@@@@「過食嘔吐の保健室」その9&&&&

このエントリーをはてなブックマークに追加
736優しい名無しさん
僕は彼の力強い言葉に自分を奮い立たせがんばれました。
精神的引きこもりの僕には自分の言葉なんて無理です。


二枚目が始まる前に少し言わしてもらう
一枚目を聴いてもわかるように俺たちのサウンドは
似非哲学者やらクソベビーフェイスラッパー
肌を黒くすることしか脳がねぇようなクソR&Bシンガーみてぇな
虚飾を飾りたてるモンは微塵もねぇ シンプルに音と言葉のみでつくられる
ただ明るい暗いしか言えねぇ物書きや
甘いか甘くないしかわかんねぇスタジオダンサーには,簡単に扱える代物じゃねぇんだ
行動の前に諦めの言葉を書き溜めちまってるような奴は針を上げてくれ
ココで俺たちは今までお前に言わなかった事や
今迄お前に言えなかった事 とにかく言いたい事全て言い切る
全ての音楽に感謝を捧げながら
あえてスタンツブランツヒップホップのスタンスでルネッサンスを起こすんだ
まず先に札幌のオールドスクーラー,ニュースクーラー,同志,でかい感謝を!
みんながいたから俺達があるし, 必ずその先もある
次に,札幌にいることにこだわって,日本を舞台に何かを始めようと思ってるお前
お前等が思ってる...それのさらに...
何倍も俺らは独学で俺たちの哲学を努力を支払って作り上げた
そしてまだ進化する
言いたいことはただ一つ, 止まるな,やるしかねぇんだ
次に日本全国代表する街へ同志を持ち
簡単に左右されない主義主張をつくってそれを維持してる奴等,ピース
かまえるな,俺らはお前等の同志だ ここで答えを待つ
次に,札幌や地方のツワモノ達のことをロクに知らねぇで
日本でトップのリリシストだの日本で5本の指に入る
プロデューサーだの,おだてられて調子乗ってるお前
はやし立てて一儲けしようと思ってるお前
737優しい名無しさん:04/08/04 18:46 ID:Dj8jP2Z9
こっから先,てめぇらはゆっくり追い詰められる 黙殺しようと思っても不可能だ
うんざりするくらい目の前飛び回ってやる てめぇらの考える程単純じゃねぇんだ
これから,札幌で,皿売る時は,少しは質に気ぃつかえよ
前にも言ったように俺達はこの場で,音と言葉で,そこにいるお前と話をしたいんだ
お前等じゃない,お前の仲間でも,お前の街でも札幌も東京もくそもない
お前一人で来いと言ったろ
お前だけの言葉で,音楽の話や,仲間の話,夢の話,俺達に話しかけてくれ
他人を期待して,不平不満ばっかり言うような奴等は俺達に触るな
腑抜けたラップを聴く暇があったら, 俺は真っ先にSIONを聴く
ひょっとして何か成し遂げたつもりでいるんじゃねぇだろうな
今の状況がそんな簡単に変わんねぇことはちゃんとわかってる
全員じゃねぇ クソなライターは, 不釣合いなペンで,ただ内輪ってだけで
クソな曲しかねぇクソなチャートを毎月毎月つくるんだろうし
生まれた国や,住んでる街や,コネが勝敗を分けることは何度もあるだろう
だがな,覚えとけ俺達は,北の片隅で,仲間を集めて,愚痴を並べて
そんな身の上を酒で流すような真似はしない
北の本物は,言い訳や,負け惜しみを堪えてやるべきことをやるんだよ
今,今,スピーカーの前にあるお前の2枚が,今,西暦何年なのか
どこの国か街かは想像もつかねぇ
皿は旅をする,時を軽く越える
最後に一本の針を隔てた公平な平等な尊敬に値するタフな魂を持つ お前に
特別に全く新しい勝ち方を教えてやる 俺達は平岸、札幌、北海道から来たんだ
738優しい名無しさん:04/08/04 18:47 ID:Dj8jP2Z9
ひどく脆いウソのヨロイ身にまとったまるで空想のような占いは当たらない
快楽のからくり両足が疲れきってるオマエなどに勝つ術はない
ライムブック記された禁断のスクープ、歴史って奴はくりかえしやってくる
空腹に負ける人ゴミ呼びおこす、平成10から昭和19へのループ
下手なハイプ、タイプライターはじき出してる間 灰にかえた
ゴシップから登るのろし
親殺し暴き出す落とし子を止まらず進めとあおる黄色信号
