Monoプロジェクトは20日 (米国時間)、Microsoft .NET互換の開発フレームワーク /
ランタイム環境「Mono 2.0」のMacintosh用バイナリパッケージを公開した。
動作環境はMac OS X 10.4 / 10.5以降、フォントの描画など一部機能のため
X Window System (X11) が必要。
今回公開されたMac版Mono 2.0インストーラには、最新のGTKスタックを収録。
Imendio社が中心となり移植作業が進行中のGUIフレームワーク「GTK+ on OSX」の
成果を取り入れ、X11に依存しない描画が可能となった。
ただし、Gtk#ベースの統合開発環境「MonoDevelop」は開発の遅延により
見送られ、SDKとランタイムのみが収録されている。GTK+ on OSXについても、
最新版のv2.15ではなく安定版のv2.14.3が選択された。
Macintosh版のMono 2.0には、C#言語を利用したCocoaアプリケーションの開発が
可能になる「Cocoa#」と、GTK+の機能をC#から利用できる「Gtk#」が含まれている。
Macintosh版Mono 2.0の公開により、MS.NETベースのWindows用ソフトやMono /
GTk#ベースで開発されたLinux用ソフトが、わずかな変更を加える程度でMac OS X
でも動作可能になることが期待されている。
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/10/22/012/ http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/news/1224837145/