理想のジョッキー
−−−理想の騎手は?
北村 うーん、特にはいない。イイとこ取りでいきたいですね(笑い)。武豊さんのレース勘、
伸二さん(藤田)のガッツ、幸さんの人柄…。
田中 馬乗りと人間性ではヨシトミさんが僕の中では抜けている。ただ、身近な目標は吉田(隼人)先輩。
競馬のことをすごく考えているし、若手の中では一番うまいと思う。
−−−夢は?
北村 G1を勝つこと。G1なら何でもいい。凱旋門賞じゃなくても(笑い)。
田中 うん、G1は勝ちたい。
−−−ガッツポーズは?
田中 僕は絶対にしない。岡部さんやヨシトミさんはしないから。したとしても軽く、だね。
北村 練習はしていないけど…僕はするかな。池添先輩が派手にやっているし、格好いいから。
これから研究を始めることにします(笑い)。
田中博康(たなか ひろやす)1985年12月5日生まれ、埼玉県出身。美浦・高橋祥厩舎所属。
デビュー年は4勝止まりだが、07年は菊花賞でG1初騎乗を果たし、勝ち星も40勝ラインをクリア。
騎乗数は関東でトップクラス、いまやローカルのみならず主場開催でも欠かせない騎手の一人。
研究熱心で厩舎関係者からの信頼が厚い。吉田隼、松岡に次ぐ関東若手の成長株だ。
北村友一(きたむら ゆういち)1986年10月3日生まれ、滋賀県出身。栗東・田島良所属→現フリー。
06年デビュー組の中では最多の14勝を挙げ新人賞を受賞。07年は落馬負傷のブランクがあったが、
45勝まで数字を伸ばした。徹底したローカル回りが量産を導いた形だが、テン乗りでの勝利も目立ち、
馬の個性を瞬時に把握する能力にたけている。冷静な騎乗ぶりはキャリアを感じさせない。
次期''天才騎手''候補。
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