列島、頂点が境のドラマ、LET'S CONTINUE THE SAGA まっさかさまに落ち
後、安住の地 辿り着くも脆くも腐る、過去の罪もろとも
次はオマエの番といううわさを聞いた二枚舌は首を洗って待つことだ
決断をせまるアコースティックギター、いいか北のポェットリーダーは敵に回る
歳月を経て解決をのばし埋没したシェルターに走る亀裂
ゲームオーバーのスタートまで時を待て、メインディッシュ待つオマエらの子に、孫に
ふるえる手が毒を盛る、止まるオルゴール、HARD RAIN'S GONNA FALL
739優しい名無しさん:04/08/04 18:48 ID:Dj8jP2Z9
残念だがオマエの部屋の中もまずい ブラウン管から一本のマスイの針
コントロールのつもりだが後の祭り、ふくざつに忍びよる敵、音もたてずに
収集困難極める様々な矛盾 猛スピードで吸収するスモッグが
空中とり囲む、一極集中の島、徐々に輪をせばめるクメールルージュの術中に
優柔不断、命とり、ひとり苦渋の決断下す最後の手段
核心のみつく3ポイントシューター、コトバの銃弾うちぬく赤いジュータン
創世記、第11章にのっとり未来世紀ブラジルに記された通り
金メッキぬりたくったバベルの塔に滅びのメロディが響き渡る
まきちらすウィルス免えきはなくむしばむビールス止める手だてもなく
コールタールの熱さにうずくまる、逆時計回りの力をうずをまく
寒気にも似た回りはじめたフィルム、タイトルは死刑台へのエレベーター
数メーターから先βからα、ガムラン、シタールを経て波がここにいたる
いざなうねむり、オレは一睡もせずに、高熱にうなされるオマエを見殺す
43度見下ろす腐蝕の図、ブラックジョークにも似た教訓をひとつ
やがてかわききったノドは枯れるやいなやハレルヤは終わる
無惨にも後継者の誕生とはならず、流産伝えるアナウンサー
740優しい名無しさん:04/08/04 20:10 ID:Dj8jP2Z9
この曲は偉大なる昔つるんでたクルーそしてアルズバーのハスラー、SAPPORO OLD SCHOOLER
シッティングブルや全ての荒ぶる男その横でいつもクールふかしてた女達へおくる
ライムからピンとくるのはコトバではなく1本のコロナだった頃、2杯目は
ジンロック、金・土舞台はすすきの、いつもさがしてた先週の続きを
記憶のこる下がりきった気温、凍てついた空気を忍ばせ
くぐるエントランス、エンドレスに夜が明ける気の合う
いつもの顔ぶれと手と手を合わす
ショットグラスくだけちったカウンター 喉にからむガラムふりかえりながら
すでに中は、はるかかなたまで人ゴミでうまる、わかるなそんな大勢の中から
声をかけたわけはシンプル、肩と肩がたった今ぶつかったからだ
言い終わる間に顔と身体のライン確認、背中ふさぐピンボールマシン
安心しなよ今何時などかは、オレの暗示は間違い無く明日には解ける
上の踊り場でめいっぱい踊ればいい、すぐ戻ってくればいい、ほっとけばいい
足はほどけない、ここには夜をさえぎる、約束や束縛時計はない、なかった
カーティス・アース・アイズレニクラヴィッツ
グラディスナイト ウォースライオハイオ
白ワインにカシス、奴にホワイトラインソーダを
スポットライトてらせかくすものは何もない
確実に歴史は夜に作られた、語りつくせぬドラマのほとんども救われた心
足をすくわれたことも今も割れまくったスピーカーの音とともに
あの男に誰よりも右手に、ロンリコが似合うはずの奴に街で合う
様子のちがいが支配する、すれちがいがたわいもない会話しかさせない
生活で性格が変わっちまうことはよくある、それよりも今のオマエの計画は
順調か、ならば完成を急げ、そのままそれぞれが選ぶ道の完全を競え
後ろ姿、生き方を語ったことがあったな、オマエとは何度となく
もちろんなんとなくオレも思い出すことがある、だがしがみついたままじゃ愚かだ
目や耳や口や手は何のためにある 過去ではなく今を生きるためだろう
FAMILY AFFAIRをかけな あの夜だけがかわらぬ
真実のひとつだと思っていたければ

