(日刊スポーツ)
デビュー7年目にしてG1初騎乗を果たす騎手がいる。24歳の生野賢一だ。
福島牝馬Sをブラボーデイジーで制し念願の重賞初制覇。引き続き手綱を取る。
「G1に乗れるのが分かった時は嬉しかった。まだ緊張はしていないけど、心にいい張りがあります」
デビューは03年。3年目の05年にはG1騎乗チャンスが初めて訪れた。
シルクトゥルーパーで橘Sを勝ち、NHKマイルCでの騎乗が内定。
しかしJRA内規でG1騎乗が可能なのは通算31勝以上で、当時29勝の生野は2勝足りず。
さらに2週後のオークスも騎乗依頼が入ったが、こちらもわずか1勝足りなかった。
あれから4年、ようやく実現したG1騎乗に師匠の音無師も喜ぶ。
「やっぱりお天道様は(日頃の努力を)見てくれているんだな。
あっ、福島牝馬Sは雨で、お天道様は見ていなかったか・・・」と得意のジョークでエールを送った。
週末の東京は雨予報だが、ブラボーは道悪が得意。
「この前みたいにグシャグシャの馬場になってほしいですね。そしたらチャンスはあると思う」と生野。
今秋には結婚する苦労人が人生のG1タイトルを手にする前に、まずはヴィクトリアマイルでタイトル奪取を狙う。
【夕刊フジ】
東京12R・エノク(音無調教師)−○、◎△▲○▲
「間隔を空けて立て直したかいがあった。休養前とは雰囲気が違う。好勝負になる」
京都12R・サンライズラッシュ(音無調教師)−◎、△◎◎無○
「前走はテンに行けず少し中途半端になった。距離短縮は合うので巻き返したい」
日曜東京11R・ザレマ(安藤勝騎手)−△、無無△△無○△
「先週の調教では動きが重いような感じでしたが、今週はだいぶ素軽くなってきたね。
前走があまりに調子が良かったのでそう思うのかな。雰囲気は悪くない」
日曜東京11R・(生野騎手)−8人全員無印
「中2週だけど、調教でも息の入りが良かったように回復してくれている。
馬の方は準備万端。初G1がかかる僕の方が問題かもしれない」