リタリンなどを売ります

このエントリーをはてなブックマークに追加
514せとら
優しい歌が歌えない

作詞 Noriyuki Makihara
作曲 Noriyuki Makihara
唄 槇原 敬之


抱えた苦しみは誰のせいと
人をひどく責める的はずれを
何度も何度も繰りかえして
苦しみは前より増えるばかり

同じページを捲りすぎた
本のように日々はすり切れて
自分の中を見る以外に
もう術はなくなってしまってた

そこで僕は確かに見たんだ
総てを人のせいにして
だれでも平気で傷つけるような
もうひとりの自分が
こころの中で暴れながら
僕をぼろぼろにするのを
515せとら:04/05/03 00:18 ID:iFXfRuWU
はじめてのぞいた心の中は
見たこともない暗闇で
僕はとても怖くなって
何度も足がすくんだ

夏に間に合うように木の葉は
日陰を作ろうと大きくなり
木の葉曇る小さな陰を
愚か者にも分けてくれる
516せとら ◆M2TLe2H2No :04/05/03 00:22 ID:iFXfRuWU

責めるつもりなど無いというように
葉音の歌を歌ってくれる
人に生まれたはずの僕は優しい
歌の一つも歌えない

たとえ何か出来なくたっていい
せめてこれから生きるときに
同じような事を繰り返して
誰かをまた傷つけぬよう
こころの中をどんなときも
見つめられる強い自分になりたい

はじめてのぞいた心の中が
あんな闇に包まれていたのは
自分をかばう僕の手が
光を遮っていたからだ

この気持さえ身勝手な
想いと今は解るけど
本当にすまないことをしたと
今すぐ謝りに行きたい

木の葉曇る背中を押すように
突然強い風が吹いて
立ち上がると僕の行く
5月の道が光っていた

優しい歌が僕にも
歌えそうだ