154 :
こんな名無しでは、どうしようもないよ。:
おい!私の身体の中を、今、風が吹いたよ!こうしてはいられん、ネタを書きたくなった!
というわけで久しぶりに書いてみます。
客「ところで海原先生、競馬には騎手が欠かせませんが…いったいどの騎手が一番うまいものなんでしょうか?」
客「それは私も知りたいですな!競馬を極め尽した海原先生なら、その答えをお出しになれるんじゃないでしょうか!」
雄山「さよう……どれが一番二番と順位はつけられんが、五本の指に入るものをあげると…………
まず武豊、それも芝ダートを問わずどんなレースでも信用できるな。デムーロ、祐一、岩田、横山典、
まあこのあたりが間違いのない本道というところだが…内田博も別格だし、ペリエ、池添、安藤勝も捨てがたいな。」
客「なるほど、どれもこれも聞いただけで当たりそうですわい。」
客「しかし同じ騎手でもピンからキリまであるようで、海原先生は何でも飛切り上等の騎手を買っておられるからなあ。」
亭主「お若い方などはいかがです、どんな騎手がお好きですかな?」
士郎「今まで見た中では、ヨシトミが一番うまかった…」
亭主「は?ヨシトミ?」
士郎「そうヨシトミ。」
雄山「うわあっはっはっはっ!!だから競馬のわからぬ豚や猿だと言うんだッ、ヨシトミだと、馬鹿も休み休み言え!!
ヨシトミはヨシトミでも午前中のレースならうまい、もしくはローカルや平場に限っての話。
ヨシトミはしょせん二流だ、武豊やデムーロと同列に比較は出来ん!!」
士郎「と言うからには、ヨシトミをG1で買ったことはあるんだろうな。」
雄山「誰がそんな騎手買うか、ヨシトミを重賞で軸なんかにしたら破産するわ!!」
客「まったく聞いただけでジンマシンが出ますよ。」
社主「ヨシトミとは…」
客「うまい騎手の話をしてる時にヨシトミだなんて、気分がだいなしよ。」
客「貧乏サラリーマンは哀れなもんだ。」
雄山「いい恥さらしだな、自らの貧しい馬券術をさらしおって!!」
士郎「恥さらしはそっちの方だ。馬券師と偉ぶっておきながら、無知と偏見の故に本当にうまい騎手の腕を知らないんだからな。」
雄山「きさまァ!!ようし!!ではヨシトミがG1に出走する時に教えてこい、私が騎乗をみてやろうッ!!」
社主「海原雄山の言うように、しょせんヨシトミは二流だ、とても祐一や岩田などとは太刀打ち出来ん…」
雄山「うわっはっはっはっこの愚か者めがッ!!やくたいもないヨシトミなどにこだわって、おまえが皆に笑い倒されることになるのだッ!!」
155 :
こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/03/28(火) 20:40:55 ID:uULXOPrg
音無「これがオレハマッテルゼとヨシトミです。」
社主「これがヨシトミか!」
部長「確かにこの騎乗姿はヨシトミだが…」
亭主「こんなすごいヨシトミは見たことがないっ!」
雄山「………」
音無「へい高松宮記念お待ちどお。」
亭主「こ……こ、これは何という鮮烈な…!!」
社主「好スタートで折り合って、好位から抜け出していく!」
部長「これに比べると、シンボリグランのデムーロは、幼稚な腕に思えてしまう!!」
亭主「全てがギリギリの線なんですよ、これ以上、仕掛けが遅かったら差し届かなくなる、
これ以上、早く仕掛けたら直線ソラを使って差されてしまう!」
士郎「ヨシトミは7月から8月にかけてローカル競馬場に回遊して行き、勝ち星をたっぷり稼いで帰ってくる…
ところがJRAには唯一ローカル競馬場で行われるG1があるのです。」
栗田「ローカル競馬場?」
士郎「高松宮記念はローカルの中京競馬場で行われる。理由はわからないが、中央4場のG1とは、全く別物と言っていい騎乗になる。」
社主「高松宮記念のヨシトミか……これは二流どころかどんな外国人騎手や地方出身騎手もかなわない………」
部長「これに匹敵する腕の騎手は…」
雄山「士郎何だこの馬名はっ!!よくもこんな名前の馬をこの海原雄山の前に出したなっ!!こんな名前の馬をG1で買えるか、不愉快だっ!!」
亭主「あ先生っ…」
栗田(このヨシトミのうまさを素直に認めようとしないなんて…)
おわり