>>544 フジテレビの「草なぎ剛の女子アナ2009〜女性芸能人とプライドを賭けて戦いますSP〜」。題名通りの内容だった。
出演者数は賑やかだった。タレント側は、友近、ハリセンボン、エド・はるみ、上原さくら、
夏川純など。はるな愛もいた。アナウンサー側は、高島彩、中野美奈子アナたち。
ご意見番におすぎとピーコ。千原ジュニアらアシスト役もいた。
料理などのカリスマたちの質問に答える女子力チェックや、肌年齢などを測定するビューティー
ランキングなどがあった。女同士の戦い、という軽い見せ方。座ってしゃべってばかりで
動きがない、頭でっかちな番組だった。もっとも、タレント側が女子アナ側に反感をもっている、
というのは演技を超えた「におい」として感じることができた気はした。
それにしても、今の若い女子アナたちは出たがりモードが全開で驚いた。ある意味うらやましい。
1980年代、「オレたちひょうきん族」のプロデューサーをやっていたときは、歴代「ひょうきんアナ」たちが
撮影が終わる度に悔し涙を流すのを慰めるのが仕事だった。山村美智子(今は山村美智)、寺田理恵子、長野智子。
台本はあって無きが如しだし、お笑いのプロたちからいじられまくり、自分たちがうまく対応できない、無能だ、と
控え室で泣くんだ。こちらは「がんばれ」「無心でぶつかれ」とか言いながら、もっぱら聞き役だった。
女子アナも随分変わったものだと改めて感じさせられた。
広告の落ち込みなどで危機的状況のテレビ。今後、テレビ局の自社社員である女子アナの活躍の場は、
「安上がり」という観点からも増えるかもしれない。しかし、決して女子アナはタレントではなく、
会社の社員だということを忘れてはいけない。また、特にバラエティやお笑い番組のときは、
その道でタレントと張り合おうなどと決して思ってはいけない。自分たちの力のなさを感じて欲しい。
タレント・芸人たちは、会社員には分からない世界を生き抜いている人たちだ。
そこをしっかり思い知れと言いたい。
不景気で 女子アナ人気 増すばかり
http://www.j-cast.com/tv/2009/01/31034529.html