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創世記 第七章 ノアの大洪水クライマックス:
人類の愚かさに愛想をつかした宇宙の神が大洪水で人類を滅ぼそうと決意。
ノアを選んでこう警告した。
おまえだけは、私の心にかなった。
だから、おまえだけは助けよう。
急いで箱舟をつくって入れ。
おまえの一族も入れ。
鳥や獣も7種類、箱舟に積みこめ。
…それから7日ののち、私はかつてない大雨を降らせて、
おまえたち以外の人類をすべて地球のおもてから拭い去るのだ。
恐ろしい警告ですが、これを聞いたノア一族は、神の指示どおりの
頑丈な箱舟をつくり、七種類の動物を一つがいずつ(つまり14匹)乗せ、
自分たちも乗りこみました。
すると2月17日、大雨が降りはじめ、
やがて大洪水と天変地異が起こって人類は絶滅。
しかし、箱舟だけは水の上に浮かび、
7月17日、アララトという山の頂に流れ着きました。
(この山はトルコに現存しており、
その険しい山頂に古代の箱舟らしいものの残骸がある、
と報告したパイロットがいままで十数人もいる)。
そして流れついた7日後、大雨はやみ、
翌年の2月27日、大地はすっかり乾きました。
ノア一族はそれを見定めて外に出、
新しい世界をつくって幸せに栄えたのでした。
これに暗示される何かの大異変が太古にあり、その記憶がこうした伝説に残ったのでしょう。