美味しんぼ風に競馬を語ってみる

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1こんな名無しでは、どうしようもないよ。
「負けはるはんの騎乗に比べればヨシゴミの騎乗はカスや」
2\(^○^)/:2005/08/11(木) 23:08:28 ID:HX1al3QA
>>1
は池沼でFA
3こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/11(木) 23:13:07 ID:uQUpHq5I
   /     \     
  /   / \ \  
 |   (゚) (゚)    |  
 |    )●(   |  見た目は池沼、頭脳は低能
 \   ▽    ノ    その名は>>1!!!
   \_    /
  /   ̄ ̄\
4こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/11(木) 23:59:50 ID:ctO+xHYc
>>1by京極
5こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/12(金) 00:00:18 ID:Vyrr6m/8
ふっ笑わせるな
6こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/12(金) 00:06:58 ID:JKji7KK8
岡部を呼べ!!
7こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/12(金) 00:09:35 ID:p+B0YwcK
    /            )))
   /    ______,,,ノ
   /    l /    \\ヽ|)
   |    | ''''''''''    ''''''''|
   |    | (  ・ )   ( ・ )l
   |     l        l  |     ____________________
   |  ( ~         _)  |   /
    |   |      ,―――. l   < 新設G1反対!
    l .|ヽ    ー――' /    \_____________________
    ヾ |  \____ノ    
  __/ヽ\      | l\_
 ̄     λ ヽ     / .|

8こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/12(金) 00:20:50 ID:kV2LFogR
ゴ(ryがシャッキリポンと、馬の上で踊るわ!
9こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/12(金) 03:47:49 ID:I/0CfVcH
ようするに美味しんぼが競馬を扱ったら、
「GIなんて騒がれてるだけで低レベル。未勝利戦のほうがレベル高い」
などととりあえず言ってみるんだろ。
10こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/12(金) 05:48:15 ID:TGwd5pVM
副部長「山岡ー!!おまえはいつもいつも…
平日の昼間に首都圏のラジオで中継してる競馬ってどこなんだー?」
11こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/12(金) 19:44:54 ID:evpfdchU
四位、お前は競馬のなんた(以下略)
12こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/13(土) 21:20:52 ID:Fw9eg/YI
>10 冬の大井
13こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/14(日) 22:22:53 ID:df6G46MB
アンカツ!アンカツ!アンカツ!
14こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/24(水) 21:49:00 ID:Utnpi8AF
よしとみ君、GIでの騎乗編
「いかが? 遠慮なく言ってください。」
「では 率直に言わせて頂きます。 馬は悪くない、でも騎乗の仕方が感心できません。」
「ええっ?」
「普通のレースと同じように、仕掛けが遅すぎるね。」
「表面的にはうまく折り合いがついていて、それはきちっとしてるんだけど、かんじんの追い出しがグンニャリしてて・・・」
15こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/24(水) 21:55:16 ID:Utnpi8AF
「うるさい、大西は今まで何年もGIを勝たなかったんだ、一度に三つも四つも勝つ権利があるぞ。」
秋山(-"-)「じゃボクだって!!」 牧原(>_<)「私だって!!」
16こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/25(木) 00:08:08 ID:2KJ8VfKf
「東京の高級なレース言うたかて
そこを勝つのはみんな関西の厩舎やないか」
17こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/25(木) 00:11:49 ID:2KJ8VfKf
「馬はいい、まあ及第点をやれる…… だが騎手がな…」
「馬との釣り合いがとれていねえよ、 馬の強さに騎手がついていってねえ、腰くだけだよ。」
「騎手が弱すぎるのよ!」
18こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/25(木) 01:52:52 ID:85+tavTg
「ぬうう、なんという鈍重な・・・
騎手の腕が折角の好素材を台なしにしておるわっ!」 
「傲慢なあんたの目には、有力馬主の栗東偏重がみえていないのか!」
19こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/25(木) 07:09:45 ID:Qtr/r/ly
幸四郎( ノД`)「兄さん……… 僕は競走馬一頭勝たせることのできない、
        無力な男なんです・・・・・・・・・・・・」
「な、なに?」 
「いったいどうしたんだ!?」
「若い騎手がこないに苦しむのは、お馬のことやろ。」
   
20こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/25(木) 07:17:47 ID:Qtr/r/ly
「幸四郎、そんなにデアリングハートのことを好きなのか?他の男に乗り替わって、惜敗している馬なんだぞ。」
「兄さんらしくないことを言うじゃありませんか。騎手は騎乗依頼されるところに価値があるんじゃない。
 騎乗するところにあるんだと言ったでしょう。」 
     ↑
ちょっと意味不明
21こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/25(木) 10:08:26 ID:SYPlJovx
老人「ところで海原先生、日本競馬には強い馬が欠かせませんが・・・
    いったいどの馬のどのレースが一番ベストレースなのでしょうか?」
男 「それは私も知りたいですな!競馬を知り尽くした海原先生なら、その答えをお出しになれるんじゃないでしょうか!」
海原「さよう……どれが一番二番と順位はつけられんが、五本の指に入るものをあげると………
   まずルドルフ それも岡部が3冠に導いた菊花賞のレースだな。
   古豪シンザン 短距離のバクシンオー マイルのタイキシャトル 2冠馬ディープとくに圧勝だったダービー。
   まあこのあたりが間違いない王道といったところだが…
   個性的なミスターシービーも別格だし、人気薄で激走メジロパーマー、タップダンスの走り、ケイエスミラクルのスピードも捨てがたいな。」
老人「なるほど、どれもこれも聞いただけでよだれが出そうですわい。」
男 「しかし、同じサラブレッドでもピンからキリまであるようで、海原先生は何でも飛び切り上等のレースを見ておられるからなあ。」
亭主「ささ、召し上がれ。」
社主「亭主自らの酌とは恐れ入るな。」
亭主「お若い方などはいかがです、どんな馬がお好きですかな?」
山岡「今まで見た中では、チトセオーのレースが一番良かった…」
亭主「は?チトセオー?」
山岡「そうサクラチトセオー。」
海原「うわあっはっはっ!! だから競馬がわからん豚や猿だと言うんだッ、
   サクラチトセオーのレースだと、馬鹿も休み休み言え!!
   サクラはサクラでもサクラバクシンオーなら強い。しかし、それもスプリント限定の話。
   チトセオーはしょせん駄馬だ、バクシンオーやローレルと同列に比較は出来ん!!」
山岡「というからにはレースは見たことはあるんだろうな。」
海原「誰がそんな馬のレースを見るか、小島太の駄騎乗なんか見たら寒気がするわ!!」
男 「まったく聞いただけでジンマシンがでますよ。」
         ・
海原「きさまァ!! ようし!!ではその馬のビデオを持ってこい、私がレースをみてやろうッ!!」
社主「海原雄山の言うように、しょせんチトセオーは2流馬だ、とてもルドルフやシンザンなどとは太刀打ち出来ん・・・」

気が向いたら、つづく
22こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/25(木) 10:22:32 ID:ljH9mYsZ
全部元ネタかわかる俺は病気だ…OTL
23こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/25(木) 10:36:14 ID:ljH9mYsZ
上原調教師「柴田善臣の平場での強さを説明出来たらノーベル賞ね」
音無師「それ以上だよ」
24こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 10:53:39 ID:MomqJ7n3
社主「どうだい、朝の調教は?」
栗田「すごい迫力で圧倒されっぱなしです。
   本開催の実際のレースより迫力があって面白いみたい。」
社主「ほう!それは競馬通の言うことだよ、栗田君は競馬を見る目があるんだな。」
栗田「いいえとんでもない。」
          ・
海原「武豊の調子はよさそうじゃないか。」
親方「ありがとうございます、今度の開催も皆さまのご期待にそえると思います。」
親方「さあさ、調教をみてやってください。今日の調教は坂路です。」
栗田「速そう、見させていただきます。」
社主「この豪快な走りがなんとも言えないな。」
海原「ふむ・・・・・・Bウッドにダートをまぜて調教している。
   プール調教が隠し味に使ってあるな・・・・・・なかなかいい仕上げだ。」
親方「恐れ入ります、乗り役も厩舎の方から調教助手のいいのを頂きまして・・・・・・
栗田「まあテンの3ハロンも上がりの3ハロンもこんなに速くて・・・・・・ほんとに豪快ね。」
山岡「ちょっと電話を・・・・・・」
社主「ところで豊くん、明後日のレース、私が乗り馬を用意しますが、馬は何がいいかしら?」
豊 「は、なんでもけっこうす。」
社主「なんでもと言わず、何がいいか言ってくださいよ。」
豊 「はあ、やはり、乗り慣れた馬がいいす。」
親方「今の季節ならディープですかね。」
社主「へえ?ディープって、あのディープ?」
豊 「はい、ディープは最高す。」
社主「へえ、ディープサマーねえ・・・・・・」
海原「・・・フッ( ´∀`)」
社主「いやあ、さすがは武豊だねえ、強い馬に乗り飽きているとみえて、
   ディープサマーに乗りたいときた。」
山岡「へえ・・・・・・」
社主「この季節どのレースも荒れ模様で面白いが、特にこれからにかけてはスプリンターズSかな。
   ディープサマーはスプリントは走れるかね?」
山岡「走れますよ。スタートはうまくタイミングをとって、すぐにたっぷりあるとスピードを生かして
   シーイズトウショウ、キーンランドスワン、アドマイヤマックスと一緒に上がっていく。
   末脚は一番最後までとっておくんです。距離も合うしじつに速い。」
社主「うは、聞いただけでよだれがでてくるね。
   よしディープサマーはスプリンターズSに決めよう!」
          ・
海原「待て士郎・・・」
山岡「何か用か?」
海原「おまえの社の大原社主は春のクラシック戦線で、中山、東京に行ったことがないのか?」
山岡「なに?」
海原「たとえ行ったことがあるにせよ、ろくな馬をみておらんようだな。
   あの男今夜、武豊の激励会の支度を引き受けたはいいが、物を知らぬばかりに、
   トンチンカンな思い違いをしているようだ。。
   今夜の激励会には競馬界の名士が集まる。その満座の中で
   大原社主を笑い倒して、赤っ恥かかせてやろう。
   今夜が楽しみだ、わあっはっはっはっ!」
山岡「・・・・・・? 大原社主がトンチンカンな思い違い?」
栗田「なんのことかしら?」
山岡「大原社主は豊の乗り馬をディープサマーにしたようだが、
   どうしてディープサマーに決まったんだ?」
栗田「それは武豊さんの希望で・・・・・・その時山岡さんは電話をかけに行っていなかったわ。
   :やはりこの季節ならディープが最高です;って豊さんが・・・・・・」
山岡「!そういうことだったのか!!  
   なんてことだディープ違いだよ、大原さんはとんでもない勘違いをしているぞっ!!」
        
25こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 10:55:11 ID:MomqJ7n3

山岡「大変お待たせ致しました。
   ただいま到着しましたディープインパクトをごらんください。」
客 「うおおーっ でかいっ! なんという馬だっ!?」
山岡「これがディープインパクトという馬です。
   サラブレッドの中ではこのディープインパクトはシンボリルドルフよりも強いといわれています。」
社主「な、何・・・?ディープインパクトという馬がいるのか・・・・・・!!
   短距離路線で活躍しているディープサマーのことじゃなかったのか。」

>>1
競馬と美味しんぼ・・なさそでなかったこの融合。乙です(゚▽゚*)
書きながら自分はあほかと思いつつ書き込みしてしまうのであった・・・・
26こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 12:55:03 ID:VMQB4gFj
>>24-25
魚のアラの話ですか。笑わせていただきました。
27こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 13:04:14 ID:AN6JQGoT
>>23
超能力者の話か
ノーベル賞級の善臣にワロタw
28こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 13:24:55 ID:MomqJ7n3
「えっ!?これが同じうどんなの!!」
「信じられないわ!!おばあちゃんのうどんをテンシノキセキとすると、
 大谷さんたちのうどんは・・・・・」
「ゾウゲブネメガミだわ。(ふ、ふるい・・・( ノД`) )
 
しかしいくらでもできるな、いま10巻しかないので他の巻借りてきてつくってやろう
やみつきになるε=ヾ(*・∀・)/
29こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 14:01:39 ID:lH0y5+Jg
「さあどうぞ。」
「いや、これは大変なご馳走で。」
「ずいぶん立派な馬体ですね、これだけ毛づやを保つには手入れが大変ですよね。」
「愛情込めて手入れなさってるって感じ。」
「栗東には意外といい牡馬がなくってね、自慢じゃないがこれだけの牡馬はほかにはありませんよ。」
「春はいい2歳馬が入るでしょうね。」
「それはもう!今度は春にいらっしゃい2歳馬ばかりをご覧に入れますよ!」
「あ・・・」
「駄目だったんだ・・・すみません2歳馬はお見せできません・・・」
「いいんですよ、いろんな予定がおありなんでしょうから。」
「いや・・・、私はこの厩舎の厩務員でこの厩舎はある調教師さんの厩舎なんです。」
「と言っても、2歳馬をお見せするくらい訳のないことなんですが・・・」
「調教師が病気のためこの厩舎をつぶしてここに新しい厩舎を建てることになって・・・」
「新しい厩舎を?」
「もったいないな、戸山厩舎なんか一度つぶしたら二度と元に戻らないぜ。」
「残念だわ、こんな立派な成績の厩舎をつぶすなんて・・・」

美味しんぼはいっぱいあるから協力させて〜。
30こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 15:40:31 ID:QRCZjOx8
「不愉快だ!馬券がはずれたからって、善臣の悪口を言うなんて、最低じゃないか!」
『ジャック!待ってくれ。』
「馬券を買うなら競馬法を守って堂々としてもらいたいね!」
「鞍上が善臣だったことを自分が外した理由のすべてであると言う!」
「自分たちの勘の悪さ、知恵の足らなさ、予想の下手さ、そんなことは棚に上げて!!」
「あげくの果てに、善臣が平場しか勝てないから公務員だなんて!」
「今日限り、中山のコーチ屋なんかごめんだよ!」

「善臣は上手いんだ!」
31こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 18:14:29 ID:MomqJ7n3
21の続き(゚▽゚*)

場所は鮨所大しげに移って
店主「これが天皇賞秋のパドックでのチトセオーです。」
社主「これがチトセオーか!」
部長「確かに顔の流星はチトセオーだが・・・」
亭主「こんなすごい馬体の張りはみたことがない!」
海原「・・・・・・・・・」
店主「へいレース、お待ちどお。」
亭主「こ・・・・・・こ、これは何という鮮烈な・・・!!」
社主「すごいスピードで、瞬発力があって、その瞬発力で全馬交わして行く!」
部長「これに比べるとこのあいだ聞いたルドルフの菊花賞は、幼稚なレースに思えてしまう!!」
亭主「全てがギリギリの仕掛けなんですよ、これ以上しかけが早かったらたれてしまってる、
   これ以上仕掛けが遅かったらジェニュインに届いていない!」
           ・
社主「天皇賞秋のサクラチトセオーか・・・・・これは二流馬どころか 
   どんな一流馬もかなわない・・・・・・・・・」
部長「これに匹敵するレースは・・・」
海原「士郎 何だこの映像はっ!! よくもこんなビデオなんかの映像をこの海原雄山の前に出したな!!
   こんな汚い画像でレースが見れるか、不愉快だ!!」
亭主「あ 先生っ・・・」
栗田(この馬の強さを素直に認めようとしないなんて・・・)
社主「ふっふっ・・・境勝太郎調教師の勝利というところか、こんな馬を育てたんだからな。」
栗田「中古ビデオ店で探してきたあたしの腕も忘れないでね。」
社主「はっはっは!」   部長「ハッハッハッハッ!」
          ・
栗田「山岡さん「大しげ」の御主人から電話ですよ。」
山岡「ああどうも・・・」
店主「山岡さんですか、実は今海原先生から、最新式のDVDプレイヤーが届きましてね。
   それが見事なDVDプレイヤーで、もうこっちはうろたえちゃって・・・・・・!」
店主「あれ・・・もしもし?山岡さん、山岡さん?」
栗田「?」
       終わり 
32こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 18:22:33 ID:56GdrQjZ
>>31
天才だな…栗太の中古ビデオワラタ
33こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 18:46:49 ID:MomqJ7n3
馬通「私は香港からスプリントの王、サイレントウィットネスを連れてきましょう。
   栗田さんは見られたことがおありかな?」
栗田「いえ・・・・・・」
馬通「サイレントウィットネスはJade TiaraにEl Moxieを種付けして
   運動をさせて鍛え上げて、その異常に発達したスピードが持ち味なのですよ。」
馬通「まさに名馬中の名馬や!」
馬通「どうです山岡さん、やはり「究極の名馬」には、かかせませんでしょうか?」
山岡「フン・・・・・・ 日本の馬通とたてまつられてる人間は、こっけいだねえ!」
一同「えっ?」  馬通達「何っ!?」
山岡「外国人が、強いっていうからその尻馬にのって有難がっているけど、
   有名ブランド商品を有難がるのと同じ・・・
   中身じゃなく名前を有難がってるだけなんじゃないの?」
馬通「な、何やて!  香港競馬を30年間研究してきた私だぞ!!
   我々をミーハー扱いする気か!!」
部長「や・・・山岡君っ!!」
栗田「この企画をぶちこわしにする気なのね!」
馬通「きみは、私達にサイレントウィットネスの強さが分かるのかと言ったな、
   じゃきみにはわかるのかね?」
山岡「一番強いと思う馬、サイレントウィットネスを用意しなッ
   それよりはるかに強い馬をみせつけてやる!」
部長「いい加減にしないか!!」  社主「いいから・・・・・・・・・」
馬通「サイレントウィットネスより強い馬やて?」
馬通「よろしいッ、ここまでバカにされては引っ込めない!
   香港から最高の競走馬、「サイレントウィットネス」を連れてこよう!」
山岡「では一週間後に・・・・・・・・・」
34こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 18:55:04 ID:MomqJ7n3
これって、ひまつぶしにもってこいだ、33の続きはまたあとで、
さて山岡が持ってくる馬はなんでしょう? 今年の競馬を見てる人にはばればれだろうな。
35こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 22:21:18 ID:MomqJ7n3
>>30 ちょっと対抗してみる。(^◇^)言っておくけど善臣くんに対する愛だからね。

善臣「ほら、騎乗依頼するなら早くしてくれよっ、こっちは忙しいんだから!」
栗田「あ・・・あの・・・あたし・・・」
店主「へっ!しょうがねえなあ おたくは・・・・・・・・・うちみたいな一流の騎手は無理だよ。
   地方かどっかから来てる五十嵐でも乗せてりゃいいんだ。」
社主「おいおいオヤジ、いい加減にしてやれよ。」
山岡「いいや、このオヤジの言うとおりだ。五十嵐を乗せろよ。」
栗田「ひどいわ!山岡さんまで・・・・・・・・・・・・」
山岡「柴田善臣より、五十嵐の腕のほうがよっぽどうまいぜ。」
善臣「な、何おォ!?」
山岡「確かに馬は最高、仕上げは最高 だが善臣、肝心のお前の腕が最低だ。
   せっかくの馬が泣いてらあ。」
善臣「やろう!!この柴田の腕にケチつける気かッ!!」
山岡「日本てなあ不思議な国だよ、調教師のくせにペコペコするのがいるから、
   へたくそな騎手がつけ上がるんだ。」
社主「あの男、また何ごとか始めよった・・・・・・」
善臣「ブッ殺されてえのかい!! この善臣は日本一と折紙つけられてんだッ
   騎乗馬も「オレハマッテルゼ」「イヤダイヤダ」と一流ばかりよ!!
   それをてめえみてえな青二才がッ!!」
 終わり
36こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/26(金) 22:30:47 ID:3K3k9Ph1
山岡が競馬キチガイじゃなくなった辺りが美味しんぼ劣化の第1歩だったな
37こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/27(土) 00:20:46 ID:skdvUsEx
>>35
シャレになってないw
38こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/27(土) 19:22:38 ID:TMiu76Zq
34の続き
馬通「連れて来たろうなッ。こちらも用意した、最高の競走馬サイレントウィットネスだ!」
山岡「同じように調教して連れて来てくれ。」
馬通「何だね?馬運車の中身は?」
  「・・・ふんッ。 まずはサイレントウィットネスの走りをご覧ください。」
  「見事だッ さすがに速い!!」
  「また、この鞍上のF.コーツィー が泣かせますな!」
部長「スプリントの王とはよく言ったものです。」
栗田(速い・・・! さっそうと切れのあるスピードが馬場の中に溶け込むように広がって・・・・・・
   そしてこの瞬発力・・・ サイレントウィットネスより強いって言ったけど・・・)
馬通「さあ、では続いてきみの連れて来た馬を見るとするかね。
  「いったいなんていう馬だねそりゃ?」
山岡「アサクサデンエンです。」
馬通「何っ!? 日本競馬の短距離路線に出てくるあの・・・・・・アサクサデンエンのことかね!」
山岡「そうアサクサデンエンです。」
馬通「ぶーっ!!」 「これは大笑いだ、くだらん冗談だよ!!」
  「はっはっはっ馬を相馬眼がないというのはしょうがないねえ!!」
山岡「走りを見てください。文句はそのあとで伺いましょうッ。」
社主「よろしい、見てみよう。」
39こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/27(土) 20:00:26 ID:TMiu76Zq
栗田「素晴らしい!!」
馬通「バ・・・・・・バカバカしいッ!」
栗田「本当です!切れのある走りはサイレントウィットネスに劣らないと思いますけど・・・・・・・・」
馬通「ふふん、ま、まァ決して弱いとは言わんがね・・・ こ、こんな2流馬とは比べようも・・・」
社主「うむ・・・・・・しかもサイレントウィットネスにはないスタミナがあるな、
   少しもバテルことなく豊かなスタミナだ・・・・・・」
馬通「お・・・大原さん あなたまで何を・・・・・・!」
富井「アサクサデンエンの方がもったりしているのに、気性が素直で澄んでいますな!」
部長「走りを見比べると、サイレントウィットネスは気性がきつくて、鞍上がべったりとはりついてる・・・」
社主「スプリントの王とうたわれるサイレントウィットネスが・・・・・・
   たしかにアサクサデンエンの前ではかすんで見える!」
山岡「日本の牧場の自然の中で育った健康そのもののサラブレッドと、
   人間の小賢しい悪知恵で長距離輸送して、海外遠征した馬とはたしてどちらが強いか!?
   しかもこのアサクサデンエンは競馬場入りしたばかりをその場で調教した。
   香港から輸送してきたサイレントウィットネスとは馬体の張り、艶とも天と地との差がある。」
馬通「何をいう!! サイレントウィットネスは世界中のホースマンが強いと認めた馬だぞ!!」
  「そうともッサイレントウィットネスの強さがわからないなんて馬通じゃない!!」
社主「なるほど・・・・・・ 「究極の名馬」作りに馬通の先生方の御協力はいらんようだ。」
部長「ええ」
馬通「!?それはどういう・・・」
社主「あなた方には自分の眼にかけて新しい競走馬を発見しようという気構えが見受けられない。
   競馬新聞の馬柱は書けても、新しい競馬文化を切り開くことは出来ないでしょうな。」
 終わり めでたしめでたし
(>_<)ちょっと途中無理があったかも・・・・
40こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/27(土) 20:49:50 ID:+6qXbyEV
>>39
>人間の小賢しい悪知恵で長距離輸送
ワロタです
 
漫喫いってこようかな
何年読んでないのか…
栗田は山岡の嫁になったと日テレ実況で聞いたw
41こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/27(土) 21:31:47 ID:B4CsP9Sl
>>21
ハゲワラ、最高
42こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/28(日) 11:02:34 ID:pTguuUEx
>>36
5巻で雄山にコテンコテンにやられてからは見てないですな。山岡が競馬してるとこ。
>>40
47巻で結婚披露宴した。43巻でプロポーズした。
43こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/28(日) 11:41:40 ID:xc4Xd7VE
>>42
生肉勝負(18巻)を見た感じ競馬への未練はありありなのにね

しかしこのスレワロス
漫画の方は劣化の一途なんだが
44こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/28(日) 20:47:08 ID:2oQREgWt
39に類似だけど、再びサイレントウィットネス(別にうらみはないのだが)   シマアジの話し
山岡「活きがいいのは見た眼だけのこと、本当はおたくの馬運車の中の馬は日本馬より活きが悪いのです。」
部長「何だって、そんな、常識外れなことが・・・・・・」
山岡「黒田さん、この香港の馬はいつ届いたんですか?」
黒田「五日ほど前だ・・・・・・」
山岡「すると香港を出発して、東京競馬場まで運ばれて、今日で一週間はたっていますね。
   その間に調教は?」
黒田「やらんよ、そんなもの。」
山岡「そうですか、人間だったらどうでしょうね・・・・・・
   一週間も運動をしなかったら・・・しかも、それまでの生活環境とまるでちがう
   せまい檻に入れられて遠いところに送られたら・・・・・・
   やせ細ってやつれてしまうでしょうね・・・・・・
   馬は野生の動物です、環境の変化には敏感です。おたくの馬運車の中の馬は
   疲れて弱りきっているのです。」
栗田「それで、何か力が抜けたように感じたのね・・・」
山岡「一方、私の持ってきた馬は着いたばかりのところを、騎手を乗せて調教した、
   いわゆる実戦さながらの調教というやり方です。
   こうすれば牧場で元気よく走っていた時のまんまです、調子は変わりません。」
黒田「トラックマンは・・・・・・みんな見た眼でだまされた・・・・・・
   しかしあの予想家の純粋な心はだまされなかったという事か・・・・・・
   わたしはあさはかだったな・・・・・・・・・馬通きどりで馬鹿な事を・・・・・・・・・」
おわり
45こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/28(日) 21:14:01 ID:2oQREgWt
>>17 誰か知りませんが、勝手に続きを書いちゃいました。善臣への愛があふれてますので(゚▽゚*)

中松「落第だな、善臣。」
善臣「あ・・・う・・・」
中松「だがよ、GIに出ようって心意気が気に入ったぜ。一ヶ月の猶予をやろう。」
善臣「ええっ!?」
中松「一ヵ月、東京競馬場で騎乗してもかまわねえ、その間に騎乗スタイルを研究しろい。
   一ヶ月後 また俺が騎乗依頼しに来る、その時ちゃんとうまく乗ってくれりゃ
   そのままGIに乗せてやらあ・・・・・・
   だが 駄目だったら、GIのことはあきらめるんだなっ!!」
山岡「おどろいたな、どこかで修行したわけじゃないのか・・・・・・・・・」
善臣「根っからの馬好きでね、それが昂じて自分で乗るようになったんだ・・・
   厩舎をかまえるのが夢だけど、いくら牧場で働いたってそんな金はとても出来やしねえ・・・・・・
   でも騎手ならやれると思って・・・」
山岡「サクラグッドラックのように下級条件戦を主に使ってくる馬ならその騎乗でもいい、
   だけどGI GU GV 全部をローテにするような馬はスピードも瞬発力もずっとすごい、
   馬の強さに比べて騎手が弱すぎるんだ・・・」
善臣「実は俺も少し弱いってこと気づいてたよ・・・けど、どうしてもうまくいかねえ。」
栗田「独学は立派だと思うけど・・・・・・誰かに教えを乞えば?」
善臣「いやだね、自分の騎乗スタイルは自分の力だけで作るんだ!!
   一ヶ月以内に完璧な騎乗スタイルを完成させてみせるさ、
   あの調教師をギャフンと言わせてやる!!」
つづく〜
46こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/28(日) 22:40:04 ID:1+RHRfJ/
>>45
屋台のソバの話だったっけ?
それにしても皆さん乙です。
47こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/29(月) 01:32:03 ID:wV2XkDxL
禿げワラ良スレだね。

でもまあ美味しんぼも20巻以内の初期の話はどれも面白いね
やはり元ネタが面白いから、このスレ自体も面白い

48こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/29(月) 19:07:29 ID:Rxv8wq+5
45のつづき〜
栗田「善臣さん やつれちゃって大丈夫? やっぱりどなたかに騎乗の秘伝を・・・」
善臣「自分の力でやるったら・・・・・・」
岡部「ほう、柴田善臣とは、めずらしい。馬を一頭頼もうかな?」
善臣「かしこまりました・・・」
栗田「行きましょう・・・また来ます。」
岡部「・・・ふむ! この馬の乗り方だ、私の探していたのは!」
善臣「え?・・・」
岡部「いや失礼。私はこういう者です。」
善臣「か、関東の「岡部幸雄」と言えば日本一と評判の名ジョッキー!!」
岡部「うちの弟子は個性が強いので有名だが、最近の若い調教師さんはもっとソツなくとおっしゃる。
   そこでお願いなんだが、この騎乗法を私に教えてくださらんか?」
善臣「お、俺が岡部さんにですか!!」
栗田「すごいわ、日本一の名ジョッキーに騎乗法を教えるなんて・・・!」
岡部「いかがでしょう?」  善臣「は、はあ・・・・・・・・・わかりました、光栄です。」
49こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/29(月) 20:16:26 ID:Rxv8wq+5
善臣「と、まあこんなところです」 
岡部「ああ、ふむ、わかりました ありがとう。」
善臣「はずかしいです、こんな騎乗・・・・・・・・・」
岡部「お嬢さん、うちの弟子達のレースを見て行きますか?」
栗田「わあ、お願いします、勉強になりますわ。」
岡部「まず田中勝春だよ。」 栗田「馬が素直に走ってる。」
岡部「勝春を馬に乗せ・・・・・・たてがみの中に手を入れてよくなでて、その手を今度は馬の背中にもって行き・・・・・・
   このままキャンターで最低3周は走らせる、これをかえし馬という。」
栗田「3周もですか!!」
善臣(丁寧になでた馬の上で、3周も走らせておけば、
   良くコミュニケーションが取れた関係になるはずだ。)
岡部「次は蛯名正義だ、差し馬で、軽快に逃げる先頭集団を視界に入れて仕掛ける。
   逃げ馬と違って持ったまま4コーナー、残り700から300になるまでに仕掛けるんだから、スタミナがなきゃだめなんだ・・・・・・」
善臣(俺は、仕掛けを出来るだけ早く、早くって、瞬発力を出すどころか、馬のスタミナが切れる前に、自分が息が上がっていた・・・・・・・・・
   そうか馬のスタミナに負けない切れのある走りを引き出すためには、ここまで徹底的に追わなきゃならなかったんだ。)
岡部「逃げ馬なら、スタートダッシュして・・・ この馬に競り合ってきた馬を退け、ムチをいれ、このままペースを上げないように走らせ・・・・・・・・・
   馬を手の内にいれて、2400メートルの京都大賞典、そのままで逃げ切る。
   2400が逃げ切れたら、今度はその馬を天皇賞にもっていき、2000・・・・・・
   逃げ切れたら馬の様子を見てこのままジャパンカップに向かわせる。」
善臣「ま、また2400!!」
岡部「そしてようやくファンの皆様に応援していただけるんだよ。」
善臣(3周もぴったりと折り合いをつけたかえし馬・・・・・・・・・
   直線追い通しのスタミナ・・・・・・・・・ 逃げ馬で2400を逃げ切る手綱さばき・・・
   これが秘訣だったのか!!)
善臣「俺はなんてバカなんだろ・・・ 岡部さんがレースで俺のあみだした騎乗法みたいなものつかうはずがない!!
   俺をここに連れてくるための口実だったんだ!!
   何もかもあんたの仕組んだことだったんだ!!」
栗田「そうだったの、話が出来すぎてると思ったわ・・・」
岡部「おい若いの、あんたの自尊心を傷つけちまったかもしれねえ・・・・・・だが・・・・・・」
善臣「この御恩、一生忘れません!!」  岡部「え?」
善臣「俺みてえな2流ジョッキーにこんな大事なことを惜しげもなく教えてくださるなんて!!
   山岡さんありがとう、俺が強情張ったばかりにこんな苦労をさせて・・・・・・」
山岡「俺の勝手でしたことさ」
善臣「失礼します、いそいで厩舎に帰って今覚えた事を早速やってみたいので!!」
岡部「いい若い衆じゃねえか、昭和から続くうちの岡部ラインを引き継いでくれりゃこんなにうれしいことはないねえ・・・・・・
   この「岡部幸雄」の馬優先主義、
   百年だって二百年だってうちはこの騎乗スタイルを守りぬくよ。」
        ・
善臣「・・・・・・ ちょ、調教師さんどうでしょう・・・・・・・・・・・・」
中松「このやろう、窃盗犯だッ!!  関東の「岡部」の騎乗法を盗みやがったな!!
   とはいえ「岡部」の腕にゃまだはるかにおよばねえ。」
善臣「うっ・・・」
中松「だがこの分なら見込みはあらあ、日曜の騎乗依頼だ、乗っときな!!」
  (。´Д⊂)   おわり  途中ちょっと苦しかった・・・・
50こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/29(月) 20:54:54 ID:Rxv8wq+5
インターナショナルS(G1)
部長「馬体の方は、栗田君は漠然とながら張りの違いを感じただけのようだが・・・・・・・・・
   山岡、ゼンノロブロイが負けた理由をみんなに説明してくれんか。」
山岡「・・・武豊とゼンノロブロイには旅させちゃいけない、そこに書いたとおりですよ。」
部長「山岡ッ!!」
山岡「 ニューモーニング、ドワイエンなどは論外、
   エレクトロキューショニスト、ゼンノロブロイの2頭は良血で、
   いい調教師にめぐまれ、力も甲乙つけがたい。
   しかし競争馬は現地に着いてすぐに調教しなければ調子が落ちる。
   アメリカと日本の距離の差がでたんでしょ。
   ゼンノロブロイはほんのわずか出来が落ちてる。」
51こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/08/30(火) 21:42:26 ID:ZXvuB+Si
>>17を書いた者ですが、
>>45
>>48
>>49
まで発展させてもらえるとは!
多謝です
52こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/05(月) 02:51:47 ID:XDubl0i1
いや最高だよかなりの良スレだね マジ腹いてぇ(笑)
53こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/05(月) 02:58:46 ID:HT2hOz7K
  ★★★ また韓国、意図的な、でっち上げ反日報道 ★★★
 韓国大手テレビ局の8月15日番組「日本軍731部隊の生体実験」が、実は真っ赤なウソ、中国映画の盗用でっち上げだった。
 韓国マスコミは反日番組で、この種の歴史歪曲(わいきょく)をよく行うが、今回の事件で 「日本攻撃ならウソも平気」 という腐った民族性が改めて確認された。

 番組では実験の様子を「白黒の記録フィルム風」に紹介したが、視聴者から「映画の場面と同じ」との声が上がり、悪質なでっち上げが露呈した。
 この中国映画はカラー作品だが、テレビでは本物に見せかけて「白黒」に変えられており、意図的なでっち上げであることは明白。

 日本の 民 主 党 【岡田党首】 は、日本国内に数十万人もいる反日的な在日韓国・朝鮮人に、日本の選挙権を与え、 民 主 党 に投票させようと画策している。
 在日韓国・朝鮮人の大部分は、戦後のドサクサで勝手に密入国した不法滞在者とその子孫だが、「強制連行された」と真っ赤なウソをつき、被害者のフリをして日本国内に居座っている。
 収入あっても税金払わず、さらに毎月二十数万円の生活保護をもらい、日本人の悪口を言いながら優雅に遊び暮らしている。
54こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/07(水) 07:35:23 ID:/ceRTMJt
山岡「おや 久しぶり!」
岡部「? どうしたんだ善臣。」
善臣「岡部さんっ・・・ ぼくは・・・ もうダメですっ・・・・・・!!」
板山「・・・へえ、ゼンノロブロイで試験を・・・・・・
   ふうん・・・その主戦騎手とやらになるってのは大変なことなんだねえ・・・・・」
岡部「藤沢厩舎の主戦といったら、日本中で一目置かれます。
   大変名誉なことですよ! やはり善臣には無理だったんでしょう・・・・・・」
栗田「でも、どうして日経賞のゼンノロブロイなんかで試験をしたのかしら・・・・・・」
板山「ふうむ・・・ 日経賞を選んだところに、藤沢師の深い考えがあるんだろうなあ。」
山岡「深い考えなんてありゃしませんよ!
   あの男は下手な騎手をいじめて喜んでるだけなんだ!!
   よし 善臣くん、我々に日経賞のゼンノロブロイに騎乗した
   映像をみせてくれないか。藤沢師がどうして怒ったのか、
   きみが乗ったレースを我々も見てみなければわからない。」
善臣「実はぼく自身、自分の乗った日経賞のゼンノロブロイは、
   ペリエが騎乗した時のロブロイにはとうてい及ばないことは分かってるんです。
   分かってはいるんですが、どう乗ったらよいか、まるで見当がつかないんです。」
栗田「まあ・・・・・」   板山「それじゃダメだよなあ・・・・・・」
山岡「とにかく見せてくれよ。」  
岡部「しかし今夜は無理ですね。私の所に今日はビデオを置いてないので。」
山岡「じゃ、明日の昼は?」  岡部「けっこうです。善臣、いいな!」
善臣「はい。」
    ・
    ・
藤沢「なんという乗り方だ! へたくそな騎手が馬に乗るからだ!!
   へたくそどもに馬を与えるなっ!! 」
中川「ははっ。」
藤沢「あれは!!」  中川「は?」
栗田「善臣さん。」  山岡「俺たちもちょうど岡部さんのところに行くところさ。」
善臣「関東に調教をしに行って来たんです。」
栗田「良い調教、できた?」
善臣「ええ・・・・・調教はあの時も、最高の調教ができました。
   それなのに、どうしても思った通りの走り、瞬発力が出ないんです・・・・・・・・・・・・」
栗田「ふうん・・・・・・」
善臣「何か特殊な技術があったり、特別な騎乗法があるのか・・・・・・・・・
   ぼくにはそうとしか考えられません・・・・・・」
山岡「まあとにかく、見せてくれよ。」  善臣「はあ・・・・・・」
          ・
岡部「ムチも、勝負服も、仕掛けも、ペース判断も、吟味しつくしてたんです。
   これ以上はどうしようもありませんでした・・・・・・」
栗田「ムチまでも・・・・・・・・・」
岡部「どうぞ、みてやってください。」
栗田「なんだか怖いみたい・・・・・・・・・」
山岡「よし、とにかくレースを見てみよう。」
栗田「まあ、速そうな走り!」
山岡「ああっ、わかったぞっ!!  これでは試験に合格しないっ!!」
55こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/07(水) 08:00:07 ID:/ceRTMJt
山岡「しかし平場ならその騎乗でもいいが、GUになると追い負ける。
   スピードもしっかり乗ってない。」
善臣「そうだったのか・・・・・・藤沢先生が最初にゼンノロブロイを乗せた有馬記念から
   GTをメインにレースを使っておられたんだ!
   考えてみれば先生はいつも競馬はレースの選択が第一だと
   言っておられた・・・・・・
   一見、簡単に思える阪神の2500メートルのレースでも、
   レースの格一つで乗り方が違う事にぼくが気づくことを
   期待していらしたんだ・・・・・・・
   それをぼくはっ・・・・・・平場のような軽い気持ちで!!」
山岡「藤沢師はロブロイにだってペリエやデザーモしか乗せないんだから
   仕方ないよ!
   こんなイヤミな試験をする藤沢が悪いんだ!!」
善臣「しかし・・・・・・・・」
        ・
        ・
8月27日新潟
中川「今日は、ちょっと変わった趣向の騎手を乗せて頂きます。」
藤沢「これは・・・・・・  ふむ・・・・・・ ピサノパテックか・・・
   スローペースで逃げた上に トップスピードに乗せて
   ムチをふりふり逃げ切った・・・・・・
   折り合いも、ペース判断も、申し分なし!
   第一、この鞍上は・・・!?
   ふ、そうか・・・・・・・・・・・善臣が帰ってきたか・・・・・・」
中川「先生!」
藤沢「中川、善臣をうちの主戦騎手にしろ。
   時間はかかったが、試験に合格したからには主戦にしてやらなければなるまい。」
中川「先生っ、ありがとうございます!!」

