@@@@「過食嘔吐の保健室」その9&&&&

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621優しい名無しさん
銭湯を出てホッとひと息、元国鉄職員の仙川作治朗さんは思った。
心から愛する緑山スタジアム、俺の退職金で買えるんじゃねえか?
特急通過の仙川を歩く、仙川。
心なしか、仙台の刀鍛冶、八重山の言葉が身に沁みる。
「おい、仙川、飲みいくぞ!おい!そんなの明日やれ、このカマは来年には
鉄くずだろ?」
ホッケーに興味を持ったのも9月だった。
彫りの深い大柄な男と踏んだり蹴ったりだった。
工事業者のわだかまりを通り越して感情の端っこがワサワサ。
サジベータを取り出し、延長キットをセット。
ここからが勝負だ。
川越街道を秩父に向かう。
さらば、さらば、安堵のエリックミッター。
散々な夢に追われた9月。
度量衡計を背中にGSXは切羽詰ることもなく走る。