6月1日(日)
【東京優駿】(東京)〜レース後のコメント
1着 1番ディープスカイ(四位洋文騎手)
「圧倒的に強いレースができました。内と外が離れていたので、前の馬をかわすのが大変でした。
芝コースの内側が荒れているので、コースの位置取りをどうするのか考えていました。
最後の直線は4コーナーで、フローテーションが先に行ったところでラストスパートをかけました。
全体を通して、ほぼイメージ通りのレースができたと思います」
(昆貢調教師)
「初勝利まで6戦かかりましたが、勝ったときに乗っていた藤田君が『馬に芯が入った』と
言ってくれたんです。だからすぐに東京へ持って行って走らせました。2勝目を挙げた毎日杯のあと、
NHKマイルCからダービーへという路線が頭に浮かびました。でもダービーは、NHKマイルCの
勝ち方次第だと決めていたんです。今日はプラス6キロ。前走と同じぐらいかなと思ったんですが、
中2週でも成長が見られたということでしょう。レースについては、四位君には何も言っていません。
ですから、レースぶりもあれでいいんだろうと思って見ていました。さすがに直線では叫んでいましたね。
ダービーを勝てて、なんだか夢の中にいるような、フワフワした感じです。
ディープスカイの今後については、まだまったく未定です。でも、来年は海外へという気持ちはあります」
2着 7番スマイルジャック(小牧太騎手)
「今日は道中、向正面でハミが外れた。3回乗って初めてのこと。ためて、自分の勝ちパターンの
レースができたが、ここまで来たら勝ちたかった。今日は馬も落ち着いていたし、ここまで仕上げてくれた
スタッフのおかげ。大一番で最高のレースだったけど、勝ちたかったね。距離は延びても大丈夫です」
(小桧山悟調教師)
「『惜しかった!』のひと言ですね。皐月賞で負けて、却って凄く気が楽になり、松田博資調教師から
『ダービーを勝とうとするな。長めの調教をやれ』という助言をいただいて、その通りにやりましたよ。
馬を壊しちゃいけないけど、やれることは全部やってきました。レースは小牧君が本当にうまく乗ってくれた。
100点満点ではなく、120点ぐらいのレースでしたね。ゴール板があと40m手前にあったらなぁ……。
でも、なんで(単勝)12番人気なんでしょうね? あそこまで人気がないとは思いませんでしたよ。
まぁ、満足はしていないけど、今日のところは納得するしかないですね。相手が強かったということです。
これまで、うちの厩舎は地方の交流戦が多かったのですけど、これからは表舞台に出て行きますよ。
『脱・交流』です(笑)。ベンチャーナインとともに、2頭ともすぐ放牧に出して秋に備えます」