リストカッターうめ95歳

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37優しい名無しさん
続き

母リスカは、夫からの度重なる暴力により、鬱病になってしまった。
鬱になった母リスカに、うめの世話は非常に困難なことであり、
ついにはうめの呼びかけにも、母リスカは答えられなくなっていった。
そんな中で、うめは、次第に自分の存在というものに疑問を持ち始めた。
・・・ある日、うめは、台所で手首を切っている母リスカを目撃する。
子供だったうめは、軽い気持ちで、母の目を盗み、自分も手首を切ってみた。
流れる温かい血と、激しく打つ脈に、うめは、
自分が生きているという実感を得ることができた。
傷は後に母に見つかることとなり、それまでうめに無関心に見えた母が、
顔色を変えて急にうめを心配し始めた。
うめはとても嬉しかった。何故なら、手首を切るという行為によって、
「生きている実感」と「母の愛情」の二つを手にしたように思えたからだ・・・。

ここから、うめの長きに渡るリストカッター人生が始まったのであった。

>>36さん、こんなもんでいいでしか?