おわり めでたしめでたい ってなことになればいいのになあ(゚▽゚*)
56こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/07(水) 08:31:23 ID:/ceRTMJt
 妻「おまちどおさま。」
社主「お、武豊か。」
 妻「すみません、豊がいなくて、幸四郎ですって。」
社主「なんだ・・・・・・ガッカリだな・・・・・・」
息子「幸四郎は豊より落ちるの?」 
社主「うん、腕が落ちるな。 騎乗以来も豊のほうがずっと上だ。
   それだけ豊の方が、高く評価されてるってことだ。」
息子「ほうらごらんよ!」
社主「え・・・・・・なにが?」
栗田・山岡「?」
息子「豊も幸四郎も見た目同じような騎手じゃないか。
   それでも豊と幸四郎じゃ評価が違う!
   大学だってそうじゃないか! 外から見れば同じようなものだけど
   大学の名前が違えば、それで受ける評価は変わるんだ!」
社主「公一・・・・・・」
息子「僕は幸四郎なんだ。見た目同じでも、僕より良い大学を出た奴は豊だ。
   幸四郎は豊より低く評価されてるんだ・・・…」
57こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/07(水) 19:54:16 ID:DXKj39Sh
山岡「こっちは、兄貴の武豊。こっちは、弟の武幸四郎だ。
   まれに例外はあるけど、競馬で二人が走った時、
   人気で来るのが豊、人気薄で来るのが幸四朗だ。」
栗田「人気の豊、人気薄の幸四郎っていうわね。」
公一「覚えやすいね。」
山岡「豊と幸四郎は、見た目はそっくりなのに腕が違う、
   そう公一くんは言ったな。」
公一「うん・・・・・・」
山岡「ここに豊と幸四郎の騎乗ぶりを録画してある。
   実際に見て、どっちが豊で どっちが幸四郎か当ててみてくれ。」
公一「え、僕が!?」
山岡「幸四郎は豊に劣ると言っただろう。
   どういうふうに劣るか教えてくれ。」
公一「いや・・・・・・ だって・・・・・・ そう決まってるんでしょう?」
山岡「誰が決めた?」
公一「誰がって・・・それは長い間にいろいろな人が食べてみて・・・・・・」
山岡「こら、ふざけんなよ! 
   俺はおまえが自分の眼でどう感じるか教えてくれって言ってんだよ!」
社主「いや山岡 公一にそれは無理なんじゃないか?」
山岡「お祖父さん子 お祖母さん子は三文安いってことわざ、知ってますか?」
社主「う・・・・・・」
公一「わかった、やってみるよ・・・・・・」
 妻「ほら公一、違いが分かるでしょう、こっちの方は・・・・・・」
山岡「お祖母さん子は三文安いってねえ・・・・・」  妻「オホン・・・・・・」
公一「豊の方はレースでの決め手が幸四郎より心持ちあるような気がするよ。
   筋肉も豊かの方がムチムチしている。」
山岡「お? ふんふん! 奥さんはどうだ、奥さんのかわいさはどうだ?」
公一「豊の妻の佐野量子のほうがかわいいみたい。」
栗田「まったく同じ意見よ。」
山岡「で・・・・・・どっちがうまい?」
社主「腕っぷしが強くて、筋肉がムチムチしてて、佐野量子が奥さんなんだから、
   豊の方がうまいに決まってるだろう。」
山岡「あ〜〜〜〜っ、 駄目ですよ教えちゃあ!
   お祖父ちゃんはしょうがねえなあ、ぶちこわしだよ!」
公一「ふーん・・・・・・・・・ でも僕は豊の方がうまいとは必ずしも言えないと思う。」
社主「え?」  妻「どうして・・・・・・」
公一「だって・・・・・・決め手があって、筋肉がムチムチしてるの、苦手な馬だっているよ。
   高島彩のさらっとしてさっぱりとした性格の方が好きな人だっている。」
社主「む・・・・・・」
公一「それに、人気になりゃいいってもんじゃない。
   幸四郎の、人気薄で気軽にさっぱり乗ってくれる方が好きな調教師だっているもん。」
山岡「じゃ答えてくれ。 どっちが優れていて どっちが劣るとおもうんだ。」
公一「それは・・・・・ 人気とか、得意戦法とか微妙な違いはあるけれど、
   どっちが優れてるとか劣っているとか言えないよ・・・・・・」
山岡「よし、偉いぞ! ちゃんと自分で判断したな。
   確かに豊に比べれば、幸四郎はそのレースと馬場によっては、人気薄で、
   決め手にムラがあったり泥くさかったりすることがある。
   だから幸四郎の方が低く評価されている。
   だが短距離のレースでは印も厚く鞍上も十分に気をつけていて、最高にうまい。
   豊と幸四郎を比べるならこういうレースでなくっちゃ公正じゃない。
   こうして実際に乗り比べてみれば、豊には豊の 幸四郎には幸四郎のうまさがあって
   どっちが優れていて、どっちが劣るというものではないことがわかるだろう。
   どっちもそれぞれに良いところがある・・・・・・」
おわり  どう考えても豊のほうがうまい!  (>_<)
 
「なあ、ユーイチ、親父さんは本当に日本中でも何人といない名人だったよ。
 その親父さんの口からおまえさんが大変に熱心で、腕前の方もなかなかだと聞いていた。
 だが今日も痛感したが、やはりおまえさんの騎乗は親父さんのにおよばない。」

川西先生、祐一君も頑張ってるんだからそこまで言わなくても・゜・(つД`)・゜・
58こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/19(月) 19:23:57 ID:LwgLcEJf
揚げてみる。
59こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/19(月) 20:18:07 ID:dgAYqlpk
ドス

ドスドスドス

ドスドスドス


雄山「この上がりを作ったのはだれだぁ!!!」
善臣「わ、私です・・」
雄山「きさまはクビだぁ!!!!」

60こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/22(木) 09:47:17 ID:LJl7jbm2
小泉局長「へえ、熊沢は障害だけかと思っていたが、平地でもうまいものなんだねえ」
61こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/22(木) 09:59:58 ID:e9VvS8hp
究極vs至高スレの職人さんは今どうしているだろうか
62こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/22(木) 21:13:36 ID:tWscWQvD
三谷「最近の若い人達の中には、岡部や善臣にあきたらなくなって、
   本物の騎手を探してたら、池添に出会ったという人が多いみたいだね。」
山岡「池添のレース進行は高度で、だから味のある渋みがあるよね。
   それが、単調なレースの岡部や善臣しか見たことのない若い衆には目新しく見えるんだろうね。」
栗田「嫌ねえ、若い衆ですって!」
花村「競馬好きの中に多いのよ、こういうタイプ。
   えらそうに能書きたれてオジンぶるのが、」
栗田「競馬オヤジね。」


桐田「結婚したら毎週善臣の馬券を買うことを認めろと・・・・・
   美枝が好きな騎手を買うのは許さなあかん思います・・・・・
   けど、もうひとつの条件が・・・!
   僕にも善臣の馬券を買えるようになれと・・・・・・」
栗田「まあ!」
山岡「関西の人はみんな善臣が嫌いだからねえ。
   子供の頃から下手だと思い込んでる騎手を、急に買えといわれても困るだろう。」
桐田「そうなんです・・・・・・
   関西にはもっとごっつう旨い騎手がぎょうさんいますさかいなあ、
   あないなくされ騎手わざわざ買わんでも・・・・・・・・・・・・」




63こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/23(金) 01:29:42 ID:s3nDVMj7
先生の扱いがひどすぎて泣けてきた…おもしろいけど
64こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/23(金) 17:41:57 ID:AZwOvmAq
 職人さん、乙です。堪能させてもらってます。
 ただ、ひとつ贅沢を言わせてもらえれば、元ネタの違う話をまとめて投稿
されるより、ひとつひとつ分けていただいた方が、読む方としては二度楽し
めて有難いです。よろしくご検討ください。
65こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/23(金) 20:00:17 ID:wINfADBY
>>64
了解しました。^^ ということで、今日も、そろそろネタ切れっぽいけど。

花村「善臣さんは、昔からの名声にあぐらをかいて、もっと大きく成長しようという
   覇気がないのよ!」
山岡「覇気?」  
花村「勇気といってもいいわ。」
山岡「善臣に勇気がないって?」
花村「そうよ!新しい思い切った騎乗を試して、騎乗技術を大きく発展させる
   勇気がないのよ。 それが私には歯がゆいの。」
        ・
        ・
善臣「信じられない!武豊に比べると地味で重たいの感じアンカツがビリーヴと
   出会うことによってすっきりとさわやかにっ!
   全く異質と思われたのが、こんなに互いを引き立てあってよく調和するなんて!」
山岡「善臣さん、中央競馬に移籍してきたアンカツさんがもしそれまでの
   決まりきったワンパターンな騎乗でよしとしていたら
   この新しい騎乗法は発見できなかったでしょうね!」
善臣「え?」
山岡「もちろん岡部直伝の伝統の騎乗法を守るのも大事ですが、
   新しい戦法を作ることも、競馬の世界を広げるということでは、
   価値のあることじゃないでしょうか?」
善臣「な、なるほど・・・・・・・
   典子がこんなことを根回しした訳がわかったよ。
   よし・・・・・・私も先行抜け出し一つにこだわらずに、
   いろいろと新しい戦法0でレースをつくることに挑戦してみよう。」
      ・
      ・
客1「テレビで見ましたよ。実に残念です。
   この岡部から引き継いだ先行抜け出し一つを守ってこそ
   柴田善臣じゃないですか。」
客2「大逃げや、まくりや、直線怒涛の追い込みなんかほかの騎手に
   まかせておけばいいじゃないか!」
客3「アンカツはアンカツ、善臣は善臣でしょう。」
客4「そんなに手を広げたら肝心の平場のレースの連対率が落ちます。」
客5「手を広げたばかりに腕がだめになった騎手はいくらでもいますよ。」
花村「まあ・・・・・・このお客さんたちの真剣なこと・・・・・・
   善臣の騎乗にこんなに真剣な思いを寄せてくださっているなんて・・・・・・」
客6「善臣さん、お願いです。
   もっとたくさん馬券を買いに来るようにしますから、
   手を広げたりしないで!」
善臣「ご安心ください、テレビで言ったことは取り消します。
   柴田善臣は今まで通り、この先行抜け出し一筋にまいります。
   遠征も絶対致しません!」
        ・
        ・
山岡「騎手にとって最大の誘惑は海外遠征をしたり、新しい持ち味を出そうとして
   拡大膨張しようということなんだ。
   とくに評判のいい騎手ほどその誘惑は大きい・・・・・・
   その誘惑にのって拡大膨張するよりもじっと伝統を守って
   一か所に留まり続ける方が、ずっと勇気のいることなんだ!」

終わり めでたしめでたし 
善臣さんにうらみはないのだが、どうしてもネタにしてしまう。^^
66こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/23(金) 23:04:36 ID:wINfADBY
山岡「へえ、これ北村くんが勝たせたの、すごいじゃない。」
北村「このあいだセントライト記念に乗せていただいて、
   そしたら僕の乗ったキングストレイル勝っちゃったんです。
   すごく感激しちゃって・・・・・・」
栗田「よかったわね。」
善臣「僕より年下なのに、もうこんなレースを勝てるのか・・・・・・」
北村「うちの藤沢先生は強い馬育成の名人なんです。
   それ見てて僕は騎手になろうと心に決めて・・・・・・
   横山典騎手が主戦を降ろされたから、僕が主戦騎手になりたいと思って
   ここに来たんです。」
栗田「これからどんどん大レースに挑戦するのね。」
北村「ええ、自信あります。」
藤沢「前途洋々だよ。」
山岡「しかし藤沢さんの仕上げは見事なものだったね。」
善臣「その藤沢さんの馬を好走させていってる北村くんはえらいです・・・・・・
   年下なのに、僕はなんにも出来ない・・・・・・
   僕なんかダメですよね・・・・・苦労して、馬を調教する技術を磨く人がいるのに、
   その馬を凡走させてしまうんだから・・・・・・
   最低だ・・・・・・」
栗田「善臣さん、山岡さんの試験に合格よ。」
善臣「え?合格」
山岡「君は藤沢さんの調教の技のすごさに感激し、
   その馬の仕上げの出来栄えに感動した。
   その感受性は騎手には不可欠のものだよ。
   そして自分が凡走させた馬のことを忘れずに心の痛みとして持っていて、
   藤沢調教師と北村くんが技を磨くために重ねてきた苦労を察すると、
   自分を責めずにはいられなくなる。
   その繊細な神経と純正な心も、騎手に不可欠なものだ。
   喜んで君を日本でも指折りの一流調教師に紹介するよ。」

終わり  善臣くんよかったね。
67こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/23(金) 23:45:49 ID:ovSw0mck
久々にみましたが、やっぱおもろいす。
初期の作品が元ネタでしょーね
なんか記憶にあるから
68こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/24(土) 02:51:48 ID:rWv4V5HP
_ □□    _      ___、、、
  //_   [][]//   ,,-―''':::::::::::::::ヽヾヽ':::::/
//  \\  //  /::::::::::::::::::::::::::::::i l | l i:::::::ミ  ヨシトミの
 ̄      ̄   ̄/ /:::::::::,,,-‐,/i/`''' ̄ ̄ ̄ `i::;|  馬券を買ったのは  
―`―--^--、__   /:::::::::=ソ   / ヽ、 /   ,,|/    誰だ!!! 
/f ),fヽ,-、     ノ  | 三 i <ニ`-, ノ /、-ニニ' 」')    
  i'/ /^~i f-iノ   |三 彡 t ̄ 。` ソ ハ_゙'、 ̄。,フ | ) 
,,,     l'ノ j    ノ::i⌒ヽ;;|   ̄ ̄ / _ヽ、 ̄  ゙i )  
  ` '' -  /    ノ::| ヽミ   `_,(_  i\_  `i ヽ、 ∧ ∧ ∧ ∧
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691/2:2005/09/25(日) 21:09:34 ID:k5ZRC1jj
花村「あの店よ、ウインズ!あそこで馬券を買うのよ!」
栗田「すんごい行列!面白いレースだっていろんな本や雑誌に
   出てるからなのね!」
花村「早く並びましょう!!」

花村「ああ、もー待ちきれないわ」
栗田「ふふつあたしも…」
職員「早く奥へ移動してよ、忙しいんだからッ!」
花村「まあ」
田畑「こわーい…」
山岡「……」

職員「ペン、レープロ、マークカードはそっちにあるから」
栗田「わっ、いいメンバー!」
花村「あたしディープから買っちゃうからね」
山岡「マークカードが足りないんだけど……」
職員「うちはみんな一人一枚でやってもらうことになってますから」
山岡「何っ!?記念馬券も流し馬券も同じマークカードで
   書けっていうのかっ!!」
702/2:2005/09/25(日) 21:10:20 ID:k5ZRC1jj
職員「こちら何にするの?」
親父「あ、ああ……あのディープインパクトからストーミーと
   シックスセンスとジャパン、トウカイの馬連、それとストーミーカフェから
   シックスセンス、アドマイヤジャパンの馬連、アドマイヤジャパンとマチカネ……」
職員「軸馬をバラバラに注文しないで」
おばさん「え?と言いますと…………」
職員「賭け金安いんだから、何種類も軸あると面倒なの
   軸は一頭にしてくれないと受けつけられないわけ」
山岡「何だって!?」
栗田「そんな」
親父「これは人気のレースだからね、仕方ないよ……」
おばさん「じゃ、みんなストーミーにしましょうか」
職員「ストーミーから3点ね」
山岡「行こう、出るんだ!!」
栗田「え?出るって……」
田畑「まだ何も賭けてないわ」
山岡「こんなとこで何も賭けちゃいけない、賭ける賭けないとかいう以前の問題だ!
   マスコミに取り上げられたくらいでいい気になって、
   客を粗末にするような企業の作るレースは、賭ける価値がないっ!!」
71こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/25(日) 23:16:43 ID:nK8U0oJm
まっとうな主張をする山岡ワロスw
72こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/26(月) 19:16:59 ID:JIRT5VoX
山岡「善臣はうわさ以上のひどさだよ。」
 辰「ああ…代がわりして岡部ラインの中にゴタゴタがあったからなんだ。
   騎手がすっかりやる気なくしてね。
   今あの騎手に頼んじゃダメだよ。
   今いいのは北村だ。若いけど才能のある騎手が、
   腰すえてやってるからね。 
   あいつが今、ダントツだね………」
73こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/27(火) 00:32:51 ID:k8yKmWM8
>>69-70www中華街の話だっけか
>>72なんだったかなー
出てこないw
74こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/27(火) 00:54:28 ID:69QjmnmE
>>73
京極さんを接待で失敗して、「岡星」で接待し直す話。
75こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/27(火) 22:13:04 ID:qEFUYCzr0
72の続き
京極「何や、ちっぽけな騎手やな。ほんまにこんな騎手でうまい騎乗が
   みれるんかいなッ。」
北村「らっしゃい。」  山岡「始めてくれ。」  北村「へいっ。」
京極「この若僧かッ、どんな騎乗を見せる気か知らんが、
   容易なこっちゃこの京極万太郎満足させられんで。」
富井「こ、こんな騎手で大丈夫なのかね、栗田君……!」
栗田「辰さんご推薦の騎手だから……  ……」
北村「へい、おまちどォ!!」  富井「ええーー!!」
京極「な、何やて!?」  谷村「これは…」
栗田「セントライト記念のキングストレイルに北村騎手!」
富井「や…山岡君これは冗談だろう!!ほかに何か出るんだろう〜〜!!」
山岡「いえこれだけです。これが今日のレースのすべてです……」
奥野「も、もう駄目だあーーっ!!」
谷村「山岡君これはいったい…!?」  
富井「だから山岡なんて信用出来んと言ったんですよ!!」
京極「まてっ!!  ……
   …この毛なみのツヤツヤとした輝きはどうや、まるで宝石のようやないか…
   そして一息一息の呼吸が合っとる………
   しかも一ハロンごとの通過ラップが全部そろうとるで……
   …このねばり、この末脚、上手に乗ったなあ……
   スタートから直線手前までだけさっと流して、
   瞬発力と最後の直線での末脚をちっとも失わんように乗るんは至難の技なんや…」
   わしが今の財産築いたんはな、戦前にセリで大もうけしたんが始まりや…
   今でも馬の研究を怠ったことはない。
   この馬の素性も当ててみせるで……
   父は外国馬やな、それもフランスやない、アメリカや。
   サンデーサイレンス!どうやッ!」
北村「お見事、当たりです!」
76こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/27(火) 22:29:53 ID:qEFUYCzr0
ルピ「だめです。日本馬にはやはりフランス競馬は無理です。
   これも馬の質が全然だめだ。
   ロンシャン競馬場で凱旋門賞を走る資格のある馬は、この中にいません。」
大里「!」  栗田「だ…だめだったの!?」
守衛「ああ…不合格か…」
ルピ「すごい、信じられない!この、ディープインパクトは完璧だ!
   この瞬発力は…?フランスでも、これほどの競走馬はなかなかいない。
   それにすごくパワフルだ。
   サカナ食いの日本にこんな競走馬がいるのか…? わかったぞ。
   あの馬はあなたのですね?」
武豊「さあね…・」
77こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/27(火) 23:40:35 ID:k8yKmWM8
>>75wwwww
SSは大体あたるわなw
 
京極はん、登場はやな奴だったのね
78こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/28(水) 12:29:38 ID:mkuSDW6D
京極さん初登場のやな感じも誰か作れそうw
79こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/28(水) 17:13:19 ID:dqFfd8HA
このスレ、昨日発見しました。
>>39の「鞍上がべったりとはりついてる・・・」がツボにはまってテラワロス!!
80こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/28(水) 18:43:58 ID:qVlkRmEw
 かなりの良スレ。投稿したいが手元にあるのは最新刊のみ。。。
 やっぱり元ネタが初期の方が面白く感じてしまう。個人的には結婚以降だと、何の話 かほとんど
思い出せなくなってしま。

>28 ゾウゲブネメガミって……禿藁
81こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/28(水) 23:00:14 ID:dnqtVYd7
男 「おおっとれた! とれたぞォ!!」
山岡「何?」
男 「やっととれたわい!」
山岡「よおーし!!」
栗田「ねえ、何がとれたの!?」
山岡「アンカツだ、騎乗依頼をとるために一週間、頑張り続けた。」
栗田「これがアンカツ……」
82こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/29(木) 00:50:13 ID:Xy36ITPY
松本好雄「ようこそいらっしゃいました。皆様に喜んでいただこうと
      精一杯名馬を用意しましたので、ぜひごゆっくりお楽しみください。」
栗田   「わあ、見事ね!メイショウドトウだわ!」
山岡   「この馬はG1宝塚記念を含めて重賞を5勝してるんだよ。」
富井   「おおっ!こりゃ強い!」
山岡   「ううむ、これはナリタトップロードよりメイショウドトウのほうが強いかな。」
金子真人「これはマル外の二流馬だよ。私は何頭でも持っているよ。やはり
      一流馬とは格が違うね。」
栗田   「ま・・・・みんなが強いと言っているのに自慢話で水をさすなんて・・」


栗田   「メイショウカイドウだわ。スキャンの産駒ね。」
富井   「どひゃあ!こりゃ強いねーっ!!」
山岡   「小倉大賞典、北九州記念、小倉記念の小倉三冠を達成したメイショウカイドウだ。
      小倉のスペシャリストと呼ばれて、小倉では敵なしとされているんだ。」
金子真人「私のカネヒキリは3歳ダート三冠を余裕で達成したね!」
山岡   「・・・・」


山岡   「お、すごいやメイショウボーラーだ!」
栗田   「あまりに強いのであっという間にダート界の頂点に立ってしまった名馬ね。」
金子真人「ま、名馬といっても勝ったレースによって格が違うんだ。私のディープインパクトは
      皐月賞、ダービーを制して無敗の三冠間違いなしだね。」
栗田   「嫌味にもほどがあるわ。もううんざり・・・」
83こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/29(木) 00:51:25 ID:Xy36ITPY
富井  「いやあ満足した満足した・・・何?これがメインステーブル?」
山岡  「安田伊佐夫と高橋成忠ですよ。」
栗田  「馬のケアが上手なんですよ長い競争寿命が自慢なんですって。」

松本好雄「いかがでしたか?満足していただけましたか?」
富井  「いや、どれもこれも素晴らしい馬で、堪能しました。」
栗田  「とても楽しゅうございました。」
松本好雄「そう言って頂ければ・・・」
金子真人「しかし率直に言わせていただくと、大馬主の聞こえも高い松本オーナーの晩餐会に
     してはちょいと残念でしたな。」
松本好雄「と、申しますと・・・」
金子真人「まずメイショウドトウだが、わたしのクロフネのほうがマル外としては
     圧倒的な強さでしたな。
     メイショウカイドウは小倉以外では走らないし、メイショウボーラーはダート路線で
     相手に恵まれていた。芝の重賞勝ちが2歳時だけとはね。」
     それにメインステーブルが淋しい。だいたい松本オーナーは委託厩舎がわびしいですな。
     社台の絢爛豪華な若駒たちは藤沢厩舎や橋口厩舎でその能力を遺憾なく発揮させる。
     私の馬も新進気鋭の松田国厩舎や老練の池江厩舎で確実にビッグタイトルを獲得する。
     それにひきかえ松本オーナーの委託厩舎はおそまつなもんです。
     出走回数だけが自慢の高橋成忠とか2着ゲッターの安田伊佐夫とか実に不細工だ。
     委託厩舎のみすぼらしさが松本オーナーの大きな欠点ですな。」
山岡  「俺はそうは思いませんね。
     まずクロフネだが俺も競馬場でレースを見た。金子さんの言うとおりクロフネはいつも圧勝だった。」
金子真人「な、そうだろ、クロフネのほうが上だよ。」
山岡  「それは逆ですよ。圧勝したのは他馬が弱かったからです。メイショウドトウは常に
     最強馬テイエムオペラオーと接戦を演じている。クロフネより実力は上です。」
金子真人「む、ぐっ・・・」
山岡  「さらにカネヒキリですが、スムーズに好位につけられなければ馬群にもまれて沈んでしまいます。
     どんな競馬にも対応できるメイショウカイドウのほうがサラブレッドの魅力を引き出します。
     それからディープインパクトですが、競馬は馬によって得意とする距離や馬場が違うのです。
     クラシックやJC、有馬記念を勝てばいいという訳ではない。
 
山岡  「松本オーナーの狙いは保護です。」
金子真人「保護?」
山岡  「そうです。様々な零細血統の馬がいたことに気づかなかったんですか?
     松本オーナーはサンデーサイレンスやブライアンズタイムをつけることができない小規模牧場
     とも親しく付き合って馬を購入し、またその馬を活躍させることで、小規模牧場と零細血統を
     保護してくれているのです。
     競馬は人それぞれの楽しみ方がある奥深いスポーツです。馬の強さだけじゃなくて
     そこを見落としては競馬の真価は分からない。」
金子真人「お、おのれっ!」
     

初挑戦だけどグダグダに・・・
84うすびぃ:2005/09/29(木) 01:02:51 ID:ky2TShja
じゃ俺も・・・

海原「バカどもに馬を乗せるな!」
中川「ごもっともです・・・」
85こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/29(木) 01:16:40 ID:U2TvR+qH
>>82-83毒強いけど、うまいっすw
86こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/29(木) 02:14:23 ID:65f5M5g3
「この大馬鹿もの!サイレンススズカはサンデーの傑作だぞ!
それに故障させてしまいおって!この馬一頭ほどの価値のないおまえが!死ね!死んで償え!」
87こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/29(木) 04:17:52 ID:eTRHdyXx
>>82-83
どっちに毒吐いてんだw
88こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/30(金) 00:27:37 ID:hxRbiEKD
今のところ
>>6
が一番の名言とみた
89こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/09/30(金) 19:26:28 ID:ntMRp8Wy
>>82〜83
うまいですねえ、自分もまた頑張ってみようかな、最近また人が増えたし^^

一同「善臣くん、関東リーディングおめでとう!」
富井「これは我々文化部からの心ばかりのお祝いだ、これからも頑張ってくれたまえ。」
田畑「競馬にかまけて、鷹狩りの方おろそかにしちゃダメよ。」
花村「平場のレースなんて勝ち星を稼ぐための仮の手段なんだから、
   軽く流して、要領よく立ち回るのよ。」
富井「こらこらっ何を過激なことを言ってるんだね!ダメだよ真面目に
   やってくれないと。」
善臣「ありがとうございます、リーディングのお祝いをして頂くなんて
   本当に幸せです。これからも一生懸命働きます。」
勝春「オウッス」
善臣「よおっ、よくここにいるのわかったな。」
勝春「文化部に行ったらここに来てるっておしえてくれたんだよ。」
富井「善臣くんの友達かね?」
善臣「はい 田中勝春くんと言います。岡部さんの弟子のグループで
   今JRAのジョッキーやってるんです。」
栗田「へえ……競馬の専門家なのか。」
勝春「へん!騎手なんて下らねえ仕事だよっ!」
善臣「おい勝春……」
田畑「善臣くんと同じグループの勝春くんも最近GI勝ってないわね。
   二人とも秋のGIには出走するの?」
勝春「何がGIでえ……馬主達の賞金稼ぎのGIなんかとろくせえや。」
花村「あら、ずいぶんツッパってるのね。」
栗田「確かにGIなんて、競馬関係者の自己満足で下らないと言えばくだらないわねえ……」
勝春「時間だぜ、調教 まだすまねえのかよ。」 善臣「あ、行くよ。」
善臣「勝春、おまえ今乗ってる馬 やめたがっていたな、ここの厩舎で
   乗り役募集してたぞ。」
勝春「冗談じゃねえ、もう騎手なんかうんざりだ。次の賞金もらったら、
   騎手やめて別の仕事にくらがえするよ。
   騎手なんて下らねえ仕事でよ、男のする仕事じゃねえ、俺は道を間違えたぜ。
   おまえみたいに条件戦ばかりに乗ってりゃ関東リーディングだ何だのと
   気楽なこと言ってられたのによ。」
                
90ぷぅ ◆FgGZZjraPg :2005/09/30(金) 19:38:59 ID:EFNweuK7
ええスレあるやんけw
山岡さんが競馬好きやからまたえぇな。
確か料理を馬名に例えるシーンあったな
91こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/01(土) 03:14:32 ID:Yr9XO0if
いやぁおもしろいっすね。
俺も創りたい。
けど原作は10年前に捨ててしまったので、ネタが作れない・・・orz
92こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/01(土) 05:00:47 ID:8eJ5wROC
馬に例えたのは料理じゃなくてスコッチ。
まさか美味しんぼでタケシバオーとかサッカーボーイなんて名前が出るとは思わなかった
93ぷぅ ◆FgGZZjraPg :2005/10/01(土) 14:07:10 ID:htuhAorM
スコッチか。あの話一回しか読んでなかったからうろ覚えやった…
94こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/02(日) 12:25:14 ID:YvqRj63b
元村「強い競争馬と知り合ったから、GIでも出ませんかと誘ったんだ。
   そしたら、GIなんかよりオープン特別がいいって言いやがんの。
   こちとら江戸っ子だぜ、オープン特別なんか出走して勝ち星を稼ぐような
   うすみっともねえマネが出来るかよ。」
山岡「わはは。」
水村「これだから東京の男っていやなのよ。軽薄で無神経、最低やわ。」
元村「なに!?」
水村「GIでかっこつけて勝ち目もないレースに出すより、勝ち負けできる、
   オープン特別レースに出走させるほうが、ずっと実質的でええやないの。
   その人はきっと元村さんのためと思うてそういわはったんよ。
   そのやさしさがわからないなんて。」
元村「ちえっ、いくら実質的かしらねえが、オープン特別なんかまっぴらでい。」
水村「ま、関東のジョッキーしか知らん田舎もんには、話が通じるはずもないわ。」
栗田「ちょっと さき子」
水村「関東のレースで柴田善臣に騎乗依頼した時、うち自分の眼を疑うたわ。
   しょっぱいレース運び たるいレースに慣れすぎで周りの状況も見えんほどさっぱりの騎乗…
   あんなもん一流やない!」
元村「てやんでい!
   そら確かに武豊の乗り方はうまいよ。でも人気馬に頼ってるぜ、
   てことは結果をガチガチにして、ファンの有り金をぶちこませてるだけじゃねえか、
   しみったれめ!」
95こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/02(日) 12:49:59 ID:LQjbF7ky
ボチャーン、アンカツをうみにすてました。
すみいは、とつぜん、よのなかがイヤになってしま
ったようです。
96こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/02(日) 21:33:21 ID:jXsWYr7L
ファミコン版かよw
97こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/03(月) 09:23:18 ID:mVLc//f0
料亭の前で窓叩いたら警官に捕まってゲームオーバーになるやつだなw
98こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/03(月) 11:19:40 ID:Wq/gar00
アンカツ!アンカツ!アンカツ!
99こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/03(月) 22:03:56 ID:NtaOkaVd
山岡「へえ、局長が競馬始められるんですか?」
局長「この間街に遊びに行ったら中継聞いてる人がいてね、見ている
   うちに魅せられてしまった。おっと、こうしてはおれん。
   山岡、栗田くん、一緒に来てくれ。大事な話がある。」

山岡「大事な話だって言うからなんだと思えば、競馬新聞買いに行くのに
   つき合えってことだったんですか!?」
局長「だってこの年になって初めて競馬新聞を買おうってんだ、
   一人じゃきまりが悪いじゃないか!」

店員「スポーツ紙買ってもすぐに見飽きて買い直すことになりますから、
   最初から専門紙を買った方が結局お得です。」
局長「よし、エイトに決めた。」
秀沢「おや、東西の小泉さん」
局長「おや、帝都の秀沢編集局長」
秀沢「へえ、競馬をするんですか?」
局長「そうです。大穴は爽快ですな。倍率が1000倍以上ついた時は
   胸がスッとします。」
秀沢「ほう、10万馬券が獲れるんですか!?」
局長「10万どころか20万だって軽い」
秀沢「それはご立派だ、たいしたもんです!それならレース後の方もずいぶん」
局長「この間なんて、競馬場に出前呼んできて、獲ったはしから注文して
    大勢連れて行った客を全員腹一杯にしてやりましたよ。わはははは」
100こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/04(火) 01:37:49 ID:Dx+vQxhV
続きは?
101こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/04(火) 01:45:37 ID:hnSo3Lgj
続きマダァ-(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
102こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/04(火) 17:18:09 ID:WtJYkeeO
谷村「海原さん、山岡君、ともに面識のない騎手を集めました」
海原「レースを見てうまく乗ったか下手かを判定するのは簡単だ。
   そこで騎乗する前に、どの騎手がうまく乗れるのかを当てることにする」
谷村「騎乗する前にですと!?」
富井「そんなこと出来るんですか?」
海原「ますはおまえから騎手を吟味しろ」

山岡「腕と腹と背中を見せてくれ。
   そこと、そこと、そこと、そこの四人、こっちに来て鞍をつけてもらおう・・・」

栗田「あの人、用意してある物を着けたのに、となりの人は鞍と鐙を自分のを使ってるわ。
   あの岡部って人は鞍と鐙、手綱まで自分の物を使ってるわ。
   そのとなりの柴田って人も同じやり方だわ・・・・・馬に着けるのがいくぶん早いかしら・・・」
山岡「もういい、わかった」
海原「次は私だ、今の四人、このテープの馬の足音で、仕掛けどころで手を上げろ」
山岡「・・・・・・」
栗田「?」

ドドドッドドドッドドドッド

海原「これでわかった、さてこの中から誰を選ぶ?」
山岡「この、柴田善臣だ!!」
海原「私は岡部を選ぶ!実際にここに集まった騎手たちでレースをしてもらおう。
   騎乗する馬はWSJS方式だ!」

初挑戦でした、続きはまた今度書きます。
103こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/06(木) 16:55:58 ID:HDrKtBP1
Dang Dang キニナル
104こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/06(木) 17:52:46 ID:HDrKtBP1
メジロマックイーンというサラブレッドが、優れているから評価してんだ。
トウカイテイオーなんて大騒ぎしたけど、
5年前のメジロデュレンにも追いついてないよ!
おまけに、ほら、その馬体のダサくてみっともないこと、
まともな美的感覚があったら見れたもんじゃない!
だからさ、メジロマックイーンという優れた競走馬がいることを知らないばかりに
大勢の人間が競馬で苦労しているのが二十世紀の悲劇のひとつなんだけど、
藤村さんもその一人ってことさ。
トウカイテイオーなんて、松元省一がマックをマネるために厚化粧しただけの代物だ!
テイオーほど買いにくい馬はないよ!
そんな馬買う奴は池沼だね、だからあれはトウカイテイオーじゃなくて、後悔低脳ってんだ!
105こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/06(木) 18:43:59 ID:HDrKtBP1
山岡「あの男にとって、絵画や陶器と同じく競馬は重要なことなのさ、
   オレは馬なんてものは人間に奉仕するためのものだと思う……
   だがあの男は人間を馬に奉仕させた。
   競馬に異常なまでにこだわり、そのために家族を犠牲にしてかえりみなかったからだ。」
谷村「吉田善哉の競馬好き、帝王のような相馬眼は天性のものと言える。
   それが昂じて「社台サラブレッドクラブ」を創立し、主催するまでになった。」
栗田「「社台サラブレッドクラブ」!?」
谷村「我々には無縁の世界だよ…
   政財界のトップレベルにある貴賓紳士を会員とし、
   吉田善哉の育てた一流のホースマンを手足のように使って、
   金に糸目をつけずに作ったあらゆる良血馬を会員に提供しようというものだ。」
富井「ええ、僕も噂に聞いてますよ。
   すごいですよね、早来にクールモアも顔負けのすごい種馬場をかまえてますものね。」
谷村「会費が高額な上に、吉田善哉の気に入らないと入会できないそうだ。
   うちの大原社主も会員だが、入会するまでに三年待たされたというんだから。」
栗田「会員というだけで名誉なんですね。」
富井「そらもう大変な名誉だよ」
山岡「くだらんッ、そんなのは低劣な俗物根性だ!!」

連投スマソ
106こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/06(木) 19:29:58 ID:ce+UCIul
>105 GJ!

栗田「「社台サラブレッドクラブ」!?」
谷村「我々には無縁の世界だよ…

…キャロ会員の拙には、このくだりが味わい深かったでゲス
107アンカツごめん 1/2:2005/10/06(木) 20:03:07 ID:HDrKtBP1
安藤「何だこのダービーは!!」
武豊「何か不都合なことが…」
安藤「だから私は武豊TVに招ばれるのは嫌なんだッ、
   人を招んでおいてこんなレースを見せるとは!!」
見栄晴「お呼びでございますか………」
安藤「見栄晴!!私が誰だが知らぬはずはあるまいな!!」
見栄晴「は、はい、もちろん存じ上げております。
    この世界の者で安藤先生を存じ上げない者はおりません。」
安藤「そうか、キンカメでダービーを圧勝した安藤勝己と知りながら
   こんなレースを見せたのか…この私もなめられたものよなッ。
   中央の騎手は馬の乗り方も知らんのかッ!!
   何だ、この福永祐一は、まるで見れたものじゃない!!
   キングヘイローもそうだ、道中の折り合いがまるでなっとらん、成長放牧してこいッ!!」
見栄晴「は…はい ただいますぐに!」
安藤「武豊さん、こんな世代の馬を強いと思っているようじゃ、
   「日本中央競馬会」の騎手になっている資格はありませんなあ。」
武豊「い、いや…しかし、この世代はもっと強かったはずですが……」
108アンカツごめん 2/2:2005/10/06(木) 20:03:49 ID:HDrKtBP1
安藤「中央競馬のリーディングというから少しはましな馬に乗っているかと思えば、
   こんな世代のクズ馬を有難がっているとはな!」
武豊「うぬ…」
安藤「そんな程度の相馬眼をしておるから、
   モノポみたいな無能な馬を新種のサラブレッドなどと言うんだッ!!
   まったく大笑いだ、わあっはっはっはっ!!」
武豊(番組が気に入らなければ、出演を断ればいいものを、
   こうやって何度もビデオ再生することで私に恥を……)
見栄晴「お待たせいたしました。」
安藤「ほう、泣いて土下座すると思ったら、こりずに作り直してきたか。」
見栄晴「どうか、もう一度ごらんくださいませ。」
安藤「うん?」
武豊「これは……!」
安藤「さっきとまるで強さが違う!!末脚が違うんだ、末脚がッ!!
   鞍上がかわったな!!どんな鞍上だッ!!
   いやァ、なかなかあれだけの脚は出せるもんじゃない、
   どんな鞍上か、顔を見せてもらおう、大した腕前だッ!!」
田中勝「ぎえっ、あ…安藤勝己!!」
横山典「すると厳しい客というのは…」
柴田善「くそ、この男が客と知ってりゃ見せるんじゃなかったぜ!」
武豊「善臣君だったのか、あのキングヘイローに乗ったのは!」
109こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/06(木) 21:53:16 ID:HDrKtBP1
小島太「私の号の一字を取って、「太一」いうんはどうや?
     フトシで一番や、この何とも不思議な感覚のダンスに合うとるように思うけど…」
境勝太郎「フトシで一番か、面白い、いいじゃないか。」
110こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/07(金) 00:17:34 ID:Ir6IAhFv
栗田「わあきれい、栗毛の馬の上に可愛い池添がのってて……」
谷村「さすがだね、4Fの52秒台といいラストの12秒台といい、
   デュランダルの切れ味を損なわず引き出している。」
藤沢「まったく関西人というのは能がないな、
   何にでも坂路と単走追いをかけなきゃ気がすまんのだからな。
   うちの厩舎スタッフがこんな見事なマイラーを与えられたら、
   ダンスインザムードとウインラディウスを先行させて3頭併せにするだろう。
   その方がサンデーの切れ味を充分に引き出す。」
客A「なるほど、藤沢先生の言われる通りだ、3頭併せの方がいいですなあ。」
客B「やはりマイラーは藤沢厩舎ですか。」
藤沢「そういうことだ、関西人はマイラーの扱い方を知らんな。」
富井「何という傍若無人な……」
谷村「調教師の坂口氏も気にしているよ。」
111こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/07(金) 16:16:46 ID:ygUYjSJh
ごめん!長文読む気にならん!
112こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/07(金) 16:38:11 ID:zIsC0yv2
>>102天ぷらだっけw GJ!
>>110可愛い池添がのってて ワロス
113こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/07(金) 16:46:24 ID:9j+WEMUB
>>110
一行目がワロタw
114こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/07(金) 19:43:34 ID:JxOhLt5N
森「拙は調教の修行の傍ら地方競馬の研究も怠っておりやせん」
  「森流地方競馬周りという本を来年にも出版するつもりでやんす」
厩務員A「そりゃいいや。じゃ、ぜひ海外遠征もおそわらなきゃ」
厩務員B「ペリエ、こちらの馬の調教かかってや」
ペリエ「へい」
馬主「ちょっとまってくれ、今あのフランス人に調教させている馬は私の馬かね?」
厩務員B「へえ、さようでございます」
馬主「悪いが馬は引き取らせてもらう!」
厩務員A「ど……どうしてっ!?」
馬主「冗談じゃないよ、森といったら頭が砂漠じゃないか、ノボジャックとノボトゥルーしか走る馬のいない厩舎だ」
   「ペースオンチのペリエの調教した馬なんか気持ち悪くてレースに出せないよ!」
厩務員B「なにをおっしゃいます!うちのペリエはペースオンチじゃなんかやおへんっ!」
ペリエ「フランスにだっていろんな競馬があります。頭が砂漠なんてあんまりだっ!」
馬主「ふんっ!私は何度もペリエに騎乗依頼したことがある。いくら枠が外だといったからってドタッと不細工でヨシトミのように下手だ」
一同「ヨシトミ!?」
115こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/10(月) 15:19:07 ID:OoLIoDmJ
ペリエと大先生を一緒の腕にするのは無理がある・・・
116こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/14(金) 14:58:24 ID:zJ8EplpO
客  「モレルさん、今までのところはいかがでしょう?」
モレル「実にうまい、見事としか言いようがありません。」
客  「すごい、百%の賛辞だわ!
    日本の柴田善臣も、これで本場なみと、認められたことになる!」
モレル「・・・大変にうまい・・・しかし最低の騎乗です。」
客  「え?」「なんですって!?」
   「うまいけれど最低の騎乗とはどういう意味なんだ!?」
モレル「今乗った騎手の背後には岡部騎手の姿が透けて見えるのです。
    原型は、私が東京競馬場で見たことのある物ばかりです。」
   「それを善臣騎手は改良し申し分ない物になっています・・・
    しかし、あくまでもオリジナルは岡部幸雄の物です。」
   「競馬は芸術なのです、調教師や厩務員が他の人間の調教法を取り入れたらどうなりますか?
    競馬人として失格です 物笑いの種でしかない。
    コピーより本物のほうがいいに決まってます。」
社主 「オリジナルをコピーしただけと言うのか・・・・・厳しいもんだな。」
山岡 「モレル氏の言うとおりでしょう。
    武豊に騎乗法を習ったからって同じ馬に乗ってどうなるもんじゃない・・・・・」
モレル「今日の一件で柴田善臣の腕がどの程度のものかよくわかりました。」
栗田 「ひどい、善臣くんがかわいそう!」
117こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/14(金) 15:09:44 ID:zJ8EplpO
栗田「なぜ騎手同士が憎み合わなければならないの?」
吉田「上下関係や言葉使いや日常態度なんぞに異常なまでにこだわり、
   そのために木刀で殴りやがったからだ!!」
栗田「木刀で!?」
吉田「帰れッ!!」
栗田「どこへ行くのよう!?」
吉田「誰とも会いたくねえんだ!!
   憎んでも憎み足りない男なんだよ・・・・・」
118こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/14(金) 15:17:44 ID:zJ8EplpO
海原「まったく善臣というのは能がないな、どんな馬に乗っても
   好位追走からのなだれ込みをしなきゃ気がすまんのだからな。」
  「うちの中館がこんな見事な競走馬を与えられたなら、
   スタートダッシュをきかせて大逃げにするだろう。
   その方がこの馬の持ち味を十分に引き出す。」
客 「なるほど、海原先生の言うとおりだ、中舘の方がいいですなあ。
   やはり騎手といったら中舘ですか。」
海原「そういうことだ、善臣は馬の乗り方を知らんな。」
119こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/14(金) 16:22:22 ID:JCO5yutu
>やはり騎手といったら中舘ですか

