「2008年度JRA賞授賞式」が26日夜、東京・グランドプリンスホテル赤坂で関係者500人を集めて行われ、
最優秀3歳牡馬ディープスカイ(栗・昆、牡4)のローテーションを昆調教師が明らかにした。
4月5日のGII産経大阪杯から6月7日のGI安田記念、同28日のGI宝塚記念と進み、
結果次第で世界最高峰のレース、10月4日の仏GI凱旋門賞に挑戦する。
08年度のJRA賞で唯一、満票300票での受賞となった最優秀3歳牡馬のディープスカイ陣営が、
晴れの場で今年のプランを披露した。産経大阪杯(4月5日、阪神、GII、芝2000メートル)で始動し、
安田記念(6月7日、東京、GI、芝1600メートル)から宝塚記念(6月28日、阪神、GI、芝2200メートル)に向かう。
2000メートル、マイルと歩んでから中距離の頂点を極めるローテーションは、タイトルをつかんだ昨年とそっくりだ。
そして、その後には凱旋門賞(10月4日、仏ロンシャン、GI、芝2400メートル)に向かう青写真だ。
「このローテーションは、マイルからダービーに向かった昨年のこともありますから。
本格的な調教は2月に入ってからになりますが、プールなどを利用して、馬はまったく緩んでいません」
昆調教師は不安がない調整過程にある愛馬を誇らしげに語った。そのうえで
「凱旋門賞に向かうのは、春のGIを勝つことが条件。まずは目先の目標をクリアすることが大事です」と話したが、
最終的には「力を示して、(海外に)行きたい」とキッパリ。授賞式の席上で、深見敏男オーナーは
「ウオッカとダイワスカーレットがいない間に国内で活躍したいと思います」と笑いを誘ったが、
その活躍を果たした先には、さらに大きな夢が広がる。(黒田栄一郎)
サンスポ
http://www.sanspo.com/keiba/news/090127/kba0901270045000-n1.htm http://www.sanspo.com/keiba/news/090127/kba0901270045000-n2.htm