――なぜ河野談話の見直しと、尖閣問題への対応が日米問題に害をもたらしうるのでしょうか。(〜中略)
また、河野談話の見直しについての議論も、極めて深刻な問題を引き起こす可能性がある。
日米韓の三カ国間の関係が悪化すると、北東アジアにおける米国の戦略的立場が大きく弱体化する。
なぜなら、そうなれば北朝鮮に対する圧力が弱まることになり、
また中国にとっては、近隣諸国を互いに反目させて分断するという、
これまでも使ってきた外交政策上の戦略が、今まで以上に遂行しやすくなるからだ。
日本と韓国の関係悪化は、米国の戦略的政策にとって手痛い敗北となる。(〜中略)
竹島に上陸し、天皇を侮辱した李明博大統領こそ、大いに非難されるべきだ。
しかし韓国ではもうすぐ新しい大統領が誕生する。
これは日韓関係を再起動させるためのよい機会だ。
それなのに、もし韓国の新政権が発足して最初の数カ月に、日本が河野談話を見直したいという意図を表明することになれば、
米国政府は
「日本は米国の国家安全保障および日本自身の国家安全保障を弱体化させる方向に進んでいる」というように見るのではないか。
(〜中略)日本と韓国は本来同じ側に立つべきだ。(ry
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