 乙です。笑った。
120こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/14(金) 16:36:08 ID:g4mcJxPU
善臣ネタはもういい
121こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/14(金) 18:46:36 ID:3KASC4WR
俺は善臣ねた結構好き
122こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/15(土) 10:33:16 ID:HHx6gNJt
 かつて海外サッカー板の「海原雄山の美蹴球倶楽部」で中村俊輔がネタに
されつづけていたね。相通ずるものがあるのか。

 関係ないが、麻布十番の店に「さえずり」があって驚いた。
123こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/17(月) 00:36:45 ID:MnqzRxxQ
保守
124こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/17(月) 00:38:10 ID:3AgZOTpn
そういや昔、究極vs至高の戦いしてたスレがあったな
125こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/19(水) 20:19:07 ID:8pJaZdx1
保守しろ愚か者!
   _____
  /      )))
 / /// /―――ミ
`/彡彡// /    ヽ))
`/彡彡 iiiii iiii|
/ 彡彡 < ・> 、<・ >l
/  |    ヽ  〉
/ (||   __) |
/ |≡ /,――― |ゝ
/ |  | L___」lヾ
ミ | ______ノゞ
 lヾ  ー  /| l
 | \ー  -/ | l
126こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/21(金) 17:28:40 ID:6EvaGbVZ
栗田「シックスセンスとは比較にならない、跳びの大きさ・・・・
   馬体が宙に舞い上がる。」
山岡「俺が見るところあんたはこの強力な素質を出し切っていない。
   人馬一体になり切ってないんだ!」
  「調教で完璧に仕上げられた馬がレースでターフの上を走り抜ける。
   その時、ディープインパクトに直にあおられる!
   それによってよぶんの力みがとんで馬がはっとなって走る気になるんだ。」
  「ディープの後ろをイジイジついて回ってるだけじゃ
   本当にディープに勝つことは出来ないんだよ。」
四位「そ、そうかっ・・・」
山岡「俺があんたの騎乗に首をかしげたのは、
   今ひとつシャッキリと仕上がってなかったからだよ。」
  「競馬は馬との勝負だ、競争馬を完全に支配し使いこなす、
   そこでこそ初めて素晴らしい走りが出来るんだ。」
  「ディープのことを英雄と呼び、自分の騎乗馬シックスセンスを最強の1勝馬と呼ぶ、
   そんな負け犬根性で強力な2冠馬を倒せるわけがないだろう。
   あんたの問題はそこにあるのさ!」
  「もうシックスセンスは伏兵馬じゃない、本命馬を負かしうる対抗馬なんだぜ!」
四位「そうだったのかっ・・・・・私はディープの強さに怯えて心が縮こまっていた。
   それでは腕も縮こまってしまうのは当たり前・・・・・・
   菊花賞を制することなんか出来るはずがない!」

菊花賞、シックスセンス頑張れ!
127こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/21(金) 17:35:56 ID:6EvaGbVZ

周 「私は、ディープインパクトの単勝を三千万買う
男1「よし、私は一千万。」
男2「私は五百万。」
男3「私は一千五百万出すぞっ!」
128こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/21(金) 17:38:19 ID:F9tBON5i
1億買うぞ!
129こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/22(土) 14:04:27 ID:UbE2WfSR
>>127
結局シックスセンス買わないのかよw
130こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/24(月) 21:38:02 ID:xESl0yX9
何を思われようとまたしつこく善臣ネタを(⌒▽⌒) 久しぶりということで許してねー
ではでは

雄山「最近、いかがです、善臣の騎乗ぶりは?」
周 「ひどいものです、まずいレースをされても文句をいわない調教師が
   一番いけないんですが……」
  「追い込み馬の類はほとんど仕掛け遅れ、ペース判断は鈍い、
   GIの乗り方も粗悪で、それを目立たせぬために、
   大量の勝ち星を平場で挙げて、調教師の評価を麻痺させている。」
  「今本物の腕を求めて柴田善臣に騎乗依頼すると期待を大きく裏切られることになる。」
雄山「これは手厳しい。」


131こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/24(月) 22:39:44 ID:xESl0yX9
ディープ3冠記念(。・д・)ノ★⌒☆【祝】☆⌒★ヾ(・д・。)

会長「な、何い!!」  部長「これは!」  社主「はやい!」
栗田「すっごい、軽くステッキしか入れてないはずなのに!」
社主「わかったこの走りは…」
栗田「兄ブラックタイド譲りの走りです!!」
会長「そうだ、正真正銘の3冠馬だ!!
   それも飛び切り極上の3冠馬の走りだ!!」
部長「山岡君、さあ説明してくれたまえ!」
山岡「このディープインパクトは長い年月をかけて育てられ、鍛えられてきたのです。」
会長「え?」
山岡「サラブレッド自身に脚部不安があっても、調教する人間に手抜かりがあっても、
   サラブレッドは故障してしまう…………
   使える競走馬にまで成長してくれるのは百頭のうち二頭か三頭だそうです。」
  「馬と調教師が力をあわせ厳しい調教を耐え抜いてこそ、
   サラブレッドの実力を十分に引き出せる……
   馬と調教師の間の真剣勝負です、互いに鍛え合い成長していくのです。」
  「3年間一日も休まず走り続けてきた間にディープの頭の中に走る楽しさがしみこんでしまった、
   だから軽くステッキを入れるだけで、これほどの走りができたのです。」
社主「そうだったのか……」
部長「強いはずだ、三年間の調教がしみこんでいるんだから。」
会長「これは、もはや単に強いというのを通り越して、尊くさえある………」
132こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/24(月) 23:15:26 ID:xESl0yX9
富井「うおお!困ったなあ、お嬢さん方天皇賞は何を買うの?」
栗田「まだ決めてないんです。」
田畑「藤沢厩舎のゼンノロブロイでも買おうか?」
花村「あら、それ去年も買ったじゃない。」
田畑「あ、そうか…」
栗田「武豊のリンカーンはどう?」
花村「うーん…今年はリンカーンの雰囲気じゃないわねえ……」
田畑「あらあスズカマンボも調整遅れてるわ。」
花村「前走からかなり間があいてるもの、すぐには走れそうにないわねえ………
   この馬が駄目となると………なにを買いましょうか?」
田畑「困ったわ…………」
富井「競馬というのはサラリーマンにとって最大の楽しみであると同時に、
   苦しみでもありますな。」
栗田「え?」
富井「馬券を買うのは楽しいが、その日その日の馬場状態、力関係と展開に合わせて、
   何の馬を買うか選ぶのが一仕事だし、
   お目当ての馬を追いかけても賞金が足りず除外ではじかれたりもするし………」
花村「ほんとね。それに競走馬は無数にいるのに、
   買う馬って限られてしまうのよね。」
田畑「ほかにもいい馬がいるんでしょうけど、
   初めての馬には手を出しづらいし、保守的なのよね。」
富井「でもみんなそれぞれ1頭ぐらい自分だけが知ってる穴馬っての持ってるだろう?
   その情報を交換し合えばね。」
栗田「あら、いいアイデアですね。
   東西新聞の社員全員にそれぞれ自分の強いと思う穴馬をあげてもらって、
   それをリストにして皆に配ったら?」
田畑「そしたら便利よお、一頭の馬が故障しても別の馬を買えるし、
   自分の知らなかった穴馬を発見することも出来るわ。」
133こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/25(火) 10:15:26 ID:7heoAh+7
山岡「ディープだけ買えばいいぞーーー!」
三谷「菊花賞は俺たちにまかせとけ!!」
栗田「あてにしたら儲からないわ。」
田畑「菊花賞を買いにいきましょう。」
荒川「準備万端ととのってますよ。」
近城「今週は菊花賞に限ります。」
二木「私も単勝を買う用意をしてきたわ。」
栗田「え、ディープインパクトの単勝なんか買うんですか?」
二木「あら馬鹿に出来ないわよ。下手に手を広げて買うより、
   しっかりとした本命馬がいるのだから美味しいのよ。」
栗田「それもそうですけど……ディープを軸に手堅く馬連でまとめたほうが…」
近城「え?馬連を買うの?」
栗田「いけないんですか?」
近城「だって馬連を買うとオッズがたいしたことなくて……
   やっぱり3連単ディープ1頭軸で
   念入りに相手を決めたのをベースにしたほうがいいと思うな。」
荒川「あ!それだめ面倒くさいし、馬券に甘さがでちゃってさ。」
近城「それがいいんじゃないか!」
荒川「いいや!細かく相手を絞って人気薄も加えて
   ディープと一緒に3連複でボックス買いで買う。
   資金が余ったら馬単の裏買いもする。
   そこに3連単も加える。これが最高。」
花村「ディープだけでいいんじゃないですか?
   それじゃ買い目は増えるだけじゃないですか。」
荒川「とんでもない!!故障でもしたらすべてとんじゃう!」
二木「そんな面倒なことしなくったてディープの単勝で十分美味しいわよ!」
栗田「相手をよく絞れば単勝みたいに低配当にならないわ。」
田畑「わたしはどうでもいいわよ、3連複にシックスセンスさえ入っていたら。」
近城「げえ!シックスセンスシックスセンスなんか買い目に入れたら
   やぼったい馬券になっちまうぜ!」
田畑「何言ってんの、シックスセンスの入ってない馬券なんか最低よ!」
134こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/25(火) 12:31:24 ID:7heoAh+7
山岡「きのうはまいったねえ……
   みんなが自分の馬券の買い方こそ一番と主張して譲らず、
   結局、締め切りに間に合わなかったもんなあ。」
二木「栗田さんがいけないのよ!ディープの単勝じゃダメなんて言い出すから。」
栗田「あら、だって…」
近城「そりゃ馬連で相手を絞ったほうがいいよ。
   俺は総流しは嫌いだけど相手探しだけは熱心なんだ。」
二木「私だって熱心に本命馬を選びました!」
田畑「スポーツ新聞を見て歩いただけでしょ!」
二木「ま!
   なんにも知らないのねえ、市販のスポーツ新聞って何十種類もあるのよ!
   その中から一番いいのを選ぶのは、大変な根気が必要なのよ!」
135こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/25(火) 14:30:03 ID:MYPnpCyL
稀に見る良スレ
136こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/25(火) 19:39:58 ID:ujMwrjr9
>>130-132
>>133-134

ワロタよ、同時に巧さに感動した
137こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/25(火) 20:07:20 ID:3Kazx4Qw
>>134
スポーツ新聞は何十種類もないだろw
けど、ワロタよ
138こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/25(火) 21:01:41 ID:cosLjp+p
善臣「どうだったかな、今日の私の騎乗ぶりは?」
秀沢「堪能致しました。」
平町「美味しい馬券を頂きました。」
善臣「どうだろうね、一流の騎手の騎乗と今日の私の騎乗と比べると……」
秀沢「いや、なかなか……武豊のような一流の騎手でも
   先生の騎乗みたいな洗練されたレースは作れません。」
平町「関西の騎手連中も真っ青になりますよ。」
善臣「そうかね……」
山岡「冗談じゃない! こんな乗り方よほどまぬけな
   新人騎手でなけりゃしません。」
善臣「なんだと!」 栗田「山岡さん!」 
富井「山岡!これ以上まずくしないでくれえ!」
山岡「だって、これは皆だらっと流れ込んでるだけじゃありませんか。
   ありふれた、珍しくもなんともない騎乗です。」
富井「ああ……もうダメだ………」
山岡「しかし、これは本当の競馬です。」
秀沢「え?なんだ今さら。」
平町「お世辞を言ったってもうダメだよ。」
善臣「その心は………」
山岡「ソツなく乗るというのはミスをしないということです。
   馬の持つ力を引き出すためにあちこち厩舎回りをして
   データをそろえたり準備をしたりする。」
  「今日乗った馬は平場、重賞や自己条件戦、
   乗り替わりの騎乗や、初騎乗の馬は善臣さんが自分で調教に乗らせてもらったり
   営業で探してきたに違いない。」
  「善臣さんは馬たちを勝たせるために走り回って準備をした。
   レースもなじみのある京成杯オータムHだからこそ今まで走った馬と容易に比べられる。
   同じ馬でも折り合いを重視し抜いてきたマイネルモルゲンと
   先行ばかりの善臣さんがレースを作れば
   こんなに素晴らしいレースになることがわかる。
   この思いがこもっていることのありがたさ、これが本当の競馬ですよ。」
善臣「うんんん! ありがたい………そこまでわかってくれるとは…!
   私はいつも誰かほかの一流騎手の騎乗をみるたびに、
   これは本当の競馬じゃないと思ってたんだ……
   その疑問も今、氷解したよ。」

今日は130〜134まで久々に大量の書き込みして疲れました≧(´▽`)
最後は善臣さんを、たまには持ち上げてみました。
139こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/25(火) 22:31:16 ID:cosLjp+p
寝る前にもう一つ長文を・・・善臣さんを持ち上げておきながらまた、落としてみました
(ノ◇≦。) じぶんってひどいやつ、  o(*^▽^*)o

星村「それで、私、今日は海原先生に柴田善臣のことを
   いろいろお聞きしたいと思って…」
海原「善臣だとっ!? ふざけるなあっ!!
   柴田政人のことを聞きたいというから張さんの顔を立てて来てやれば
   柴田善臣だと!? あんな騎手は一流騎手なんかじゃないっ!!」
 張「星村サン、ボクニ柴田ノコト聞キタイト言ッタンジャナカッタノ?」
星村「い、いえただの柴田じゃなくて柴田善臣って言ったつもりですけど…」
海原「人を見て物を言え、善臣のことなどこの海原雄山に尋ねるとは無礼千万!!」
   そんなクズ騎手のことを聞きたかったらそこにいる与太者に尋ねるがいいっ!!」
山岡「そんなことを言うからには、善臣騎手のレースはいろいろとみたんだろうな。」
海原「ふっ! あんな下等な騎手 見てみなければクズかそうでないか
   わからぬと言うのなら競馬について云々する資格はないわっ!」
山岡「かわいそうに、年のせいで想像力も衰え、感性も鈍ったな。」
海原「何!?」
山岡「JRAの権威によりかかって、新しい騎手について理解しようともせずに
   否定してしまうのは、想像力は衰え、感性も鈍った証拠だ!
   権威主義の固まりだ!!」
海原「そこまで言うからにはおまえは評価に価する善臣のレースを
   私に見させることが出来るんだろうな?」
山岡「当然だ!」
海原「よし、見せてもらおうじゃないかっ!!」
山岡「見せてやるとも、うまい善臣の騎乗をな!!」
中松「善臣肯定派からさらに愛護派にまで移っちまったぜ……!?」
140こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/25(火) 22:32:24 ID:cosLjp+p
海原「ほう、出来たか。」
山岡「見てもらおうか。」
栗田(善臣さんが全力をかたむけて乗った馬たち、
   海原雄山は何と言うかしら…)
海原「ふむ……、出来のよい馬体だ、ちゃんと最後の余力を残してる気がする…
   道中も細かいミスもしない、馬自体の素質と能力が明確だ…」
  「ほう…いい脚が使われている…使っているのは直線だけか…
   騎乗馬もおごったな、一流の血統で作ったサラブレッドでなければ
   ここまで軽やかな走りはでない。」
  「この馬はなるほどダイワメジャーを使ったか…
   ふむダイワメジャーのダービー卿チャレンジはよく乗れている。
   ちゃんと折り合いをつけて走らせたレースだ…
   折り合いはもちろん一つのミスもせずに乗った
   京成杯オータムHのマイネルモルゲン…
   このオレハマッテルゼもなかなかだ道中もしっかり抑え完璧に乗った。
   善臣でなければこれだけの走りは出来ない。」
栗田(すごいわっ! 海原雄山がこんなにほめたのを聞くのは私、はじめて……)
中松「おほっ!!こりゃうまいよ!!」
星村「今まで見た善臣のレースとは次元の違うレースだわ!!」
 王「へえ、こりゃうまいね!!」
香玉「こんなうまい騎手をうちでも騎乗を頼みたいわ!!」
山岡「感想を聞かせてもらおうか。」
海原「この善臣のレースの基本概念は何だ。」
山岡「人気があるということだ。人気馬を使えば飛躍的に連対率は上がる。
   先行馬得意な善臣を先行馬に乗せるという発想自体は良いのだから。
   だから一見なんの変哲もないが、善臣の騎乗はそこらのJRAの騎手とは
   次元の違うものになったのだ。」
海原「なるほど…全部何から何まで最良の競走馬を使ったから
   柴田善臣の騎乗は最高だと言うんだな…」
山岡「何かケチでもつけようと言うのかっ!?」
海原「どこまでおまえはなさけない男なんだ、こんな物は認めるわけにはいかん!」
中松「そりゃないぜ!!こんなうまい騎乗はないよっ!!」
星村「JRAに限定しないで、世界の競馬の中で比べてもこれは抜群にうまいわ!!」
山岡「汚いぞ!!どんなにうまくてもうまくないと言いはる気だなっ!!」
栗田「この善臣さんの騎乗がどこがまずいか納得いくように
   説明して頂きたいわっ!!」
海原「なるほど…事実をして語らしめよか
   馬や騎手は余ってるか!?」
山岡「まだ十分空いてる。」
海原「よし、王さん 手伝ってもらおう。私がレースを作ってやる!」
 
つづく〜   つかれたー (;´ρ`)
141こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/26(水) 01:21:29 ID:smtz/ohc
C
142こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/26(水) 01:52:07 ID:/qA4h8WT
>>139
冷やし中華乙

しかしホント良スレ
なのでage
143こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/26(水) 17:04:45 ID:4hYRpZPj
140のつづき〜

中松「何だこりゃあ? 善臣の乗ったレースと全く同じじゃないか!」
海原「レースを見てもらうほかはないな、説明はそれからだ。」
山岡「よし、わかった。善臣の乗ったレースと比べてみよう。」
中松「おい…これは…」  星村「まあ、信じられない!!」
香玉「善臣さんの作ったレースよりこっちの方が素晴らしいわっ!!」
栗田「これに比べると…善臣さんの騎乗は折り合い、ペース判断、追い出しの
   一つ一つはうまいんだけど、何だかそれぞれが平凡でいて
   バラバラで騎乗にまとまりがないわ。」
山岡「いったいどうしてこんなことがっ!?」
海原「問題は騎手と馬だ、よくみてみろ!」
山岡「そ、そうか…そうだったのかっ………」
中松「いったい何だったんだよっ!!」
山岡「全部外国の物だ。騎手もペリエだ、
   血統は父も母も俺は国産の一番いい物を使った…
   ところがここで使われている血統はすべて外国産だ。」
栗田「それで独特の走りだったのねっ…
   でも外国の馬を使うだけでどうしてこんなに走りが変わるんですか!?」
海原「考えてみるがいい。いかに日本競馬が日本で考案された物であろうと
   外国から渡ってきた種牡馬を使っていることに変わりはない。」
  「一番大事な血統も、大本はダーレーアラビアン、ゴドルフィンバルブからつくられている。
   ランキングの上位にのっている種牡馬もアメリカのサンデーサイレンスだ。」
  「となると一番相性がいいのは外人騎手であるのは当然だ。
   騎乗スタイルも日本の物とアメリカ、ヨーロッパの物とは全く違う。
   ペースも追い出しも日本の物とは違う。」
  「士郎は日本で手に入る最高の馬を使った。
   武豊を乗せるならそれで良かった。だがやはり外人騎手との相性の良さにはかなわなかった。
   士郎は1頭1頭の馬には心をくだいても騎手の組み合わせと相性には無関心だったのだ。」
山岡「父が外国産である以上、外国人ジョッキーを使うと…
   日本のジョッキーでは出すことの出来ない渾然一体となった、
   直線の瞬発力が出た。」

苦しい!! Σ(・"・;)  ノープランだったので話しに無理が・・・
144こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/27(木) 02:00:52 ID:EiXuPqaK
皆さんマジ乙
古き良き作品を生かしてると思う。
ずっとROMってる俺的には・・・
ここらで善臣をちょっと上げる人情話を
「トンカツ慕情」あたりで、とか
誰かなんとかなんね?
リクでした。

145こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/27(木) 07:15:17 ID:q8gFJV1d
>>144
「トンカツ慕情」が載ってるのは何巻だったでしょうか?誰でもいいから教えてくださーい。

栗田「ねえ、京都記念はどうして同じ良血馬なのに
   ナリタトップロードはピンと来なくてマックロウは来たの?」
山岡「ああ、それはねトップロードの父は日本の馬サッカーボーイだろ?
   ところがマックロウは西洋のトニービンだ……
   外国産馬を倒すためには外国の種牡馬を種付けしなきゃ駄目ってことなんだな…」
146こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/27(木) 20:39:30 ID:PBMEs5ml
美味しんぼのタケシバオーの説明に「野武士と言われたダービー馬」ってなっていますが、
いつダービー勝ったんですか?
147こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/27(木) 22:33:26 ID:mgVpOtma
ユザーン「なんという混み方だ!必要もない連中がG1を買うからだ!!
     馬鹿どもに馬券を与えるな!!」
ナカガワ「はっ」
148こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/27(木) 22:41:18 ID:mgVpOtma
ヨシトミ「なんという混み方だ!必要もない連中が馬に乗るからだ!!
     馬鹿どもに馬を与えるな!!」
カツハル「はっ?」
149こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/27(木) 22:43:19 ID:Nqk4zNcv
>>146
タケシバオーは1968年のダービーを勝ちましたよ。もう30年以上前のことですね。
走ったレースもダートは1200〜2100  芝は1200〜3200まで 現在ではまず考えられないです。
150こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/27(木) 22:46:21 ID:1dFX/JJF
>>149
マジレスなら間違ってるし
ネタにしては全然つまんねえし。

68年のダービー馬はタニノハローモアだろうよ
151149:2005/10/27(木) 23:06:38 ID:Nqk4zNcv
まちがえてた、野武士といわれたダービー馬って言うからダービー勝ってたと勘違いしてた。
よくみたら2着だった、すんません
152こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/28(金) 04:02:31 ID:DAlfxlSH
>>145
11巻
153こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/28(金) 12:15:20 ID:HzV4Ra6d
タケシバオーの話題が出たのって何巻のどんな話?
154こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/28(金) 21:41:08 ID:IVvRf+or
中川「競争馬の世話と朝の調教は厩舎の仕事の基本だ。
   近頃では他厩舎の騎手を調教に乗らせて馬を仕上げさせる厩舎が多いが、
   藤沢厩舎ではそんな不精は許されない。」
北村「はいっ!!」
中川「馬の体調を整えておくのもおまえの仕事だ。
   一口に競走馬といっても、うちにはゼンノロブロイ、コイントスをはじめ、
   いろいろ種類がいて、レースによって使い分けるから気をつけろ!」
北村「はいっ!」
 男「だれか!ピサノパテックに乗ってくれ。」
中川「ほら、おまえの仕事だ。」
北村「はいっ!!」
中川「どうだい、あの北村は?」
良三「ものすごく真面目で熱心ですよ。北村は藤沢師を崇拝していて、
   藤沢厩舎に所属できたのがうれしくてたまらないんだそうです。」
中川「おまえに似ているな。」  良三「はい。」
         ・
         ・
藤沢「まて。」  北村「はい。」
藤沢「この馬に乗ったのは誰だ?」
北村「はい……私でございます。」
藤沢「ふむ、直線に入る寸前に仕掛けたか…
   うまく仕掛けるのは難しい。追いが足りないと届かないし、
   追いすぎるとばててしまう。この仕掛けは見事だ。
   これからはダンスインザムードはお前が乗れ。」
北村「はいっ!ありがとうございます!」
中川「ほう、先生がお前の乗ったレ−スをうまいとおっしゃったか。」
良三「よかったな、北村、おまえ、先生に認められたぞ!」
中川「これからも頑張らなくてはな。」
北村「はいっ!」   
155こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/28(金) 22:05:59 ID:IVvRf+or
154の続き〜
北村「わっ! ヤマニンアラバスタだ…… ああっ!馬券は穴だっ!
   さては2着はマイネサマンサかっ!?」
藤沢「どうした?」  北村「は、はい………」
藤沢「なにいっ!ヤマニンアラバスタごときに府中牝馬Sを持ってかれただとっ!?」
中川「先生っ!?」
藤沢「中川、ダンスインザムードの騎手は誰だっ!?」
中川「は、はい そこの北村でございます。」
藤沢「おまえの騎乗がいい加減だからアラバスタに出し抜かれるようなことになるのだっ!
   おまえはクビだっ 出て行けえっ!」
      ・
      ・
山岡「起こりえない偶然が重なって、調子落ちを見のがされたダンスインザムードが、
   北村くんのところに回ったのが騒ぎのもとだったんだ。
   調子が万全なら先行できるだろう。
   馬群のまんなかより後ろだったのは、調子の悪い馬だからこそだよ。」
栗田「それに藤沢師は気づいたのね!」
良三「だから北村に罪はないと…………………」
栗田「ダンスがたまたまその時走らなかったというだけで、
   北村くんの 馬の体調の管理や、騎乗の仕方がいい加減と決めつけるのは、
   あまりに短期過ぎたと、藤沢師は反省したのよ。」
北村「藤沢先生っ…………!!」
 めでたしめでたし (⌒▽⌒)
156こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/30(日) 10:11:42 ID:fPOlTRsg
しかし、ここ人いないなあ・・130〜134 138〜140 143 154〜155は自分が書き込みしたけど
なんか一人で書き込みしてるような気が・・・
気を取り直して、また書きに来ましたがo(*^▽^*)o

ディープインパクト(以下ディープ)
   「それにしてもきみの商売は楽やな。」
 武豊「なんで?」
ディープ「競馬ちゅうたら二人でするもんやろ。それやのにしんどいのは
     ボクばっかりで、きみは抑えるとか、手綱をしごくとか、むちを打つだけや。
     ボクの方が労働は厳しいで。」
 武豊「そんなこと言うたかて…」
ディープ「これで賞金は半分こですのや、わたし泣けてきますがな。」
 武豊「こらこら、そんなしょうもないこと言わんと。」
ブラック「どうもお待たせいたしやした。
     ディープインパクトと武豊さんもご一緒にお連れしていいでしょうか。」
 山岡「もちろん!」
 栗田「でもよろしいんですか、人気コンビだからスケジュールが
    つまってるんじゃありませんか?」
ディープ「いやなになにコンビに人気があるのやないんです。
     ボクに人気があるんです。武くんはつけ足しですわ。
     そやからボクが食事に行こう言うたら問題なく行けますのや。」
 武豊「はは……」
                 ・
                 ・
ディープ「結局ボクみたいな才能のある馬は、
     日本国内なんか走っとったら損ですわ。
     実際レースを走るのはボクなんやし、
     お客さんもボクが目当てで来るんやし。」
 栗田「は、はあ…………」
ディープ「ボクの相棒かて追い出したり、ムチ打ったりするだけでしょう。
     ほな相棒はこの男でのうても誰でもつとまりますやん。」
ブラック「でも競馬って仕掛けどころってのがあるんでしょ!?
     それなら武さんにも、もっとレースを作らせてあげたら……」
ディープ「そらあきまへん、この男が上で動かれるとまだるこしいて調子が狂う。
     仕掛けどころも結局ボクの判断になってまうんや。」
 武豊「そやけど…池江先生がボクに指示出しはっても
    いつもディープくん無視するやないか。」
ディープ「当たり前やろっ!走る前からうっとうしいとおもうもん、
     無視せんアホがあるかいっ!」
 武豊「けど……」
ディープ「けどやないっ!豊、おまえ勘違いしたらあかんど!
     競馬は二人おらな格好つかんから
     ボクの上におまえを乗らしたっとんのやっ!」
     おまえでのうても善臣でもいいし勝春乗らしてもええのんじゃ!」
 武豊「そらあんまりや……」
ジェフ「へいお待ち、鯛のカブト焼きです!」
ブラック「こらすごい!ダイナマイト!!」
 武豊「ふええ、見事ですな。いただきます!!」
ディープ「豊!こらおまえの食べるもんやないっ!」
 武豊「へ?ど、どうして?」
ディープ「おまえはぜんぜん体力使わへんのや、鯛のカブトやら
     たいそうなもん食べたら罰が当たるで。
     おまえはしっぽを食うとったらええのや。」
 栗田「ひどいわっ!」  主人「あんさん、そらあんまりやおまへんかっ!」
ディープ「ええい、じゃかましいやいっ!こんなアホと飯食うたら
     気が滅入るわ!いなしてもらうぞっ!
     豊、前から考えてたんやがコンビは解消や!
     わしは一人でやる。おまえに足ひっぱられんですむさかいな。」
つづく
157こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/30(日) 10:22:33 ID:/UZOR0Gt
>>156
俺はこのスレかなり楽しみにしてる。続きキボンヌ
158こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/30(日) 11:05:50 ID:fPOlTRsg
〜つづき 場所はどじょう料理屋に移って

 山岡「じゃ、まずなにはともあれ、」
 栗田「カンパイ!ディープさん元気をだしてね。」
ブラック「ありがとうございます。」
 仲居「テレグノシスです、」
 栗田「最初抑えて直線だけの競馬をしてるのね。」
ブラック「これは、はやいでゲス。」
ディープ「あは……さっぱりした走りでんな……」
 仲居「勝浦騎手でございます。」
ディープ「あ、これはなかなか………」
ブラック「馬券がすすみますな。」
ディープ「うほっ、いい馬体でんな!」
ブラック「こらはやそうでゲス!」
 仲居「NHKマイルカップでございます。」
 栗田「今日の中でこれが一番ね!」
ディープ「これな、勝浦ですわ!勝浦が乗ってるからこないに強いんですわ!」
 栗田「そうよ勝浦よ!勝浦騎手とテレグノシスが互いに相手を引き立て合っているのよ!!」
 山岡「振り返ってもらいたいんだ。
    まずテレグノシス、スパッと切れるがそれだけだ。たいして強いもんじゃない。
    しかもムラがある。」
   「そして勝浦騎手。あっさりしていてそれなりに乗れるが、特別のうまさはなく、
    むしろ勝浦自体がやぼったく、泥臭い騎手であることを再確認してしまうことになった。」
   「要するに勝浦はそれ自体だけでは
    競馬の世界で一本立ちできるスターではないということだ。」
   「一方テレグノシスはどうか?テレグノシスも泥臭く、やぼったく
    ムラの強い競走馬だ。
    しかし勝浦ほどテレグノシスがその力を発揮できる騎手はほかにいない。」
   「勝浦はテレグノシスに出会えなかったら、自分の力を引き出せなかったろうし、
    テレグノシスも勝浦に出会って初めて本来の力量を発揮できたんだ。」
ディープ「ディープインパクト&武豊はテレグノシス&勝浦やったんや………
     一人だけではスターになり切れん、ボクと豊くんが二人一緒になって
     初めてスターになれたんや……それをボクは考え違いしていた。」
    「おおきに!ありがとうございました、やっと目が覚めました。
     豊くんに心から謝って、もう一度コンビを組んでくれるよう頼んでみます。」
ブラック「ディープさん、よく言ってくれたでゲスっ!」
 山岡「さあさあ、ディープ&豊コンビの復活を祝ってカンパイだ!」
ディープ「でも武くんがうんと言ってくれるかどうか……」
ブラック「テレグノシスだけに照れ照れするかもしれませんでゲスな!」
 栗田「下手なシャレいわないの!!」
ブラック「は、こりゃおあとがよろしいようで!」
 
終わり(〃^∇^)o_彡 思いっきりフィクションだけど    
159こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/30(日) 11:23:16 ID:+TEqg6eb
>>153
70巻のスコッチウイスキーの話。

ラフロイグ=タケシバオー
ボウモア=サッカーボーイ
バランタイン=トウカイテイオー
ホワイト&マッカイ=シンボリルドルフ
160こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/30(日) 11:25:41 ID:PBDpBZIA
>>156
私も愛読者でつw
自分じゃ書けないからねー
 
>馬券がすすみますな
ワロタ
漫才ブームのころかな?
(*´Д`)
161こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/30(日) 11:28:45 ID:+TEqg6eb
>>156
>>おまえでのうても善臣でもいいし勝春乗らしてもええのんじゃ!

ディープ色んな意味でひでえwww
162こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/30(日) 14:04:47 ID:uTCPIIH/
ブラックタイドがいるのかとオモタ
163こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/30(日) 20:55:38 ID:QRej7XXg
天皇賞は散々だった・・・気を取り直してもう1つ

二木「おわーっ!馬がああ!」
安藤「ひいいっ!」
女将「どうなさったんですか!?」
二木「どうしたもこうしたもあるかーっ!!見ろ、女将!
   松田先生の大傑作、キングカメハメハをこの男が故障させたんだ!」
女将「なんですって!?」
二木「松田先生は人間国宝だぞ!先生の育てた馬は競馬会の宝だ!
   その宝物をこんな姿に!謝ってすむことではないぞ!
   金でも償えない!」
安藤「ああ……」
武豊回想
 ( 橋田「この大馬鹿者!このサイレンススズカはサンデーサイレンスの最高傑作だぞ!
      それを予後不良にしてしまいおって!
      この馬1頭ほどの価値のないおまえが!死ね!死んで償え!」
   邦彦「お願いです。許してやってください。
      二度とこんなことは……」
   橋田「ええい うるさい!」  )

二木「日本の競馬史に残ったに違いない芸術作品をこの男は故障させてしまったんだぞ。」
 
 武「牝馬はいるかい?」
 男「は・・・・・・? はい、ご、ございますが・・・!」
 武「それじゃここに良血牝馬を連れてきてくれ。」
 男「・・・・・・?」

二木「サラブレッドというものは人間と違ってその命は永遠だ!
   この馬もまさに、真の最強馬として永遠に輝き続けるはずだった!
   それを・・・・・愚か者めが!」
安藤「申し訳ありません・・・・・・このおわびは死んでいたします。」
女将「いえ使用人の不始末は私の責任です。私が命にかえまして・・・・・・」
 武「まあまあ皆の衆、そんなに熱くなりなさんなって。」
松田「豊、なんじゃあそれは?」
 武「最初見た時にピーンときたんだよね。これやってみたら面白かろうとね。」
二木「わ!なにをする! ま、待て! やめろ!」
松田「おや、この馬は・・・・・・牝馬だな。」
 武「良血ですよ、キングカメハメハに種付けさせてください。」
二木「良血?」
164こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/31(月) 02:07:10 ID:yeud5OaV
>>156
すべっ太・ころん太
165こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/31(月) 21:00:32 ID:hY+au3gk
>>163
続きお願い
166こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/31(月) 21:59:25 ID:7oGKOTg9
では163の続きをo(*^▽^*)o

 武「こいつは、キングマンボの後継種牡馬にぴったりだ。
   故障する前はさすがに使えなかったが、故障したら安心して使えるね。」
二木「ふ、ふざけるな!」
 武「なにが人間国宝だよ、最強馬だよ。
   もとはといえば牧場のおっさんが馬を発情させて種付けしただけじゃないか。
   そんな物が人間の命と同じ価値があるといえるのかよ。」
二木「な・・・・・・なにい?」
松田「こら豊!」
 武「人間は必ず死ぬ。死ぬから人間は尊いんだ・・・・・・競争馬だっておなじだろ。
   ギガトンやハートランドヒリュみたいに、
   なにをしても壊れない競争馬なんてありがたくもなんともありゃしない。」
   「このキングカメハメハは本物のサラブレッドだから故障したんだ。
    はかなくて悲しいことだけど、だから美しくて価値があるんじゃないか。」
二木「・・・・・・・・・」
 武「それに種牡馬って儲かるんだぜ、変に現役をのばして価値を落とすよりも
   ずっと需要が多いんだ。
   素晴らしい仔馬を作れるようになれたってことはこの馬、
   現役を続けるより、ずっと出世したと言えるんじゃないの?」
松田「相変わらず、無茶苦茶な理屈をこねおるわい。
   しかしまあ、言わんとすることはわかった。形ある馬必ず滅す、
   壊れたらまた育てればいいだけのことじゃないか。」
二木「わたしは恥ずかしい・・・・・・・・・
   いい歳をして馬に執着しすぎて他人の誤ちを許せないなんて・・・・・・」
  「まことに申し訳なかった。」
終わり よかったよかった≧(´▽`)
167こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/31(月) 22:14:55 ID:0TIUBc93
GJも、武ヒドスw

ギガトンやハートランドヒリュみたいに、なにをしても壊れない競争馬なんてありがたくもなんともありゃしない。
168こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/31(月) 22:44:10 ID:7oGKOTg9
では、もう一つ 京極さん初登場

奥野「それで京極氏の接待の件だが、今週の天皇賞秋にしようと思うんだ。
   日本だけでなく、世界でも超一流のレースだからね。
   馬にうるさい方のようだから・・・・・・」
谷村「おおそうだ、いい機会だから栗田君も同席しなさい。
   超一流のレースを見るのも君達の仕事に役立つだろう。」
栗田「はい・・・・・・」
谷村「山岡君、きみもだ。」
山岡「接待のお供ならご免こうむりますよ。」
富井「こらっ、天皇賞秋といえば、本来ならお前みたいなヒラの
   見れるレースじゃないんだぞ!!」
山岡「天皇賞秋・・・・・・ですか。」


京極「わしは競馬しかほかに楽しみのない人間でしてな!」
谷村「とんでもない、ご趣味の広いことはうかがっております。」
奥野「大変な馬通であられることも有名で・・・・・・
   本日は特に出走馬を吟味いたしました。」
京極「おっ、来よった、来よった! どんな馬がいくのか楽しみでんな!」
女将「ストーミーカフェとタップダンスシチーでございます。」
京極「ストーミーカフェ・・・?」
奥野「さあさあ、お一つ。」
富井「うんっ さすがはストーミーにタップダンス、速いうまですねえ!!」
栗田(・・・速いけど・・・ でもなんだか動きがバタバタしてるわ・・・?)
女将「ハーツクライにスズカマンボでございます。」
富井「わはっ、これがスズカマンボですか・・・・・・」
京極「ス・・・スズカマンボやて?」
富井「ジリジリして面白いですな・・・・・・強い!」
栗田(このスズカマンボ、手ごたえも 粘りも・・・・・・」
女将「メイショウカイドウでございます。」
京極「も・・・・・・もうけっこうや!!」 
奥野「ええっ?」
京極「何もかも季節はずれやないか、いまは10月や!!
   馬いうもんは、4ヶ月も間隔が開くと実戦離れのためにボケて
   味も素っ気もなくなるもんや!!」
  「このハーツクライかて何や4ヶ月ぶりやろ!?
   おまけにメイショウカイドウやて!?カイドウの走るのは小倉と決まっとるッ!!
   わしは勝ち目もなんもないメイショウの馬なんか、死んでも買いとうないわい!!」
  「これだから東京の人間はイヤヤちゅうんじゃ!!」

終わり 怒るのも無理はない・・・
169こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/10/31(月) 23:24:18 ID:k16APaZt
> ギガトンやハートランドヒリュみたいに、
> なにをしても壊れない競争馬なんてありがたくもなんともありゃしない。

ギガワロスwww
170こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/01(火) 11:37:50 ID:xqf9ZVCQ
雄山「馬を故障させない方法は二つある。一つは足元の事を考えて目一杯の
追い切りをしない。もう一つはレースでも並ばれるまではムチを入れない。馬の
行く気に任せるのだ」
「これは馬の価値を100%引き出す完璧な調教だ。馬の体調を知り尽くしていな
ければ考えられないローテーションだ。しかもこの馬の持ち味を引き出している
のが、この騎手だ」
本郷「騎手は、この人にお願いしました」
雄山「これはタケクニか。いや違う。勝ち鞍がほんのわずかしかない」
本郷「中野渡です。1勝するまでに20回ほど騎乗しています」
雄山「二流騎手が八大競走を勝つには手間がかかりすぎるから、自分の脳内でイメージ
するもの。このローテなら実際に大レースに出なくとも観客に妄想をいだかせることができる」
本郷「橋本善吉さんの牧場で生産されたニジンスキー産駒なのでマルゼンスキーと名づけました」
雄山「ところで、ニジンスキーの凄さは文献でわかるとして、この配合は自分で考えついたのか?」
本郷「いいえ、私が考えだしたのではありません」
雄山「では、士郎に言っておけ。馬は脚が外向していないほうがもっと速い、とな」

初投稿だけど、なんかうまくいかんな・・・・・orz
171こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/01(火) 13:41:05 ID:GKKZx0/u
>>170

シャブスキーネタ乙wwwww
172こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/01(火) 21:16:12 ID:heCTZRRc
ギガトンやハートランドヒリュに悪いことしました。反省してます(*_ _)
ではまた、今日も一つ≧(´▽`)≦

田畑「へえ!馬乗りの名人ですって!?」
栗田「馬に乗るのに上手下手があるの?」
山岡「もちろん。同じ馬でも乗り方ひとつでうまくもまずくもなるんだ。」
富井「その名人てさ、たとえば電気ムチかなんか隠し持ってて
   仕掛けるときにこっそり馬に打ったりするんじゃないの!?」
山岡「なに言ってんの! いいから行こうっ、見れば分かるんだから!」
花村「なんだか面白そうじゃない。」
栗田「名人の乗ったレース、早く見てみたいわ!」

山岡「みんながこの東京競馬場が初めてとは意外だな。
   副部長なんか何十年も東京界隈をのたくってるくせに・・・・・・」
富井「こらあっ、私はミミズかい!!」
  「いや、ま 名前くらいは知っていたが、
   私にはちょっと上品過ぎるような気がしてね。
   私は競馬と言うと・・・・・・」
田畑「大井競馬場!」
花村「人気が下がった中央馬が入って・・・」
富井「うんうんノボジャックかなんかな!!」
栗田「ノボジャックですって!!」
花村「ふっるうーーい!」
山岡「もう副部長もお年なんだから、こういう品のいい競馬場で買うようにしたら?
   大井競馬場の外馬場でスポーツ新聞つかんで踊り回るようなことはやめて!」
富井「誰が踊り回ったってえの!」
田畑「天皇賞はハーツクライ、リンカーン、タップダンスシチー・・・・・・」
花村「それとゼンノロブロイ!!東京2千にはやっぱりロブロイが最高!」

