659 :
名無しさん@占い修業中:
方位についてもう少し書いておきましょう。
時々、「北東に進路を取ってまっすぐ行くとアメリカに着くから、
アメリカは北東」ということをいう人がいて、それを聞いて納得
する人がいることにも驚きます。
アメリカに着くのは当然で、「北東に進路を取れば」の「北東」や「まっすぐ」
自体の定義が最初から違っているわけです。
もっと簡単に気学の方位の定義を説明しますと、ある地点から
北極星に向かって歩き続ける。北極点が終点で、この線が真北を指す線となり、
経線と一致します。同じように、その地点から(秋分・春分の日に)太陽が
昇る方向に向かって歩き続ける。これが真東を指す線となり、緯線と一致します。
北極星と、太陽が昇る方向のちょうど真ん中に向かって常に歩き続けると、
これが北東になります。この線はメルカトル図法上では斜め45度の直線に
なりますが、実際の地球の球面においては螺旋を描く曲線となり、北極点に
収束します。(もちろんそうなる以前に東北の方位としての範囲は終了します)
これが、丸いものを気学の概念に基づいて方位区分するときの正しいやり方です。
それ以外の図法で描かれた地図に、単純に30度、60度の線を引いて
区分することは間違っています。
これが気学における方位というものの定義であって、大圏コースで考える方位と
違うから間違い、というのは、とても的はずれなことだということを
知って下さい。
660 :
名無しさん@占い修業中:03/11/20 11:47 ID:LIvCsKHk
参考に、平木場泰義の河図の解説を写しておきます。
『すなわち、「河図」は、地球が太陽から分離して一個体の遊星となる順序を、
数によって表示したもので、地球は北極を中心として固まり始めたことから、
北に「一」を起こし、これを南極に貫いて南に「二」を置き、
自転・公転を開始したのは東からですから、東に「三」を置き、ついで西に
「四」を配し、中央に「五」を据えて、ここに一応の完了をみたわけであります。
ゆえに「一」から「五」までを基数中の「基数」とし、この五数の中には
陽数が三個(一,三,五)、陰数が二個(二,四)あります。
これすなわち「易」が最も重要視する「参天・両地」の大法則であります。
ところで、「六」以上を老数と呼びますが、「一」の北方に「六」を、
「二」の南方に「七」を、「三」の東方に「八」を、「四」の西方に
「九」を配し、「五」のいる中央に「十」を集中して、ここに「修理固成」が
完成できたのであります』
このようなものが気学の世界観であって、こういう世界観に基づき
全ての法則が運用されていますから、飛行機が飛ぶ時代になっても、
飛行機が使っている方位概念では気学を運用することはできないのです。