◆セックス依存症を治したい人語り合おう◆

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220説明
◆自他への深刻な被害◆
セックス依存がただ単純に 「セックスが好きで好きでたまらない」「プレイボーイ」 「女好き、男好き」「淫乱」とは違う。
セックス依存の本人も、周囲の者も、見知らぬ他者にも深刻な被害をもたらすものなのである。それは、
・性病・金銭的なもの(風俗に行く為、女性をひきつけるため、付き合い続けるために借金を重ねるなど)
・社会的地位の喪失・逮捕(不倫、性犯罪など)
・家族との不和(異性関係をめぐっての配偶者との葛藤など)
・家族への虐待(特にアメリカではSEX依存症者が自分の子供を性の対象にする場合が問題になっている)
・セックスをしていないときの空虚感・不安感・焦燥感・罪悪感

・・・挙げていけばきりがない。
221説明:03/10/20 16:00 ID:gZ6aK58d
◆苦しみを癒すSEX◆
何らかのストレスや落ち込み、心理的な問題など、心が苦しんでいる状態で、それが「セックスによって救われる」という経験をする。
すると、その時の快感を求めて、セックスが繰り返されるようになる。

◆正当化することで深みにはまる◆
現実や事実を自分に都合いいようにねじ曲げ、セックス依存を続けることを正当化してしまう「認知システムの歪み」がある。
本当は自分でも「このままではいけない。やめなければ、何とかしなければ。」ということはわかっている。わかっているからこそ、自分を正当化せずにはいられないのだ。
そうすればそうするほど、セックス依存という深みへどんどん自らを引き込んでしまうのである。

◆回復への道は開けている◆
・自分がセックス依存であると認識することが大事である。
・助けを求める事である。
・セックス依存症者のための自助グループへの参加。
・認識的再構成化
・行動制限
・危険な状況の認識と回避
222説明:03/10/20 16:01 ID:gZ6aK58d
<行動制限>
セックス依存に陥っている人に、「今日から一ヶ月間、絶対に誰ともセックスをしてはいけません」と急な禁止令を出しても無理な話しである。
それができるなら、初めから依存などには陥らない。ゼロから一の極端なやり方では無理があり、失敗の危険性、反動の危険性はあまりにも大きい。
だから、できることから少しずつやっていくことが必要となる。
これぐらいならできるという範囲を自分で決めておき、ルールとしてそれを守っていくのである。自分ひとりだとどうしてもルールを破ってしまうので、
本当はいっしょになってルールを作ってくれる人、ルールを破りそうになった時支えてくれる人など、サポートしてくれる人物が他にいるとなおさらよい。

<危険な状況の認識と回避>
セックス依存症者は、セックスを求めるがゆえにハイリスクな状況に引き寄せられがちだ。
例えば、不特定多数との乱交パーティー、非合法的な風俗・ポルノ商品に手を出す・性犯罪を犯しかねない状況・見知らぬ者にいきなりついていってしまうなどである。
こうしたものには性病、暴力・犯罪、身の危険などが常にまとわりついている。
223説明:03/10/20 16:03 ID:gZ6aK58d
◆パートナーへの告白◆
◇回復への道は開けてる◇で書いた事柄は「簡単なポイント」であって、セックス依存からの回復のためには
多大な時間、努力、周囲や専門家からの支持が必要であることを強調したい。

「そんなに長くかかるなら・・・」と絶望や諦めの気持ちになってしまう人がいるかもしれない。だが、朗報もある。
セックス依存者がパートナーに「自分はセックス依存症である」と打ち明けたところ、パートナーの半分以上から
「それならば別れる」とある種の脅しを受けたという。
だが、実際に別れることになったのは、4分の1のカップルだけだったのである。

依存症者の96%が打ち明けてよかったと考えているし、パートナーの93%が打ち明けられてよかったと感じていた。

セックス依存症者の半分は、回復の過程で1度もしくはそれ以上、症状が逆戻りしていたり、努力から逃げていた経験があるという。
すなわち、セックスのことで自分が困った状態にあると認めること、助けを求めること、粘り強く努力を続けることにより、
時間はかかるかもしれないが、セックス依存からの回復は確実に可能なのである。
224説明:03/10/20 16:05 ID:gZ6aK58d
◆回復への10のステップ◆
1.心の悲鳴に気づきなさい。(認めること)
2.他からの助けが必要。(助けを求めること)
3.悪い行動パターンを自覚する。(いつものパターンに気づくこと)
4.抑圧された欲求を知る。(引力に気づくこと)
5.自分を愛せなければ他者は愛せない。(自分を愛すること)
6.トラウマの影響を知る。(過去に向き合うこと)
7.過去の心のほころびを作り直す。(過去を癒すこと)
8.執着をやめる。(手をはなすこと)
9.後戻りする誘惑に負けない。(リバウンドに負けないこと)
10.自分の力を信じる。(勇気を持って第一歩を踏み出すこと)

セックス依存を甘く見てはいけない。
逮捕・身体的病気・金銭的損失・社会的追放などの実害がある。同時に、社会・文化的要因によって
自分がセックス依存であること、回復に向けて努力が必要であることが見えなくなりやすいからである。