富井「ひゃあ、来た来たっ!! よおしっ!
   まずはググーッと単勝を買いにいこうかあ!」
栗田「山岡さんどうしたの? 財布でも落とした?」
山岡「い、いや・・・・・・・・・・・・善臣さん、このレース出走してないらしい。
   関東の最多勝候補で、例の馬乗りの名人だよ。」
花村「あら・・・それじゃ今日来た意味がないわ。」
田畑「馬は乗り方一つで走りが変わるということを確かめに来たのに・・・・・・」
〜つづく
173こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/01(火) 21:41:04 ID:cMMV48H6
うはwwwいつも乙
ビールつぎの名人ナツカシスwww
174こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/01(火) 22:00:01 ID:+YFjfpa5
そういや、以前名スレがあったなぁ
175こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/01(火) 22:25:18 ID:wcrd0oM/
( ^ω^)相変わらずここに書く人うまいね
競馬知識も豊富だねー
176こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/01(火) 22:28:57 ID:heCTZRRc
172のつづき〜

富井「でも どうしてその名人が出走してないってことが分かるんだ?」
山岡「このレースを見れば分かります。ほらスタートから1000メートルほどが
   スローペースで他馬は逃げ馬に乗ってるジョッキーの後ろについて行って
   前残りになってるだけ。」
栗田「後方の馬は全部がとんでしまったのね!」
山岡「コースの外側につけた馬はまだ伸びない。
   レースが始まってからずっとスローペースだったことの証拠だ。」
  「それなのにストーミーカフェ、タップダンスシチーはつぶれてしまった。
   それは直線で先頭に立つ時の馬の負担が大きいからなんだ。」
  「善臣さんならこんな乗り方はしない。ダイワメジャーがいるなら、
   絶対に善臣ジョッキーは前々でなだれこむからね。」
富井「ふうん・・・・・・・・・しかしこれが馬の走りと関係があるのかねえ・・・・・・」
山岡「ええっ!?ダイワメジャーがレースを除外されたって!
   どうして!?メジャーはこのレースの看板だったのに!」
 男「いえ それは私には・・・・・・」
山岡「ふうむ・・・・・・実はこの馬最近騎手が変わったんだよね、
   横山典に乗り替わってたんだ。」
富井「アドマイヤジャパンからハーツクライまで手広く乗っている
   新興の騎手だね。」
山岡「そのダイワメジャーという馬はかなりアクが強いので有名だからね。
   善臣さんとはうまがあわなかったのかなあ・・・・・・」
おわり 善臣は名人wwということで
177こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/01(火) 22:47:07 ID:/vJZBckg
妙に情報不足の山岡ワロス
178こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/01(火) 23:26:18 ID:heCTZRRc
ではもう一つ、短編

山岡「 「目黒のチャクラ」という落語は、世間知らずの殿様が、
   GIとは無縁の目黒記念で走ったチャクラが素晴らしかったので
   目黒記念を走ったチャクラを一流馬と思い込むトンチンカンなところと・・・・・・」
  「ジョッキーが目黒記念を勝ったチャクラが気性がきついのを心配して
   無理やりおさえてすっかりやる気をなくし、
   チャクラの走りを台無しにするところが面白いんだけど・・・・・・」
栗田「調教師から宝塚記念を走ったと聞いて、殿様は、
   「ああそれはいかんチャクラは目黒に限る」って言うのよね」

おわり、かなり手抜き(・o・)
179こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/01(火) 23:34:20 ID:QMdiJA+P
「私 1‐5」
「私も」
「私はファロン」
「俺は四位」
180こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/01(火) 23:37:44 ID:QMdiJA+P
善臣、勝春、渡辺、幸

「私はあの中からは選ばない。絶対に。」
181こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 11:48:23 ID:ZeBUkjmp
では今日も飽きもせず、

花村「お世話になります。」  谷村「どうぞよろしく。」
武田「ようこそおいでくださいました。」
富井「武田さんすごいねっ! 善臣か、立派な騎手じゃないのっ!」
武田「いやあ・・・・・・・・・ どうも・・・・・・・・・」
富井「へえ、成績が思わしくないの・・・・・・」
武田「どうしてだか、理由が分からないんですよ。
   依頼馬なんかもずいぶん吟味して善臣好みのもの
   頼んでるんですがねえ・・・・・・・・・・・・」
富井「そりゃ困ったねえ。」
武田「やはり、騎手というものはむずかしいものですよね。」
 妻「あなた、そろそろレースの方を、」
武田「ああ。」
栗田「善臣さんが騎乗なさるんですか?」
富井「これは期待できますよ!善臣さんは以前から騎乗の腕は
   並みのプロのおよぶところではなかったんですから。」
田畑「それは楽しみだわ。」
栗田「武田さんが騎乗依頼されたんですか?」
武田「善臣騎手に愛馬を乗せたい一心で調教師を始めたようなもんですから。
   ではレースの時に。」
岡部「善臣や・・・・・・・・・・・・私に何かすることはないかねえ。」
武田「岡部さん、いいから休んでいてください、大丈夫ですよ
   手は間に合ってますから。」
富井「岡部さん、お久しぶりです。」
岡部「まあ 富井さん、今日はありがとうございます。
   わたしもなんとか善臣たちに協力したいと思うんだけどねえ・・・・・・・・・
   こんな高速馬場の近代競馬じゃ私みたいな田舎者のおじじの
   出る幕はないみたいだねえ。」
富井「は、はあ・・・・・・」

つづく〜
182こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 12:05:01 ID:+5buc/if
>>181
ほうとうの話だっけ?
183こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 12:28:09 ID:SprSFqAr
>>180
雄山「あの中にいるのは全部去勢されたオスだ!」
184こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 13:27:27 ID:Ko+FAS95
185こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 13:57:06 ID:AluXjxUo
>>181

ペンション-ほうとう-うどんネタ乙wwwwwww
186こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 15:22:04 ID:2dgJvB8C
181のつづき〜

 妻「お待ちどうさま、善臣騎手が腕によりをかけました。
   セントライト記念のアドマイヤフジです。」
富井「うはっ、強そう!」  花村「とても切れる!」
田畑「本格化ねっ。」
山岡(・・・・・・スローペースなのに後方待機策か・・・・・・・・・)
 妻「青葉賞のブレーブハートです。」
富井「持続するいい脚だっ。」
栗田「上手に乗れてるわあ。」
 妻「京王杯のオレハマッテルゼです。」
谷村「これはGUじゃなくて、一流メンバーが集まるGTに来たみたいだな。」
武田「いかがですか、お気に召して頂けたでしょうか?」
富井「すごいよ武田さん、いっそのこと善臣騎手を
   所属騎手にしてしまったら!?」
武田「いやあそんな・・・」
栗田「うまかったですわ。」
花村「こんな素晴らしい騎乗が見れるんじゃ入場料金が安すぎますわ。」
富井「これで重賞の勝ち星が伸びないなんておかしいよ。
   売込みがたりないんだな。
   よし私にまかせなさい! あっちこっちで大宣伝するから。」
田畑「私、競馬雑誌の編集長に知り合いがいるから善臣騎手を
   取り上げてくれるよう頼んでみるわ。」
武田「どうもありがとうございます。」
谷村「最終レース後は、競馬場の前で飲みたいね。」
富井「飲み屋は何軒あるのかな?」
 妻「岡部さん、本当に手伝って頂くことはありませんから。
   もうお休みになってください。」
岡部「そうかい・・・・・・・・・・・・勝ち星が伸びないんだから
   何か少しでも役に立ちたいんだけどねえ・・・・・・・・・」
187こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 15:22:45 ID:2dgJvB8C
力屋「さあいよいよ岡部さんの騎乗をみてもらおうかな。」
田畑「善臣さんみたいな力持ちじゃないから、
   馬の追いは弱いんじゃないかな・・・・・・」
花村「それが心配ね。」
栗田「えっ!?これが同じJRAの騎手なのっ!?」
田畑「信じられないわ!!岡部さんの騎乗をシンボリルドルフとすると、
   善臣さんの騎乗は・・・・・・・・・」
一同「シンボリスナイパーだわ。」
善臣「ええっシンボリスナイパー!? そりゃあんまりなっ!!」
力屋「ま、おまえも見比べてみろや。」
善臣「ど、どうしてだ・・・? 本当に岡部さんのほうがうまい。」
山岡「善臣さんの騎乗は、ちょっと見た分にはその手ごたえが素晴らしく感じられるが
   岡部さんの騎乗を見てみるとその手ごたえと追い出しのタイミングが
   ただの馬任せの騎乗であることがばれてしまう。」
  「岡部さんの馬はまるで手ごたえがないように思えるが、仕掛けてみると
   馬はハミに心地よい抵抗感を受けながら鞍上の指示を受け止める。
   さらに手綱に力を入れると抵抗感はもっと大きくなる。
   そしてついに直線で末脚は切れるのだが、そのときの感じが
   スッパリスパッとした切れ味で実に快い。」
栗田「その通りよ。岡部さんの騎乗はとても大胆なの。」
善臣「でもどうしてだろう、私のほうが岡部さんよりも
   はるかに先行力があるのに・・・・・・!?」
山岡「その先行力が逆効果なんだよ。
   先行力のある人はレースのペースを実際より遅く思いやすい。
   レースが実際はハイペースということは、前がバテルということだ。
   ペース判断が悪いとずぶずぶと後退していくし、
   スムーズな競馬が生まれてこない。」
善臣「そうだったのか、私は馬任せに乗ることだけど考えて・・・・・・・・・
   わずかなペース判断がこんなに大きな着順の差がつくなんて・・・・・・」
力屋「日本各地に馬乗りの名人がいるが、ほとんどはベテラン騎手だよ。
   いいレースをするにはベテランの穏やかさが必要なんだ。
   GI前にいい勉強をしたな。」
善臣「親方! ごっつあんです。」

終わり かなり長くなった(>_<)
188こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 15:45:55 ID:+5buc/if
すごいなぁ…。
189こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 19:39:20 ID:FW9etjcK
何か楽しそうなんで一つ投下してみる。

牧 原「凄い大勢の人」
岡 部「彗星のように出現した若い男が、南関東競馬を買収して理事長になったんだ。
    新理事長を見たいと詰め掛けてるんだよ」
善 臣「私めはそんな理事長の顔より未勝利戦が先……」

内田博「理事長、美浦所属の騎手の皆さんが……」
 団 「団でございます。どうぞよろしくお願いします」
岡 部「あ、美浦所属の岡部です」
横 山「横山です」
蛯 名「よろしくお願いします」
牧 原「牧原由貴子と申します。どうぞよろしくお願いします」
 団 「若輩者ですので、今後いろいろとご教示賜りたいと存じます」
岡 部「いやあ、本当にお若い」
横 山「三十歳で南関の理事長とは、それも実力で理事長の座を……」
 団 「実力ではありません。ただ運が良かっただけです」
蛯 名「なにか、最初はコンピュータ関係のお仕事を……」
 団 「はい、大学生の頃アルバイトのつもりで始めたソフトウェアがまぐれ当たりしまして。
    競馬とネットの融合は今後もますます発展すると思います。
    馬券のネット販売やネット中継、過去のレース映像無料配信などにより大きな成果が期待できます。
    そこに南関東競馬を買わないかという話があったものですから……」
岡 部「ううむ、先を充分に読んで大胆に投資したわけですな」
後 藤「いやあ、その若さでねえ」
 団 「牧原騎手はどんなお仕事をなさっているんですか?」
牧 原「まあ! 今ご挨拶しただけなのに、もう私の名前を!」
 団 「私の妹の名前も由貴子と言いました」
190こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 19:40:31 ID:FW9etjcK
内田博「牧原騎手は全日本レディース招待競走に選出されたんですよ」
 団 「ほう! あなたが!」
牧 原「私はただの客寄せで」
 団 「選出されたからには、それだけの力量がおありなんですね」
牧 原「そんな私は……」
石崎隆「理事長、武豊騎手ほか栗東所属の騎手の方々がお見えです」
岡 部「!」
 団 「団と申します。武豊騎手にお会い出来て光栄でございます」
武 豊「武です。ほんとにお若いですな、大したものだ」
 団 「いえいえ、無知無学な若輩者です。どうかお力添えくださいませ」
牧 原(とても礼儀正しく謙虚な態度だけど、全身から自信があふれている……。
    しかもそれが少しも嫌味じゃない……。今まで見たこともないような素晴らしい人だわ……)
善 臣「あ! ひどい! 俺の進路が!
    だからメインは嫌なんだよ、直線がゴチャついてさ。でも、未勝利戦の賞金がこんなに!」
武 豊「情けない。大して年は違わないのに、団氏は南関を実力で手に入れ、
    一方お前ときたらあさましく未勝利戦で勝ち星稼ぎか」
善 臣「むっ……」
内田博「理事長、柴田善臣騎手です。昨年の関東リーディングです」
 団 「おう、ではあなたが関東のトップジョッキーですか」
善 臣「はあ……。あんたが新しい理事長さん……。
    おたくの競馬場で今までやってた中央と地方の交流レース、取り止めですって?
    ま、俺としては取り止めてくれても、ちっとも構わないんだけど、みんなその理由を知りたがってんですよ」
 団 「それは関東所属の馬や騎手に不満があるからです」
善 臣「なに!?」
牧 原「私たちの方に不満が?」
岡 部「それは何ですか!?」
191こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 19:41:42 ID:FW9etjcK
 団 「美浦トレーニングセンターでサラブレットの調教を行うにあたって、
    岡部幸雄騎手は後世にその血を残す強い馬を育てるという声明文を出されましたね。
    後世にまで残すというからには馬も騎手も最高のものであるべきでしょう」
岡 部「関東の馬や騎手は最高のものではないと?」
 団 「はい、残念ながら」
横 山「しかし関西馬との対決で、関東馬がGTレースに勝利したことは何回もあります!」
 団 「関東馬がGTに勝ったレースを見ると、
    関東馬の背には外国人騎手が乗っていることがたびたび見受けられます」
後 藤「そうですかねえ……」
 団 「それに引きかえ、武豊騎手とディープインパクトを中心とする関西所属の馬や騎手は素晴らしいと思います。
    日本の競馬文化という広い裾野にそびえ立ち、その頂点は遥かな高みにあります。
    武豊騎手の競馬こそ、今の日本競馬の最高峰です」
福永・池添(にやり)
岡 部「しかし、馬の調教や騎乗について、素人の方にはそのような判断はできないと思いますが!?」
 団 「私はイギリス留学中、ある有名調教師の元で馬の調教に携わる仕事をしていました。
    ですから、調教や騎乗について多少の見る目は持っているつもりです」
善 臣「!」
武 豊「!」
岡 部「こいつは驚いた!」
横 山「団理事長は馬の育成に携わっていたのですか!」
牧 原「それもレースを見るだけで調教や騎乗の良し悪しを判断するなんて……。
    よほどの技術でなければ!」
福 永「なるほど、だからこそ両方の競馬について的確なご意見をお持ちになられたわけだ」
横 山「しかしそれでは馬券暦数十年と言いながら、外したら騎手のせいにするオヤジと同じです!」
蛯 名「お待ちください。
    団理事長が関東の馬や騎手に対して不満を抱いておられるのは厳然たる事実のようです。
    一方、私どもは、団理事長のご不満がどういうところにあるのかわからない……。
    そこで私の考えなのですが、私どもでこれぞ関東の競馬というレースをお見せします。
    それを見ていただいて、具体的にご批判頂ければ、私たちも団理事長のご不満が
    どのようなものなのかよくわかって大助かりです」
岡 部「蛯名くん、それは良い考えだ。百の議論より一つの真実だ、それがいい」
192こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 19:42:55 ID:FW9etjcK
 団 「その前に言っておかねばなりません。
    私は関東には不満ですが、関西は素晴らしいと思っています。
    で、中央と南関東の交流レースを取り止めたあとは、南関東が関西に挑戦する形にしたいのですが」
岡 部「何ですと……?」
 団 「申し上げたように私自身競馬には興味があります。いろいろ考えもあります。
    そこで、私が南関東から選抜された馬や騎手の精鋭を編成し指揮をとり、関西の胸をお借りするというわけです」
牧 原「そんな! 今まで競馬場を貸すだけだった南関が、土俵に上がるというのですか!?」
武 豊「うわっはっはっはっ! これは愉快だ!
    関東は関西に歯が立たないから土俵をおりる。代わりに南関東が関西に挑戦というわけだ。
    これでそちらの負けがはっきりしたな」
岡 部「なにを言う!」
牧 原「団理事長! あまりに一方的です! とても承服出来ません!」
 団 「いや、まだ完全にそうと決めたわけではありません。
    今、これぞ関東の競馬というレースを見せていただけるとおっしゃっていましたが、   
    もしそれに私が不満を感じずに逆に感心したら、
    今までどおり関東を含めた交流レースを南関東の競馬場で開催いたします。
    しかし、私がそのレースに不満を抱いたら……」
岡 部「そんなことになったら、美浦の名誉は地に落ちる……!」
武 豊「ふっふっふっ……。団理事長は関東の持つ弱点を見抜き、そこに不満を持っている。
    ところがお前たちは、自分の弱点に気づいていないから、団理事長の不満がどこにあるかわからない。
    そんなお前たちがどんなレースを見せようと団理事長を満足させることは出来まい。
    関東もこれで終わりだな。はっはっはっはっ!」
193こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 19:46:27 ID:FW9etjcK
終わりです。続きは多分書かない。
194こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 19:56:27 ID:lkuZnKJF

最近書き込み増えてきたな。
俺も参加したいが文才がないorz

195こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 20:23:36 ID:3mEjZbLr
>>187

シンボリスナイパー、ワロス
196こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 21:56:54 ID:2dgJvB8C
>>189
こんにちわーo(*^▽^*)o 常連の私が来ましたよ。ではまた一つ
話に無理が出てきた今日このごろですが。

理事長「ようこそ京都競馬場にいらっしゃいました、皆さまに喜んで頂こうと
    精一杯、素晴らしいレース、菊花賞を用意しましたので、
    ぜひごゆっくりお楽しみください。」
 栗田「わあ、見事だね!アドマイヤフジだわ!」
 山岡「これは福永騎手なんだよ。」
 友野「ラインクラフトと同じ騎手ね。」
 富井「おおっ!! こりゃうまい!!」
 栗田「折り合いもうまくて、末脚もサクサクして。」
 山岡「ううむ、これは善臣より福永の方がうまいかな。」
 冬本「これはアドマイヤベガの産駒だよ、私は何度もレースを見たよ。
    やはり、セントライト記念の走りの方が切れ味があったね。」
 栗田(ま・・・・・・みんながうまいと言ってるのに自慢話で水をさすなんて・・・)
 栗田「コンラッドだわ。去年、菊花賞を勝ったデルタブルースと
    同じ父、ダンスインザダークね。」
 富井「どひゃあ こら強いねーっ!!」
 友野「アドマイヤベガやスペシャルウイーク産駒とはスタミナ自体が
    全然違うんですよ。」
 山岡「中距離から長距離にかけての一帯で活躍している血統だ。
    ステイヤーと呼ばれて日本でも一番スタミナがあると言われてるんだ。」
 冬本「私が前にセントライト記念で見た横山騎手の方がもっとうまく乗ってたね。」
 山岡(・・・・・・)
 山岡「お、すごいやディープインパクトだ!
    あまり強いので修行中の坊さんも電車を乗り継いで
    馬券を買いに来るという馬ね。」
 冬本「ま、ディープといっても出るレースによって格が違うんだ。
    私が以前に見たダービーではインティライミをちぎってね、
    ケタ違いにすごい末脚だったね。」
 栗田(いやみにもほどがあるわ・・・・・・・・・・・・もう うんざり・・・」
 富井「いやあ、走った 走った・・・・・・ なに?これはアドマイヤジャパン!?」
 山岡「横山騎乗ですよ。道中を軽く2番手につけて直線で抜け出してみせます。」
 富井「ほう、早仕掛けみたいな感じだが・・・・・・
    ありゃりゃ、末脚はスパッスパッとしてなんとも言えないね。」
 友野「とても菊花賞に合ってるんですよ。長距離の鬼なんですって。」
つづく〜 
197こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 22:10:15 ID:vFyM8vcM
>>194
俺も文才ゼロだけど駄文を書き込んだよ
どれかは恥ずかしくて言えないがw
チャレンジしてみようぜ
198こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/02(水) 22:34:48 ID:2dgJvB8C
196のつづき

理事長「いかがでしたか 菊花賞は満足して頂けましたか?」
 富井「いや、どれもこれも素晴らしい競争馬で、たんのうしました!」
 栗田「とても楽しゅうございました。」
理事長「そう言って頂ければ・・・」
 冬本「しかし率直に言わせて頂くと、馬通の聞こえの高いJRA主催の
    菊花賞にしてはちょいと残念でしたな。」
理事長「と、申しますと・・・」
 冬本「まずアドマイヤフジだが、セントライト記念のレースの方が
    直線の切れがすごかったですな。」
   「アドマイヤジャパンは騎手の典が今ひとつの騎乗だし、
    コンラッドは必ずしも最高の騎手が使われていなかった。
    一流ジョッキーの善臣、勝春も乗せないとはね。」
   「それに出走メンバーが淋しい。だいたい今回の菊花賞はわびしいですな。
    フランスの凱旋門賞のあの豪華絢爛なメンバーはその日の競馬の
    すべてを盛り上げて、まさに有終の美をかざる。」
   「日本でも高松宮記念ではサイレントウィットネスとデュランダルによって
    レースの興奮が十分にまっとうされた。」
   「それにひきかえ、菊花賞のメンバーはおそまつなもんです。
    フサイチアウステルとかマルブツライトとかエイシンサリヴァンとか
    実に3流馬だ!
    メンバーのみすぼらしさが菊花賞の大きな欠点ですな。」
 山岡「俺はそうは思いませんね。
    まずアドマイヤフジだが俺もセントライト記念を見た
    冬本さんの言う通り、あのときの末脚の方が切れていた。」
 冬本「な、そうだろ向こうの方が上だよ。」
 山岡「それは逆ですよ、末脚が切れているのは乗り方が粗雑で
    馬の末脚が余分に残っているからです。
    上手に乗って中団から行くと馬からは余分な力が抜けて
    サクサクした走りになる。セントライト記念のレースより走りは上です。」
 冬本「む、ぐっ・・・・・・・・・・・・」
 山岡「さらにコンラッドですが一流騎手が乗り過ぎていると
    馬への指示がくどくなり、馬自体が持つ個性が騎手の腕で消されてしまいます。
    一流の横山が乗るより
    今日くらいの二流の小牧の方がこの馬本来の持ち味が充分に出て走るのです。」
   「それから出走メンバーですが、競馬というものは出走する馬によって
    目的とするレースの傾向が違うのです。
    ナリタブライアンやシンボリルドルフが出ればいいというわけではない。」
 冬本「じゃ、なんだというんだ!」
 山岡「今日の菊花賞の狙いは我々接待客の懐具合です。」
 冬本「懐具合?」
 山岡「そうです、さまざまな、消せるいらない馬が出走していたのに気づかなかったんですか?
    理事長は香港から来た我々の出費を回復し日本旅行を楽しめるようにと
    確実な本命馬ディープインパクトを用意してくれたのです。」
    「菊花賞は出走するメンバーでガラリと性格の変わる奥深いレースです。
     強さばかりじゃなくて、そこを見落としては菊花賞の真価は分からない。」
終わり つかれたー (>o<")
199こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/03(木) 09:09:07 ID:d1uII2x3
( `ー´)ノでは今日も一つ
 正木「ほら!ここに海原雄山か書いておられるでしょう、
   このディープインパクトは最高に強いって。
   私たちそれを見に来たんです!」
調教師「は、はあ困りましたなあ・・・・・・・・・実は今日はディープは出ないんです。」
 正木「ええっ、そんな!!」   京極「ディープが出ない?」
 海原「ディープが見れぬとは馬券を買う楽しみが半減する。」
調教師「申し訳ありません、実は菊花賞後、ディープの様子がおかしいんです。
    まずひどい疲れでディープ自体、
    出来は菊花賞の半分くらいしか戻ってません。
    しかもディープは例年なら11月を過ぎれば大きくなってくるのですが
    今年はなかなか良い馬体に戻ってこないのです。」
 山岡「そんなにディープの具合がひどいのか・・・・・・」
 京極「無理使いがたたったのと、気候のせいやろうな。」
 正木「そ、そんな・・・・・・!」
  妻「ガッカリだわ。」
調教師「ただ厩務員の情報によれば、あと2週間もすれば何とかなると思います。
    ディープはぜひ、有馬記念のお楽しみということにして頂いて・・・・・・」
 正木「そうはいかないんですよ・・・・・・」
  妻「私たち、日本にはあと 三日しかいられないんです。」
調教師「え?」
 正木「私の勤めの都合で中東に赴任しなければなりません。
    帰って来られるのは五年先か十年先か・・・・・・」
  妻「私たち、ディープインパクトの走りは見たことがないので、
    日本を出る前に一度見たかったんです。」
 正木「海原先生があれほどほめておられるからには、
    よほど素晴らしい馬に違いないと思いまして・・・・・・・・・」
200こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/03(木) 09:09:47 ID:d1uII2x3
 京極「ふうむ・・・これは海原先生、責任をお取りにならなければなりませんな。」
 海原「なに、わたしが?」
 京極「さよう、このご夫婦は思い出になるような美味しいもん食べようと、
    先生のお書きになった記事に導かれてここに来はった。
    そのお目当てのディープインパクトが見れんとは殺生や。」
 海原「いや、しかし・・・・・・」
 山岡「ま、そりゃディープインパクトは強いけど・・・・・・・・・・・・
    それに似たような外見で強さもほとんどかわらないものは
    ほかにあるじゃないか。」
  妻「え、そんな物があるんですか!?」
 山岡「あるとも。」
 海原「ほう それはなんだ?」
 山岡「いくらでもあるさ! あさっての夜、時間があるのならご馳走しますよ、
    ディープインパクトに代わる強い馬を。」
 海原「ふっふっ、よした方がいい。日本に悪い思い出を残すことになるぞ。」
 山岡「なにっ!?」
 海原「これも何かの縁だ、私が探してこよう。」
 正木「ええっ、海原先生がっ!!」
  妻「光栄ですわ!!」
 京極「雄山先生、それはいけません。
    山岡さんが先に探してくると言わはったのやから、山岡さんにも
    させて上げんと。あんたら幸せでんな。
    雄山先生と山岡さんが、一緒に探してきてくださるそうや。」
 山岡「え?」  海原「む?」
 京極「どちらが強い馬をあんたらに見せられるか勝負や。
    わしも立ち会わせてもらいまっせ。」
〜つづきは夜にでもヽ( ゜ 3゜)ノ
201こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/03(木) 09:18:07 ID:4wIrGnh/
フグの白子ネタw
楽しみにしてます。
202こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/03(木) 10:58:48 ID:OtiYxjwP
うむぅ、このスレは長すぎる
203こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/03(木) 16:44:29 ID:fZl8J53/
200のつづき〜  場所は美食倶楽部に移って

山岡「まず、俺の馬を見てもらいます。」
正木「この馬はなんですか?」  山岡「ゼンノロブロイです。」
 妻「へえ・・・・・・ゼンノロブロイ。」
山岡「ディープインパクトがどんな馬なのか知ってもらうためには、
   同じサンデーサイレンスを父に持つロブロイを見てもらうのが一番でしょう。
   この時期のロブロイは、大きく馬体も充実していて、
   ディープに劣らぬ強さです・・・・・・・・・」
  「このレースは去年の天皇賞秋です。他のレースと同じく
   直線の切れ味を見てください。」
正木「うわあ・・・・・・スパッと直線で切れる!」
 妻「切れのある走りだわっ!」
栗田「とてもついて行ってないのに、後方から思いもよらない末脚で!」
京極「おうおう・・・・・・これは確かにディープインパクトに負けぬ強さや!
   いやはや、サンデーサイレンス産駒は何頭も見たが、
   これほど強いのは初めてや!」
山岡「去年の有馬記念はタップダンスシチーをマークしてみました・・・・・・
   スタートに気をつけ、タップの逃げに合わせて軽く仕掛けたところに
   追い出して、単純極まりない騎乗とペリエの好判断で頂きます。」
正木「これはまた、天皇賞秋とは全然違う先行力だ!」
 妻「まあ・・・・・・・・・・・・有馬記念でもこんな強いレースは見たことがないわ。」
京極「こら見事な騎乗や、早めに動いたゆうても、
   直線半ばまで軽く仕掛けてる程度で馬の負担は変わらん。
   しかしペリエの好騎乗が加わっただけで着順はたいそう変わってしまう。」
谷村「ううむ・・・・・・ペリエの腕で持ってきたと言ったが、そのペリエの腕が
   隠し味になって瞬発力のふくらみが増している。」
栗田「中山の2500メートルがこのゼンノロブロイのもつ独特の個性と
   とてもよく合ってるのね。」
 妻「山岡さんありがとうございます、ディープインパクトとと言う馬は
   こんなにも強い馬なんですめ。」
正木「ディープインパクトがこれに近い馬と分かって嬉しゅうございます。」
山岡「いや そう言って頂ければ・・・・・・」
海原「うわあっはっはっはっはっ!!」
  「なんと情けない奴だ、ディープインパクトを想像してもらうのに
   ゼンノロブロイを持ってくるとはな・・・・・・」
山岡「何!?」
海原「士郎、おまえを見そこなったわ、ロブロイはあくまでもディープの
   まがい物でしかない!まがい物で本物の馬を悟らせようとは、
   きさまはただのサギ師だ。」
栗田「サギ師!」
山岡「何を言うっ!! 現実にディープがいない以上、別の物で悟らせるしか
   ないだろうっ!!」
海原「ふっふっふ。本物の走りは本物の馬で表現しなければならん。  
   ディープがいなければそれに変わる本物の馬を持って来いっ!!」
山岡「ディープに変わる本物の馬だと!! そんな物があるのか!?」
海原「ある!」
栗田「それはいったい・・・!?」
204こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/03(木) 17:24:01 ID:YEAPEpoZ
wktk
205こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/03(木) 17:36:24 ID:4wIrGnh/
最近このスレをチェックするのが習慣になってる。
>>202
キムチの話?
>>203
つづき乙。
206こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/03(木) 20:04:14 ID:fZl8J53/
(>.<) 長くなりすぎてるけど、さらに203のつづき

海原「おまえは正木ご夫妻に、ディープインパクトに代わる馬を見せると言った。
   だが、実際に出たのはゼンノロブロイ。
   ロブロイがディープの代わりになると言えるのかっ!?」
山岡「しかし、現実にディープインパクトが手に入らないからには、
   それに次ぐ物としてロブロイを・・・」
海原「同じ父親から生まれた馬としてゼンノロブロイを持ってくる。
   その安易な発想が決定的にくだらぬのだ。
   同じサンデーサイレンス産駒でもディープとロブロイとではその走りは
   純金と真鍮ほども違う。」
  「ロブロイを見せられて、正木ご夫妻は
   ディープの走りはこんな物かと思ってしまう。
   おまえのしたことはディープをロブロイの位置にひきずりおろしたのだ。」
山岡「それでは おまえは何を持って来たんだ!?
   ディープインパクトに代わる物として何を持って来たんだ!?」
海原「・・・・・・  中川。」  
中川「は。 それでは予定と違いますが・・・・・・」
海原「予定は変更だ。」
京極「はて 何事?」  栗田「・・・?」
中川「お持ち致しました。 有馬記念に向けて調整中のディープインパクトです。」
京極「なんやて!ディープインパクトが手に入ったんか!
   今年はディープの馬体が充実するのは、もっと先のことになるいう話やったが!?」
正木「それでは、ディープその物を見ることができるのですね。」
海原「さよう・・・・・・念のために調教師の方に問い合わせたら。幸運にも
   馬体だけは仕上がってるのが分かったんです。
   正木ご夫妻にこのディープの走りをみて頂くつもりだが、
   それはあくまでも最後のつけ足しだった」
  「と言うのは本日の会の趣旨は私と士郎のどちらがディープの代わりに
   なるより強い馬を、正木夫妻に見せられるか競うことだったからです・・・」
  「私が今、あえて本物のディープインパクトを出したのは、
   士郎がゼンノロブロイなどを持ってきたからだ。」
  「私がディープに代わる物と言ったのはロブロイのような力の劣る代用品でない。
   本物だ、ディープに代わり得る本物を意味していたのだ。」
山岡「うぬ・・・」  栗田「いったいそれは・・・」
海原「私の用意した馬が、ディープに代わる本物の走りを持った物であることを
   理解して頂くために、
   そして、士郎の用意したロブロイがディープに比べて 
   どんな物か知って頂くために。
   まず、ディープの走りを見て頂くことにする。」
正木「ロブロイとディープの走りを比べるのか。」
 妻「私にその味の差がわかるかしら・・・?」

うわーー(>.<) 長すぎて終わんないー ここまで来たら最後までいくぞー  
207こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/04(金) 21:49:58 ID:dddSWzzt
さらに、206のつづき。 たいしたオチも考えてなくてすまんけど
行きがかりじょう、最後まで書きます(+_+)

海原「これがディープインパクトです。放牧はせず、調教してあります。」
正木「きれいな馬ですね、まっ茶色で。」
海原「その、小さなディープインパクトは騎手をのせたまま走って頂く。
   武豊が乗っている。」
正木「へえ・・・ずいぶん柔らかい。」
 妻「ゼンノロブロイよりもっとなまめかしい柔らかさだわ!」
正木「こ・・・これがディープインパクトの走りなのですか・・・
   ふんわりと軽くさわやかで上等きわまりない・・・」
 妻「それなのに豊かなスタミナがあって・・・粘りがあって・・・」
京極「まさに天馬としか言いようのない走りやな・・・
   端麗であると同時に生命力の炎も内包している。」
栗田「ああ・・・この走りを見るとロブロイが似て非なる物だということを
   思い知らされるわ・・・・・・」
正木「本当にそうです、ディープに比べるとロブロイは、
   勝ち味に遅く、走りがべっとりと重いのが分かります。」
海原「つぎは直線のディープの走りを見て頂く。
   直線はあえて調教師から一切の指示は出してない。騎手の独断だ
   ディープは抑えすぎてはならぬ、4コーナーがほのかに見えた頃が
   ちょうど仕掛け頃だ・・・」
正木「お、お お・・・!」
 妻「まあ・・・!」
京極「これは役者が違うわい。山岡さんが持ってきはったロブロイは
   極上であったけど、しょせんはロブロイはロブロイ・・・
   逆立ちしてもディープインパクトにはおよばん。」
栗田「軽く仕掛けただけで馬なりの時より走りは一層ふくらむのね。
   眠っていた闘争心も騒ぐ感じ・・・」
正木「足取りがますます軽く、そしてますます豊かになるんですね。
   それはきっと、ディープに隠された力が騎手の力で活性化するからでしょうね!」
  「山岡さんには大変申し訳ありませんが、
   ロブロイからは想像出来る走りではありません。」
 妻「もし海原先生がこうして食べさせてくださらなかったら・・・
正木「私たちはディープインパクトがここまでとは・・・・・・・・・・・・」
海原「キョウエイマーチの競争生活の後半はミッキーから秋山に乗り替わった。
   まさに神業としか言いようのない3歳時に比べると、後半は平凡そのものだ。
   キョウエイマーチの走りがなんたるかを語るのに、調教に乗って
   若いからといって秋山を乗せて何が語れよう・・・・・・
   むしろ松永幹夫の騎乗と同じ芸術的深みに達した、
   競輪、競艇なりで語らせた方が正鵠を射ることが容易かも知れぬ。」
京極「なるほど・・・ようやく分かってきた。
   松永幹夫の騎乗と同じ深みに達した乗り役いうたら何やろか・・・
   競輪は吉岡か、競艇の服部か・・・そのような騎手を探して来いという訳や。」
海原「その通り、本物を語るには本物をもってするしかない、
   本物の代わりにはなるのは、本物しかないのだ。 
   わたしは代用品ではない本物を用意した。
   ディープの走りをこれでもって代わりに語ることのできる本物をな。」
   
208こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/04(金) 22:26:48 ID:dddSWzzt
さらに207からのつづき

仲居「お待たせ致しました。」
京極「ふえ?これはダート!  
   ディープに代わる馬というからには芝の馬だとばかり思っていたのに・・・」
 妻「この馬はなんでしょう?
   トモが発達していてなんだかダート向きみたい・・・」
山岡「ま、走りを見てください。」
正木「ええっ、こ、これはっ!?」
 妻「ディープの走りそのもの!!」
京極「いや、ディープよりわずかに走りが力強いや。
   しかし少しも下卑たところはない。」
栗田「ダートの上でひらりと走ってなんと軽やか。
   少しもしつこくないね!」
海原「むうぅ・・・この走りに気がつきおったか・・・」
正木「こ、これは?」
海原「カネヒキリだ。」
正木「カネヒキリ!」  妻「きゃっ!!」
山岡「一流のダート馬です。
   若いカネヒキリに気合を軽くつけ武を乗せてダートを走らせたものです。」
京極「おおう、そうやったか! うむむ仕掛けたのは直線のみか・・・
   これはすごい!」
  「これこそ本物の走りや、ディープインパクトに匹敵する!
   しかも決して代用品やない!」
海原「東京競馬場のダートの走りをみて頂こう。
   これが私の用意した馬だ。」
京極「おう、これもまたダートの上でひらりと・・・!」
正木「これもディープの走りを思い浮かばせる走りだ!!」
 妻「切れがあって、なのにすっきりして・・・・・・」
栗田「カネヒキリとほとんど同じ走りだわ。」
海原「これはクロフネだ。 この馬に武を乗せて走らせた。」
京極「やはりダート馬か・・・山岡さんも雄山先生も
   ディープに代わる馬として選んだのはダート馬だった。
   確かにディープに代わるものとしてはこれ以外にはないな。」
海原「はっはっはっ・・・ま、あれだけヒントを与えてやれば、
   カネヒキリを考えつくのも難しくはない。
   最初からカネヒキリを思いつかんようでは大きな口は叩けんな。」
山岡「正木さん、中東はドバイ文化圏 大レースをよく開催します。
   ドバイ遠征予定のカネヒキリなら簡単に馬券を買えます。」
 妻「あ、それで同じダート馬でも現役馬を!」
京極「雄山先生の選ばれたんは既に引退したクロフネや・・・・・・」
栗田「最初からディープに代わる物としてクロフネをお考えになった
   海原先生は偉いけれど、
   山岡さんは中東で馬券を買えるカネヒキリを選んだところで挽回したわ。」
京極「わあっはっはっは!! 雄山先生思わぬところで一本とられましたなっ!!」
海原「ぬっ。」
正木「海原先生、山岡さん、ありがとうございます。」
 妻「これで中東での生活が豊かになります。」
山岡「いや、どうも・・・」

終わり (>.<)見切り発車ではじめたばかりに、苦しかった、
文章長すぎ、今度は短いので考えます。(・o・)ゞ
209こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/04(金) 23:06:52 ID:guvQqCEN
一晩ワクワクテカテカしていたかいがあったよ、ワラタ。
ふぐの白子→羊の脳みその話は好きだったから、うれしいな。
誰かこのスレ、本物の漫画にしてくれないかなー。
210こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/05(土) 00:29:26 ID:+v+sAh+r
GJ
キョウエイマーチはホントその通り。

ロブロイのところはブラックタイドと予想してたけど・・・。

またよろしく。
211こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/05(土) 01:11:38 ID:nwcOxHBf
今牛の脳みそ食わしたら大問題だな
212こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/05(土) 06:40:36 ID:hG68MSSR
ドバイじゃ馬券買えんぞw
213こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/05(土) 21:10:02 ID:DGxCiFgh
ふぐの白子の話、書いた者ですが。
>>210
そうだなあ、ブラックタイドの方がしっくり来たな。血統も全く同じだし。
鋭い指摘、どうもですヽ(`▽´)/ では今日も懲りずに、

田畑「あら友恵さん、どうして冬服なんか買ったの?
   香港は日本と季節が逆だから、一月は真夏でしょう。?」
栃波「いやそれが・・・」
友恵「私・・・香港に行かないんです。」
栗田「えっ!どうして!?」
友恵「・・・・・・・・・ 外国が怖くて! 外人騎手が好きじゃないんです。」
栗田「外人騎手が好きじゃない?」
栃波「というより外人が嫌いなんですよ。ほとんど恐怖に近いくらい・・・・・・」
田畑「今の若い人には考えられないことだわ。
   外国にあこがれこそすれ嫌うなんて・・・・・・」
花村「それに外人騎手嫌いだなんて、交流戦じゃあるまいし・・・・・・」
栃波「ほんとに困ってるんだ・・・・・・」
岡星「ケープオブグッドホープです。」
友恵「きゃっ外国馬!! いやっ!!」
山岡「えっ、ケープオブグッドホープ嫌いなの?」 栗田「強そうじゃない?」
友恵「いやっ!! 私外国馬なんて大嫌いですっ!!」
栃波「すみません、気を悪くしないでください・・・・・・
   うちの娘、、マル外と外国馬が見れないんです。」
岡星「いいえ、かまいませんよ。マル外や外国馬に抵抗のある人は結構いますから。」
栃波「いや、ま・・・・・・馬券的なアレルギーじゃないんだが・・・
   実は娘の外人騎手嫌いと外国馬嫌いは原因が同じなんだ。」
栗田「原因?」
栃波さんの回想
「じつは五年前のことなんだが、友恵が小学校の三年生で、弟が一年生の時、
 私たちは夏休みにアメリカに旅行に行った ロスアンゼルスでは楽しかったんだが・・・
 次に訪れたサンフランシスコで、有名な競馬場に行ったのがまずかった・・・・・・・・・
友恵「お父さん よわいよ。 距離も合ってないよ。」
栃波「本当に弱いねえ・・」
 妻「だってどれも調子が悪いわ、みんなこんな馬の馬券を買うから当たらないのかしら?」
栃波「でも、ガイドブックでは強力な競走馬の宝庫って書いてあるんだぜ・・・・・・
   夏だからかな?・・・・・・」
友恵「ペースも遅いよ 遅いよ・・・」
栃波「もうじきだからがまんしなさい!もうすぐメインレースが始まるからね。」
「私たちはその日のレースでも特に有力メンバーが揃うレースを見に行った・・・
 豪華なメンバーが自慢とガイドブックには書いてあった。
 私たちは一番人気の馬の馬券を買った。ところが・・・・・・」
友恵「お父さん、この馬おそいよお・・・」
栃波「む・・・・・・本当に仕上がってないな・・・・・・」
 妻「馬券、替えてもらったら?」 栃波「そうだな。」
調教師「あんた!なんのつもりでうちの馬にケチつけるんだいっ!?
    うちの馬はいい血統で良血って有名なんだよっ!!
    どこを探しても、これ以上の馬はいないよっ!!」
友恵「わ、わあーっ こわいよおっ!! こわいよおーっ!!」

