中学生の頃、同級生だったらしい男子数名に
地元の駅で中傷されました。
「ぶっ殺してえ」
去年の冬のことでした。
それから私は104でその男子の電話番号を調べました。
卒業文集などの連絡網類は一切廃棄していたので。
今年のバレンタイン、その男子の家に電話をしました。
誰が電話口に出たかは覚えていません。
ただ、○○君に渡したい物があるから、
御自宅までの道のりを教えて頂きたい、と
成る丈、物腰低く丁寧に言葉にしました。
当然ですが偽名も使いました。
すると、自宅近くのスーパーまで奴自身が
来るということになったんです。
私は鞄に入った父のサバイバルナイフ三本を
奴にプレゼントするつもりでした。
今でも外出の際は必ずナイフを持ち歩きます。
人口十五万人の地方都市です。
あと一年半のあいだ、奴と遭遇する可能性。
それに私は賭けています。