(日刊スポーツ)
フィリーズレビューに挑戦するラブミーチャンについて11日、栗東トレセン関係者に緊急アンケートを行った。
「厳しい」が過半数の56%を占めた。「大丈夫」「可能性あり」を合わせても44%。初めての芝戦では苦戦必至というのが栗東関係者の声だ。
A調教師は「ライデンリーダーの頃より、中央と地方の競走馬の能力差が広がっている」と話す。
またB調教師は「体形、血統を見る限りはダート馬」という意見。
レースの流れそのものの違いについてもC調教師が「芝は平均的に流れて、最後の切れも必要」と話し、
D調教師は「逃げ切れるかどうか・・・。芝の速さに戸惑って行けなかった場合、果たしてどうなるか・・・」とモマれる競馬になった時を懸念する。
さらにE調教師は分かりやすい例を挙げる。
「先月のフェブラリーSに初ダートの馬が何頭か参戦したが、すべて苦戦した。
今回は逆のパターンだが、芝とダートの競馬はそれだけ違うということ」と話す。
一方で「可能性あり」とする関係者ではA騎手が興味深い見解を示す。
「最近、笠松競馬場に行った時にダートコースを見ると、ポリトラックのような色に変わっていた。
昔の深くて重い地方特有のダートではなく、ある程度のスピードも要求されるダートなのかも。
そうなれば芝でも通用するスピードがあってもいい・・・」とする。
またF調教師は「京都の500万でレコード勝ちをしているので、能力の違いがあっても驚けない」と数字が証明している可能性に触れ、
G調教師は「単純に芝からダートへ参戦するより、ダートから芝へ参戦する方が好走の可能性は高い」と統計的に見る。
「大丈夫」と見る関係者では、B騎手が「京都の500万を勝った時のテンは、かなり速かった。
トモが甘いと聞いていたけど、あれだけの速さがあるなら芝でも大丈夫だろう」と証言した。