栃波「・・・それ以来 友恵はすかり外人騎手嫌い、外国馬嫌いになってしまって・・・」
栗田「子供にとっては本当に恐ろしい経験だったんですわ。
   子供の時にそんなことがあったのでは、外人嫌いになるのも
   仕方がないんじゃないかしら?」
栃波「それで、どうしても友恵は香港に行くのが嫌だと言ってるんだ・・・・・・」
友恵「ごめんなさいお父さん、でも私・・・・・・」
山岡「ふうん、香港ね・・・・・・・・・」  栗田「?」
山岡「栃波さん、俺達の新年会によかったらご家族でいらっしゃいませんか?」
214こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/05(土) 22:19:38 ID:qlhaW1iv
もはやどこから突っ込んでいいのかもわかんねwwwww
215こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/05(土) 22:19:57 ID:DGxCiFgh
 周「私たちの友人のデザーモです。」
ブラック「今年もどうぞよろしくお願いしやす。
     ところでこちらはフランス人のペリエさんでやす。」
ジェフ「ハッピーニューイヤー!! こちらアメリカから来たデザーモくん。」
栃波「おめでとう。」  妻「今日は一家でおしかけました。」
友恵「外人がすごく多い・・・!」  栃波「しっ!友恵」
山岡「おーい コーツィ、こっちだ!」
コーツィ「おう。 ほら持って来たぞ! ありがたい王さんこれを。」
王「はい、承知!」
山岡「コーツィそこに座って。」  コーツィ「OK。」
友恵「・・・・・・」
山岡「コーツィは香港の住人なんですよ。競馬の騎手でね、
   しょっちゅう日本に遠征してるから日本語も上手です。」
栃波「ほう、香港の方。私東西新聞社の香港支局に今度転勤に、なるんですよ。」
コーツィ「おう!それじゃ、同じ香港の住人になるんだね。
     分からないことや困ったことがあったら、ぜひボクに電話してください
     協力しますよ! あなた、お名前はなんといいますか?」
友恵「と・・・・・・友恵です。・・・・・・・・・・・・」
コーツィ「いい名前ですね! 年は?」
友恵「十四です。」
栗田「これが山岡さんの企みなのね、周りを外国人騎手でかためるのが!」
山岡「うん、第一の企みはね。」
栗田「あら、まだあるの?」
山岡「ほら来た、あれだよ!
   このサイレントウィットネスは香港産です。
   いま、香港からコーツィ騎手とともに来てくれました。
   皆さんコーツィ騎手に拍手を。」
山岡「まずは走りを、道中の手ごたえを見て頂きます。」
コーツィ「さあさあ友恵ちゃんこの走りを見てください!」
友恵「で・・・でも私、外国馬は・・・・・」
山岡「友恵ちゃん、歩様を見てごらん。変にゴツゴツしてるかい?」
友恵「全然・・・」
山岡「輸送馬や遠征馬は調教するとすぐに疲れが出る・・・・・・
   よく外国馬が予想外に惨敗するというのは実は、輸送疲れのせいなんだ。
   リフレッシュした馬には全く疲れはないんだよ。」
友恵「ほんとに疲れてないっ!」
山岡「弱かったら俺の首をやる。頼むから走りを見てくれ。」
栃波「友恵、見なさい。」  友恵「やってみるわ・・・ ・・・」
栗田「どう?友恵さん。」
友恵「とっても速いっ!!それにいい走りっ!!足取りがなめらかで、
   私これなら大好きっ!!」
夫妻「友恵っ!!」  栗田「よかったぁ!!」
コーツィ「そりゃ強いですとも! 香港の競争馬は、世界一ですよ!
     こんなに大きいのに走りも大味じゃないんです!」
山岡「アメリカは観光客目当ての競馬場が多くてね!
   彼らは残念ながら馬の扱いが日本人や香港人に比べると遅れているし
   ピークが落ちた馬の状態に鈍感なところがある。」
栃波「そうか、我々はガイドブックを信用しすぎたんだな。」
 妻「自分の眼とデータと直感を頼りに、馬券を買わなければならなかったのね・・・」
友恵「そうか・・・・・・外人だからってそれだけで軽視したりしないで
   金になる騎手かどうか、馬券を買ってみなければ分からないのよね。」
山岡「そうだよ。もしきみが最初にコーツィみたいな外人と出会ってたら
   そんな外人嫌いになったかな?」
コーツィ「友恵ちゃーん 僕のこと嫌いなのおっ?」
友恵「嫌いなんかじゃありません!人気があって、腕があって、私、好きよ!」
コーツィ「ありがとーっ!!」
友恵「わたし、サイレントウィットネス大好きになっちゃった!
   香港に行って毎日買いたいな!」

終わり 
216こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/05(土) 23:59:59 ID:UFuWo59h
実によく出来てるw
217こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/06(日) 01:10:34 ID:Tj1+qOof
天才だwwwww
218こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/06(日) 04:33:22 ID:5CmJEaSN
実に良スレ。
219こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/06(日) 07:30:28 ID:qKLAv8KB
こんなくだらないものでよければ、いくらでも(´▽`)
では今日も一つ

 栗田「中松警部と大石さんが喧嘩を?」
 山岡「ほっときなさい、あの二人は仲がよくて喧嘩してんだから。」
みさ子「でも今度は大変です!天皇賞秋で勝負するって言ってます!」
 栗田「原因はなんなの?」

「京都競馬場で菊花賞があって私は歌子さんと観戦に行きました。
 中松警部本命のディープインパクトと大石警部本命のアドマイヤジャパンの
 争いになって、最後の直線が・・・・・・」
 中松「わあっはっは!見事な末脚だったなあ!よほど力の差がないと、
   ああは見事に決まらないぞ!」
 大石「うぬぬ・・・・・・」
主催者「天皇賞秋はいろいろメンバーを用意してありますが。」
 歌子「私、ゼンノロブロイ。」
 中松「俺もだ。」
みさ子「私、ヘブンリーロマンスがいいわ。」
 大石「俺もヘブンリーロマンスをそれも単勝で。」
 中松「わあっはっは! この穴党が! そうやって穴ばかり買っとるから、
    人間も穴だらけになってアドマイヤジャパンなど本命にするんだ!」
 大石「だまれこの本命野郎! 一番人気ばかり買ってるから
    相手を検討する根気がなくなって複勝買いみたいな
    せこい馬券の買い方をするんだ!」
 中松「ぬかしたなあ!ヘブンリーロマンスみたいなくだらん馬買う奴が
    生意気なことを!」
 大石「くだらんとはなんだ! ゼンノロブロイみたいな
    面白くもなんともない馬と違って、ヘブンリーロマンスには
    穴党へのやさしさ、ふくよかさがある!」
 中松「なんといってもロブロイだ! こんなスッキリスパッとした切れ味はない!」
 大石「ヘブンリーだ!」 中松「ロブロイ!」  大石「ヘブンリー!」
 中松「もう我慢出来ん! 馬券勝負だあ! 馬連でだぞう!」
 大石「望むところだ! 決着をつけてやる!」

 栗田「・・・・・・」
 山岡「くだらねえ・・・・・・ほっとこう・・・・・・」
みさ子「そんなこと言わないで、なんとかしてください!
    このままでは大石さんが負けてしまうかも・・・・・・
220こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/06(日) 07:47:34 ID:qKLAv8KB
 歌子「なにかというと喧嘩ばかり。
    しかもヘブンリーかロブロイかで馬券勝負だなんて。」
みさ子「穴党でも本命党でもいいけれど・・・・・・
    他人の好みを認めてあげられないような狭い心の人はイヤだわ!」
 大石「みさ子さん・・・・・・!!」
 中松「ほーら、またフラレた。
    お・・・おい泣くな、バカ野郎・・・まだ駄目と決まった訳じゃ・・・・・・」
みさ子「あら、どうしたんですか?」
 中松「え・・・・・・あ みさ子さん! てっきり怒って姿を消したものと・・・・・・」
みさ子「馬を呼びに行ったんですよ。」
 歌子「まあ 速そう。」
みさ子「ゼンノロブロイとヘブンリーロマンスです。どうぞ。」
 大石「うおっ! このロブロイすごい!
    直線の走りがスパッとして! ロブロイの強さの真髄がピンと一本立って・・・!」
 中松「こらヘブンリーも泣けるねえ! 騎手自体に腕と折り合いの力があるから、
    ヘブンリーの野卑な気性をおさえこんで、
    野趣あふれる切れ脚を引き出してる!」
   「これなら穴でもいけるぜ!」
 大石「このロブロイ力があるもの、毎レースでも買いたいよ!」
おわり、
221こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/06(日) 10:27:57 ID:qKLAv8KB
さらにもう一つ、♪ほれ( *^-゜)/⌒■ネタ■
大町「山岡くん、栗田くん、ギガトンを見せてやろう。」
山岡「へえ、ギガトン。」
栗田「私、ギガトンのレースって見たことありません。」
大町「そうだろう、「究極の馬作り」なんかとは無縁の競走馬じゃからのう。
   いまからはもう十年近い昔のことになってしまったが・・・・・・
   クラシック中、そして皐月賞後、ギガトンは賞金不足に苦しんだ・・・・・」
  「自己条件で賞金を稼ぐ馬もいたが、ギガトンは勝てないまでも
   青葉賞に出てダービーを目指すほど とことん苦しんでおった。」
栗田「今の私たちには想像も出来ない厳しい時代があったんですね・・・・・・」
山岡「その時代をくぐり抜けてきた馬にとっては、「究極の馬作り」なんて、と
   反感をもつのも無理はないな・・・・・・」
大町「こうしてギガトンをレースを選ばずたくさん登録する。
   こうすると少しの賞金でもどこかのレースには出れるからのう。
   皐月賞は岡部なんか使ったけど、騎手は熊沢でも村本とか、
   そんな2流の騎手でもいれば十分だった。」
  「賞金も足りなかったから主戦場は準オープンが主だったね。
   レースで勝とうにもスピードも瞬発力もなかったしのう。」
栗田「はあ・・・・・・ほんとになにもなかったんですね・・・・・・
   ギガトンの馬体が仕上がってきたわ。」
大町「簡単だろう? これで仕上がった。 さあ。」
山岡「どうも。」  栗田「いただきます。」
栗田「へえ・・・・・・これがギガトン・・・・・・」
大町「どうじゃ? 強いかね。」
栗田「え、ええ・・・・・・」
大町「わっはっは無理せんでもいい、こんな馬強いはずはないじゃないか。
   今見てみれば、こんな馬は少しも強くない。
   しかしスター不在だったあの時代に、我々はこの馬を
   走る、走ると言って馬券をガンガン買っていたんだ。」
  「わしの家内じゃよ。」
栗田「まあ、奥様ですか。」
大町「競馬界でスター不在の一番苦しい時に病気で死んだ・・・・・
   もっと強くて能力のある馬の馬券を買ってやれたら死なずにすんだだろう・・・
   せいぜい、こんな馬の単勝しか買ってやれなかったからのう・・・・・・
   それが哀れでな。」
栗田「大町さんが、奥様にいつもギガトンの馬券を買って差し上げなんですか?」
大町「うん・・・・・・マークシートだってそんなに容易に手に入る物じゃなかったけれどね。」
栗田「それでは奥様は哀れではありません。
   お亡くなりになったのはお気の毒ですけれど、
   大町さんがギガトンを一生懸命に塗りつぶしたマークシートは
   奥様にとってこの上ない喜びだったと思います。」

栗田「大町さんていい方ね。わたしたち誤解していたみたい。」
山岡「うん・・・・・・日本精神とやらには閉口するけれどね。   
   良血と人気厩舎だけを崇めたてまつって、実際の馬の力の貧しさに
   気づかない今の日本競馬を、なんとかしようという一生懸命なのはわかるよ・・・・・・」
栗田「あのギガトン、あまり強くなかったけれど、病気の奥様にギガトンを
   見せてあげている時の大町さんの心はキラキラ輝いていたと思う。
   いまの日本人はそんな心の輝きを忘れてしまっているのよ。」
山岡「ああ、ほんとにな・・・・・・」
栗田「私、ギガトンのこと記事に書きたいわ。
   ギガトンの走りを知らない私たちの世代にも見てもらって、
   日本競馬はどんなところから出発したか知ってもらいたいの。
   ハイセイコー、オグリキャップらが走って、日本は競馬ブームに
   なったけれど、なにか大事な物を失った気がする。
   ギガトンは日本競馬の出発点だと思うのよ。」
終わり なんか大げさな話になったけど、
    ギガトンが競馬を始める
    きっかけになった大好きな馬なので、書けて幸せですo(*^▽^*)o
  
222こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/06(日) 10:59:13 ID:Lh1wq/Rm
ヘヴンリー
223こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/06(日) 17:37:02 ID:5NpDyzw6
山岡「牝馬が混合レースで好走できないのは才能がないからじゃない、
   封建的な牡尊牝卑の考えが、牝馬を混合レースから閉め出して
   いるにすぎないのさ。」
精英大使「あなた達の言う通りだ、牝馬の出るレースが見れないなんて
    恥ずべき偏見ですよ。」
ボウマンズクロッシング「・・・」
精英大使「しかし、私もあなたとのレースはもうごめんだ。」
コイン(トス)「何だって!!」
ダンス(インザムード)「ど・・・どうして!?」
精英大使「私の性別はセン馬です。牡馬がパッと見、牝馬の姿になる不思議な話です。
     だが私は、本物の牝馬より牝馬のもつ切れ味を見せつけて、観客を酔わせる
     自信があります。でなければ、セン馬の意味がありません。」
    「あなたは私と反対に、牝馬なのに牡馬の姿をしている。だがそれは
     何の為なんですか?」
    「なぜなら、牡馬の姿をしているあなたからは、牡馬の醜さしか
     感じないんですよ。荒々しくて、粗野で、攻撃的で、無神経で・・・。」
    「だから厩舎の雰囲気もトゲトゲしているし、第一、あなたのレース運びも
     とんがっています。馬の心を苛々させます。とても観客を酔わせるレース
     ではありません。」
JRA高官(田中)「あわわっ。ちょっ、ちょっと待ってwwww!」
ダンス「俺は・・・。俺は牡馬にだけは負けたくねえと・・・。」
コイン「ダンスちゃん・・・」
栗田「(レース振りがとんがってる・・・。本当にその通りだと思うわ・・・。
    でもどうしたら・・・)」
山岡「2ヵ月後にお二人を札幌に招待したい。たまにはローカルのレースに
  出るのも勉強になると思うんだ。」
224こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/06(日) 18:00:27 ID:clarCBag
女形=サイレントウイットネスw
225こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/06(日) 18:07:38 ID:5NpDyzw6
>>223 つづき

栗田「札幌は空気がおいしいわ。」
コイン「ファンファーレはなかなか最悪でしたよ。」
栗田「ね、ダンスちゃん、コインさんとはどんな間柄なんですか?」
ダンス「間柄って・・・。別に何でもねえよ。」
コイン「何でもないことはありません、ぼくとダンスちゃんは同じ
    厩舎なんです。3歳のときからぼくはダンスちゃんに繁殖を
    申し込んでるんですが、うんといってくれない・・・、
    そういう間柄です。」
ダンス「フン、俺には今繁殖なんかしている余裕はねえ、厩舎の勝ち星を
    もっと増やさなきゃならないんだ、それで頭がいっぱいなんだよっ。」
栗田「なるほどね、コインさんを嫌いというわけじゃないのね。」
ダンス「え?」
ヘヴン(リーロマンス)「いかがでしたか、お気に召しましたでしょうか?」
山岡「いいレースができたみたいだよ・・・。こちら勝ち馬のヘヴンリーロマンスさんだ。」
ダンス「ええっ、牝馬が勝ったのかい!?」
山岡「ヘヴンさんは条件戦で2年も修行を積んできたんだ。」
栗田「条件戦で・・・。じゃ牡馬に混じって?」
ヘヴン「ええ。」
ダンス「さぞつらい思いをしたでしょう?牝馬一頭、牡馬の間に混じって修行したんじゃ・・・
    いじめられたでしょ。」
ヘヴン「そりゃ修行は大変ですけど、でも牝馬だからっていじめられたことはありませんわ。」
ダンス「それはきっと、条件戦だからだよ、オープンじゃそうはいかない、
    牝馬のオープン馬だってんでいびられるだろう。」
ヘヴン「今日のレースは私のほかに牝馬は2頭だけであとは牡馬ばかり。
    でもみんな私の勝利をたたえてくれますし、お客さまもよろこんでくださいました。」
ダンス「しかし・・・。そうか、あんた牡馬に負けないために死にもの狂いで闘ってるんだね?」
ヘヴン「あの・・・、逆にお尋ねしたいんですけど・・・、どうしてそんなに
    牡馬に負けるとか勝つとか、そんなことにこだわるんですか?」
ダンス「・・・えっ・・・」
226こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/06(日) 18:26:44 ID:5NpDyzw6
>>225 つづき

山岡「今、中距離のオープン戦は超スローで終い数Fのキレ勝負という
   軽い競馬が多いけど、今日のレースは平均ペースで見ごたえがありましたね。」
ヘヴン「ええ、私ね、終いだけのレースなんていやなんです。観客がお腹一杯
    満足してくださるような、いわば、長く使える脚をレースでお見せしたいんです。」
ダンス「長く使える脚・・・。」
コイン「(つーか、ペース作ったの俺なんですけど・・・)」
ヘヴン「では、どうぞごゆっくり・・・。」
栗田「すっごくチャーミングなのね。」
コイン「牡馬まさりなんてとこ全然なくて、100%牝馬の魅力ですね。」
山岡「自然体というんだろうね、だからみんなたたえるんだよ。」
栗田「ダンスちゃん、私思うんだけど・・・。牝馬が牡馬に勝つためには、
   牡馬のまねをしても駄目なんじゃないかしら?牝馬の良さを失って
   しまう上に、牡馬のよさでは本物の牡馬に及ばないとしたら・・・。」
  「牝馬と牡馬が違うことは事実なんですもの、牡馬にはない牝馬の特質を
   最大限に発揮して、牡馬と同等の地位を獲得するのが本当じゃないかしら・・・。」
コイン「ダンスちゃん!!」
栗田「あたし・・・、なまいき言ってダンスちゃんを怒らせてしまった・・・。
   どうしましょう・・・!?」
山岡「はくぼレースは何を買う?」
栗田「もう、あたし心配してるのに、競馬バカ!!」

つぎで完結です。 
227こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/07(月) 00:41:50 ID://vposQn
スイトンネタも寿司ネタも素晴らしいwww
やっぱり天才だwwwwwww

しかし。

>ヘヴン「あの・・・、逆にお尋ねしたいんですけど・・・、どうしてそんなに
    牡馬に負けるとか勝つとか、そんなことにこだわるんですか?」

いや、それはこだわってるでしょwwwww
228こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/07(月) 04:19:39 ID:HF7Ps2rR
>>167
冗談でも面白くない
229こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/07(月) 11:10:49 ID:LL/JywGL

寿司、完結編

大原「精英大使さんのおかげで、観衆は大喜び、スプリンターズSは大成功でしたよ。」
精英大使「お役に立てたのなら幸せでございます。」
谷村「おい、山岡君、まだかねそのレースは・・・。」
山岡「もうすぐです。」
精英大使「このレースは・・・」
栗田「天皇賞・・・!?」
ダンス「いらっしゃいませえっ。」
大原「へえ、牝馬が出るのかい?」
谷村「変わってるね。」
ダンス「はい、皆さん、そうおっしゃいます、でもレースではまともですから。」
栗田「厩舎スタッフの雰囲気もダンスちゃんも、以前とはうって変わって
   落ち着きがあって、はなやいでる。」
精英大使「ほう、北村くんか・・・。前は毛むくじゃらの西洋人だったが、若くてさわやかだね。」
谷村「え?前にもご覧になったことがあるんですか?」
精英大使「いちいち鞍上と呼吸を整えて好位で折り合うようにしたのかね。
    しかも念入りにゴーサインを待って・・・」
ダンス「はい、私のキレと長く使える脚を引き出すにはこれが一番です。
    少しでもほかの馬よりいい脚をと思って・・・」
精英大使「優美な脚捌き、一流の名牝のようだ・・・。」
    「ううむ、これは鮮烈だ、上がりも33秒台前半で仕上げられている。
     鞍上はでしゃばらず、君の持ち味を一層引き立てた。
     牡馬にはできない切れ味鋭いレースだ。3着ではあったが、
     おまえさん、勉強しなすったな。」
ダンス「はい・・・ありがとうございます。」
栗田「ダンスちゃん、すばらしい末脚だったわ、本当に勝ってしまうかと思わせる
   いいレースだったわ。」
ダンス「ありがとう、ゆう子さん。」
大原「変な、ズブイだけの牡馬のレースよりずっといいな。気持ちがいい、
   華がありますよ。」
精英大使「牝馬ならではの切れ味の勝利です。この牝馬の動き、セン馬の私も盗みますよ。」

おわり

いろいろ突込みがあろうが、なにぶんはじめてゆえ、平にご容赦を。
230こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/07(月) 11:52:08 ID:YvcP15Et
ダンスの天皇賞3着の裏にはこんなドラマがあったのか〜!!!w


毎日楽しませてもらってます、ありがとう。
231こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/07(月) 12:33:13 ID:fRBx3S6R
小泉「恥ずかしながら、私の4歳になる牝馬のスイープトウショウのことなんです・・・
   私はホトホト困り果てていまして・・・・・
   もうじきGTレースだというのに、調教どころか少しも私の言うことを聞かず、
   とうとう先週は、坂路の前で立ち往生してしまって・・・・・」
大原「そりゃ心配だなあ。」
栗田「むずかしい年頃ですものねえ・・・・・」
小泉「そこで山岡くんのことを思い出したんだよ。」
山岡「なるほどボクのタマモホットプレイみたいな立派な馬をお手本にしたいというわけですね。」
小泉「逆だよ!タマモホットプレイは鞍上にも逆らうし、ゲート入りも嫌うし、調教もイヤダイヤダするし、
   牧場時代から、大変だったそうじゃないか。
   できの悪い者は、できの悪い者同士話が通じるだろ!?
   そこできみにひとつ、スイープトウショウがなにを考えているか聞き出してほしいんだ。」
山岡「へえ!俺の馬みたいにできの悪い者にも、使い途があってよかったなあ!」
232こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/07(月) 21:58:39 ID:LL/JywGL
今、手元に4巻しかないので、4巻ネタでもうひとつ。

ステイ(ゴールド)「本心はすごくGT勝ちに飢えてるんです。
   飢えているんだが、毎回何頭かに先着されてしまう。」
武豊「ステイ・・・」
山岡「誰だって4年もイマイチを続けたらイマイチ君になるさ。
   イマイチ君は心の病なんだ、その病気の原因は自分は勝っては
   イカンのじゃないかと遠慮することにあるんだ。ステイ、香港に行ってください。」
  「ステイ、香港に行くんだ、あんた、死ぬまでイマイチ君の呪縛から自分の心を
   解き放たないつもりなんですか?そんな、暖かみとも嘲笑ともつかない歓声の中、
   種牡馬となるんですか?」
  「この香港行きは、最後もネタを提供しようという軽い気持ちで作ったわけじゃない!
   あんたも知ってるでしょう?厩舎の皆が何とかGTを勝たせてやりたいという執念で
   作ったチャンスなんです。」
ステイ「!」
山岡「行きなさい、ステイ、自分の心を解き放つにはこれしかないんだぜ!」

・・・

武豊「ステイ、外に出して!お前の走りを見せればいいのよ、絶対に届くから無理して力んで走らないで!」
ステイ「か・・・勝った・・・」
武豊「ステイ!!」
ステイ「勝った!!」
栗田「やったあ、勝ったわ!!」
ステイ「勝てたよ、豊さん!!」
田畑「これがステイ!?すごい末脚だったわ!」
花村「厩舎のスタッフも究極の仕上げをしたから、こんな洗練された末脚を使えたのよ!」
233こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/08(火) 10:36:34 ID:7BqnBHgX
>>232
ユタカがカマっぽいぞw
234こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/08(火) 11:55:17 ID:dBpmf1rp
>>221
あのギガトン、あんまり強くなかったワロタ
235シライスピリッツ:2005/11/08(火) 18:12:34 ID:OMC/aIny
勝手に提案、誰が誰だかわかんないからHN使ってみない?
まあ別にいいんだけどね、(´▽`)  では、もうネタ切れ・・・苦しいけど

記者「エリザベス女王杯の方はいかが致しましょう?」
平川「や、山岡、好きな馬買えよ・・・・・・ただし弱い馬はだめ。」
山岡「まかせとけ。究極の馬選びを教えてやる!」
平川「へえ。」
松井「でも、競馬の通になるには、よほど勉強しないとだめだと父が言ってたわ。」
平川「山岡は「究極の馬」作成担当だから、GIのことも全部勉強ずみなのさ。」
松井「まあ、すごい。」
山岡「俺たち、エアメサイアを買うんですが・・・・・・
   それに合わせて対抗と単穴を1頭ずつ選んで頂けませんか?
   対抗はテンは遅いけれど末脚がしっかりしている馬、
   単穴はあまり重たくなくて、軽やかな足取りの馬がいいんです。
   サラリーマンが払える額で・・・・・・」
記者「さようでございますか。
   では、対抗は池添騎乗の宝塚記念勝利馬のスイープトウショウは
   いかがでしょう?」
  「調教師の非常に厳しい調教に耐え抜いて、馬質は純粋、最高。
   走りは気品があって、しかも力があってスッキリ切れる脚。
   オッズの数倍の価値があると思いますが。」
栗田「わあ、よっぽどいい馬なのね。すすめ方に熱がこもってるわ。」
山岡「よし、対抗はそれにしましょう。」
記者「単穴は 重賞2連勝中で勢いに乗るヤマニンアラバスタはいかがでしょう?」
   力があって玲瓏、気性がさわやかです。
   少しズブイのですが、そのぶん最後の伸びがお得になってます。」
山岡「それそれ、それに決めた!」
記者「かしこまりました。」
平川「しかしずるいなあ山岡は。究極の馬の選び方なんて言うから
   期待してたら、競馬の記者に聞いちゃうなんて 。」
山岡「何言ってんの。ちゃんとしたスポーツ新聞には、トラックマンといって
   競馬の専門家がいる。」
  「専門家だから、勉強と経験の量が俺たち素人と比べ物にならないし、
   現在、自分の手持ちのデータの中で、なにがよいかも当然ながら知っている。」
  「その記者に頼らずに買う馬を選ぶなんて、
   武豊なしでディープインパクトをレースに出走させるようなものさ。」
平川「ふうん・・・・・・
   そうすると競馬場で馬券を買うなんて簡単だねえ。」
山岡「当たり前じゃないか、競馬場は楽しむところで、苦しむところじゃないもの。」
  「相手を選ぶのだってさ、自分の好き嫌いだけ言って、
   何頭か馬を選んでもらって、1頭1頭の個性を尋ねる。
   そうすれば、実に簡単に美味しい馬券がとれるんだ。」
  「何でもスポーツ新聞に頼ること。これが究極の競馬の楽しみ方だ。」
おわり
236こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/08(火) 19:58:24 ID:FiTJX+Iw
たびたび出てくる関東と関西のいがみ合いネタ希望
237こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/08(火) 21:50:18 ID:MUedYh0V
ラーメンライスの話がええな。
238こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/08(火) 23:37:56 ID:BkQNuefm
>>229
> この牝馬の動き、セン馬の私も盗みますよ。

なんかワラタ
239こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/09(水) 00:14:36 ID:AN8pqxG/
>>235

これワインの話だっけ?ワロタ

でも何でもスポーツ新聞に頼りたくないなあw
240シライスピリッツ:2005/11/09(水) 08:01:17 ID:qdqagwEu
山岡「菊花賞のレースを見せてくれ。」
武豊「へいっ。」
荒川「乗ってるところ、撮らせてもらっていいいい?」
武豊「えへっ?写真ですか?、いい男に撮ってくださいよっ。」
  「へい、お待ち。」
栗田「強い。」
花村「やっぱり競馬新聞でほめるだけのことはあるわね。」
田畑「だめよ、馬券を買うより騎乗する姿を見に来たんだから。」
栗田「あ、そうだ。   花村「いけない。」
栗田「うーん・・・ わからないわ・・・・・・」  花村「どうなんだろう・・・」
田畑「荒川さん、元気なくなっちゃってる・・・この乗り方じゃダメだって言うのね・・・」
栗田「どこがいけないんだろ・・・・・・」

善臣「久しぶりだね・・・・・・山岡さん。」
山岡「毎週騎乗してお手馬になったら特別扱いしてくれるの?」
善臣「ははっ、初騎乗の馬もお手馬も同じお馬、お手馬を特別扱いしないかわりに、
   乗り替わりで回ってきた馬も大事にするよ!」
荒川「そうこなくっちゃ。」  田畑「ホッとしたわ。」
善臣「何かあったの?」
山岡「なんでもないよ。さてと適当に乗ってもらおうかな・・・・・・」
善臣「へい。」
荒川「あの・・・・・・写真撮ってもいいですか?」
善臣「物好きなんだね、どうぞ。」
荒川「美しいっ!!初めてだよ、騎乗する姿が美しいのを見るのはっ!!」
田畑「ほんと!!今までの人と比べるとなぜか品がいいのよね!!」
善臣「おいおい、何の騒ぎだい?」
山岡「すみません、善臣さん・・・・・・もう一度乗ってくれませんか、。」
善臣「いいけどさ、何だってのいったい?」
栗田「ああっ待って!! そうか!! 善臣騎手は他馬をちぎらないわ!!」
荒川「そうだ!! 他の騎手はみんな素質馬に乗ったら直線に向いてから
   他馬をちぎってすてたぞっ!!」
花村「あっそういえば!!」  田畑「確かに!!」
荒川「競馬なのにちぎってすてるという動作が
   ものすごくいやみったらしく嫌な感じを与えるんだよ!」
善臣「ははは・・・それは自分の馬と他馬の力関係を
   ちゃんと感覚的につかんでないからだよ。」
241こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/09(水) 11:57:24 ID:sUnEu+Bi
あの寿司の話がこうなるのかw
すげぇ
242& ◆CnBlAFx46. :2005/11/09(水) 20:03:20 ID:nfiVRP3r
240の続き〜

山岡「善臣さん、ちょっと乗ってみてよ。」
善臣「ああいいよ。」
山岡「馬が強かったり素質がある時は、他馬のことを考え
   あまりちぎらずに、タイムオーバーにしないというのが競馬の決まりだよ。」
  「そうすることで他陣営もみんな満足なんだ。
   だが、その馬のスピードの加減をどこでするかだ。」
  「善臣さんはね、ほら、スタートすると体がひとりでに、
   それに合ったペースをつかんでいる。」
  「そのペースに狂いがないからちぎって捨てる必要がない。」
荒川「他の騎手はペースが読めないからあらかじめリードをとって、
   直線に向いてから初めて余分なリードがわかるからそこで、
   他馬をちぎって捨てるわけだ。」
山岡「結局不必要に馬を追い出すことによって負担がかかり、
   次走がふっくらと充分な馬体に仕上がらない。」
荒川「だからほかの騎手は姿が美しくないだけじゃなく、腕も落ちるんだ。」
田畑「すごいわあ、荒川さんはレンズを通してそれを見破っていたのね!」
荒川「善臣騎手に出会わなかったら、その姿の美しさの秘密がわからなかったよ!」
善臣「おいおい、そんなにほめたって依頼料は安くならないよ。」
おわり
243シライスピリッツ:2005/11/09(水) 20:46:04 ID:nfiVRP3r
もう一つo(*^▽^*)o

溝木「わからない。私がこの馬に乗っていたなんてっ・・・」
山岡「どうしますか、やっぱりご主人の記憶は戻らない方がいいですか。」
 妻「いいえ・・・・・・せっかく苦労して騎手になったことまで忘れているなんて
   あまりにかわいそうです・・・・・・何とか記憶を戻してあげたいっ・・・」
山岡「やってみましょう。」  妻「え?」
山岡「この人が持っていたあの紙切れ。」
中松「ああこれだな、持って来たぜ。」
山岡「溝木さん馬に乗りましょう、奥さんも手伝って!」
溝木「馬に!?」  妻「何でこんな時に騎乗を・・・・・・」
山岡「発走するまでに、何をすればいいのかな。」
 妻「騎乗するための馬を調教します。」
山岡「溝木さん、馬に乗ってください。」
溝木「私がですか。」      山岡「やってみるのです。」
栗田「まあ、すごい手なみ!」  中松「見事なもんだ。」
溝木「おどろいた・・・・・・私にこんなことが出来るなんて・・・・・・」
 妻「次は手綱をしごきます!」
栗田「手練の手さばきねっ!」  中松「動きによどみがねえな。」
溝木「変です・・・こんなことしてるとだんだん頭の中が晴れてくるような気がして・・・」
栗田「記憶が戻りかけてるのねッ!」
244シライスピリッツ:2005/11/09(水) 21:12:25 ID:nfiVRP3r
山岡「さあ、レースに出走しよう。俺の言うとおりのメンバーを集めてくれ。
   タービュランス、レッドぺッパー、レッドチリペッパー、ギガトン・・・・・」
中松「それはレースの出走表だったのか!」
栗田「タとかレとか書いてあったのは競走馬の頭の一文字だったのね!」
  「すごい種類の競走馬が出走するのね。」
山岡「素晴らしいレースを作るには実に様々な競走馬が必要なんだ。
   GIレースは一流馬のオーケストラだよ、だから、あきないのさ。」
  「さて、次はビッグバイアモン・・・ブレイクタイム・・・ハツラツ・・・・・・
   ココモキング インティライミ へえ・・・こんな馬も使うのか・・・・・・」
栗田「それがこのレースの人気の秘密なんだわ!」
溝木「この走り・・・この先行力・・・ ああ、頭の中が・・・」
栗田「いい具合に隊列が出来てきたわ!」
中松「いいペースだ。また折り合いが何とも言えんな・・・」
溝木「ムチ!」  妻「はいっ」
溝木「・・・・・・豊かなスタミナでふくらみのある馬体、鮮烈で切れのある鋭い末脚・・・
   この馬がいれば皐月賞もダービーも菊花賞も素晴らしいレースが出来る・・・」
  「これなんだっ!これこそ私の求めていた競争馬なんだ!!」
おわり、よかったよかった(・_・)
245こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/09(水) 21:44:14 ID:AN8pqxG/
>>243-244

カレー粉乙www
246こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/09(水) 21:57:54 ID:8WgYMxMn
>>240
>栗田「ああっ待って!! そうか!! 善臣騎手は他馬をちぎらないわ!!」

そうくるか!!
2474巻ネタの人:2005/11/10(木) 19:54:34 ID:KIeO1MGh
小泉「『田中勝春がGTを勝てる馬』作りを、百連敗記念事業などという
   短期的な企画として扱うのが間違っているんです。本物の繁殖牝馬
   一頭探すだけで、どれだけ大変なものか考えてごらんなさい!!」
  「私はもっと長期的に腰をすえて取り組むことを主張しますっ!
   私の主張が入れられないなら私もクビに・・・」
248こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/11(金) 07:42:30 ID:hbencglO
age
249こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/12(土) 00:03:41 ID:h9WqoIAJ
寿司の話のうまさに感動したw
250シライスピリッツ:2005/11/12(土) 12:56:26 ID:nOc4yVUI
書き込み規制されてた。ちょっと書き込めるかテスト(・_・)
251& ◆CnBlAFx46. :2005/11/12(土) 13:16:27 ID:nOc4yVUI
書き込めるようになったーヽ(^◇^*)/ ということでひとつ。

「富井副部長の提案で京都にエリザベス女王杯を見に行くことになりました。
 今夜は旅館に泊まって、明朝早く京都競馬場に行くのです。
 狙いは何と大胆にもレクレドールなのです!」

男1「この間のへヴンリーロマンスはすごかったな、全く
   他馬が止まってるかと思うほどの切れ味でさ・・・・・・・・・」
男2「へん、万馬券くらいで威張るなつうの!
   テンジンショウグンが勝った日経賞はすごかったな、
   相手はシグナスヒーローでさ、配当はこんなでかい奴でさ。」
男3「けっ配当のでかさを誇ってるようじゃまだトーシロだね。
   GI2着取りの名人ヨコテンのアドマイヤジャパンとディープの馬連
   一点で獲ったのは俺だけだろ。」
男4「スケールが小さいねえ。おれなんか凱旋門賞でモンジューの単勝よ!
   直線でガツーンと来た時の衝撃ときたらよ・・・・・・
   ま、なんとでも自慢するがいいさ、明日が勝負だ。」
252シライスピリッツ:2005/11/12(土) 13:45:43 ID:nOc4yVUI
男1「お嬢さん達どちらへ?」
花村「京都競馬場です。」
男2「京都競馬場?我々と一緒だ、何しに行くの?」
栗田「馬券を買いに行くんです。」
男1「へ?明日は素人向けの特別戦か何かあったかなあ。」
花村「特別戦じゃありません、エリザベス女王杯を買うんです。」
男3「エリ女で?何を買う気?」
栗田「レクレドールを買おうと思ってるんですけど。」
男2「レクレドールだってさ!!」
男1「GIでレクレドールを買うんだってさ!!」
男3「こわいーっ、素人さんはこわいーっ!!」
富井「失礼だなきみ達、俺達がレクレドールを買いに行って悪いのかね。」
男2「まさかレクレドールの単勝を買う気じゃないだろうな。」
田畑「相手はまだ決めてないけど、本命はこの馬のつもりよ。」
男2「まいったねえ!ハイヒールで乗馬しようってのと同じだね!」
栗田「人気なんて問題じゃないと思いますけど・・・・・・」
男3「おや、言うじゃないのお譲ちゃん、それじゃ相手は?
   エアメサイアとかスイープトウショウとかさ・・・・・・・・・」
富井「ああ、そういうのはスポーツ新聞で検討することになってるよ。」
男2「これだからトーシロはやんなっちゃう、スポーツシンブンなんか安物だよ、
   そんなもんで当てられたら苦労はいらない。」
男1「特にこの時期の牝馬は変わりやすいからね、データが勝負だよ。」
男2「ちょっと見せてやんなよ。」  男1「よしきた。」
男1「ほらね、これは秋華賞を勝ってきたエアメサイアだよ、
   走りが軽くて、弾力があって最高の馬だよ。
   値段もすごい、お嬢さん方の一ヶ月分の給料でも買えないくらいさ。」
男3「こっちは宝塚記念を勝ったスイープトウショウなんだけど、
   いま伸び盛りの若手、池添が乗ってる馬なんだぜ。
   これはお嬢さん方の月給どころかボーナスでも買えないね。」
男4「ねえ、お嬢さん方、馬券を的中させたかったらこのくらいデータを集めなきゃ」。
   善臣のマイネルモルゲン買いに行くのと訳が違うんだからねえ。」
男2「わはははっ!マイネルモルゲンか、それなら誰でも買えるわなっ!!」
男1「鞍上が甘くて女の子向きだし!!」
男3「わあっはっはっはっ!!」
花村「・・・素人がいきなりGIなんて無謀だったみたいね・・・・・・」
栗田「あんなすごいデータが必要だとは思わなかったわ。」
富井「何か闘志なくなっちゃったなあ・・・・・・・・・」
谷村「ま、いいじゃないか、雰囲気だけ味わえば。」

おわり、レクレドールは来る!・・・・はず
253こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/12(土) 21:48:35 ID:6/ZbsbTB
>>252
釣竿乙w
254こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/13(日) 01:22:18 ID:bacTp8Gx
このスレ見てて思うのだが、なぜか不思議と元ネタがちゃんと思い浮かぶのな。
別に手元に美味しんぼがそろっているワケでも無いのに。

ま、それはソレとして、レクレドールが来た時には続きたのむ。
255シライスピリッツ:2005/11/13(日) 20:03:39 ID:I6T+1xS9
レクレドール惨敗!(>.<)
続きは特に考えてなかったけど、無理やり書きます。
スイープトウショウに買い目を変更したということでお願いします。ヽ(`▽´)/

池添「おっ、手ごたえが、来た!」
田畑「スイープトウショウなのっ!?」
山岡「あわてないでゆっくり!」
池添「うおおっ、この手ごたえはでかいぞ!」
栗田「ああんどうしようものすごい馬群よ!馬群に引きずりこまれるう!」
田畑「頑張って!他馬の陣営の鼻をあかしてやるのよ。」
栗田「これ本当に届くの?オースミハルカじゃないの、逃げ切られるうっ・・・!」
山岡「あと一息!」
栗田「きゃあ!」  田畑「ああ、馬群に・・・!」
富井「しまった!詰まってしまった・・・・・・」
花村「ああ くやしいーっ!」
栗田「ああん・・・・・・どうしよう!?せっかく単勝買ってたのに・・・」
山岡「心配ないよ、ここまで上がっておけば。」
田畑「心配ないってどういうこと?スイープは馬群の中に入っちゃったのよ。」
山岡「スイープが本当の出来だったら心配ないよ。」
田畑「どうして・・・・・・?」
栗田「どうしてスイープなら大丈夫なの?」
山岡「前が開いた! 池添、大外だっ」
池添「おうし!」
富井「これはすごい脚っ!!」
田畑「栗田さんが買ったスイープトウショウなのね、おめでとうっ!!」
おわり、考えてなかったのでこんなもんで
256こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/13(日) 21:13:44 ID:8xwwAzhn
最高の良スレ発見w
今度何か考えて書いて見ます。
257こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/14(月) 21:57:00 ID:vHpRACVG
ageついでに短めに

