■■自殺未遂体験談■■Part3

何年か前、ＪＲ中央線のある駅で、
飛び込んで線路の上にいた男性を見たとき、
すでにその線路に電車が到着寸前だった。

グロ画像や動画などに比べて、はるかに怖ろしい光景で
その瞬間、目を背けてしまった。

しばらく駅構内で異様な静けさのあと、
飛び降りた男性が電車の真下から、
這うようにして生きたまま出てきたことが、
男性が担架で運ばれる様子を見てわかった。

その男性は無傷だったらしい。
翌日、ある新聞に「ギリギリセーフ」と書かれていた。

かくいう俺は、先日、自殺未遂（警察には内緒、主治医には報告）を起こして、
25%のアルコール度の焼酎をガブ飲みして、完全に数時間意識を飛ばした（途中失禁もしたようだ）。
気がつくと、家族が俺をとりあえず布団がある場所まで運ばれていたが、
手に傷がついてしまうほど、暴れていた（椅子をひっくり返すとか）らしい。
が、記憶にない。
（焼酎の他、ウォッカと日本酒も同時購入したが、焼酎を全部飲み終わる
前に、意識を喪失してしまった。）

そして、３日ほどの記憶も曖昧にさせた。
椅子をひっくり返すほど物にあたっていたらしく
「責任能力のない状態」とはこういう状態なのか、
初めての体験だった。

念のため、くれぐれも他の人、愚かな俺の真似は、しないように。