【軽くて】気分変調症・気分変調性障害5【長い】

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5優しい名無しさん
【病気の説明:追伸】
・「気分(感情)障害」とは違うの?
 気分(感情)障害はかつての躁うつ病やうつ病、一部の神経症圏の抑うつ状態などを総括したものです。
 例えば、うつ病は大うつ病として、躁うつ病は双極性障害として表記されています。
 気分変調症や気分変調症性障害は持続性気分(感情)障害の一つで、慢性的な抑うつ気分を示すものです。

・「抑うつ神経症」とは違うの?
  本病はDSM-U及びICD-9までは抑うつ神経症と呼ばれていたので、多くの共通点があります。
 ただし、抑うつ神経症の病症の範囲を限定して、神経症の定義を放棄したものなので、まったく同じ精神
 疾患ではありません。

・「ノイローゼ・神経症」とは違うの?
  「フロイトは神経症という言葉を無意識の葛藤が不安の材料となり、それに対する適切な防衛反応が症状
 を引き起こす、という意味で用いている。しかし現在では『神経症』の確たる定義は存在しない。あいまい
 さを避けるために神経症障害という言葉は診断名ではなく、症状を示すためにのみ使用されるべきである。
 ……したがって神経症障害は個人に障害をもたらし、その個人にとって耐えられない症状や症候群を示す精
 神疾患である」という理由によって、DSM-U及びICD-9を最後に神経症は診断基準上では消滅しています。
  また、抑うつ神経症や神経症性うつ病の場合、従来無効であるとされていた薬物療法が有効である事が判
 明したために、軽症例は当スレで扱う気分変調症や気分変調性障害に、重症例は大うつ病に分類されました
 。(ただし、全症例が気分障害に分類された訳ではなく、一部の症例は適応障害に分類されています)