エア(サバス)「体だけデカくてぜんぜんダメなんス・・・。9戦しても500万止まりで・・・」
山岡「藤澤先生はケイ古は走るから、調教パートナーとして厩舎に残れと言ってるんだろ?
   それでいいじゃないか?」
エア「そんなこと言ったって・・・。一緒に厩舎に入ったマチカネキララはもうオープンで
   厩舎のエース候補の一番手スよ。」
  「満足な競馬もできないわしが調教パートナーとして厩舎に残るなんてミジメで・・・。」
  「わしには競馬しかできません、競馬がダメとなったらわし、もう生きていく道はねえス。」
山岡「ふうん・・・。でも飛越は上手なんだろ?その腕を生かしてみたら・・・。」
エア「そんな・・・。たかが低いハードルですから・・・。」
山岡「ま、しかし、放馬はやめろよな。」
エア「はい、すんません、こんなご迷惑かけてしまって・・・」

続きはナシで。
258こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/15(火) 15:16:41 ID:54A5CguW
>>257
放馬ワロタ
たしかに迷惑だよなw
259シライスピリッツ:2005/11/15(火) 21:17:22 ID:xFCWE+L0
かなり無理やりに(>.<)

田畑「「国際競馬会議」ですって!?」
ブラック「文字通り競馬に関する色々な問題を国際的なレベルで
     討議しようという会でして・・・・・・」
花村「競馬に関する諸問題って、何よ?」
ブラック「ですから、例えば、サニーサイドアップとターンオンザライトと
     どちらが強いかとか・・・

男1「あの・・・・・・・・・さっきのターンオンザライトの件だけどね・・・・・・
   ターンオンザライトとは言わないけど、僕はいつも
   条件戦を走ってる馬を買ってるよ。」
ブラック「ええっ本当ですか!ありがたい、日本にもターンオンザライト派がいてくれた。」
男2「条件馬なんて邪道だよ。馬ってのはオープンに上がってるからいいんで、
   下級戦をうろうろしちまったらダサイよ。」
男1「そんなことはない。僕はね、馬が格上挑戦するのが嫌なんだ。」
男3「充分成長を待って挑戦すれば、オープンでも通用するよ。」
花村「あら、そんなに人気になったら配当が固くなっちゃうじゃない。」
男3「配当は固くなった方が当たりやすいじゃないいか。」
田畑「わあ、嫌だ、軸は固く相手は穴目、これが鉄則よ。」
富井「田畑くんの言う通り、そして枠連に賭けるのが一番面白い。」
田畑「わあ 田舎っぽい!」
富井「田舎っぽくてすみませんね!」
谷村「やはり馬連を中心の、3連複を押さえのでいきたいね。」
男2「僕は、3連単のフォーメーションを買うのが好きで。」
男3「僕は固い本命に、複勝を。」
花村「きゃあ変態!」  田畑「競馬の面白さを知らないのね。」
男3「あ、そんな決めつけ方はないだろう!」
260こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/15(火) 21:26:40 ID:q3omiEyI
目玉焼きワロス
「きゃあ変態!」は美味しんぼの名言のひとつだよな
261シライスピリッツ:2005/11/15(火) 23:01:17 ID:xFCWE+L0
もう一つo(*^▽^*)o

下村「先生!お久しぶりでございます!」
海原「下村、私が来た理由はただ一つ。どれだけ修行したか、腕を見せてみろ!」
下村「えっ!?」
海原「いまだになに一つこの馬の秘密をつかんでいないのなら、
   お前はただのボンクラの調教師・・・・・・
   二度と私と会うこともないだろう。」
下村「分かりました。見てもらいたい馬がいます。」
  「京王杯2歳S、デンシャミチでございます。」
海原「下村っ! 忘れたかっ!?
   あの時私が、善臣だけは使うなと言ったのを!」
下村「お試しください。」 
海原「なにい?・・・ ほう・・・鮮やかな騎乗・・・・・・
   仕掛けが早かったり、逆に仕掛け遅れる騎手は非難の的だが・・・・・・」
  「ぬう・・・・・・いささかも不愉快なミスをしない・・・・・・
   追いも力強くてしっかりしている。あくまでも繊細でかつ大胆・・・・・・
   この軽やかさ・・・・・・まさに、純そのものの騎乗!」
  「こういうレースなら善臣も問題はない。どれほど大事に乗られた馬なのか、
   その美しい姿が目に浮かぶようだ。」
262こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/16(水) 00:00:37 ID:32tnD4Bm
盛り上がってますね。
>>105>>110を書いた者ですが、久々に挑戦してみます。

富井「きみたちも騎手馬券をどうかね?」
栗田「騎手馬券?買いたいわ!!」
花村「のどカラカラ!」
田畑「ほら山岡さん。騎手馬券ご馳走してあげるからご機嫌なおして。」
花村「私デザーモ。」
田畑「私も。」
栗田「私はペリエ。」
山岡「俺はシイ。」
栗田「あら、シイって誰?」
山岡「知らないのか、鹿児島県出身の中堅騎手だよ。」
花村「田舎くさーっ、」
山岡「短期免許のジョッキーは馬を知らないからだよっ!」
富井「いや、さすがは山岡君だ、シイを買うなんて馬券の通だねっ!
   末のキレが一番よく味わえるからねっ!」
花村「末のキレ!!」
田畑「出たっ、通っぽいことば!!」
263こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/16(水) 02:21:11 ID:32tnD4Bm
若旦那「ここに集めたのは経験も豊富、技術も超一流のTMたちだ。この連中に判定させる。」
山岡「けっこうだ。これから絵を見せるが、
   この絵に描かれている通りの馬を買ってもよいと思う人は手を上げてもらいたい……
   まずこのショウナンパントルだが、この馬を買いたいと思う人は?」
TM「………」
若旦那「だ、誰も手を上げないのかっ!?この馬は買わないと言うのか!」
山岡「次に、このステイゴールドを買おうという人は?」
TM「………」
若旦那「このステゴも誰一人買わないと言うのかっ!どうしてだ!どうしてなんだっ!?」
山岡「G1馬だから、ショウナンもステゴもここの編集部にあるだろう、持って来てくれないか?」
TM「はい。」
若旦那「なぜだ……何がいけないと言うんだ…?」
栗田「……?」
山岡「まず、ショウナンパントルから見てみよう。このショウナンとあんたの絵のショウナンと比べてみよう。」
栗田「絵の中のショウナンは色っぽくてやらしい感じ…
   それに比べてこのショウナンはそんなにエロくないし、顔つきが猛々しいわ……」
山岡「それは、ここに持って来てもらったショウナンは阪神JFのショウナンなのに、
   絵の中の鮎は桜花賞のショウナンだからさ。」
若旦那「ええっ!?」
山岡「阪神JFのショウナンはデイリー杯を叩いて、万全の状態だった。
   レースに備えるためには、厳しい調教を積まなければならないので、馬体は引き締まり、顔つきは厳しくなる。
   一方桜花賞のショウナンはフケで本調子にない。だからマムコから泡をふいて、やらしい感じになるのさ。」
栗田「一流の予想ではフケの牝馬は無印にするものね。
   だからここにいる人たちは絵のショウナンは買わないと言ったんだわ!」
山岡「次にステゴだ。」
栗田「分かったわ!海外のステゴはギリギリの仕上げだけど、絵の中のステゴはヒバラに余裕があるわ!」
山岡「ステゴに限らず、よい馬は勝負がかりと言って、ここぞのレースで目一杯の仕上げをする。
   それをしないで適当に仕上げた馬は急仕上げと言う。勝負がかりと急仕上げでは、見た目も走りもはるかに違う。
   一流予想では勝負がかりの馬しか買わないはずだ。」
若旦那「…私は絵の上がりの効果にとらわれて…題材として見た目が色っぽいからフケのショウナンを選び…
    馬体が寂しくないから急仕上げのステゴを選んでしまった…
    予想は芸術だなんて、頭でっかちのキザなことを言って、かんじんなところを見落としてしまうなんて…」
264こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/16(水) 06:28:24 ID:bmlFbV6I
>>262

それはシイじゃなくてスイだろwww
ワロタ

>>263

芸術家ぶった若旦那の鮎の絵の話www
お〜〜い、山田君、座布団5枚持ってきてくれwww
265こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/16(水) 10:50:00 ID:mBCGsWIX
雄山「これを育成すると来年桜花賞やオークスを勝つ馬に育つと言うのだな」
山岡「有能な厩舎に入り、順調な調整を積んでかつまともなジョッキーが乗ればな」
雄山「やはりなにも分かっておらんのだな」
雄山「私はあの中からは選ばない、絶対に!!」
山岡「なんだって!?」
雄山「あの柵の中にいるのは全部牡だ!!!」
266こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/16(水) 19:10:09 ID:bmlFbV6I
>>265

そりゃそうだwww
牛肉の話乙www
267マーヘー君:2005/11/16(水) 19:51:05 ID:kPtcgccR
桜花賞 出たい
268シライスピリッツ:2005/11/16(水) 20:37:06 ID:5/cjfvPP
>>267
マーへー君ってマックスビューティーの子だね。
馬なり1ハロン劇場の一コマ。
「あのねママ・・・ぼくきっとお姉ちゃんのかわりにおーか賞勝ってあげる
 だから泣かないでね。」
何か読んだとき、ジーンときたわ。というか知ってる人他にいるのか(>.<)
美味しんぼ関係なかったけど、つい懐かしくなってマンガ引っ張り出しちゃいました。
269シライスピリッツ:2005/11/16(水) 21:21:01 ID:5/cjfvPP

中松「ごめんよ。」
グルーヴ「あ、中松さんいらっしゃい。」
中松「おう、エリザベス2連覇おめでとうよ!」
グルーヴ「ありがとうございます。すみませんねえ。」
中松「こいつがエリザベス2連覇のアドマイヤグルーヴってんだ。」
グルーヴ「アドマイヤグルーヴです、ようこそおこしくださいました。」
中松「おいグルーヴ、なにか走ったレース適当に見せろや。」
グルーヴ「へい。私は凝ったレースとか高級なレースとかそんな物はないです。
     橋田厩舎ですからざっかけないレースばかりで。」
山岡「俺はGUで馬券を買うのが好きでね!」
栗田「私達もざっかけない人間ですから。」

グルーヴ「ちょっとすみません。」
TV『では武豊さんに乗って頂きましょう。天皇賞秋、馬は「リンカーン」です!』
中松「馬鹿野郎っ!そんなくだらねえレース見るんじゃねえよっ!消しやがれいっ」
栗田「あら、いいじゃない?武豊って人気があるのよ。」
中松「いいから消せっ!」  グルーヴ「は・・・はい。」
栗田「まあ!」         山岡「警察権力の横暴を許すな!」
グルーヴ「い、いえ いいんです。」
中松「豊は全然来ないのか?」
グルーヴ「え、ええ・・・・・・でも彼忙しいすから・・・・・・」
栗田「あら、武豊と知り合いなの?」    グルーヴ「え、まあ・・・・・・」
中松「知りあいどころか! 
   豊とは今年の秋もコンビを組むはずだったんだ!!」
山岡「へえ・・・」  栗田「まあ・・・」
中松「豊はあれほどお前に世話になっていながら、連絡は全然ないんだろ!?」
グルーヴ「だ、だって・・・豊はもう一流騎手だから・・・・・・
     私なんかのところになんか・・・・・・・・」
中松「バカ野郎っ!!なさけねえ野郎だよ、てめえってやつはよっ!!
   あんな恩知らずを怒るどころか出ているレースを見て喜ぶとはよっ!!」
グルーヴ「は、はい・・・・・・ すみません・・・・・・」
270こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/16(水) 21:57:27 ID:bmlFbV6I
>>269

中華料理屋の話だっけ?幼馴染が女優になって・・・・・・。
性が逆転してんですけどwwwww
271こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/16(水) 22:07:28 ID:nEW70Lhv
>>270
深川鍋の話なんだが・・・
272シライスピリッツ:2005/11/16(水) 22:32:02 ID:5/cjfvPP
いえ、これは深川鍋の話だよー^^ということでつづき〜

中松「おおっ、豊っ!!」
グルーヴ「よかった。豊っ! 無事でっ・・・・・・」
武豊「私なんか・・・・・・ここに来る資格はないのよね・・・・・・」
グルーヴ「何を言ってるんだ」、さ、中に入って!
     腹が減ってるんじゃないのか?何か作ろう。」
武豊「私・・・」
グルーヴ「豊、私のどこに乗りたい?寒そうだ、体が冷えてるじゃないか!
     何かあったかいものを・・・・・・」
武豊「私っ・・・・・・」
山岡「グルーヴさん、あなたの背中がいいんじゃないか?体が温まるぜ。」
武豊「グルーヴの背中・・・ ああ、なつかしい・・・・・」
グルーヴ「よしっ、乗せてやるぜっ!」
 
グルーヴ「さあ 豊、お乗り。」
武豊「ああ・・・いい走り・・・ 胸の奥がふくらむみたい・・・・・・」
栗田「わあ・・・・・・武さんの騎乗とグルーヴの走りが互いを引き立てあって!」
武豊「懐かしい・・・・・・昔、3歳クラシックを一緒に戦ってくれたわね。」
グルーヴ「良血育ちの俺達にとっちゃ、負けても人気にしてくれるってんで
     ありがたいことだよな。」
武豊「桜花賞・・・・・・ オークス・・・・
   私にはこんな素晴らしいパートナーがいたのに・・・ どうしてあんな 
   嘘っぱちの飾りだらけのエアメサイアにあこがれたりしたんだろう・・・・
   私、私は・・・・・・」
グルーヴ「豊、帰っておいで! この背中はお前のために空けてあるんだ。」
武豊「グルーヴ・・・・・・」
おわり、よかったよかった
273こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/16(水) 22:37:21 ID:Zdd9FvkB
種無しキモスwwwwwwだがそれがいいwwwwwwwwwwww
274こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/17(木) 00:01:41 ID:gj206wJH
ああ、そうか。深川鍋か。
なんか深川丼食べたくなったなあ。
今度作ろう。
275シライスピリッツ:2005/11/17(木) 08:58:23 ID:1AOaSNk4
ひさびさに善臣さんのことを。一応ファンなので、屈折した愛みたいなヽ(`▽´)/

栗田「ここが高名な善臣騎手の家・・・・・・まるであばら家・・・・」
山岡「先客があるようだよ。」 
板山「かまわん、行こう行こう。やあ、善臣先生!」
二木「おや、板山社長。それに山岡君じゃないか。」
山岡「あれ?二木さんの・・・・・・」
板山「二木会長みずからいらしたということは、善臣騎手に馬を?」
二木「うむ。以前から、騎乗依頼してるんだが、なかなか乗ってくださらんので、
   しつこく催促に上がったのだが・・・・・」
善臣「もう私はGIには乗りたくないよ・・・・・・
   私の心をかきたててくれる馬はもはやなにひとつない。
   GIで乗ろうなんて気にはとてもなれないよ・・・・・・
   板山さん、あんたも私にGIに乗れと・・・?」
板山「いえそうじゃありません! ほら先生、ディープインパクトが3冠獲ったんです。」
善臣「ほう ディープインパクトが・・・・・・」
板山「だから私は、ぜひ先生にこの馬を見ていただきたいと思いましてな。」
善臣「私が若い頃はGIにもそれはたくさん乗ったもんさ。
   私も騎手仲間と一緒に3冠を夢見たっけなあ・・・・・・
   皐月賞、ダービー・・・・・・心が勇んだものだったよ・・・・・・」
板山「先生いかがです?素質馬を連れてきますから 馬体を観察して、
   その後で実際に乗ってみるってのは?」
善臣「まあやめておこう・・・・・・私が若い頃は、私に回ってくる馬はどれも、
   ほれぼれするほど強い馬ばかりだった。
   それが今はめちゃくちゃだ・・・武豊や安藤ばかりにいい馬が集まっちまって
   角田も江田照もベテランジョッキーは形無しだ・・・・・・
   GIに出ればどうしてもそのしがらみが見えるからね。」
板山「は、はあ・・・・・・ 
   私はなんとか先生に昔の活躍を取り戻して頂きたいと思ってるんですよ・・・・・・
   今のままの先生じゃ、あまりに悲しい・・・・・・」
善臣「ありがとう・・・・・・GIレースに出るのはともかく、
   馬は見せてもらうよ、興味があるからね。」
板山「そうですか、そいつはありがたい!
   東西新聞の山岡くんと栗田さんです。この二人は競馬のことに熱心でして
   先生に見せて差し上げる馬を選ぶのもこの二人にしてもらいます。」
善臣「ほほう、それはそれは・・・・・・ 馬はどんな馬を見せてもらえるのかね?
   やはりディープインパクトかね、ゼンノロブロイかね、それとも・・・・・・」
山岡「うーん、どうするかなあ・・・・・・」
栗田「善臣先生なら。馬の能力にも一家言お持ちのはず・・・・・・
   そんな方に満足して頂くとなったら、これは簡単じゃないわ。」
板山「山岡くん、しっかり頼むよ。きみの腕ひとつで、
   善臣騎手に覇気を取り戻して頂けるかどうか決まるんだから・・・・・・」
  「では先生、明後日お迎えにあがりますから。」
善臣「すまんな、それじゃ私はこれで。
   私はもう一流騎手でもなんでもない・・・・・・
   こうやって家族の食べる分だけを稼いで・・・・もうこれだけで充分だ・・・・・・
   夢も野心もない・・・・・・淋しいが、いっそ気が楽だよ。」

つづく〜
276こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/17(木) 17:16:12 ID:cBxkkNkK
>>275
大根の話かぃw
277& ◆EC4kydmeIE :2005/11/17(木) 18:22:04 ID:UbnR6h77
よしゃー続きかくぞー(`□´)

栗田「お待ちどおさま。」
板山「・・・・・?」  二木「こ、これは?」
山岡「善臣さんのために用意した馬、サンフォードシチーです。」
社主「これは冗談だろう?このあとディープインパクトとか
   ゼンノロブロイとかスイープトウショウとか出るんだよね?」
山岡「いいえ、この1頭だけです。」
板山「こ〜お〜の〜やろおっ! どういう了見なんだよお!
   私がせっかく善臣先生を力づけて差し上げたいと思って頼んだのにい!」
善臣「この馬は、私が初GIを勝ったヤマニンゼファーの子だな・・・・・・
   ゼファーの強さのすべてが濃縮されている・・・・・・」
社主「おう、これは・・・・・・!」  二木「ほっ!」
善臣「ああ・・・・この走り・・・・ヤマニンゼファーの姿が目に浮かぶよ・・・・・・
   キラキラと馬体が輝き・・・・・・ピンピンと力強く走り回り・・・・・・」
  「他馬を弾き飛ばし、馬群を割ろうと激しく抵抗する・・・・・
   ああ、あの澄み切った瞳が芝の青さを映して・・・・・・」
  「ああ・・・・・・芝の匂いが漂ってくる・・・・・・牧場の風だ・・・・・!!」
  「さあ、みんな買え・・・・・・!! ヤマニンゼファーだぞお!! 
   安田記念だぞ! 今日は二番人気だ、大本命だ!
   単勝をガツガツむさぼり買うぞおっ!」
  「おい!私の身体の中を、今、潮風が吹いたよ! 
   あの頃の気力が蘇ったぞ!」
板山「善臣先生!表情もまるで変わってイキイキと!」
二木「おう・・・・・・これは魔法の馬か!?数分前とは、まるで別人!」
さらにつづく
278シライスピリッツ:2005/11/17(木) 18:41:21 ID:UbnR6h77
栗田「善臣さんが勝たせたGI馬はキングへイローにしても
   タイキフォーチュンにしてもオフサイドトラップ、どれも強いけれど・・・
   でもこうして仔馬を使うと親馬の強さが総合的にじっくりと味わえるのね。」
善臣「そうか・・山岡さんは、私がヤマニンゼファーに乗ってるのを見てこの馬を・・・
   なるほど・・・ゼファーそのものを見るよりも、その血統、素質を受け継いだ
   サンフォードシチー1頭のほうが、
   もっと生き生きと本物のゼファーの存在を感じさせる・・・・・
   具象より抽象の方がより写実的か・・・・・・
  「そして・・・・・・もしこのまわりが牧場だったら、
   こんなに生き生きと芝風を感じる事もなかっただろう。」
二木「あ!それでわざとこんな所を!」
善臣「私はGIを惨敗つづきで落胆して、みずから心を閉ざしていた・・・・・・
   だがこの馬一頭が、私の心に風穴を開けてくれたようだよ。」
  「おう!こうしてはいられん、GIに乗りたくなった!
   ムチを握りたくて、矢も盾もたまらん! これで失礼するぞ!」 
板山「善臣先生! 山岡くん、ありがとありがと!」
山岡「よおし・・・・・・ではヤマニンゼファー大会でドンチャンやりますか!
   本当はラムジェットシチーもエフテービルサドも用意してあるんですよ!」
終わり 
279こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/18(金) 01:24:49 ID:5gN8Ypzl
辛島「未だに子宝に恵まれない武豊のことを、2ちゃんねらーがどうして子供ができないの?とスレを立てた。
   厨房は武豊の精子に問題があると思って種無しとレスをつける。
   競馬板住人はてっきり種無しをその武豊自体の名だと思って、
   武豊騎手の総称を種無しとしてしまったのではないか……
   これが種無しの語源についての私の新説である。」
栗田「わあ、面白い!」
280こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/18(金) 01:49:09 ID:5sZeJegC
面白い!じゃねーよw
281こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/18(金) 02:57:13 ID:5gN8Ypzl
http://db.netkeiba.com/index.php?pid=race_detail&id=199108070104

タイのタイで二倍おめでとうございます。
今年もよろしく美味しんぼ――
282こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/18(金) 12:53:47 ID:jqutIpzu
>>281
ttp://www.umaniax.com/db/horse.asp?u=1991101204
これこそタイの中のタイだね。1頭で2倍おめでたい。
283愛の○○ 前編:2005/11/18(金) 18:23:02 ID:+BWlTY2Z
102と231を書いたものですが、また書いてみました。

美枝「私、今馬券習ってるの。共働きでも万馬券はバッチシ私が獲るつもりよ。」
靖夫「美枝は馬券うまいからなあ。結婚したら毎週、どれくらいプラスになるのか、ほんま楽しみや。」
栗田「これはとめどないわね。」
美枝「まず、平場は善臣ね。」
靖夫「僕、朝に善臣以外買う奴は、日本人やない、国賊や思うわ。」
美枝「1Rスマートスナイパー3着」
靖夫「良くぞ日本人に生まれけりやな。」
美枝「2Rセイカシチフクジン3着」
靖夫「芝の香りや。」
美枝「3Rエルハーベンハイド2着」
靖夫「ありがたいなあ。」
美枝「5Rモンテチェリー1着」
靖夫「泣かせてくれるやん。」
美枝「重賞もたまには勝つわ。マイネルモルゲン、デンシャミチ・・・・・」
靖夫「くーっ、善臣から全部ながすど!」

続く
284こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/18(金) 18:26:03 ID:ZB1E/zEc
ハゲワラタw
285こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/18(金) 21:48:05 ID:sIPJTt4U
>>283
ワロス
286文化部名物 1/2:2005/11/18(金) 23:25:20 ID:5gN8Ypzl
栗田「それでは「恥ずかしいレース大会」はじまりはじまりー!」

谷村「はて、なんで緑風S2着が恥ずかしいレースなのかね?」
善臣「まあ、後検量まで見てください。」
小泉「なんだこりゃ!斤量不足だ、失格じゃないか!」
善臣「私は昔から午後のレースで勝とうとしたときに、
   有力馬に乗るとスポンと負けて口惜しい思いをしてきました。
   ところが午前のレースをそれだけ集中するとこれが実に勝てる。
   G1を勝てなくても騎乗以来はくるのであります。」
社員A「たしかに、ヨシトミは、午前があるからこそリーディングなんだよな。」
社員B「午後のレースはどうするんです?」
善臣「午後のレースは後方でじっとして直線だけの競馬をすると、
   「今日は流れが向かなかったね」ということになる。
   馬に負担をかけず次走への叩き台になるわけです。」
一同「恥ずかしーい!!」

太一「私の父は非常なネタ騎手で、
   勝太郎先生の馬では技術不足のためにこの「なんでも駄騎乗」をしていました。
   6頭立てのディセンバーSで前を詰まらせたサクラヤマトオー
   外ラチへ突進した菊花賞のサクラホクトオー
   自信満々で早仕掛けしてゴール前で差された目黒記念のサクラローレル
   なんでもかんでもネタを作って、
   競馬が終わったらそ知らぬ顔で六本木を練り歩くのです。
   この「なんでも駄騎乗」は僕が引き継いでいます。」
一同「こりゃ恥ずかしーい!」

早田「南関東では不可解な騎乗がたくさんあります。
   勝ったと思ったらゴール前で自分から飛び降りるように落馬する、
   我が家の気に入りの騎乗でした。」
一同「恥ずかしーい!!」

後藤「ローエングリンでスタート直後からガンガン仕掛け、
   その上にゴーステディに競りかけて吉田豊をつぶす。」
吉田豊「大逃げとマッチレースが一度に楽しめる画期的な暴走です。」
一同「きもちわるい〜」

橋本「これは現役時代に私がやらかしたレースです。
   ステイヤーズSのキープザフィールドで一週目から鞭を連打する。
   見た目悪いがお客さんの笑いは取れます!」
栗田「ああ恥ずかしーい!!」
山岡「でもウケたぞー!!」
287文化部名物 2/2:2005/11/18(金) 23:26:06 ID:5gN8Ypzl
栗田「一方はスタート直後に落馬した菊花賞。
   一方は行くとこ行くとこ前が詰まった天皇賞・秋。」
大原「ま、なんとも行儀が悪い。」
小泉「ふふふ、してはいけないと禁じられているから、
   一度は試してみたかったやつです。」
社員A「はあ、こりゃ酷い。」
社員B「この必死なところがなさけない!」
社員C「恥っずかしーい!!」
谷村「はて、しかしこれは誰が?」
栗田「菊花賞をお持ちくださったのは……」
武豊「私です。」
横山典「ええ、ユタカさんが!?」
富井「ほへー!あんな上品な名騎手が……」
三谷「人は見かけによらないわねえ。」
栗田「では、天皇賞・秋を持ってきてくださったのは……」
横山典「私です。」
武豊「ええー!典弘さんがこんな騎乗を!?」
小泉「こいつは驚いた!!」
谷村「気品に満ちた2着ゲッターが!!」
武豊「典弘さん、僕たち互いに誤解し合ってたみたいだね。」
横山典「ユタカさん、私の本当の姿見てください。」
一同「あー!うらやましー!」
ワハハハ

めでたしめでたし
288こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/18(金) 23:27:16 ID:5gN8Ypzl
>>286
×騎乗以来
○騎乗依頼
でした。
289こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/20(日) 04:22:56 ID:feah9Wa1
栗田兄「おまえみたいな奴に妹はやれない!とっとと帰れ!」
栗田「お兄さん……」
栗田兄「いちいち俺の言うことに逆らいやがって!
    ススズもスペのよさもわからない無教養さ!
    ギガトンとオトコノユウジョウが好きという趣味の悪さ!
    そんな奴は栗田家の一員にはできん!」
山岡「てやんでえ!ススズ、スペ、ディープとくりゃ、俗物三種の神器じゃねえか!
   そんな安っぽい男を義兄に持つなんて、お断りだい!」
栗田「山岡さん!」
栗田兄「出てけー!」
山岡「誰がいてやるもんか!あばよー!」
栗田「待って、山岡さん!」
290283:2005/11/20(日) 17:26:40 ID:NUuUKMuW
続きがうかばないので代わりにこれを。
(注・年代が史実とは多少のズレがありますが気にしないでください。)

老人「私が大学を出たのは第二次世界大戦前夜の暗い時代でした・・・・・
   私は世界一の名馬を作りたくて、運良くドイツに留学することができました・・・・
   そして知り合ったのがGeishaという繁殖牝馬でした。
   わたしはこの馬に惚れ込み、Polynesianを付けたいと思いました・・・・・
   ところが問題が起こりました。ヒットラーがついに戦争を仕掛け、同時に
   過酷なマッチェム狩りが始まりました。そしてGeishaはマッチェム系だったのです。
田畑「まあ。」
栗田「それは大変・・・・・」
老人「早くドイツから脱出しないとGeishaは殺される、かといって、当時の日本は
   ドイツと同盟を結んでいましたから、日本に連れて帰れても行く先はどうなるか分からない・・・・・」
   そんな訳で、Polynesianのいるアメリカへ逃げることが決まりました。
   そして50年前の今日、私はアメリカの小さな牧場でGeishaにPolynesianを種付けしました。
   その後Geishaはアメリカに残り、私は日本に帰りました。
   その時天に祈ったんです。戦争が終わったらGeishaの子に会わせてくださいと・・・・・
   そのためには大好物の馬券と競馬新聞を断ちます、と・・・・・
   戦争が終わると、家内と、Geishaの子を探しにアメリカに行きました。
   Geishaの子はネイティヴダンサーという名前で競馬史に残る大活躍をしていたんです。
291シライスピリッツ:2005/11/20(日) 20:40:30 ID:nEpjxpTj
こんにちわーヽ(^◇^*)/ ここにぎやかになってるな。
>>290
勉強になるなー 笑った。多少のずれって・・わかるわけがなかったりする。

>>289
ギガトン愛好者として対抗してひとつ('ε')

平町「よお。 東西新聞の文化部さんですよ。例の「究極の馬」の担当者です。」
男1「へえーっ、こりゃ光栄だねえ!」
男2「すると、このレンタルビデオ屋は究極のビデオ屋なのかな?
   では究極の名馬の選び方を拝見させて頂こうか!」
平町「まあまあ先生方、ここは一つ・・・・・・」
店長「いかがいたしましょう、お借りになられますか?」
近城「ああ、もう考えてきたから。」
  「ええと・・・・・・ギガトンありますか?」
店長「す、すみません、あいにく今日は切らせてまして・・・・・・」
男2「こりゃまいった!ギガトンだってさ!」
男1「冗談じゃないよ、ギガトンを注文されちゃあ
   ビデオ屋もかわいそうだよ!」
男1「ギガトンのレースだって毎度、毎度凡走してて、田舎くさくって、
   あんな馬はマニアが家でこっそりと見るもんだよ!」
  「まったくお里が知れるねえ!これじゃ「究極の馬」が「至高の馬」に
   勝てるわけないや!」
近城「俺はフリーのカメラマンだ・・・・・・「究極の馬と」は無関係だよ。」
  「いまと同じ事がずっと以前にもあったんだ・・・・・・
   えらい先生のアシスタントだった頃はじめて連れて行ってもらったビデオ屋で
   ギガトンを注文して、馬通の先輩たちにあざけり、罵られたことがある・・・」
  「一番こたえたのは、;お前の親はろくな馬見せてくれなかったんだな;
   と言われたことだ・・・・・・・・・・・・」
  「一番の楽しみはたまに見せてもらう競馬中継のギガトンの走りだった。
   おふくろは買ってきたギガトンの単勝を大事そうに並べたよ。
   俺たち兄弟はこの世の中にこんな強い馬はないと思った・・・・・」
  「テレビにガツガツむさぼりついて、恍惚となった。」

栗田「きれいなメンコねえ・・・・・・橙色がかった桃色といえばいいのかしら?」
近城「・・・・・・・・・これだ・・・この走りだよ!!
   おふくろが見せてくれたギガトンの走りだ!」
男2「なんといういい粘り!これがギガトンかっ!?_」
男1「走りが柔らかい、なんともたまらない末脚っ!」
二木「熊沢が乗って、人気が落ちているのに、くさることなくバテもなくて!」
店長「直線の走りも見てみますか。」
近城「ああ・・・・・・」
山岡「阪神大賞典でのギガトンの走りの力強さには、ディープインパクトもかなわない。」
  「距離適正からはずれてる時や調子落ちのときのギガトンはたいして
   強いもんじゃない。だからギガトンは低く見られることがあるが、
   ギガトンの真価を云々するためにはこのレースのギガトンの走りを
   見てもらわなきゃ。」
   
   
292こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/20(日) 21:44:21 ID:B/rCnisX
ギガd・゚・(つД`)・゚・
293& ◆CnBlAFx46. :2005/11/21(月) 09:49:09 ID:1rO2nev9
吉田「マイルCSにデュランダルを登録してくれ。あまり前にいかんでくれ!!」
 男「テンから仕掛けないんですか?」
吉田「そうだ、ゲートを軽く出すだけにしてくれ!」
田畑「ま、大きな声・・・」  花村「デュランダルを買うの!?」
池添「お客様、当馬の切れ味はマイルCS連覇でも見せた自慢の末脚です、
   追い込みが素晴らしくよく合いますが・・・・・・・・・」
吉田「知らん知らん、とにかくよけいなことはせんでくれ、
   甘ったるい騎乗だけはお断りだ。」
池添「・・・そうですか、わかりました。」
 男「何か他のレースは・・・」
吉田「いらんいらん、古都Sや東山特別のような 
   おままごとみたいなレースなんか見たくもない、
   今日はGIウイークだろう。GIレースだけドンと走らせろ!!」


 
294シライスピリッツ:2005/11/21(月) 09:53:15 ID:1rO2nev9
男「おまちどおさまでした、メインレースのマイルCSです。」
吉田「うんうん。」
  「ウッ・・・・ウッ・・・うおおーっ うお うおーー」
田畑「まあ!!」  花村「ど、どうしたのかしら・・・!?」
池添「お客様、どうかなされたのですか!?」
吉田「うっうっ・・・あんたがデュランダルの騎手か・・・・・・」
池添「はい、池添です。ほかのお客様のご迷惑にもなります、
   どうして泣いておられるのかわけを聞かせてください。」
吉田「ど、どうしてもこうしてもあるもんかい、う・・・・・・・・・
   まずいんだよ、この騎乗がまずいんだよ。」
池添「何ですって!私の乗ったデュランダルの騎乗がまずいっ!?」
吉田「そうさ、まずくって、いくらなんでもこれはひどすぎる。」
池添「乗り方の指示は後方待機だったんだろう?」
 男「はい、スタートしてからも道中も後方でと言われました。」
池添「ちゃんと追い込んでるじゃありませんか、これで何のご不満があるんですか?」
吉田「追い込みもへったくれもあるもんかい、まずいんだよ。
   とにかくまずいんだよ。」
池添「あんたはいったい何なんだ!?最初からGIだけでいい、
   馬の邪魔はするなと私の騎乗を馬鹿にして・・・・・・
   何かもめごとを起こして私の営業を妨害しに来たのか?」
吉田「営業妨害するつもりなんかないよ、まずいからまずいと言ってるんだ。」
池添「あんたは何もデュランダルのことなんかわかっちゃいない、
   この馬は、そこらの2流マイラーとは違うんだ。」
吉田「わかってるさ、そんなこと・・・・・・」
池添「わかってない、この馬は社台ファームの生産馬だ。
   日本一と評価されている牧場で育ったサラブレッドなんだよ。
   値段も高いから手に入れるのも難しいし貴重な競争馬なんだ、
   それをまずいなんてあんたには何もわかっちゃいない。」
吉田「わかっている!!
   わたしが社台ファームの総帥、吉田照哉だ、この馬は私が育てた馬だ!!」
池添「な・・・・・・何だって!?」
田畑「おっどろいた。」  花村「でも、なぜ泣いたのかしら・・・?」
吉田「私は自分の牧場の馬が配属された厩舎を回って歩くのが楽しみなんだ、
   自分の娘を嫁に出した父親が娘の嫁ぎ先を訪ね歩くようなもんだ。
   私が苦労して育てた馬がどこでどう扱われているか、
   気になって仕方がないんだよ!!」
  「うちの牧場の馬が坂口厩舎の調教師を通じて
   池添騎手が騎乗しているのを知ったのは つい最近だ。
   坂口調教師は池添騎手はいい腕をしていて見込みがあるので、
   特別に乗せる事にしたと言ったので期待して来たんだ!!」
  「ところが、出走したレースを見てガッカリした。腕がいいどころか、
   私が丹精こめて育て上げたデュランダルを、あんたは滅茶苦茶な騎乗で、
   着外に沈ませおった。
   私はこの下手な騎乗のされ方を見ると悲しくて悲しくて・・・・・・・・」
おわり
295こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/21(月) 11:28:50 ID:3stjgGhM
照哉ワロスw
タイムリーなネタ乙でした
296こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/21(月) 14:11:18 ID:mhz/mBDk
>291
 オモシロイ。が、「新宿あたりにたむろしてそうな文化人」をどう翻訳する
のかが楽しみだったので…そこだけキニナりました。
297こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/22(火) 13:26:54 ID:bxOQDxoy
このスレスキなので、自分の駄文も投下してみる。

つや子「本当にありがとうございました。」
栗田「とんでもない。落ち着いたら自分のかかっている病院に移ったらいいわ」
つや子「私、この病院でお世話になることにしました。私の家、地下鉄で一駅先ですから。」
山岡「ふぅん・・・良く考えたほうがいいんじゃない。近くても、腕が悪かったら仕方が無いよ。」
西浜「そりゃ、どういう意味だい!」
善臣「つや子!」
つや子「あなた、こちら西浜先生に、山岡さんご夫婦よ。」
善臣「どうも・・・つや子の亭主の柴田です。」
西浜「ああご主人、心配ありませんよ。すこし様子を見なきゃならないけどね。」
山岡「たいしたこと無くて、よかったですよ。」
善臣「そうか、心配ないんだな・・・それじゃ、俺ちょっと戻らなきゃならないから。」
つや子「あなた、こんなときに!」
善臣「うるさいな。心配ないんならいいじゃないか。それじゃ、よろしくお願いします。」

つや子「なんて人でしょう、情けない・・・」
西浜「あんたの亭主、商売は何なの?:
つや子「騎手です。関東の競馬場が専門で、いい腕してるんですが・・・
ドッグショーや釣りが好きなんです。仕事もドッグショーのために放り出して。
さっき、衛星電話に電話したときに、釣りをしてたんです。あわてて飛んできてくれはしましたが、心配ないとなったらまた勝浦沖に・・・」
山岡「犬と釣りか、最悪の病だな」
298こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/22(火) 13:42:18 ID:bxOQDxoy
つや子「あら、あなた。」
善臣「つや子、ジェリタ来てないか?出せよ。」
つや子「ダメよ。赤ちゃんを産むのにいるのよ。」
善臣「ジェリタさえいればドッグショーで優勝出来るんだ。」
つや子「ああ、ダメ!」 山岡「おい、待てよ!」
西浜「どう切って欲しいんだい?」

栗田「WSJSといえば、世界でも一流の騎手が集まるじゃないの。そこで優勝したのなら、かなりの腕よね。」
おチヨ「でも、ドッグショーに夢中になって仕事をおろそかにするようじゃねぇ・・・」
西浜「子供が生まれるってのに、あんたどうする気なのよ。」
善臣「ふん、いざとなりゃ金なんかどうにでもなるよ。WSJとしての俺の腕を高く買ってくれる調教師はたくさんいる。」
山岡「ふぅん、自身はあるようだな。」
西浜「山岡さんとゆう子さんは、東西新聞社で【究極の競走馬】作りの担当をしているんだよ。」
つや子「まぁ、知ってます。週刊ギャロップで【至高の競走馬】との対決、何度か読みました。」
善臣「ち、何が【究極の競走馬】だ。素人が調子に乗って、笑わせんなよ。」
山岡「なるほど、競馬に関しては俺みたいな素人は相手じゃないと言うんだな。」
善臣「当たり前だろ。」
山岡「さて、そうかな。俺は、趣味に走った競馬関係者を何人か知ってるが、例外なく腕はボロボロだな。」
善臣「なに!」
山岡「じゃ、俺と競馬の勝負をするか?俺がまけたら趣味の犬を提供してやる。だが、もし俺が勝ったら・・・」
ゆう子「山岡さん、無茶よ勝負だなんて!」
善臣「わははは!ありがたいや、これでたっぷりと遊べるぜ!!もし、俺に勝ったら何でもそっちの言うことを聞いてやるよ!!」
299こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/22(火) 13:58:17 ID:bxOQDxoy
ゆう子「勝負に公平を期するため、審査やくとして、山岡さんのことも柴田さんのことも知らない調教師を集めてもらいました。
そして、乗るレースはこの場で抽選で決めることにします。では、読み上げてください。」
客1「ええと、勝負レースは・・・東京9R,神奈川新聞杯」
客2「条件戦とは、また控えめな。」
客3「もっと豪華なレースだったらよかったのに。」客4「くじ運が悪いなあ。」
ゆう子「柴田さん、いかがですか?条件戦では簡単すぎて物足りないと言うのであれば、抽選をしなおしますが。」
善臣「だから素人は嫌だって言うんだ。平場は簡単なようだが奥が深く難しい。本職の腕を見せるにはもってこいのレースだよ。」
ゆう子「では、神奈川新聞杯で勝負と参ります。」

ゆう子「まず、柴田さんの騎乗から出来上がりました。」
客1「おぉ、スムーズに先行してるぞ。」
客2「これはすばらしいスピードだ。」
客3「しかも、全く足が鈍らない。」
善臣「この馬はルーベンスメモリー。1000万下条件馬なのに本章金は8550万円です。」
客4「へぇ、そんなに稼いでいるのか。なんて馬主孝行な。」
尾沢「こ、これはすごいよ。楽に先行しておいて上がり33.9の足を・・・まさに平場の王様だよ!!」
ゆう子「驚いたわ。柴田さん超一流の本職よ。

300こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/22(火) 14:17:17 ID:bxOQDxoy
山岡「お待ちどうさま、みなさん、見てくれ。」
客「はぁ?かなり後ろにいるね。柴田さんの騎乗とは大違い。」
尾沢「山岡君、ホンキなのか?」
善臣「ふははは、これだから素人を相手にするのは嫌なんだ。平場と言えばこんな乗り方なんだからな。勝負は決まりだ。たっぷりと用意してもらうぜ!」
客「おぉ!これは!!」「この鋭く切れた末足。一気に差しきってしまいそうだよ!」
ゆう子「これは、覚えのある切れ味・・・そうだ、父親はサンデーだわ。いや、似てはいるけど違う・・・いったいこれは?」
山岡「この騎乗はえらく簡単。後方で足をしっかり溜め、父フジキセキ譲りのパワーを爆発させる。」
おチヨ「父フジキセキ!それじゃ、この馬は・・・」
山岡「フジキセキの上級馬は父親譲りのすばらしい切れ味を持っている。この切れ味はわれわれ、日本の硬い馬場にはすばらしくマッチしている。そして、それを生かすために前半をじっとこらえて直線でさっと追って出来上がり。」
客「そんな簡単な乗り方でこんなにすばらしい切れ味が出るとはね。」
ゆう子「それでは、判定をお願いします。」
善臣「な、なんだと!俺が2着!?そんな馬鹿な!あれだけ細心の注意を払った騎乗よりこんな直線一気の方が差しきるとは!」
山岡「柴田さん、条件馬の素晴らしさって何なのさ?」
善臣「え?」
山岡「眠っている才能だよ。怪我や気性や体質で軌道に乗れなかった馬を勝ちあがらせるのが一番の目的なんだ。
賞金稼ぎは他のもっと違う馬ですればいいこと。みんなが平場に望むことじゃない。平場の目的に外れたレースをする子と自体、あんた勘が狂ってるよ。
いくら腕が立つジョッキーでもいったん勘が鈍ってしまえば俺みたいな素人にも及ばないのさ。その勘を鈍らせたのは、趣味、安定のための公務員騎乗なんだよ。」
善臣「あうううう・・・・」

って感じで作って見ました。先生が公務員騎乗を辞めれる日は来るのか?w
301シライスピリッツ:2005/11/22(火) 20:50:08 ID:pl3pTdAu
>>297
善臣さんかわいそ、といいながら自分もこういうネタ好きだけどねー^^
今日も一つ

稲森「これは失敗作ですな。」
男1「何っ、このレースが失敗だって!?」
男2「どうして!?」
マックス「どこが失敗作だというんですかっ!?」
稲森「マックス、私はきみのレースを高松宮記念で見たよ、
   素晴らしい走りだった。
   高松宮記念とマイルCSの距離の差をきみはあえて無視したのかね、
   それとも気がつかなかったのかね?」
マックス「えっ!!」 ギク
稲森「宮記念で走ったレースが素晴らしかったのは、スプリント戦だったからだ。
   だからこそ、最近かかり気味にいくマックスと合うんだ。」
  「ところが君が今走ったレースは短距離戦ながら400メートル距離がのびてる。
   日本では一流の短距離馬を目指すと、
   なにがなんでもマイル戦に出さざるを得ないんだ。
   けっきょく馬の激しい気性と鞍上の武豊がけんかして
   互いに相手の持ち味を殺しあう・・・・・・失敗だね。」
マックス「うううっ!!」
栗田「ああ・・・・・・こんなことになるなんて!」
山岡「稲森社長の言う事は正しいが、春と同じ、良いローテーションがなくて
   四苦八苦しながらレース選びをしているマックスに対して、
   あまりに思いやりのない言葉だな・・・・・・」
おわり アドマイヤマックス ヽ(`▽´)/
302こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/22(火) 21:03:49 ID:IsYS9Kch
ファッチュウチョン キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!

