:「デプロメール」と「ルボックス」、
「ドグマチール」と「ミラドール」と「アビリット」
etc)「デプロメールはルボックスのゾロ」というのは、(意味は通じますが)
厳密には間違いです。
・ジェネリック薬は開発費・技術導入費が不要な分、先発薬より安価に販売できます。
・ジェネリック薬は、先発薬との同等性を証明する厚労省の試験に合格しないと発売
できませんので、効能はほぼ先発薬と同一です(各薬のスレを見ると微妙に効きが
違う[ジェネリック薬のほうが良い場合もあり]との意見も多いようですが…)。
・医療費削減のため、現在厚労省ではジェネリック薬の普及支援策をとっています。
ですので、[ジェネリック薬を処方する医者=怪しい医者・藪・ゾロ屋と結託]と
いう訳ではありません。