眠剤とグレープフルーツジュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
177ごぶさた14です
ごぶさたでございます。皆様。
酵素誘導ですか・・・・・同業者かいな(^^;)
簡単に言うと、
「何度も何度も、同じ薬を長時間繰り返して服用すると、
体がその薬に対して防御反応を示し、その薬の作用を無効化しようとして
肝臓などの臓器で解毒・無効化を担当する酵素の量が増えていく現象」
を酵素誘導といいます。
当然、服用する薬の量が多ければ、作用も加速します。
酵素の量が増えれば解毒化されてしまう薬の量も増えるわけで、
結果的に血液中の薬物の濃度が減少し、薬としての効き目も減少します。
ここで問題となるのは、この酵素誘導によって、
「通常であれば十分効き目のある服用量なのに、効き目がどうも弱い」という事が起こる事です。
つまり、効き目を以前の状態に戻すためには服用する薬の量を増やさねばならなくなるのです。
それで更に
「酵素誘導が起こり、またもや薬の効き目が弱くなってしまう」
だから、
「更に服用する薬の量を増やす」
・・・・・・こういう事の繰り返しになると、どうなるかはもうお分かりでしょう。
グレフルジュースとの併用も「過服用」と同じですからね。
ちなみにこの症状は、その薬の服用を2〜3週間控えないと収まりません。
酵素においては、
「増量する生体内作用はそれなりに早いが、余分な量を処理する生体内作用は比較的遅い」のです。
皆さん、薬は正しく服用しましょうね。

ちなみに173の「14」は私じゃありませんので(苦笑)