【2年連続制裁王】( `◇´)岩田スレ30

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738小田切総統 ◆V02lzJrpCM
(日刊スポーツ)
当然の勝利、それはポリシーを貫いた勝利でもあった。
11日の佐賀記念で単勝1.1倍と圧倒的人気のスマートファルコンが4馬身差圧勝。
ただ、陣営に対してレース前、批判が向けられていたことも小崎調教師は明かした。
佐賀記念は有力馬の多くが22日のフェブラリーS出走で不在。
重賞3勝、G1・2着2回の成績から、ファルコンは勝って当然のムードで「G1に出るべき」という声も上がっていたのだ。
それに対し師は「僕もG1を勝ちたい」と語気を強める。そんな思いをあえて断ち切り、佐賀記念を選んだ。
それをさせたのは開業3年目ながらJRA重賞2勝、地方交流重賞3勝と好成績を残す新鋭トレーナーの二つのポリシーだった。
1つ目はローテーション。今夏には番組賞金は半分にカットされ、それまでに賞金を加算しておかないと思うようなローテが組めないためだ。
除外ラッシュで予定通りにレースが使えず体調を崩し、勝機を逃してしまう馬を、師も助手時代から数多く見てきた。
「それはさせたくない」という思いが佐賀を選択させた。
2つ目は斤量だ。G1を勝ってしまうとその後のG3、G2では59キロを背負わされる。
師は「成長途上中の4歳春の時点で59キロの斤量は厳しい。59キロは体が完成する4歳秋以降から。4歳秋までは、成長を妨げるような無理はさせたくない」
短期的なメリットよりも長い目で判断し、G1を見送ったのだ。
「フェブラリーSに参戦せず、残念に思っているファンも多いと思いますが、秋のG1では、今以上に強いファルコンを見てもらうことで、分かってもらえれば」と話す師。
その思いは今秋、ファンにきっと届くはずだ。

佐賀記念を制したスマートファルコンは13日に放牧に出される。
復帰戦は黒船賞(3月20日、高知ダ1400)か名古屋大賞典(3月25日、名古屋ダ1900)のどちらか。
「どちらかと言えば名古屋と思っているが、高知でも間に合うように調整は行う」と小崎師。