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こんな名無しでは、どうしようもないよ。:
・トラブルで動かなくなったドラえもんを蘇らせようと、猛勉強してロボット工学者になったのび太くん。
未来の世界でドラえもんを製作したのは、実は、大人になったのび太くんだった−
こんなストーリー展開で「ドラえもん 最終話」と銘打った漫画本が平成17年末、ひっそりと発売
された。ある漫画家が、ネット上や電子メールで流布されたうわさ話を描き、同人誌として制作した
ものだ。
その感動的な結末は、ネットなどを通じたちまち評判になり、数百部でヒットとされる愛好者向け
市場では異例の1万5500部が出荷された。
マンガ・コラムニストの夏目房之介氏は、最終話を読んで「僕も泣いた。ドラえもんへの愛情に
あふれる作品」と高く評価している。
ただ、この作品はドラえもんの版権を持つ小学館の許諾を得ていなかった。既存の漫画の
キャラクターを利用して別のストーリーを作った場合、ドラえもんという絵柄を使っているために
著作物の利用となり、許諾が必要だ。