後藤浩輝をマターリ応援するスレ13

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78総統(アク禁中)
(サンスポ)
9日の朝日杯FSで人気のアポロドルチェに騎乗する後藤浩輝騎手には、JRA1000勝ジョッキーにまで成長する転機があった。
1996年か7月から半年間にわたる単身での米国遠征だ。若手の長期海外遠征は当時、異例のこと。
前年にフリーとなったが、思うように勝ち鞍を伸ばせず、自分の殻を破るためにどうすればいいか考えた末に出した結論だった。
ところが、現地に着いたら契約していたエージェントと連絡が取れず、まさに独りぼっち。
別の競馬場の方がいいと言われて移動したら金を騙し取られるなど、異国は厳しかった。
「朝早くすみません。勝ちました!」と国際電話から後藤騎手の弾んだ声が聞こえたのは渡米から3ヶ月後のこと。
待ち望んだ1勝だ。直後に届いたファクスには、競馬場から出た時に見上げた空の色が、いつもとは違って見えたことなどがつづられていた。
その夜、「初勝利のために」と大事に大事にとっておいた日本のインスタントラーメンに卵を落とし、たったひとりの晩餐会を開いて祝福したという。
あれから11年が経った。その間、浮き沈みの激しい騎手人生を送ってきたが、今でもパイオニア精神を失っていないようだ。
ただ、それが空回りする一面もある。ひとつが勝利インタビューでのパフォーマンス。
北島康介の「チョー気持ちいい」や沢尻エリカの「別に・・・」をまねるなど、“寒いネタ”が多いのだ。
「“寒い”と言われることに快感を覚える」と本人は言うが、彼もすでに関東リーディング争いで首位に立つ33歳。
明日勝った時は、寒いネタを封印してほしい。勝利こそ、騎手にとって最高のパフォーマンスなのだから。