マジレス
>>584 588 591
占星術と子平の関係
日本では、宋代の「淵海子平」を最高原典とする四柱推命がいくつもありますが、
それらの流派では吉凶神殺を用いる特徴があります。
しかし吉凶神殺星は本来、七政四徐で使うものであり「淵海子平」にある吉凶神殺星の記述は、
中国式の占星術の技法が、子平に流入し合体した、いわば成立過程のものが書かれているというのが実際のようです。
十二星座 十二支支配星支配星の五行
みずがめ座 子 土星 土
山羊座 丑 土星 土
いて座 寅 木星 木
さそり座 卯 火星 火
てんびん座 辰 金星 金
おとめ座 巳 水星 水
しし座 午 太陽 太陽
かに座 未 太陰 太陰
ふたご座 申 水星 水
おうし座 酉 金星 金
おひつじ座 戌 火星 火
うお座 亥 木星 木
明代の萬英民による「三命通会」は子平や算命学の原典として有名ですが、
そこには古典的な十二支六合の法則がのっており、「子丑は土に合し、寅亥は木に合し、卯戌は火に合し、
辰酉は金に合し、巳申は水に合し、午未は太陽・太陰になる」と書いてあります。
天王星が発見される前までの西洋占星術での星座の支配星と、十二支の六合は見事に一致します(表を参照のこと)。
「三命通会」を編纂した萬英民は「星学大成」という当時の占星術の著作を残しているから、
そのころ占星術と子平がお互いに影響しあっていたことは十分に考えられます。