>>41 「睡眠導入剤」は、ほぼ「超短時間型睡眠薬」と同義です。
寝付きをよくするのが主目的の薬です。対をなすのは「熟眠剤」で(この言葉は
バルビツール酸系全盛期によく使われた言葉で、最近の医学書ではあまり見かけ
ませんがw)、熟眠障害や中途覚醒、早朝覚醒に対して使用されます。
ロルメタゼパム(ロラメット=エバミール)は短時間型で、導入剤と熟眠剤の
間に位置する様な薬ですね。効果発現は比較的速いので、ロルメタゼパムだけでも
入眠障害に有効な人も多いですが、もっと強力な睡眠導入作用を要する場合は、
導入剤を併用します。
超短時間型では、トリアゾラム(ハルシオン等)、ゾピクロン(アモバン等)、
ゾルピデム(マイスリー)の3剤が現在では主に使われています。抱水クロラール、
トリクロホスも超短時間型に分類されることがあります。なかなかよく効いたと
いう噂の超短時間型にチクロパンがありますが、残念ながら販売中止。