741優しい名無しさん:04/08/04 20:11 ID:Dj8jP2Z9

雨にも負けず、さがし続ける、今のオレなりの解釈の結論を信じうぬぼれず
ハイスケールに続く家系図の先へはアタッシュケースつめこんだ経験が不可欠
いつからか季節は秋からはじまり、ひっそりかくまい冬、春、夏つなぐカルマ
トラウマ襲いかかり沸騰したマグマ、ふっとしたスキ吐き出す、エクトプラズマ
サイレンサーとりはずし連鎖するゆるぎない法則をくる日も剣刷り込み
北の金のなる木の下、茎を太く、葉をひろげる、雪、暑さ、雨にも負けず

3rd アイ見ひらき、鉄壁の知識のすきまの小窓からカウンターをねらう
これはボールペンとガンジャのエキスパートがつくる全くニュータイプのアート,
ヒットチャートは ただあわてふためきそしてただ溜息免疫のない己を恨むしかない
いつだってヘビー級タイトルを買いとるようなB級など捨てて1級品を聞くんだ
挫折恐れずに育て上げる色褪せずに101年堪え客待ちつづけた
あかずの間、必ず俺達がこじ開ける合言葉は雨にも負けず

予期せぬBIG BANの衝撃、興奮さめやらぬ幾晩を経てやがて核心は内に
全て肉体は死に、逆に精神は不老不死に、共に深い闇の淵に
駆け抜ける 僅かなるつかの間にこそ忠実な子孫を残すその名をライム
摩訶不思議な、不死身なる、クリミナル、君子すらも近寄らぬ危うき魂の分身
力強く繰り返す時を忘れず、オマエの痛みだって知らぬ間にすべて忘れさせる
考えることに砕けとりつかれ、疲れ切った頭脳立ち上げ何度も
ランク保ち上げる果たす完結、常に雨にも負けず
742優しい名無しさん:04/08/04 20:32 ID:Dj8jP2Z9
また電話が鳴りっぱなし、と思ったら目覚まし
テーブルには置き書きと朝ご飯のお菓子
外はもう明るいけど中はまだ暗い
鍵をドアにかけてから首にかけて家を出るけど
行きたいのは通学路と正反対の方向
学校が終わっても過保護と正反対の放課後
始業式の10日後、もう宿題がたまってる
でも毎日先週買ったゲームにはまってる
昨日武器屋でようやく買えた最強の剣
装備すれば敵の鎧もただの古着のようにずたずたマジで八つ裂き状態
リアルタイムバトルでもろやりたい放題
あー、また1時過ぎてる、風呂ももういいや
電源切るのもやだけど、少し目も疲れた
メモとって続きはまた明日帰ってから
寝て起きんのがめんどくさいよ、この世界では

743優しい名無しさん:04/08/04 20:33 ID:Dj8jP2Z9
ただいま、今日も先生に呼び出されてくどくど言われたよ
「おまえどうしたの、新学期早々集中力ないぞ」だって
そんなの授業中眠いの当たり前じゃんか
昨日の晩なんか寝たの2時前だって
あー、でも超ウケる事もあったんだ、ちょっと聞いてよ
クラスでムカつく奴いるって前言ったじゃん、ほら
ぞうきんの絞り方とか注意するアイツ、リーダー気取り
だから体育の後さ、クラスに一番乗りして
アイツの緑の名札をこっそり盗んだんだ
あれがなくてアイツ帰りの会までびくびくしてて
最後に先生に注意されてたんだ、ざまーみろ
そんなことどうでもいいけど明日の支度
したくないけど今晩のうちにカバンに詰めとく
忘れものすると先生が冷たいから
またそれでクラス中止されたら後ろめたいから
教科書はぶ厚い国・理・社
くしゃくしゃになった大事なプリントもいれとかなきゃ
それから最後に
アイツがまたうざい事言ってきたときのためにみせる
バタフライ

744優しい名無しさん:04/08/04 20:33 ID:Dj8jP2Z9

「先生さようなら」
やっと帰りの時間だ
今日ゲームクリアすれば明日学校で自慢だ
え?、なんかまた先生が呼んでる
すごい鬼みたいな形相、なんかちょっとまずそう
え?、名札なんか知りません 嘘じゃありません、ぼくじゃないです
チクショー、あいつがチクったんだ、今横でこっち見てる
あとで捕まえたらマジでほんとに思い知らせてやる
え?、カバン?、ロッカーの中です
何も入っていません、本当です
ああ、あれが入っていることが見つかったら怒られる
どころか なにをされるかわからないよどうしよう?!
あ!、アイツが勝手に取りに行った、ふざけんな
おい、なにやってんだよおまえ、放せったら
先生までこっちにきて頭がこんがらがってきた
おい、だからおまえの名札なんてどぶに捨てたって
じゃなくて、だから、だからそこは何も入っていないから
ああ!、それは返せ!
これ?これはカッターです
あぁ怒鳴らないでください、痛い やめてください
知りません、痛い、放してください
放せ!、みんなが見てる、あいつが笑ってる
頭が真っ白になってる こっから逃げないきゃだよ
ああ先生は敵だ!

