名古屋競馬の山本茜騎手(24)が、所属していた厩舎(きゅうしゃ)の男性調教師(48)から悪質なセクハラを受け、
所属厩舎の変更を余儀なくされたなどとして、調教師を相手取り、
550万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こしたことが分かった。
女性騎手は全国にわずか10人余。現役の女性騎手が、競走馬の騎手を選べる調教師を訴えるのは極めて異例だ。
訴状などによると、山本騎手は03年6月、調教師に弟子入りし、調教師の厩舎で競走馬の世話などを始めたが、
調教師から度々抱き付かれるなどした。
さらに、調教師は今年1月、厩舎の調教師の住居に山本騎手を呼び、
強い馬に乗せる条件を語りながら「おれはお前に全部見せることができる」などと言って全裸になり、
「お前も包み隠さず見せてみろ」と服を脱ぐよう求めたという。
調教師は「全裸になったことは事実で行き過ぎがあったが、仕事の話し合い中のことで性的な意味はない。訴訟で争う」としている。
http://www.asahi.com/national/update/1019/NGY200710190018.html