●●(複雑性)心的外傷後ストレス障害−(C)PTSD-3

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208【複雑性心的外傷後ストレス障害カテゴリー@】
サイトを検索しましたが載ってないので手書きです。今日一度にかけるか
わからないのでこのレスがまとまって記載されるかは気にせずどうぞカキコしてください。

【障害には7のbまであります】
1.情動・衝動の調節に関する障害
 a情動の統制障害【抑鬱感・躁状態など】
 b怒りの調整障害
 c自己破壊性【自傷行為・嗜癖など】
 d自殺願望
 e性的関わりへの調整障害【過度で自己破壊的な性行動・性倒錯など】
 f危険な状況へ自ら飛び込む衝動【トラウマへの嗜癖】

2注意・意識に関する障害
 a健忘
 b離人症
 c一過性の解離のエピソード

3身体化
 a消化器系【潰瘍性大腸炎など】
 b慢性痛【頭痛など】
 c心肺系【喘息など】
 d転換症候【歩行障害・失声など】
 e性的症候【性的不能・性欲動昂進など】


つづきます
209【複雑性心的外傷後ストレス障害カテゴリーA】:03/02/23 16:18 ID:ty1lRtTI
4自己認識に関する障害
 a無力感【自分には自らを守る力さえないと思う】
 b癒すことの不可能な自己損傷の感覚
 c罪悪感と罪責感【自分の過ちの為にトラウマが起きたと思う】
 d差恥感【本当の自分は人前に晒すことが恥ずかしいような存在だと思う】
 e誰も自分を信じないと思う
 f自己卑下【自分など生きるに値しない人間だと思う】
 
5トラウマの加害者についての認識に関する障害
 a加害者の歪んだ信念の採り入れ【パワーで人を支配するという考え方など】
 b加害者を傷つける願望にとらわれる
 c加害者を理想化する
 
6他者との関係における障害
 a他人を信頼することの不能
 b他人を犠牲者〈被害者)にする
 c自分が再び犠牲者〈被害者)になる【トラウマへの嗜癖】

7意味システム〈世界観)における障害
 a自暴自棄・絶望感
 b以前の自分を支えていた信念体系の喪失 
210【複雑性心的外傷後ストレス障害カテゴリー@Aについて】:03/02/23 16:20 ID:ty1lRtTI
@補足@
B・ファン・デル・コルクらが現在のPTSDの診断基準を拡大して児童虐待が
生み出すさまざまな症状を「複合型PTSD」という名称のものにまとめたもの。
【】は斉藤学精神科医による注。上記のような一見かけ離れた症状が同一人物に
生じている場合で、成長の早期に対人関係上のトラウマを受けた人に見られるもの。
ACと思われる患者には精神科医はこれらの障害に敏感である必要がある。

アダルトチルドレン(AC)の病理性の深い部分 ー 
妄想・抑鬱・解離性障害・家庭内暴力・嗜癖などは
精神医学にはいまのところアダルトチルドレンという視点が体系づけられて
いないためPTSDという考え方に含まれる。

@出典@
「家族の闇をさぐる」齋藤学 小学館 1600円
アダルトチルドレンと家族」齋藤学 学陽書房 1553円〈税別)