★ソラナックス&コンスタン★ vol.3

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2お引っ越し屋さん
【薬効など】

ソラナックス=コンスタン。

武田薬品と米アップジョン社により開発。
心身症における身体症候・不安・緊張・抑うつ・睡眠障害に対して特に有効。

服用後の最高血中は2時間後で、血中半減期は6〜20時間の短〜中時間型。
薬理作用としては抗不安作用は中程度だが、鎮静催眠作用はジアゼパムの4〜7倍。
筋弛緩作用は1.5〜3倍。
抗けいれん作用1.5〜3倍と強い。

また、エチゾラムと同様、他のベンゾジアゼピンに比べ、抗うつ作用を若干持っている。
反復する予期せぬ不安発作である恐慌性障害(パニックディスオーダー)に対する有効性は確立されている。

全般性不安障害に対しては、依存を生じる危険性が高く、
服薬間に起きる反跳症状(不安)の危険もあるため、第一選択肢にはならない。
依存を生じやすい傾向があり、離脱症状が強く、そのため中止するのが困難なことがあることや、
血中半減時間が短いため、服用間に反跳性不安がときおり起こり、
そのため服用回数が増えるといった問題点もある。

有効率は、心身症及び自律神経失調症に伴う不安・緊張・睡眠障害には80%以上、抑うつには77%と高い。
副作用は眠気が10%、めまい・ふらつき・脱力・倦怠感は約6%の割合で出現している。
これは他のベンゾジアゼピン系より頻度が高い。