先生さようなら
745優しい名無しさん:04/08/04 20:57 ID:Dj8jP2Z9
気が付くと私はある玄関の前に立っていったのだ
門前の表札のクサリ型文字で彫ってある
唐獅子のノッカーを二度叩くと「ようこそ」
と笑っただからあれ程一人になりたくないと言ったのに
真鍮の取っ手に慎重に手をかけて
反時計周りに60度程ひねってみるとなんと
重いドアを音をたててゆっくりと
向こう側に老いた身を引いた
失礼だと知りつつも靴は仕切りを跨ぎ
一歩踏み入れると深紅色の絨毯の
草原に吸い込まれて消えてしまった
その時 乳香と没薬の甘い香りを
胸一杯に嗅いだ 目が閉じた私は裸足のまま
顔を上げると長くて狭い廊下が
続いていた幅は手を広げるとついてしまう位であった
先に進むと食卓に銀の食器と燭台が
両側には椅子が六ツ先端に
一つ人が居るのだろうか?
蝋化は奥が更に狭くやっとの思いで
テーブルの脇をすり抜けた
つき当たりには布が垂れ紫の唐草が立体的に踊っていた
私はその下を潜った視界に入ったのは
広々とした応接間であった
眩しい程の数の蝋燭が高く灯され
両側の石造りの壁際には大理石の椅子
746優しい名無しさん:04/08/04 20:58 ID:Dj8jP2Z9
そして 絵画と彫刻が静かに見下ろす
絵は真黒な髭の肖像画と
枕の浮世絵 そして 首の無い蛇の
レリーフとファラオのパピルス
不自然な組み合わせに誰が集めたのだろうと
思っていると背中に冷たい視線を感じた
私は誰かに見られている自分
を見ている自分を見て妙な気分になり
出口を探したこれは現実
なのかと疑ったが何の役にも立たなかった
私は部屋の奥の開かれた扉に向かった
一歩前に出ると足は空を踏み外し
背筋が一瞬驚く 同時に擽られて喜ぶ
そこに階段があると判明し私は幼子のように
一段ずつ壁伝いに降りていった
下に着くと壁に当たり左に曲がった
その次は右に 又右にそして左に
すると薄暗く長い廊下に出会した
そして今度は人の気配を遠くに感じた
私はその方向へ向かって歩き始めた
一歩ずつそして向こうも一歩ずつ近づく
私は何故か歩幅も速度も変える事が出来ずに
それは決められた時の軸を
歩かされるようで 距離が狭まり
向こうから歩いてくる影が見えた
迫り来る極度の不安と好奇心と共に押し殺す
つもりでも息は荒くなって行き
相手はどんどん近くなり私もどんどん歩み寄った
鼻と鼻の先を合わせるようにして止まった
私は熱い息を頬に感じようやく目を開いた
なんと相手の顔は自分の顔だった
747優しい名無しさん:04/08/04 20:58 ID:Dj8jP2Z9
そしてその目はかっと見開き恐怖の涙で
満ち溢れていた 心臓を急に掴まれて氷に漬けられた気持ちで
必死に息をしながら一目散に逃げ出した
足場は消えて水中を走っているようだった
私の心はここで横たわっている体に呼び起こされた
出鱈目な落書きの嵐に大音量の雑音
次の瞬間には真白な空間に
完璧な静寂 これが幾度となくそして徐々に小刻みに繰り返され
私の精神は完全に破壊される寸前だった
私は何も見えずに光を求めて弄った
そして自分が踊り狂う姿を見て笑った
これが夢であればいつ目が冷めるのだろうか
そして夢でなければ いつ眠りに就くのだろうか?
気が付くと私はある玄関の前に立っていったのだ
門前の表札のクサリ型文字で彫ってある
唐獅子のノッカーを二度叩くと「ようこそ」
と笑っただからあれ程一人になりたくないと言ったのに......