【目指せ】南井親子応援スレ4【20勝】

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455小田切総統 ◆Q1ExssOilE
(夕刊フジ)
年頭の京都金杯をビッグプラネットで制した南井厩舎。2月にもタマモホットプレイでシルクロードSを勝った。
上々の滑り出しに思えた06年シーズンだったのに、その後が続かずここまで4勝。「下級条件が盛り上がってこないとしんどいな」とトレーナーはやや浮かぬ顔だ。
とはいえ、看板馬の活躍はスタッフの奮起をうながす。まして、タマモホットプレイは来週の高松宮記念に駒を進める予定。主役不在といえれる今春の短距離路線だけにチャンスは十分ある。
「とにかく順調にきている。馬に不安はない。あとは展開次第。この馬の末脚を存分に発揮できる流れにさえなってくれれば」と一転して調教師の言葉にも力が戻ってきた。
騎手時代は三冠馬ナリタブライアンの相棒をつとめるなど常にトップクラスに君臨、通算1527勝で“剛腕”の異名をとった南井調教師。
00年に転身、開業した初年度にJCダートをウイングアローで勝って早々とG1トレーナーの仲間入り。ここまでの道のりは順調といえる。
「でも、調教師は難しいよ。馬の調整もそうだが、それ以上に使い回しが難しい。成績がいいからといって、いつまでもダラダラ使い続けると先で苦労するだろ」
その言葉通り、南井調教師が今もっとも気にかけているのがローテーション。先々を考えるなら調子が落ちてしまう前に休養させるべき。その“見切り”にもっとも心を砕いている。
「ビッグプラネットはもう休養させた。春のマイル路線に使って使えないこともないが、やめる。秋のマイルCSを目標に調整させる。タマモも高松宮記念で休養。スプリンターズSまでお休みだ」
冒頭に書いたように今季の成績は伸び悩んでいる。苦しいときこそ、確実に勝ちが見込める看板馬を戦線に出しておきたいのが人情なのに、あえて休養を選択。
目先の勝ちよりも将来の大成を−。そんな大局的な視点でいる限り、南井厩舎が低迷することはないだろう。