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こんな名無しでは、どうしようもないよ。:
優駿2007.6月号 ヴィクトリーの記事より抜粋
2004年4月に早来のノーザンファームで生まれたヴィクトリーは、同年夏、遠浅のノーザンファームイヤリング(1歳馬)の厩舎に入った。
翌05年の秋までこの馬を預かった、イヤリング厩舎長の松原哲志はこう話す。
「あの年は雪が多く、馬を放すために脇によけた雪が、春先も雪山になって残っていたんです。
ヴィクトリーは、その雪山に上っては周囲を見わたして遊んでいたんですよ。
馬というのは警戒心が強く、危ないことを学習して避けるので、普通は、そういうふざけたことはしないんですけどね(笑)。
下りるのも大変なところにわざわざ上って、クルッと回ってまた下りたり。非常に好奇心旺盛でした。
面白いのは、それを、同じ放牧地にいたアドマイヤオーラと交代でやっていたんです。
ニュービギニングも一緒にいたのですが、あの馬はそういうことはせず、おとなしかったですね」
松原は、ディープインパクトが1歳のころから、周囲に「上のブラックタイドよりいいよ」と話していた。
そんな彼の目に、1歳時のヴィクトリーは「動きはよかったので重賞を勝つぐらいにはなるかな」と映ったという。
>ニュービギニングも一緒にいたのですが、あの馬はそういうことはせず、おとなしかった