松田博資厩舎スレ14

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434小田切総統 ◆V02lzJrpCM
(大スポ・吉田記者のコラム)
先日、松田博厩舎に入厩したタガノエリザベート(牝、父スペシャルウィーク)。
同馬が北海道で昼夜放牧に出されていた、0歳から1歳にかけてのこと。
放牧地に出されていた若駒たちを突如激しい雷雨が襲った。
彼らは必死に逃げたが、パニックになってうまく厩舎に戻ることができない。
そうしているうちにエリザベートともう1頭の仔馬がラチに激突。
1頭は命を落としてしまったが、このエリザベートは血だらけになりながらも生き延び、ここまでたどり着いたという。
「生命力がある? まあ、そういうことだろうな。走る馬というのは、そういうところがあるもの」と松田博調教師。
種牡馬入り直後に腹痛から命の危険にさらされたアドマイヤドン、
X大腸炎を患い生死をさまよったキャプテンベガを見てきただけに、その言葉には重みがある。
宇治田原優駿ステーブルで跨ったことがある橋本も
「瞬発力も凄いけど、気品がある。走る馬はそういうものを持っているからね」と大物感を口にした。
「キャンターでもスイスイ走るし、仕上がりは早そう。夏のうちにデビューできるかも」
というから、タガノエリザベートの名を覚えておいてほしい。