★★★モナーの何でも相談室★★★30

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>>462さん
二回に分けて書きます。
「治療者が無茶難題を言う」のであれば、クライエントが陽性転移を起こしてい
ようがいまいが、それはクライエントに拒否されます。
例えばですが、私は臨床動作法という催眠療法の一種を使っています。
女子中学生にも女子高生にもごく普通に肩や指に触れていて、誰も拒絶する人は
これまでいなかったのですが、拒絶されたらやめるでしょう。
認知行動療法も同じことです。
認知行動療法はクライエントに宿題を多く出すので、悲鳴を上げて治療に取り組まない
人もいます。
健康な退行というのは、現実場面にすぐ戻れるような退行のことを言います。
治療者が退行させっぱなしで、治療室からクライエントを出すということはない
わけです。
というのは原則で、例外も多々あるのですが。
糸巻きの糸に治療者がなれればいいですし、糸で不安だったら、太いナイロンザイルの
リールを持って森に入って行ってもいいわけです。
イメージから安心して、安全に帰還することが治療場面では求められています。