外ラチに向かって追え!白井調教師スレ20

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438小田切総統 ◆V02lzJrpCM
(スポニチ早刷り)
調教開始前6時46分に地震。グラグラと揺れるや大袈裟な記者は隣のH紙記者に「震度は?」と尋ねた。
携帯サイトで気象庁やらにつなげればいいのだが、それができないから他人任せ。
岐阜が震度4、と聞き頭の中で「岐阜県の競輪選手・山田裕二」が結びついたが、これには根拠がある。
馬主でもある山田裕二が初めて栗東トレセンに調教見学で訪れていたのだ。
顔見知りの武豊や安藤勝らにも会いたかったようだが不在。
武豊は前日に北海道で行われた種牡馬展示会に出席したものの雪の影響で千歳からの飛行機が欠航、帰って来れなくなったのだ。
ところがフェラーリピサの白井師は同じ北海道にいながら栗東に戻っている。タネ明かしはこうだ。
「雪でヤバイと思ってな。車で苫小牧駅まで行って特急・北斗星に乗って函館へ。
函館空港を17時10分発の飛行機に乗って羽田経由で伊丹に到着したんや」
「裏技やろ」と笑う白井師。慌てた行動とあって北海道に免許証やらの忘れ物をするオチはあったものの
無事フェラーリピサの追い切りで陣頭指揮はとった。フェブラリーSで最多2勝を挙げるトレーナーは番外編でも底力を発揮した。

フェラーリピサの坂路での追い切りは全体4Fがエラー計時となったが、
岩田の「最初の1Fは14秒くらいの入り」という体感通りなら推定52秒台。ラスト12秒5とまとめており動き、気配とも上々だ。
「(レースで)弾けるのは間違いない。ちょっと砂を被らせると折り合いが付くので中団より前で」とVへのシミュレーション。
04年6月。ケンタッキー州の多くの牧場を見て回った白井師の目に留まったのが生後2ヵ月に満たない仔馬だった。それがフェラーリピサだ。
「感性でピピッときた。どこがどうと言葉で説明できない」
名将にはその時点でダイヤの輝きを予見していたに違いない。舞台は4戦3勝と得意の府中。
加えて休み明けを叩いて2戦目という状態面。二つの好材料には「相手が今までの違うのでその分が消滅。差し引きゼロ」
とジョーク好きらしい指揮官のウイットに富む表現。確かに“足して引いて”は必要な計算。あと何かが加われば・・・の砂王物語だ。