マックスw

303こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/23(水) 18:49:58 ID:nSIul5/N
吉田照哉「いやあ若旦那……じゃない池添、大成功じゃないですか、前売り早々単勝1倍台ですよ!」
池添「はっはっ、これからはマイラーもGT勝つだけじゃダメです、馬主のニーズを先取りして盛り沢山の勲章をつけてやることが必要なんです。それにただの最優秀短距離馬より同一GT3連覇とした方が、高級感が出て馬主に喜ばれると読んだのです。」
吉田照哉「お見事です、その読みはズバリと当たりましたな!我々社台ファーム側としても大満足ですよ。」
池添「何ごとも馬主が何を求めているか、どんな乗り方をすればいいか、適確につかむためのマーケティングと技術革新が大事なのです。
デュランダルは勝ちの確率を上げるために、直線を向いてから大外に出して追うようにしています。そのためには見せムチを使うようなバカなことはしない、直線一気の方が速いし手間もかかりませんからね………
しかもあらかじめ最後方でためておいたのを馬群の後ろにつけておき、直線に向きしだい軽く追えば出来上がりというわけです。」
吉田照哉「大変な豪脚ですな。」

池添「何だこれは、どうしてマイルCSにペリエがっ!!ハットトリックだって!?」
坂口調教師「そうなんです、あのペリエの馬なんですよ!!」
池添「ペリエがか!!」
ペリエ「ヘイラッシャ…わ、若旦那!!」
坂口調教師「ペリエ!!デュランダルに張り合って馬を出すとはどういう了簡だ、日本に受けた恩を仇で返すような真似をしやがって!!」
ペリエ「あうう…」
池添「まあいい…ふっふっ単勝オッズは11倍か、しけた馬じゃねえか……うちと並んで馬を追ってみりゃペリエの馬が弱いってことがわかるだろうよ。」
坂口調教師「ま、こんな馬3ハロンと、もたないでしょうな、はっはっはっ。」
栗田「ペリエさん…………」
ペリエ「必ず馬を勝たせてみせます。世の中、馬のわかる人はきっといるはずだ……」

吉田照哉「どういうことです、追うごとに位置取りが落ちる一方じゃないですか。」
池添「これは何かの間違いです…」
吉田照哉「じゃあれは何なんです…」

吉田照哉「同じ差し馬なのにハットトリックは追うごとに力強く伸びてゴール前で差し切り、おかげでマイルCSにも大勝利です。それなのにおたくは…」
池添「う、うう…!」
304こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/23(水) 23:39:27 ID:WSgeV0Rh
>>301
マックスとアドマイヤマックス、そうきたかw
305シライスピリッツ:2005/11/24(木) 10:13:34 ID:jq6nOS6v
>>303
(^。^)ペリエと池添の間に何があったのか。よくできてるなー
じゃあ自分も似たような話で♪

司会「ここで皆さんに、最高のマイラーを見て頂きましょう。
   坂口厩舎から昨日到着した馬です。」
砂川「うむこれは絶品だ、この堂々とした走りっぷりと切れが何とも言えん。」
丸羽「これは単勝を買いたくなりますなあ。」
司会「デュランダルは短距離がベストと言われてますがね、
   デュランダルがマイルCSを連覇していくうちに、主戦の池添も大きく育って、
   もっとうまくなったんです。これは超一流馬ですよ。」
砂川「ふむ、確かに見事な騎乗ですな。」
丸羽「タイキシャトルよりも二回りほど強いかな。」
寺尾「これは最高の競争馬ですなあ。」
山岡「大笑いだ。超一流どころか三流馬だよ。
   こんな馬を有難がってるようじゃ、馬通も聞いてあきれる。」

山岡「確かにマイル戦のデュランダルには素晴らしいものがある。
   デュランダルがマイル戦を経験するにつれてスピード、瞬発力が育って、
   そこらへんのマイラーより強い馬になることがあるのも事実だ。」
  「でも年齢が問題ですよ、サラブレッドは最大に能力を発揮できるのは
   3歳から5歳くらい、
   ところがこのデュランダルどうやら今は6歳馬らしい。」
司会「そりゃそうだよ!!20戦近く走ってるんだから
   馬だって歳はとるんだから!!」
山岡「それではお尋ねするが、タップダンスシチーの場合、
   おととしの秋、JC優勝の時と、今年の秋、天皇賞惨敗時と、
   どっちが強いんですか?」
寺尾「決まってるだろ、おととしのJCを優勝したタップダンスシチーだよ。」
砂川「今年の天皇賞秋はタップは衰えが目立っているし、
   ライバル達1頭1頭が強くなっている。
   相手の層も厚くなってしまって、タップの走りが通用しなくなるんだよ。」
山岡「それと同じことですよ、デュランダルも6歳馬、育ちすぎているんだ。
   1レース1レースごとに衰えが出てくる。
   だから独特のスパッとした切れ味が低下するんだ、
   このデュランダルがまさにそれだよ。」
砂川「む、そういえば少しおおざっぱな騎乗ではあるな・・・・・・」
丸羽「直線の走りを見た時、確かにかすかだがもたつく・・・・・」
寺尾「それに最後の粘りがちょっとだらしなく、バテ気味の感がある。
   やはり育ち過ぎと言うことなのかな・・・・・・」
司会「何言ってんだよ!!天下のマイラー、デュランダルだよ!!
   賞金だって5億以上稼いでるんだよっ!!」
栗田「じゃこの馬がGI3勝以上してるのね、すっごい!!」
山岡「賞金で強さが決まる訳じゃない。この時期にデュランダルを
   そんな過剰人気にして馬券を買うなんて愚の骨頂だ、
   一種の社台ブランド信仰だね。」
  「今の時期ならこんな3流の競走馬より、
   比べ物にならない安い賞金の馬が走ってるぜ。」 
司会「何っ!?」
砂川「ほう・・・・・・全盛期でないとはいえ、
   これはデュランダルであることに変わりはない。
   これより賞金獲得額が少なくてもっと強い馬がいると言うのか、
   デタラメは許さんぞっ!」
司会「くそっ・・・・・本当にこのデュランダルより強い馬がいるんなら
   見せてもらおうじゃないか!」
306シライスピリッツ:2005/11/24(木) 10:34:17 ID:jq6nOS6v
山岡「ハットトリックです、ペリエ騎乗ですよ。」
寺尾「何い、ハットトリックだとおっ!!」
丸羽「ふざけおって我々をバカにするのか!!」
司会「デュランダルとハットトリックを比べようというのかっ!!  
   あんまりだっ!!私の用意したデュランダルがたとえ出来が落ちてたとしても
   ハットトリックと比べようなんて!」
山岡「ま、騒ぐのは走りを見てからにしたらどうです。」
丸羽「馬体がひきしまって見栄えが良くなってる。」
司会「天皇賞秋からマイルCSというローテーションはよくやるが、
   あれだけ惨敗つづきでここに出走するとはな・・・・・・」
砂川「こんな馬がデュランダルより強いはずがないだろう!
   人をバカにしやがって、この落とし前はつけさせてやるぞっ!!」
丸羽「ううねこんなもの・・・・・・」  寺尾「まったくアホらしいっ。」

司会「こ、これはっ・・・・・・」  丸羽「ま、まさか・・・・」
砂川「信じられん!!この豊かで豊富なスタミナ、切れがあってなおかつ芳醇で!!」
司会「鞍上も素晴らしい!鮮やかなレースっぷりで力強いがさわやかで・・・・・・」
栗田「デュランダルの、あのスパッとした豪脚はないけれど・・・・・・
   最後の直線で見せる末脚の伸び具合は、この間見たデュランダル以上だわっ!!」
丸羽「君の言うとおりだ、全盛期のデュランダルと比べればどうだかわからないが、
   少なくとも先日のデュランダルよりは強いっ!!」
山岡「全ての競走馬には、ピークがあるということです。
   全盛期を過ぎた競走馬を使えばいかにデュランダルとて、
   今が盛りのハットトリックに負けるのです。」
砂川「確かにデュランダルという名前に、目をくらまされていたようだ・・・・・・」
寺尾「デュランダルもサラブレッドなんだから、
   わずかな時間のずれが決定的に響くんだな。」
おわり  
307こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/24(木) 12:11:04 ID:y4iBGzU1
デュランダルから買ってた俺には耳が痛い…。
308こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/24(木) 15:57:52 ID:J+3j0WAh
カラスミと塩辛か
309こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/24(木) 21:10:05 ID:to5PqAg7
2001年5月のお話・・・。

理事長「さあどうぞ、先生においで頂くと店の者も張り合いがでます。」
武豊「それはどうかな?煙たがっているのが本当のところだろう。」
理事長「とんでもない!もう先生におこし頂くのはなにより名誉なことでございます。」
二木「お隣の部屋のお客さん、ずいぶんえらい人みたいね……」
理事長「先生の『関西リーディング』いつも楽しみに拝見しております。
くらべて『関東リーディング』の方はだいぶ落ちますね。」
武豊「わっはっは、それは当たり前のことだ『関東リーディング』などとは悪い冗談。
第一『関東リーディング』になっている男は、箸にも棒にもかからぬ大タワケでな。」
栗田「待って、ヨシトミさん!」
店主「ど……どちらさまで!?」
武豊「ヨシトミ。この男が、『関東リーディング』になっている大タワケだよ。
なんだ近城、一緒だったのか。」
近城「は、はあ、武豊先生が今日ここに来られるとは知らず……」
武豊「お前にたずねられてこの店を教えたあとに、府中に来る用が出来てな。
だが、こんな奴を連れて来るのなら、教えてやるんじゃなかった。」
ヨシトミ「まさか俺に聞かれてるとは知らず、言いたい放題のことをぬかしていたようだな。」
武豊「お前ごとき大タワケが聞いていようと聞いていまいと、私の言うことはいつも同じ。」
ヨシトミ「うぬ!」
武豊「府中に取材か……なるほどこの時期となるとGTだな、それもNHKマイルC。」
二木「え……ええ。」
武豊「ふふふ……ヨシトミ、府中で恥をかいてみるか。」
ヨシトミ「なに!?」
武豊「私が府中に来たのは、ここにいるJRAの理事長に頼まれて、明日新人ジョッキーに講演をするのが目的なのだが……
講演の際に私は『関西リーディング』と『関東リーディング』の対決の中で、お前が犯した、さまざまな失敗を材料に話すつもりだ。
そこで実際にお前が新人ジョッキーの前でその愚かしさを見せてくれれば、百聞は一見にしかず、彼らに良い教訓を与えることになるだろう。」
ヨシトミ「なにをしろと言うんだ!?」
武豊「NHKマイルCに乗ってみろ。私も乗る。」
理事長「NHKマイルCで『関西リーディング』と『関東リーディング』の対決を!
この目で見られるとは、願ってもない幸運です!」
ヨシトミ「よし、この勝負受けてやる!お前の方こそ、人間思い上がると破滅するという良い教訓になるぜ!」


310こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/24(木) 21:25:28 ID:to5PqAg7
近城「それにしてもNHKマイルCの勝負だなんて、それほど決定的な差が出るのかなあ?」
ヨシトミ「結局は馬の質が決め手だ。」
栗田・二木「……」
ヨシトミ「NHKマイルCに使うのはGT出走経験がある馬でなければだめだ。平場で勝ってる馬はGTで勝ちきれない。」
二木「あらどうして?」
ヨシトミ「GTを走る時に何頭もの馬がコーナーに密集して互いの体がぶつかり合う。それが馬の勝負根性をつけるんだ。」
二木「そうか……初めてモマれる競馬をしたらつぶれちゃうわよね。」
ヨシトミ「だから、朝日杯FSで走った馬の中から、一番強いのを探せば問題ないだろう。」
栗田「武豊も同じことを考えて、美浦トレセンに早朝やって来ると思ったんだけど……姿が見えないわ……」
ヨシトミ「エージェントに頼んで一番いいのを用意させるんだろう。馬を見に来るようなことは、もう自分ではしないのさ。」

ヨシトミ「ちは!対決の時間は午後3時半でしたね、本場場をお借りしますよ。」
JRA職員「どうぞどうぞ。関東騎手会の方がお待ちですよ。」
ヨシトミ「え……」
柴田政人「ヨシトミーっ!!このーっ!勝手なことばかりしおって!」
ヨシトミ「あたた!!だって仕方ないでしょ!向こうに勝負売られたんだから!」
岡部「ヨシトミ、勝算はあるのかね?NHKマイルCで勝負するそうじゃないか。」
的場「関西の馬主さん達も乗り込んで来ている!負けたらどうなるか、わかってるだろうな!?」
ヨシトミ「負けやしませんよ。」
311シライスピリッツ:2005/11/24(木) 21:47:31 ID:GDhmxXQh
こんばんわー(*^-^) 今日もヨシトミさん大活躍か。
続き、期待してまーす。 今書いてるところかな。
312こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/24(木) 22:10:49 ID:to5PqAg7
理事長「本日の審査は、JRAの新人ジョッキー諸君に行ってもらいます。
それでは、『関東リーディング』から始めて頂きます。」
嶺山「へえ……ネイティヴハートか……」
ヨシトミ「マイル適性があることが大事ですから、朝日杯FSで強かったものを使います。
3歳になってから、トライアルを使ってやります。馬は休み明けに入れ込むことが多いから、本番前に一叩きします。
それを7、8分の出来で走り、それをさらに権利が取れる程度に走ります。
一叩きした後は間隔を空けて充分調教して出来上がりです。
血統はノーザンテーストの肌馬にスターオブコジーンを付けています。
矯正馬具はブリンカー、シャドーロール、リングハミを好みで付けてください。
またトレードマークが欲しい方には、メンコを用意してあります。」
的場「おほ!馬の身がキリキリと締まっていて!」
岡部「うむ……なんともいえん手ごたえだ!」
ヨシトミ「GTの騎乗法として一般的なものに、道中折り合いをつけてインコースでじっくり脚をためておく騎乗法があるが、俺は好きじゃない。
前が詰ると抜け出れなくなるし、それをこじあけようとバタバタして、力のないものになる。」
二木「なるほどね。」
近城「たしかにあの乗り方だと、レースの着順が悪くなるよな。」
ヨシトミ「GTはどうしてもインコースが詰る。そして抜け出れなくて差し届かないことがある。
それに対応するには、大外をブン回してやることです。
そして逃げると直線での手ごたえが悪く、追い込めば直線届かないので4コーナーまくりにしました。」
栗田「(今のヨシトミさんの言葉を聞いて不気味な笑いを浮かべたわ……)」



313こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/24(木) 22:11:33 ID:to5PqAg7
理事長「では次に『関西リーディング』をお願いします。」
武豊「GTで勝つとはなにか、その必勝法すら明らかではない。
とすれば、GTで勝とうと思うなら、とにかく強い馬に乗れば良いのではないか。
で、乗ってみたのがこれだ。」
谷村「な、なんとクロフネとは……」
二木「へえ……」
栗田「ええ!このシャッキリした手ごたえはなんなの!」
的場「手ごたえもさることながら、なんというふっくらした馬体なんだ!」
岡部「これが同じ3歳馬かい!?勢いがまるで違う!」
栗田「勢い……そうよ!3歳馬というとまだまだひ弱いって思い込んでいたけど、これはひ弱さを感じない!」
ヨシトミ「あ・・うう・・」
武豊「この時期の3歳馬は脂がぜんぜんのっていない。だから人によっては皐月賞を勝つのは単にスピードがあるだけで、
本当に強い3歳馬は秋の菊花賞馬だという。私も、その説に賛成だ。
そこでこの若いクロフネには2000m戦を経験させて、府中マイルを乗り切れるスタミナをつけてみた。
まず2歳時から2000m戦を経験させる。
次にローテーションだが、あらかじめラジオたんぱ杯2歳Sでジャングルポケットやアグネスタキオンなどのトップクラスの馬たちと対戦させておき、
そしてNHKマイルCの直前に毎日杯圧勝で自信をつけさせる。」
理事長「しかし先生!それだけでは、このクロフネの強さは解せませんが。」
武豊「それは騎乗法が違うからだ。
さっきあの男は、GTは大外ブン回しでなければインで詰ると言った。だが考えてみたまえ。
大外ブン回しで直線に向いた馬は距離をロスして、激しくスタミナを消耗する。
これでは直線伸びない。」
新人ジョッキー「では、大外ブン回しが最良ではないんですね。」
武豊「最良の騎乗法はこのクロフネで勝った騎乗法だ。
とは言えじつに簡単、内枠でも外枠でもかまわない。
ただし、道中は折り合って後方に控えたら、直線に向いてから外に出すこと。
すると大外ブン回すことで距離をロスしないからシャッキリした末脚になる。
あの男は、前が詰ると直線で差しきれないと言ったが、それはスタミナのない馬の話。
脚色が残っている馬なら、どんなに狭い馬群も割ってこれる。
インが詰るからといって、大外をブン回すのも、じつはただのごまかし策。インで詰るのがいやなら、直線ばらけたところを追えばいいのだ。」
理事長「では新人ジョッキーの方に判定を……」
岡部「いや……勝敗はあきらかに我々の負けです。」
武豊「新人ジョッキー諸君、今のを教訓にしてくれたまえ。
この男は脚をためるという基本を忘れ、しかもインで詰らない競馬からさらに一歩進めた別の騎乗法を考えることが出来なかった。
仕事に慣れてきた時は基本を忘れやすい、それに気をつけたまえ。
そして常識よりさらに一歩二歩奥へ踏み込んで、考える努力を惜しまぬことだ。
ま、これが『関東リーディング』が身をもってきみたちに贈る教訓なわけだ。
この愚かなジョッキーに大いに感謝するがよかろう。ハッハッハッ」

岡部「ヨシトミはかわいそうだったかな……」
的場「あのあと、少し叱り過ぎたかもしれませんね……」
柴田政人「んー?待てえヨシトミ!それはなんだ!」
ヨシトミ「わあ、ドッグショーだけはやめれないよ。愛犬の素晴らしいもん揃えたんだからねっ!!」

おわり

ヨシトミさんはドッグショーが気になってNHKマイルCどころじゃなかったんですね。



314こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/24(木) 22:18:54 ID:ummx59jO
すごい力作だね
ヨシトミがシャッキリポンと舌の上で踊るよ
315こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/24(木) 22:37:53 ID:W1D5jR7l
乙でした。
>>314もなにげに乙w
316シライスピリッツ:2005/11/24(木) 23:50:40 ID:GDhmxXQh
>>313
乙です。ヨシトミがドッグショーに夢中にww
では、かなりのフィクションです、

ペリエ「昨日、あれから、僕は、所属している団体「中央競馬騎手会」の、
    副会長の岡部氏に会いに行きました。」

 岡部「やあ、ペリエ!副会長の岡部だ。」
ペリエ「こんにちわ、岡部さん、お忙しいところをどうも・・・・・・
    実はちょっとおたずねしたいことがあって・・・・・・」
 岡部「まあ一杯やってくつろぎたまえ。ここにいるのは「中央競馬騎手会」の幹部たちだ。」
 藤田「やあ。」   牧原「ハーイ!」   ペリエ「どうも。」
 岡部「・・・善臣の勝ち鞍?
    善臣の勝ち鞍が増えようが増えまいが、そんなことたいして意味はないさ!」
ペリエ「なんですって!? だって善臣が下手な騎乗をするから
    馬券を買うのをやめろと・・・」
 岡部「だから!下手な騎乗はやめろ、脚を余すなと、叫ぶ事が大事だと言ってるんだ。」
 藤田「勝ち鞍が増えているかどうかなんて別問題だ。」
ペリエ「それはどういう意味なんですか?」
 岡部「ハハハ仕方のない男だな。   安藤「世間知らずなのさ」!    
 四位「何も分かってないんだな!」 ペリエ「・・・・・・・?」
 岡部「いいかいペリエ、我々は中央競馬騎手団体だ。
    日本的規模で騎手の保護のためにいろいろと活動している。
    活動するためには資金が必要だ。しかしウインズ建設反対を唱えても
    寄付金は集まらんよ。支配階級に好まれないからな。」
ペリエ「は、はあ・・・」
 岡部「だが善臣を看板にすると、誰もがよろこんで金を出す。
    大富豪の馬主、学校の競馬サークルの生徒たち、大企業・・・・・・
    皆気持ちよく金を出す。善臣は金を集めるための看板なのさ!」
ペリエ「か、看板!?」
横山典「だから、実際のところ勝ち鞍が増えようがそんなことはどうでもいいんだ。」
 安藤「善臣は公務員騎乗だと言うと、人々の感情に大きく訴えかける事ができる。」
 岡部「それにもうひとつ! 
    今、関東で上位争いをしている騎手といえば善臣のことだ・・・・・
    したがって反善臣を唱えることは、同時に善臣を叩くことを意味する。」
ペリエ「善臣を叩くですって?}
 岡部「そうさ!騎乗レースをからめて
    善臣は駄騎乗だ、善臣は妥協している、善臣は追えない、とあおると
    関東でも関西でも非常にうける。
    ますますたくさんの援助が集まるというわけなのさ。」
ペリエ「そ、それは善臣騎手に対する批判と偏見を
    あおりたてるということではありませんかっ!?」
 岡部「何か悪いかい? 善臣の下手な騎乗から馬たちを守ってやるんだ。」
 福永「平場なんかでも、善臣は人気馬ばかり乗って勝ち鞍をためこみやがってさ!」
 藤田「あの善臣を思い上がらないように、少しいためつけてやるだけさ!」
おわり ちょっとかわいそうー・(>_<;)
317こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/25(金) 00:20:33 ID:m7KVj4pY
初めて読んで、腹抱えたところ。作者は神かプロなんでしょうな。
>>50 山岡「・・・武豊とゼンノロブロイには旅させちゃいけない、そこに書いたとおりですよ。」
>>108 武豊(番組が気に入らなければ、出演を断ればいいものを、こうやって何度もビデオ再生することで私に恥を……)
>>166 武「人間は必ず死ぬ。死ぬから人間は尊いんだ・・・・・・競争馬だっておなじだろ。
   ギガトンやハートランドヒリュみたいに、なにをしても壊れない競争馬なんてありがたくもなんともありゃしない。」
>>240 栗田「ああっ待って!! そうか!! 善臣騎手は他馬をちぎらないわ!!」
>>252男4「ねえ、お嬢さん方、馬券を的中させたかったらこのくらいデータを集めなきゃ」。
   善臣のマイネルモルゲン買いに行くのと訳が違うんだからねえ。」
  男2「わはははっ!マイネルモルゲンか、それなら誰でも買えるわなっ!!」
  男1「鞍上が甘くて女の子向きだし!!」
  男3「わあっはっはっはっ!!」

318こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/25(金) 07:52:44 ID:fTQSO0vI
>>317
uzai
319こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/25(金) 15:51:53 ID:cYDIIiK6
武豊「サイレンススズカじゃよ。」
栗田「まあ、サイレンススズカですか。」
武豊「秋天で府中の欅の一番苦しい時に怪我で死んだ・・・・・
   もっと力を抜いて直線だけのレースをさせたら死なずに
   すんだだろう・・・ せいぜい、馬に任せて全速力で走らせてやるしか
   出来なかったからのう・・・・・・ それが哀れでな。」
栗田「武さんが、サイレンススズカにいつも任せて差し上げたんですか?」
武豊「うん・・・・・・折り合いだってそんなに容易につく物じゃなかったけれどね。」
栗田「それではサイレンススズカは哀れではありません。
   お亡くなりになったのはお気の毒ですけれど、
   武さんがサイレンススズカを一生懸命に走らせて全能力を発揮させたレースは
   どれもサイレンススズカにとってこの上ない喜びだったと思います。」
320こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/25(金) 16:17:31 ID:JmRzbELe
>318
 まあまあ、落ち着いて。317さんはこのスレに魅せられて、ツボにはまった部分を
皆にどうしても知らせたかっただけなんでしょうから……。

>319 スイトン右翼ですね。本ネタ以上に良い仕上がりです。
321こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/25(金) 20:43:31 ID:ySFFOmgk
JCウィークなのに・・・

藤沢調教師「ま、みんな元気を出して!」
ヨシトミ「JCに出られないんじゃねえ……」
中舘「ダメだよ、GT騎乗機会が少なすぎる……」
デザーモ「でも、ユーイチは自分たちのホームグラウンドのアメリカンオークスに勝ったじゃないですか!?」
勝春「だって俺たちは、ユーイチみたいに父親が名ジョッキーじゃないもの。」
ヨシトミ「みんな見上げるようなGT勝数ばかり、通算成績も立派だし……乗ってる馬が違うんだよね……」
二木「デザーモさん、アメリカでは名馬にたくさん乗るんでしょう?」
近城「やっぱり、アメリカの強い馬にたくさん乗るんだろうね。」
デザーモ「うん、アメリカの馬にもたくさん乗るけど、今回はゼンノロブロイに乗るよ。」
ヨシトミ「ブヘーッ、ゼンノロブロイだってさ!」
勝春「ああイヤだ、ゼンノロブロイって弱くてさ、とてもまともに勝てないよ。」
デザーモ「とんでもない、ゼンノロブロイは強いよ!ロブロイに乗ったことないんじゃないの?」
ヨシトミ「乗ったことあるさ、一昨年の有馬記念の3着って、あれ、ゼンノロブロイだろ?」
勝春「そうそう、あのゼンノロブロイって弱いよ。」
中舘「あんな馬乗らなきゃJCに出れないなら、乗らずに京都の平場で稼ぐ方がいいや!」
ヨシトミ「あんな弱い馬乗れるなんて神経鈍い証拠だよ。」
勝春「そうか!神経が鈍いから、あんなにGTが勝てるんだな。」
デザーモ「失礼な!アメリカ人は神経が鈍いって言うのか!」
ヨシトミ「いや、まあ、ゼンノロブロイが弱いということが言いたかっただけで……」
デザーモ「不愉快だ!JCに乗れないからって、相手の国の悪口を言うなんて、最低じゃないか!」
藤沢調教師「デザーモ!待ってくれ。」
デザーモ「スポーツをするなら、スポーツマンシップを守って堂々としてもらいたいね!
相手の馬が強いことを、自分たちが負けた理由のすべてであると言う!
自分たちの勇気のなさ、知恵の足らなさ、技術の未熟さ、そんなことは棚に上げて!!
あげくの果てに、GTにたくさん勝ってるのは神経が鈍いせいだなんて!
そんなこと言う方がよっぽど神経鈍いし、第一、卑怯だよ!
今日限り、日本でレースに乗るなんかごめんだよ!ゼンノロブロイは強いんだ!」

こうして関東の騎手達の思惑通り、外国人ジョッキーの日本進出はストップしたのでした。

JCはロブロイがんばれ!


322こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/25(金) 22:30:17 ID:JcbndkA5
このスレの住人たちはマジ天才wいつも楽しませてもらってます。
323こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/26(土) 01:14:52 ID:usHO21MJ
>>316
乙です
激闘!鯨合戦
ヒットしたっす
324シライスピリッツ:2005/11/26(土) 20:26:45 ID:o3DRbwU1
こんばんわー♪ 今日も懲りずにひとつ(^.^)

司会「いろいろと華やかな馬達が並んでいて、目うつりがしてしまいます。
   では今度は社台ファームの競争馬を拝見します。」
栗田「社台ファームといえば良血でうりながらあちこちに出走しているファームね。」
板山「すごいよ社台ファームは、日の出の勢いだね。
   マイルCS,スプリンターズSをはじめ、日本のクラシック競争の
   3冠レースも全て勝ったし、今年はエアメサイア、ダイワメジャーが
   活躍するというんだからね。」
司会「では社台ファームの総帥、吉田照哉さんに説明をして頂きましょう。
   社台ファームの競争馬の特徴はどんなところですか?」
吉田「それは社台のいつもの主張の通りです。一言で言えば「豪華な夢」です。
   だいたい父内国産馬なんて日本が貧しかった頃の遺物ですよ。
   シャコーグレイドとかユウセンショウとかゴーゴーゼットとか、ああ、
   貧乏くさくてヤですねえ!」
  「日本は今や、世界でも指折りの競馬大国なんです。
   貧乏な時にはぜいたくな馬を買ったらバチが当たったけれど、
   豊かになった今、ぜいたくな馬を買わなければバチが当たります。」
栗田「すごい・・・・・・自信たっぷりね!」
板山「社台ファームはあの吉田照哉さんが社長の座についてから急激に成長したんだよ。」
吉田「さて、私どもの競争馬をご覧ください。」
 客「ひゃあ、豪華だわ!」   
 客「ネオユニヴァースにバブルガムフェローね!」
 客「これは・・・・・・エアシャカールだね!!」
 客「ジェニュイン!そしてマンハッタンカフェ!」
 客「すごいなあ、日本中の一流馬だよ!」
司会「牝馬も牡馬のような立派な馬ばかりですが、どんな馬がいるんですか?」
吉田「まずGIを勝っている馬を連れてきています。
   エアグルーヴ、ダンスパートナー、スティンガー、ダンスインザムード、
   それにエアメサイアなどなど・・・・・・」
 客「エアメサイアまで!?」  客「一度でいいから馬券を買ってみたいよ!」
山岡「ふええ・・・・・・恐れいったね・・・・・・」
板山「さすがは社台ファームだよ!」
司会「素晴らしい馬たちですね。これ、全部でおいくらぐらいするんですか。」
吉田「30億円です。晴れのGIレースですからね。
   少々値は張ってもこんな具合に豪華絢爛にいきたいものです。」
栗田「私たちには高値の花だわ・・・・・・」
325こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/26(土) 20:43:09 ID:+dRbM0Fp
ヨシトミのマイルC禿しくわろたよ
このスレ面白い
326& ◆CnBlAFx46. :2005/11/26(土) 20:50:15 ID:o3DRbwU1
司会「つづいてはお隣のサラブレッドクラブ・ラフィアンにまいります。」
  「社長の岡田繁幸さんにご説明頂きます。
   おたくの競争馬の特徴はなんでしょう。」
岡田「はい、あくまでもマイナー血統を守るということです。
   高額な良血種牡馬をつけることも大事ですが、
   やはりマイナーな血統で強い馬をという線を崩してはならないと思います。」
  「ですからうちの競争馬は昔ながらのマイナーな血統です。
   競馬は血統文化の一部分だと思います。単に海外の良血種牡馬を
   輸入しただけでは血統文化の意味が失われるのではないでしょうか。」
吉田「血統血統と言ったって、時代の移り変わりを無視していては
   仕方がないだろう。血統だって時代によって変わるんだよ。」
  「だいいち、競馬ファンに喜んでもらえなかったら何の意味もないじゃないか。」
岡田「うちの競争馬はみんなに喜んでもらえるとも!」
吉田「そうかな・・・・・・・・・? お客さんにおたずねします。
   社台ファームの馬とラフィアンの馬とどちらが魅力的ですか?」
 客「社台!」  客「予算が許すなら社台の馬を買いたいよ!」
岡田「・・・・・・・・・」
吉田「マイナー血統などと聞こえはカッコいいが、競馬ファンが、今
   なにを求めているかそれに気がつかないだけじゃないか!!
   だからおたくは昔のままのちっぽけな牧場で貧乏してるんだよ!」
おわり
327こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/27(日) 06:17:21 ID:n5TCUfdZ
懲りずに短編を1個書いてみる。

ゆう子「京極さん、どうかしたんですか?どこかお加減でも・・・」
京極「わしゃもうダメじゃ。今年で、わしの寿命も尽きるかもしれん。」
山岡「へええ?どうしてまた・・・」
京極「この1歳馬を見てみなはれ。これがサラブレッドか?」
ゆう子「まぁ、確かに肉付きがいいとは・・・」
京極「何もかもサンデーが悪いんや!この10年、毎年毎年ぎょうさんGT勝ちよったからな・・これだけの名種牡馬が現れてしまうと今まで受け継がれてきた日本古来の血統がのうなってしまう。
   いい1歳が現れん年はロクな馬を変えなかったり、馬券で大損したり、本業が危うくなったり・・・わしの運気も、尽きたかもしれん・・・」
山岡「ちょっと、1歳ぐらいでそんなおおげさな。」
京極「1歳ぐらいとはなんや!1歳の頃から名馬にはオーラがあるんやないか。そういう馬やから、毎年のGTを勝つのに大事な馬なんや!」
ゆう子「岡星さん、今年の1歳はそんなにひどいんですか?」
岡星「私も、何とかいい1歳を手に入れようと必死になったのですが、こんな年は初めてです。サンデー級の種牡馬が現れるまで当分いい1歳は手に入りそうにありません。」
京極「サンデーやぁい、おおい、サンデーよ!」

って風に作ってみました。
328こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/27(日) 06:40:32 ID:n5TCUfdZ
↑の解決編?

むつ子「お父ちゃん、クロフネよ。産駒が東スポ杯を勝ったの。」
京極「え!?クロフネ!何と、クロフネ産駒が重賞を勝ったのか。」
ひな子「クロフネの前にこれを見てもらわんと。」
京極「おお!これはサンデーの子や!サンデーの子いうても、長距離や障害で活躍する子が多い”ダンスインザダーク”、牝馬重賞やダートなんかで強い”フジキセキ”とあるけど・・・
   これは、スペシャルウイーク産駒の”シーザリオ”や。こらええ!GTを勝つサンデー子独特の切れ味がひしひしと感じられるで!」
むつ子「さ、他の既存の種牡馬に移る前に新種牡馬も見るんよ。マツクニローテでダービーを勝ったブライアンズタイム産駒のタニノギムレットよ。」
京極「おほ!ええダービー馬ちゅうんはな、それ以降の血統をふわーっと豊かに広げてくれるんや。ああ、これやこれ。」
  「はぁ・・・競馬はサンデーだけやないんやなぁ。こうして、サンデーがいなくなってみると、その馬独特の純粋な素晴らしさがしみじみと身にしみるやないか!」
以下中略
京極「いや、ありがたい。今年はもう素晴らしい1歳はおがめんもんとあきらめとったが。こないにしたらその馬独特の血統の素晴らしさが味わえるんやな。」
ゆう子「今年の1歳にサンデーの子供がいないのは確かです。でも、1頭1頭は父親に及ばなくても、何頭もの特徴がある父サンデー種牡馬を集めて競走馬にすればサンデーの偉大さは十分に味わえますし、
   サンデー系以外の種牡馬たちからもサンデーにない血統独特の特徴を味わえる。合わせれば、サンデー1強時代を超える馬が現れるだろう、と考えたんです。」

こういう風に血統がもっと多様になるんだろぉなぁ。
名前が上がっていない馬(タキオンとか)がキライなわけじゃないのであしからず・・・
329シライスピリッツ:2005/11/27(日) 10:15:54 ID:kNrmIchr
JCウイークということで、

山岡「ふうん・・・ロブロイから横山典をおろしたいって言うの・・・」
中川「そうなんです、この藤沢は日本の調教師の中でもずばぬけた腕を持ってまして、
   海原雄山先生も特に目をかけておいでなんです。
   その藤沢が横山典をおろすとあっては、海原先生は・・・・・・」
栗田「どうしておろす気になったんですか、トップクラスのジョッキーには
   なかなか頼めないんでしょう?」
藤沢「ヨコテンの騎乗は最高です、何から何まで完璧で欠けるところがありません・・・
   でもその一流馬に乗れるのは、ほんの一握りのトップジョッキーだけです。
   エージェント制になっていてリーディング下位の騎手には回ってきません・・・
   私はそんなやり方に耐えられなくなったんです・・・」
栗田「まあ・・・・・・」
藤沢「私は調教師です、強い馬を育てて大勢の騎手に乗ってもらいたいんです、
   一握りのトップジョッキーだけに乗ってもらうのはつまらないと思うんです。
   一流騎手以外の騎手は乗り方が分からないだなんてそれは思い上がりです。」
中川「こらこら言葉をつつしめよ。」
山岡「藤沢さんの言うとおりだよ、本当に強い馬は誰が乗っても強いのさ。」
中川「それで藤沢は今週のJCにゼンノロブロイを出走させるので、
   騎手を変えたいというのですが、その騎手が問題なんですよ。」
山岡「へえ・・・・・・どんな騎手なの?」
藤沢「は、はい。 デザーモを乗せようかと・・・・・・」
山岡「デザーモ!?」
中川「ねえ、誰だって驚きますよ。日本競馬では最強馬といわれる
   ゼンノロブロイの鞍上がデザーモだなんて・・・・・・・」
藤沢「確かに日本競馬とは無縁かもしれませんが私はそれにはこだわりません。
   デザーモは、これから先、もっと多くの勝ち星をかせげるはずです。
   デザーモがうまい騎乗をすれば、大勢の人を喜ばす事ができると思うんです。」


雄山「なにいっ!!横山典をおろして、デザーモをのせるだとおっ!!」
  「この大馬鹿者っ!!なんのために私がいろいろと教えてやったと思うんだっ!!」
  「おまえは才能があるから、競馬の真髄を極める事のできる調教師になれると
   見込んでいたのに!!そのおまえが、馬音痴のアメリカ人に騎乗依頼を!!
   あの忌まわしいデザーモを!!」
藤沢「先生のご期待を裏切って申し訳ありません!」
雄山「考え直す事はできんのかッ!!」
藤沢「どうかお許しください・・・・・・・・・」
330こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/27(日) 11:54:13 ID:PWDDyZZN
なるほど、ハンバーガーの話ですね。素晴らしい!
雄山=祐ちゃん(故・野平祐二調教師)で読むと味わい深いなぁ。
331シライスピリッツ:2005/11/27(日) 12:28:44 ID:kNrmIchr
藤沢「どうも先ほどから二人の反応がよくないな・・・
   横山典弘を代えるのが不満なのかね!?」
栗田「私たちだけじゃありません、競馬ファンの人間はみんなガッカリすると思います。」
藤沢「競馬は仲よしクラブじゃないんだよ。 いい騎手を乗せて賞金を稼ぐ、
   そのためには私情にとらわれている訳にはいかんのだ!」
山岡「まったくおっしゃる通りですよ。調教師はなによりも。
   賞金稼ぎを第一に考えなければなりませんからね・・・・・・」
  「賞金稼ぎのためにはどんな大事な騎手でもどんどん切り捨てる。
   いやあ、藤沢さんは調教師の鑑ですよ!!」
おわり 
さてと、今からウインズでも行ってアドマイヤジャパンとスズカマンボでも
馬券を買って来るとするか。(^^)
332こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/27(日) 19:35:05 ID:KdU+I4OF
  ペリエ「またしてもお前は連を外したっ!!
      ゼンノロブロイは風車ムチに頼ったらだめだっ!!直線に向いた時だけを追ったらだめだっ!!
      競馬とは素材にほれこんで、その素材の素晴らしさを一つでも多く引き出してやることなのだっ!!」
 デザーモ「……」
藤沢調教師「まだ有馬記念が残っているはずだな。」
  ペリエ「ふっ……この馬鹿は、どうせ有馬記念も持ち味を殺してしまうだろう。」
 デザーモ「やってみなきゃ分からないっ!!有馬記念で勝負するっ!」
  ペリエ「ふっふっふっ……恥の上塗りをする気かっ!?」
333こんな名無しでは、どうしようもないよ。 :2005/11/27(日) 19:47:56 ID:0Fcb2th+
雄山「士郎この中から馬を選んでみろ!」
士郎「鼻の湿りぐあい、体のハリからいってこの馬だ!」
雄山「ハァハァハ!馬鹿め士郎!私はこの中からは絶対選ばん!」
士郎「なにぃ!選べと言っておいてなにを・・・」
雄山「よく見てみろ!この中にいる馬はすべてテイエムオペラオー産駒だ!」
士郎「しまった!オレとしたことがラキ珍産駒だと気づかなかったとは・・・」
334こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/28(月) 00:15:26 ID:Nb7NKJjo
>>332
うまいね
335こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/28(月) 20:27:43 ID:SgNlCXgA
  ファロン「待った。この直線の走りはなんだ。これは反則ではないのか。」
  ルメール「なに?」
 橋口調教師「反則だって?」
競馬ファンA「おい!審議のランプだと!」
競馬ファンB「ウィジャボードは不利を受けたのか!」
  ルメール「ハーツクライが失格だと?なぜだ。」
  ファロン「この直線の走りだよ。
       この直線の動きをみてください、変だと思いませんか。」
 ダービー卿「おや?そういえば……」
 ダンロップ「不自然というのやないが、ウィジャボードは手綱を引いてるのと違うか……」
競馬ファンA「おい!ウィジャボードは不利を受けたみたいだぞ!」
  ファロン「今、ハーツクライは、アルカセットとの写真判定だと言った。
       しかし実際は1着争いどころでなない、俺の馬に迷惑をかけている。進路妨害です。」
 裁決委員A「進路妨害!」
 裁決委員B「その制度は導入しているが、今までJCでは降着させたことはなかった。これがそうなのか!」
(中略)
  ルメール「進路妨害、降着という方向に話を持って行くとは、それこそ公正ではないな。
       今回のように1着賞金2億5000万円を競うとあれば、最後の直線でも最大限追いまくるのは当然。
       他の馬に気を使うほうが怠慢だ。
       第一、手綱を引いたから進路妨害などというのは、裁決委員の方々に対して無礼千万。」
 裁決委員A「それはそうです。」
 裁決委員B「私たち、そんな明確な基準は持っていない。」


336こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/28(月) 23:38:31 ID:VYcDPr48
二木「大久保正陽はひどい調教師だったの?」
山岡「最悪だよ。」
栗田「大久保正師がそんなひどい調教師だったとは思えないわ。」
山岡「君に何がわかるんだ!あの男は自分の賞金のために俺のナリブを犠牲にしたんだ!
   たとえばこうだ。正陽が調教している間は俺のナリブは馬房に控えていなければならない。
   やれCWだ、DWだ、坂路だと、自分の都合だけで命令する。
   正陽が調教に興が乗って二日三日徹夜すると、俺のナリブも一緒に徹夜するんだ。
   そして調教が終わると自分は休む。馬房掃除は俺のナリブの仕事だ。
   追い切りの時計、ペース、少しでも気に入らないと鞭で叩く。
   京都新聞杯のときもまともに仕上げないで出走させる。
   ローカルのとんでもない短距離を使ってきても俺のナリブがきちんと出走して、
   函館3歳S、デイリー杯、高松宮杯、正陽が何を要求してもすぐ走れるようにしておかないと怒り狂う。
   俺のナリブはこき使われ疲れ果てて屈腱炎になって引退したんだ。」
二木「大変な調教師ね。」
山岡「愛情なんか何もない。俺のナリブを馬か奴隷のようにこき使い、
   当たり散らしては仕事のうさを晴らす最低の男だよ!」
近城「自分の愛馬の調教師を見て、心の中に競馬拒否の感情が植えつけられてしまったんだな…」
栗田「でも山岡さんのナリブは本当に不幸せだったかしら。」
山岡「何!」
栗田「大久保正陽師が、山岡さんのナリブを愛してなかったなんて、信じられないわ。」
山岡「なぜだよ。」
栗田「私、大久保正陽師がどんなに気難しくて誇り高い人間かよく知ってるわ。
   その大久保正陽師が愛してもいない馬に、自分の厩舎にいられて仕事が出来ると思う?
   山岡さんのナリブ以外に、大久保正陽師に三冠の栄誉を与えることの出来た馬っているの?
   ナリブが生きていられた間、誰か他の馬が三冠を勝ったことがあった?」
山岡「い、いや、しかし……」
栗田「高松宮杯で4着に負けたと言うけれど、そんなレースは茶番でしょう。
   それ以外のGIでは大久保正陽師は勝たせているわけじゃない。
   大久保正陽師をそんなに満足させられる馬なんて世界中探したっていないわよ。
   二人の心が通じ合っていた何よりの証拠だわ。
   そりゃ確かに山岡さんのナリブの負担は大きかったでしょうけど、
   山岡さんの言う通りなら大久保正陽師は何から何まで山岡さんのナリブに頼り切っていたんじゃないの。
   あんなに誇り高い人間が、馬とか奴隷とか思っている馬に、
   そんなふうに心を許して頼り切るはずがないでしょう。
   山岡さんのナリブも自分が愛されているとわかっていたから、そんなに献身的に走ったんだわ。
   偉大な調教師に愛されて、その調教師が競馬史に輝く傑作を作るのに協力出来たら、
   たとえ馬体は疲れ果てても私なら幸せだと思うわ。」
山岡「違う、俺のナリブは違う!だいいち、そんな考え方は、
   競馬ファンは調教師の決定に従うのが当然だと言ってるのと同じじゃないか、ナリブはファンの馬だ!」
栗田「一般的にそうしろと言ってるんじゃない、大久保正陽という大調教師とその管理馬という、
   極めて特殊な事例について言ってるのよ。競馬ファンとは無縁よ。
   私、知れば知るほど大久保正陽師は素晴らしい人だと思うようになっていく。
   あんな人が山岡さんの言うようなことを、自分の管理馬にするはずがない。
   ナリブ・コンプレックス士郎の誤解なんじゃないの。」
山岡「そうじゃない!何も知らないくせに、わかったようなことを言うな!俺は帰る!」

長文失礼…
337こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/29(火) 01:51:41 ID:l/ukhm4z
馬房の掃除するナリブモエス
338こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/29(火) 07:52:21 ID:/sk6hvKY
>>336
>俺のナリブを馬か奴隷のように
馬だしw
339シライスピリッツ:2005/11/29(火) 19:49:24 ID:LlKDId/y
こんばんわー(^.^)  じゃあ今日もひとつ 

栗田「百種類の騎乗パターンですって!」
善臣「今、勝ち星がすごく伸びているんです。」
勝春「お手馬も次々に増えているのよ。善臣騎手の強敵なの。」
山岡「百種類てのがすごいよねえ。」
栗田「善臣さんの騎乗パターンはたった一種類ですものね。」
善臣「それが武豊の受けている理由らしいんです。」
山岡「百聞は一見にしかずだ。試しにレースを見てみようじゃないか。」
調教師「スペシャルウイーク、ナリタタイシン、サイレンススズカ・・・・・・
    エアシャカールにメジロマックイーンです。」
山岡「ふほっ、こら面白い! ではスペシャルウイークから。
   おほっ馬群がぎっしりつまってるよ。」
善臣「どれどれ。」 栗田「わあ、強烈な差し脚!」
善臣「けっこう切れるな。」
山岡「ふむ、作戦は単純だけど悪くない。」
栗田「次はエアシャカール・・・・・・」
山岡「テンから抑えたのちに徐々にスピードアップ、三角から一気にまくるのか・・・」
勝春「変わった乗り方ね。」
栗田「仕掛けが早めだと直線の伸びがちょっと弱いかしらね。」
山岡「でも一発の匂いがプウンとして・・・・・・穴馬が好きな人はよろこぶだろうね。」
善臣「考えましたな・・・」
栗田「サイレンススズカは・・・・・・毎日王冠とAJCC、それに金鯱賞ね。
   うん・・・・・・大逃げがいるといかにも競馬っぽくなってくるわ!」
善臣「メジロマックイーンてのはなんだい?」
山岡「京都大賞典と春の盾の天皇賞春それに阪神大賞典、
   それを好位から抜け出し、そしてスタミナがたっぷり!
   ステイヤー色が強くてちょっとくどいけれど、このスタミナの豊富さがいいのかな・・・」
善臣「先行と差しをかけ合わせたような騎乗ですな。」
勝春「発想は、そんなところからかもね。」
山岡「さてどん尻にひかえしは、ナリタタイシン・・・・・・
   ガガーン!直線だけの追い込みだよっ!」
栗田「私パス!」
山岡「ぷはーっ、こらすごいっ!」 善臣「馬が燃えるね!」
340こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/29(火) 19:52:18 ID:IkIU56dv
餃子の話かな?
良く出来てるなw
341シライスピリッツ:2005/11/29(火) 20:06:56 ID:LlKDId/y
あわてて書いたのでちょい間違え、スズカはAJCC走ってなかった。
突っ込まれる前に訂正(^^) ではつづき。

武豊「関東の善臣騎手じゃありませんか!」
善臣「よお、武豊。」
栗田「まあ、この人がこの馬たちの騎手、豊さん?」
武豊「善臣さん、自ら敵状視察とは、よほど危機感を抱いてるようですな。」
善臣「なにっ!?」  栗田「・・・・・」
武豊「お宅の騎乗は、たった一つの好位からのなだれこみを後生大事に
   守り続けてきた、天然記念物みたいなもんですからな。」
  「競馬ファンは正直ですよ。私の馬は人気になるけれど、
   お宅の馬は人気にならないじゃないですか。」
善臣「む・・・・・・」
武豊「ふふふっ、それで危機感に身を焼かれて、私の騎乗の秘密を
   善臣自ら盗みに来たという訳だ。」
善臣「バカな!秘密を盗むだなんて!」
武豊「じゃなんのために来たんです?」  善臣「それは・・・・・・」
武豊「ほうら盗みに来たんじゃないか!」
善臣「冗談じゃないよ!盗むに価するものなんかないじゃないかっ!
   百種類の騎乗パターンなんて言ったって、奇をてらって物珍しさだけを
   売り物にしたに過ぎないじゃないか!こんな騎乗すぐに飽きられるさ!」
武豊「ほお、自分の騎乗はとっくに飽きられてしまっているのを棚に上げて!
   こっちは飽きられる前に新しい作戦を考えるからね!
   お宅とは勝負にならないよ。」
おわり、 ちょっと無理があった・・・
342シライスピリッツ:2005/11/29(火) 20:19:31 ID:LlKDId/y

山岡「それに、失礼ながら、この間見せて頂いたNHKスペシャルの
   ディープインパクトの映像は俺には物足りなかった・・・・・・」
  「ディープは強くて一流のサラブレッドだという固定観念だけで捉えた映像に思えたよ。
   新しく発見した、ディープの真実の姿なんかなかったもん。」
NHKプロデューサー
  「お、おのれっ!!私みたいに映像作りで苦労を重ねてきた人間に向かって、
   偉そうなことを言いおって!!お前にいったい何が分かると言うんだっ!!」
山岡「俺はディープを生で見たことがあるし、とても脆い一面もあると思った。
   少なくともその点では、俺の方があなたよりディープの真実を一つ余計に
   知ってると思いますがね。」
おわり 自分の感想を山岡さんに代弁してもらいました(^^)
343シライスピリッツ:2005/11/30(水) 09:32:08 ID:oAF6R36r
ひまだから今日も一つ
新聞記事
『ディープインパクト、武豊氏が総指揮、有馬記念へ出走』
佐藤哲「武豊がっ・・・!?」
佐々木「これは我々のタップダンスシチーに対するディープインパクトの挑戦なんだ!
    しかも連中は、一ヶ月後の有馬記念に出走して古馬GIを次々と
    奪取していくと書いてある。」
佐藤哲「・・・・・・」
佐々木「ディープ陣営は、明らかに我々の出走レースを知りながら、そこにぶつけるんだ!
    だが人気になるのは向こうの方だ!」
   「これもおまえが人気にかまけてグズグズ騎乗していたからだ!
    タップのレースを台無しにしたんだっ!!」
   「おまえなんか死んでしまえっ!!死んで責任を取れっ!!」
調教助手「全ては調教をつけた私の責任です。」
佐々木「そうか、辞表を出すと言うのなら、私は引き止めないよ。」
調教助手「はい。」  馬主「待て・・・・・・」
佐藤哲「調教助手さんが厩舎をやめることはありません。
    俺が一番悪いんだから俺がやめればすむことです!」
厩務員「私もやめます、私と佐藤哲騎手が悪いんです。」
馬主「待てと言ってるんだ!そんなことできみたちは責任がとれると思っているのか?
   きみたちがやめても厩舎は残る。タップはぼろぼろにされ、
   リーディング争いでも苦戦を強いられる我が厩舎は、そのまま残るんだ・・」 
  「君たちがやめればタップダンスシチーの有馬記念初制覇は幻となってしまい
   池江厩舎のディープインパクトに名を成さしめることになる!
   タップは負け犬として引退して行って、それで悔しくないのかっ!! 
   きみたちは悔しくないのかっ!?」
調教助手「これ以上の悔しさはありませんよっ!」
佐藤哲「武豊が向こうの指揮を執るとあってはなおさらだ・・・・・・
    はらわたが煮えくり返る思いがする!」
馬主「よおし、それではきみたちに責任の取り方を教えてやろう。
   武豊のディープインパクトに勝つんだ。」
調教助手「えっ!?」  厩務員「それは・・・・・・」
馬主「佐藤くん、きみはもうすでに、ディープに勝つための作戦を
   いくつかシミュレーションしているはずだな?」
佐藤哲「その気になれば2500を逃げ切れるくらいのスタミナはありますよ。」
調教師「それならどうして今までそのスタミナを生かさなかったんだねっ!!」
佐藤哲「へえそうですか、タップダンスシチーなんて、そんなにチャラチャラ
    条件馬みたいに毎回全力で走らすものなんですか!?」
   「俺は春、秋、それぞれ一走、極めつけの走りをさせようと念を入れていたんですがね!」
おわり、 タップがんばれー(^.^)
344こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/30(水) 15:33:15 ID:6oh5mmm5
>>343
うは、雄山が至高のメニューを発表したときかw
まずいなあ、山岡サトテツを応援したくなってきた。。。
345こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/30(水) 21:56:40 ID:BuEk1IY2
面白い、面白いんだが、顔文字だけなんとかしてくれ・・・
346こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/30(水) 22:33:23 ID:KBWjM3Kw
   武豊「JCは人気以上の走りだったね。」
リンカーン「うん、ハナ差の4着でよかった。
      で、次は有馬記念なんだが……
      あ〜まあ……その……」
   武豊「金子オーナーと池江調教師が、いろいろ教えてくれたわ。」
リンカーン「え?何を?」
   武豊「上手な断り方を……」
リンカーン「……そ……そうか……本当に今のは、上手な断り方だな……
      ディープインパクトが出てくるとは思わなかった……」
   武豊「え?」
リンカーン「そりゃそうだろうな……俺みたいな馬じゃな……」
   武豊「ちょっと、どうしたの?」
リンカーン「しかし、こういう断り方があるとはな……
      上手な断り方を教わったのよ、か……本当に上手な断り方だ……」
   武豊「ちょっとリンカーン……」
リンカーン「有馬記念勝ってくれ……俺を断ったのは正解だよ……
      俺が君の肉親か友人だったら、俺みたいな馬なんか断れって言うよ、やっぱり……」

リンカーンには誰が乗るんやろなー。
 

347こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/11/30(水) 22:45:00 ID:FAQfwJeu
>>346
プロポーズのシーンかw
348こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/01(木) 00:20:16 ID:6fELC/Xz
本当に上手な断り方だと改めて思うw
349シライスピリッツ:2005/12/01(木) 07:55:49 ID:riGJbgv0
『あれは去年の秋やった。わしは東京に持っとる東京競馬場に吟香を案内した。
 豊を見せてやろうと思うてな・・・・・・』
京極「さあさあ、なんぼでも馬券を買ってくんなはれ!
   武豊は全部、人気やさかい!」
 妻「うまいわあ・・・・・・胸がすくような素晴らしい返し馬!
   みずみずしくてシャキシャキした走りごたえ!ね、あなた!」
吟香「ん・・・・・・」
京極「おう来た来た、武豊や!」
 妻「んまあ!馬自体の強さもさることながら武豊と一緒になると
   馬の走りはいっそう素晴らしくなるのね!
   もっと弾力が出てしなやかになって!」
 男「関西トップジョッキーの武豊はペース判断も仕掛けのタイミングも
   ケタ違いのうまさですなあ!」
 女「ほんまにこれ以上の騎手っていないわね!」
京極「わあっはっはっはっ!やはり騎手はなんといっても豊が一番や。
   騎手というものは毎日熱心にトレーニングして丹精こめてやらな、
   こないに素晴らしい騎乗は出来てこんのです。
   自分の口から言うのもなんやけど豊は世界一の騎手や。」
  「どや吟香、うまいやろ!」
吟香「ふむ、まずくはない。」
京極「こらこら、うまかったらうまいと素直に言わんかい!負け惜しみの強いやっちゃ。
   お前は長い間関東の、それも東京競馬場近辺に住んどるから、
   こないにうまい騎手見たことないんやろ?」
  「今日の豊みたいにうまい騎手、関東では見れるはずがない!」
吟香「けっ!それが山猿の思い上がりというやつだっ!」
京極「な、なにい!?」  妻「あなた・・・・・・」
吟香「そりゃ、豊はうまいよ、だが東にだってこの豊に劣らないうまい騎手がいる!
  『東の豊』を知らないか!?」
京極「なに、『東の豊』やて?」
吟香「ほうら山狸め!知らないな。」 妻「あなた、およしなさい!」
京極「おのれ吟香、負け惜しみを言うにもほどがある・・・!」
350& ◆CnBlAFx46. :2005/12/01(木) 08:13:32 ID:riGJbgv0
山岡「おまちどお!さあ、これが『東の豊』です。」
京極「はて・・・ほんに一見、武豊風や・・・・・
   ただ騎乗している馬はエアグルーヴより大き目やけど・・・・・・」
  「ほう、ええ騎乗フォームや・・・・・お、おう!うまいっ!
   これはメジロドーベルや!しかしなんとええ走りを引き出す騎手やっ!?」
  「そしてこの切れ味!
   シャッキリムチムチしてまるで武豊のエアグルーヴそのものやないかっ!」
  「騎乗は鮮やかな関東と香りや・・・・・・
   武豊を山の高さにたとえるなら、海の深さにたとえられる・・・・・・
   ただこっちの方がガッツは上かも知れん・・・・・・」
  「高貴とさえいいたくなるほどの騎乗をする関東騎手といえば
   善臣しか考えられんが・・・・・・
   善臣では無難な騎乗すぎてこのはんなりした乗り方にはならん・・・
   となると、この騎手は・・・・・」
山岡「吉田豊です。」   京極「おお、吉田豊かっ!」
おわり 今日も強引に話をつくってみました。
351こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/01(木) 20:48:11 ID:sL7ldvWx
海のマツタケご飯、トコブシの話ですね。では、こんな話を。    


    カツハル「蛯名さん、おはようございます。」
      後藤「おはようございまーす。」
      蛯名「ああおはよう……」
      松岡「どうしたんですか?最近元気ないですよ。」
    カツハル「はは〜ん、レース中に馬と喧嘩でも……」
      後藤「蛯名さんの場合は喧嘩じゃないわよ。一方的に出遅れて、ファンから非難を浴びているのよ。」
      蛯名「ばかもん!勝手なこと言うな!
         なんだか知らないが、とても疲れるんだよ、最近……」
      後藤「ははあ……GT未勝利ですね。」
    カツハル「いや、重賞勝ちも3勝だけですよ。」
      松岡「蛯名さん、今年はWSJS出られないんですか?」
      蛯名「な、なんという後輩どもだ!関東リーディングを狙ってる先輩に、勝ちを譲ろうという気持がないのか!
         くそ、まったく……確かになあ……もう若くはないんだなあ……
         うんとがんばって、ダービーを勝たなくちゃいかんのになあ……」
      武豊「よ!エビナくん!」
      蛯名「む……ユタカか、何か用かい?」
      武豊「実は、これはまだ内定の段階だから、大きな声では言えないが……
         実は僕、今度の有馬記念で年間GT7勝目をあげることになってね。」
      蛯名「な、何い!年間GT7勝だとお!」
      武豊「わははは!年間GT7勝といえば、全GTの3分の1を制する驚異的な記録だ。
         その偉大な記録に、我々同期デビューの中で、私が達成する。君たち同期の者も鼻が高いだろう!
         同期デビューで誕生月も同じ3月なのに、僕は一番出世、君はこれ以上の出世はまあ無理だ。
         でも心配はいらないよ、君の分もGT勝ってやるからな。君が調教師になる頃には僕は3500勝か4000勝だ!
         ダービー勝てぬまま引退する君を、気持ちよく送り出してやるよ。」
      蛯名「ギャオー!」
      武豊「いやあ、そんなに喜んでくれて僕も嬉しいよ!
         やっぱり同期デビューの友人同士だ。ありがたいね。僕の3年連続200勝達成祝賀会には出席してくれよ、もちろん会費制だ。
         じゃね!ああ愉快だ、人生楽しいね!うわーはっはっ!」
      蛯名「ピキー!ぐやじいー!ぐやじいー!殺じてぐでー!」
    カツハル「ユタカさんもひどいわ。さんざん当てつけて……」
      後藤「騎手同士の嫉妬ってすごいものね。同期デビューで2600勝と1400勝と差がつくんだから残酷よね。」
      松岡「蛯名さん、かわいそうだわ……」
      蛯名「……」
プレシャスカフェ「へいへい、おはようさん。
         今日も走るふりしてさぼりましょう!それがサラブレッドの生きる道、と。」
      蛯名「ええーい!このゴキブリ野郎!おまえみたいなのが乗り馬にいるから、私は一番出世をユタカにさらわれたんだ!
         何もかもおまえのせいだ!」
プレシャスカフェ「ギョエー!どうしてどうしてなのー!」

おわり   
352こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/01(木) 20:51:03 ID:K27x3U0N
ワロタ
353こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/01(木) 21:15:30 ID:kRbvPAYh
>>351
テラワロスw
大学のPCにコーヒー吹いた
354こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/01(木) 22:12:35 ID:pye/O7Xu
>武豊「実は、これはまだ内定の段階だから、大きな声では言えないが……
         実は僕、今度の有馬記念で年間GT7勝目をあげることになってね。」

八百長発覚wwwテラワロスwwwww
355シライスピリッツ:2005/12/02(金) 17:55:12 ID:5mtEcx1c
社主「なに!今度の『至高の馬』との対決は善臣を題材にだと!?」
山岡「そうです。」
社主「し、しかし善臣など、東西新聞と帝都新聞が馬券を賭けて
   争うのにふさわしい題材といえるのかね?」
谷村「大衆的で、非常に人気のある騎手であることには間違いないが・・・・・・」
局長「うまなりで出してそのまま馬まかせだなんて、あまりに安直すぎる騎乗じゃないか。」
山岡「なるほどね、善臣ってのはすごい騎手なんだなあ。」
局長「なに?」
山岡「安直、大衆的。馬券を賭けるのにふさわしくない。
   それはみんな、すごいほめ言葉じゃないですか。」
  「だって考えてもごらんなさい、善臣は昭和になって騎手界に入って来た
   歴史の浅い騎手ですよ。それが安直だの大衆的だのといわれるのは
   それだけ日本人の間に深く浸透したってことでしょう。」
局長「う・・・・・・」
356こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/02(金) 18:12:08 ID:PkqoVZSr
>>355

カレー乙wwwww
357こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/02(金) 18:58:32 ID:pcrsvhfx
なんだかんだで先生いじり面白いw

351は話に無理がないからいいね。
358こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/02(金) 19:23:51 ID:PkqoVZSr
殺伐とした競馬@2chのスレ群の中で、
ここだけが唯一のオアシス。
ネタ職人サン達、乙。
359シライスピリッツ:2005/12/02(金) 20:21:09 ID:5mtEcx1c
後藤「正徳!伊藤正徳調教師じゃないか!」
伊藤正徳調教師「ああっ!後藤さん!」
後藤「・・・しばらく見ないうちに・・・・・・・ずいぶん大きくなって・・・・・・」
栗田「なんだか久しぶりに会うみたいよ・・・・・・」
ブラック「『子別れ』でも別れた父と子が道でばったりと会うんですよね・・・」
伊藤「すぐそこの東京競馬場で安田記念にうちのローエングリンが出走するんだ。
   仕上がったのを僕が輸送して来たのさ。」
後藤「そ、そうかグリンはマイルが得意だったからな・・・・ええとその・・・なにだ・・
   ・・グリンは、たまには俺のこと、なにか言ってるかい?」
伊藤「ははあ・・・・・・後藤さんはローエングリンに未練があるんだな。図星だろ?」  
  「やあい 赤くなった、赤くなった! 後藤さんウブだねえ!」
後藤「相変わらずませた奴だ。」
伊藤「グリン、後藤さんのことしょっちゅう言ってるよ。
   後藤さんが悪いんじゃない、吉田豊がいけないんだって・・・・・・
   そしてゴーステディに競りかけられたんだって・・・・・・」
後藤「そ、そうか・・・・・・」
伊藤「まったく・・・・・・・天皇賞でバカなことしなきゃよかったんだよ。
   ほんとにしょうがねえなあ。」
後藤「すまない・・・・・・・・・」
 おわり  後藤がんばれー
360こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/02(金) 20:25:40 ID:PkqoVZSr
お父さんと後藤さんのさりげないシャレ。乙wwwwwwwwwww
361& ◆CnBlAFx46. :2005/12/02(金) 20:52:36 ID:5mtEcx1c
ひまなので、また駄文を書くとします。
「その気になれば美味しんぼネタを一ヶ月連続で
 書き込みできるくらいの手持ちはありますよ。」と冗談を言いながら、では

善臣「おや、関西の武豊騎手。」
武豊「へえ、関東で騎手をしてるんですか?」
善臣「そうです。競馬は爽快ですな。
   年間150勝以上勝ち星を挙げたときは胸がスッとします。」
武豊「ほう 年間150勝以上勝てるんですか!?」
善臣「150勝どころか200勝だって軽い。」
武豊「それはご立派だ、たいしたもんです!それならGIの方もずいぶん・・・」
善臣「今年なんて、天皇賞にJCと騎乗しに行って乗ったはしからGI馬にして
   大勢馬券を買ってくれたファンの懐を全員一杯にしてやりましたよ。」
勝春「善臣、いくらなんでも大ボラ吹き過ぎですよ。」
善臣「なにが大ボラなもんか、そのうち私は必ず一流の名人になってみせる。
   その前に予告してやっただけだ。」
勝春「あらま、大変な強気・・・・・・」
善臣「第一、キミ、関西の連中に弱いところを見せられるか。」


武豊「いよいよ、見られますよ。 年間200勝以上をあげる、騎乗の秘技が・・」
善臣「てやあーー」
勝春「よ・・・・・善臣、仕掛けのタイミングが早過ぎますよ・・・・・・」
善臣「あははは・・・・・・こいつは大笑いだ・・・・・・ははは・・・」
  「てやあーー」
勝春「今度は遅過ぎる・・・・・・スタミナが切れちゃったわ。」
藤田「大変見事な腕前ですな・・・・・・おかげで今日のレースはめちゃくちゃですよ。」
  おわり、善臣騎手いつもすんません。
362こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/02(金) 21:16:33 ID:PkqoVZSr
釣りだwwwwww
これは大先生が実際釣り好きだから引っ張ってきたネタ?wwwwwwwww
363こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/02(金) 22:17:07 ID:rzpE4FWL
  実況「クリスタルCのアイルラヴァゲインです。」
  永一「今日のレースは騎乗に関しては美浦で一番という人が、自らムチを持って乗ってくれるんですよ。」
ゆう子父「ほう!美浦で一番!」
ゆう子母「何という方ですの?」
  永一「のちほどご紹介しますよ。
     ゆう子ちゃんと山岡くんの借金が、すべてなくなるように、その方がレースに勝ってくれるんです。」
  山岡「美浦で、一番……?」
 ゆう子「というと……」
 たま代「ほーっほっほ。ありがたい馬券ねえ。
     儲かりすぎてどうにかならなきゃいいけど。」
  永一「さあさ、レースを見てください。美浦一、いや世界一の腕ですよ。」
ゆう子父「世界で一番とは、すごいね。」
ゆう子母「ゆう子と山岡さんの借金が、すべてなくなるような配当というからには、さぞかし……」
ゆう子父「え……」
 たま代「はれ……」
  永一「う……あ……」

  実況「春のマイル王決定戦安田記念です。騎乗馬はダイワメジャーです。」
 ゆう子「あら、2番人気ね。」
  永一「そうなんだ。今日は2番人気と1番人気で出ることになっている。」
 たま代「せ……世界一の腕よ。」
  山岡「こりゃいかんわ。」
 ゆう子「そんなこと言わないの!」
ゆう子母「う……」
ゆう子父「おっと……」
 たま代「んが……」
  永一「んげ……」
 ゆう子「これは、ちょっと……」
 たま代「ほ、ほんとに世界一の腕よねえ……」
  永一「いやはや。さすがだねえ……」

  実況「セントライト記念、アドマイヤフジです。」
 ゆう子「今度は、1番人気ね。」
  山岡「セントライト記念と言えば、菊花賞のトライアルだ。」
  永一「け……権利はとるよね。」
 たま代「もちろん。これも世界一の腕よね。」
 ゆう子「み、見てみましょう。」
  永一「……」
 たま代「……」
  山岡「くそ!何だこれは!」
  永一「乗ったのは、美浦一の方なんだよ……」
 たま代「世界一の腕でなきゃいけないのよねえ……」
  山岡「いくら何でもひどすぎるよ!乗ってるレース、乗ってるレース、あんまりだ!
     俺と栗田さんの借金がなくなるどころか、これじゃ大赤字だよ!」
  栗田「ああ……」
ヨシトミ「いかがでしたかな、今までの騎乗は?」
  山岡「う、う!」
  栗田「ヨシトミさん!ど、どうして!」

競馬で借金返すなんて考えたらダメですよー。     
364こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/03(土) 13:13:25 ID:8GJcMozl
 武豊「どうだいきみ、今夜つき合わないか?」
岩田康「すみません、今日は予定があって…」
 四位「妙に愛想よく誘ってるわね……」
 藤田「危ない危ない!なにか魂胆があるのよ。」
 武豊「やあ君達、なにか美味しい物でも……」
 四位「あら、せっかくなのに残念ですわ!」
 藤田「私たち約束があるんです。」
 渡辺「早く!幸さん、早くよっ!」
  幸「電車の定期がなくなっちゃたよ!」
 武豊「よお!今夜きみたちにご馳走をしよう!」
 渡辺「来た……あ、私たちこれから合コンに行くんです。ね、幸さん!」
  幸「え?あ、ああ……そう、合コンね。」
 武豊「ほう?……私のご馳走するものなんか食えんという訳か。」
 渡辺「いえ、そんな!」
  幸「ちょっとユタカさん。」
 武豊「ちょっとじゃなーいっ!よおく分かったよっ!!ああーっ、私はミジメだーっ!
    トップジョッキーとしてJRAの広告塔になって、日夜血のにじむような苦労をしてるのに……誰も認めてくれない…
    なんという人生だ……私はみんなに嫌われてるんだ!なんの価値もない人間なんだ……生まれて来なければよかった……」
  幸「なんでそこまでひがむんだよ、もうっ!行くよ!行けばいいんでしょうっ!?」
 武豊「いや……実は弟と久しぶりに食事をするんだよ。だからきみたちも一緒にと思ってね……」
 渡辺「あら、私たちがご一緒したんじゃ、久しぶりのご兄弟の語らいの邪魔になりますわ。」
 武豊「いや、いいんだいいんだ、たいした話がある訳じゃない。
    うちの親父があと3年で定年になるもんだから、その厩舎を継がなきゃならなくなって、今日はその相談なんだ。
    でも、ほんとにいいんだ!ぜひ一緒に来てほしいんだ。」
 渡辺「……どうしてこんなに連れて行きたがるのかしら?」
  幸「なんかあるぞ、これは……」

365こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/03(土) 13:13:57 ID:8GJcMozl
 武豊「なにしてんだ……時間はとっくに過ぎてるのに!
    ほんとに、幸四郎の奴はいつでもこうなんだ!兄貴を兄貴と思っておらんっ!!」
 渡辺「ユタカさん、まあまあ………」
 店員「こちらでございます。」
  幸「ふわ!」
 渡辺「そっくり!」
 武豊「なにしてたんだ!遅いじゃないかっ!?」
幸四郎「しようがないだろっ!俺は兄貴のようなトップジョッキーと違って、中京にいたんだよっ!」
 武豊「このおっ!」
  幸「なんだか仲の悪い兄弟だな……」
 武豊「うちの派の渡辺くんに幸くんだ。」
幸四郎「どうも。」
 渡辺「どうぞよろしく。へえ、リーディング21位………」
幸四郎「重賞は今年1勝です。」
 武豊「俺の騎乗馬のおこぼれに乗ってるのさ!」
幸四郎「なんだとっ!?」
 店員「失礼致します。」
 渡辺(冗談じゃないわよ……どうして私たち、武兄弟の喧嘩につき合わなきゃいけないの……!?)
 武豊「そろそろ、父さんの定年だな。」
幸四郎「そうかい?」
 武豊「JRAの決まりで、厩舎を継がなきゃならんのだ。」
幸四郎「ふん。」
 武豊「父さんはやさしい父親だったな……」
幸四郎「………」
 武豊「私たちがデビューの頃は乗り馬が弱かったからなあ……重賞なんかなかなか勝てなくて……」

 武豊「ある時、となりの家のユーイチがデビュー戦で2連勝していて、それがうらやましくてな………
    それを見たお前が、自分も勝ちたいって泣くんだよ。でもそんなうまくいかないからな、おふくろも困りはてた……
    すると父さんが、じゃあオースミタイクーンに乗せてやろうって言ってさ!
    馬主を説得して、オースミタイクーンに乗せてくれた。その馬に乗って、お前は重賞初勝利をあげたんだ。」
 渡辺「へえ……オースミタイクーンで重賞を勝ったんですか?」
 武豊「そうだよ!やさしい親父だった……私たちのために一生懸命……」
幸四郎「やめてくれっ!でたらめを言うなっ!」
 武豊「幸四郎……」
幸四郎「親父は兄貴にはやさしかったかもしれないが、俺にはちっともやさしくなんかなかったよ!」
 武豊「幸四郎、なにを言うんだ!」
幸四郎「兄貴はバンブーメモリーでGT勝たせてもらったのに俺には勝たせてくれなかった……」
 武豊「だってそれは、ちょうどお前がデビューしてからは、親父がGTになかなか勝てなかったから…………」
幸四郎「じゃ兄貴はどうなんだよ!?俺にローカル回らせておいて、兄貴はGTに乗ってやがってさっ!」
 武豊「だって、俺はトップジョッキーだから、色んな人から乗って下さいと……」
幸四郎「俺はローカルなんかで乗りたくなかった。俺は、ダービージョッキーになりたかったんだ……
    だから、クラシックに乗りたかったんだ……」
 武豊「幸四郎……GTに勝てないことで俺を責めるのはいいが、親父を責めるのはよせ!
    成績が上がらないからといってしょげたりせずに、エイシンテンダーでクラシックに出させてくれたやさしい親父じゃないか!」
幸四郎「なに言ってんだよ!エイシンテンダーでクラシックだって?夢でも見てるんじゃないのかっ!?
    どうしてエイシンテンダーでGTが勝てるんだよっ!」
 武豊「へ?」
幸四郎「エイシンテンダーでオークス逃げたら3着にも入れなかった!エアメサイアにかわされた!
    そんな馬GT勝てるはずがないだろう!?」
 武豊「あれ?」
幸四郎「錯覚だよっ!親父がやさしかったって言うのも兄貴の錯覚だよっ!
    親父の厩舎の引継ぎなんか、したけりゃ勝手にするがいいさ!俺は一切面倒を見ないよ!」
 武豊「待て、幸四郎!」

 武豊「いつもああなんだ…………我々兄弟は仲が悪くて…」

おわり   

366こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/03(土) 14:57:44 ID:Wk8esSwv
グルテン解決wktk
367こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/03(土) 23:11:09 ID:w0qRxqLE
俺もネタ書きたいんだけど
実家離れてる間に母ちゃんに漫画を全部処分されたorz
クケケー!!
368こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/04(日) 00:25:22 ID:WrLdUl2t
まるでのび太のママだな・・・
369シライスピリッツ:2005/12/04(日) 21:24:44 ID:ehiYQTac
今日も大先生いじりの方向でww

山岡「じゃ、始めてください。」
  「まずキングへイローです。中距離より短距離路線の方がいいようです。」
祖父「おう、馬体がピカピカ光って!これは新鮮な仕上げだな。」
二木「こんなに短い距離なのにスピードがのってる。」
栗田「距離不足どころか1200がベストね。」
山岡「ヤマニンゼファーです。」
  「勝春を乗せて、軽くGI馬にしたあと、善臣を乗せます。
   安田記念、天皇賞秋を勝たせて、スプリンターズSに出して引退です。」
祖父「ううむ、善臣がしっかりしていて気持ちの良い切れ味だな。」
近城「ゼファーの一本調子のスピードが善臣の淡白さと良く調和して・・・・・・」
山岡「プリエミネンスです。ゲートとスタートだけ気をつけて、
   徹底的に先行させ、道中、第3コーナー、最終コーナーで態勢をととのえ、
   直線で抜け出します。」
二木「先行力もあるし、最後の直線まで徹底的に前に行かせているから
   馬券圏内満点ね。」
山岡「デンシャミチです。2ちゃんねるの「電車男」にヒントを得て名づけました。」
祖父「・・・・・・」
山岡「マイネルモルゲン。」 「サウスヴィグラス。」
祖父「ま・・・・・・待ってくれ、山岡くん なんだ全部善臣の騎乗馬じゃないか・・・・・・」
370シライスピリッツ:2005/12/04(日) 21:46:48 ID:ehiYQTac
山岡「そして、これが、俺の仁木会長に対する返事です。」
祖父「な、なに?どうしてこれが・・・・・・」
山岡「昔から善臣は公務員騎乗と言われてきました。
   武豊や岡部やアンカツなどと違って、GIとは無縁の騎手です。
   昔から無気力騎乗だったり、今では勝ち星を平場で稼ぐようになったり、
   騎手の中では一番下の扱いを受けてきました」。」
祖父「うむ・・・・・・」
山岡「いまでこそGIレース出走機会が増えたせいか、騎手としての価値も
   認められてきましたが、この善臣騎手は2流、2流といやしめられていた頃から、
   下級条件専門で稼ぐ事を始めたんです。」
  「大げさに言えば善臣騎手は条件馬に人生を賭けているんです。
   高価な競争馬に乗るのを自慢にし、調教師や馬主も目をむくような
   良血馬を使う一流騎手から見ればみすぼらしいかもしれない。」
  「しかし腕は真実、そして一心。見た目にはみすぼらしくても、
   精神は気高い。俺には善臣騎手はなまなかの一流で一流気取りの騎手より
   輝いて見えます。」
  「というのは善臣騎手は他人がどう思おうと自分の信念にかけて
   自分の力で築き上げた城だからです。
   他人の力で与えられた物ではない。」
おわり
371シライスピリッツ:2005/12/05(月) 09:29:26 ID:gQHG5a4G
今日もひとつ

勝春「この記事を書いた記者はおまえなんだな!!」
善臣「俺達弱虫だから群れたがるだとっ!!     
   岡部の力を自分の力と錯覚して喜んでいるが、自分の腕では
   新人のあんちゃんたちより腕がない男達とは何だよっ!!」
山岡「その通りじゃないか、岡部ラインにしがみついてないで
   自前の腕で勝っていったらどうなんだい。」
勝春「何い!!」
北村「こうやって岡部ラインを叩く記事書きゃ関西の騎手にゃほめられるし、
   良識ある競馬ファンとやらに喜ばれるし、新聞の点数かせぎになるって訳だっ!!」
山岡「ふざけるな!おれは岡部一味のいい気な姿がたまらなく嫌なんだ。
   いい年こいた男達がいい馬をグループ内で回しっこする利権に
   しがみついて走りやがってさ。
   勝ち星を増やしたかったら、個人個人で正々堂々と闘えばいいんだ。」
  「それになんで群れを作るんだよ!?こんな大勢で来なきゃ文句も言えないなんて、
   弱虫の証拠だろっ!」
勝春「この野郎、言いたい放題ぬかしやがって!!
   ようし望み通りおれがサシでやってやらあ表へ出ろいっ!!」
岡部「待てよ、騒ぐんじゃねえ・・・・・・」
北村「だ、だってボス・・・・・・」
蛯名「馬の尻尾に鎖でしばって、東京競馬場を引きずり回してやりましょう!!」
岡部「待てと言ってるだろうっ!!」
  「山岡さんと言ったな、俺達が大勢で来たのは数を頼んであんたを
   どうこうしようと思ってのことじゃない。
   あんたの記事に対する我々の抗議の意思を強調する為だ。
   俺達は競馬が好きなんだ。そして気の合った者同士集まってグループが出来た。
   これは俺達の行き方の問題だ。それをとやかく言われたら、
   ちょいと挨拶ぐらいしないと気がすまないのも無理はないと思わないか?」
  「それにな、あんたは俺達を仲良しグループと言うけどな、
   仲良しだけじゃ、年間100勝以上も突っ走れるもんじゃないぜ。
   年間100勝以上挙げるのもこれでなかなか苦労のいるもんなんだ。」
  「あんたが岡部ラインに反感をもってるのはよくわかったよ。
   だが関西騎手の勢いに逆らってレースを走った事のない男に
   俺達のことは何も分からないさ。今日はそれを言いに来たんだ。」
山岡「岡部ラインか・・・・・・確かにそれは俺の知らない世界だ・・・・・・」
新聞記事『岡部ラインにしがみついた弱虫たち』

おわり ちょとでっちあげ記事のような気がしてきた・・・・
372シライスピリッツ:2005/12/05(月) 09:46:16 ID:gQHG5a4G
ひまなのでもう一つ♪

善臣「お気に召しましたか?」
調教師「私もう、ほかの騎手に騎乗依頼できませんわ。」
厩務員「こんな素晴らしい騎乗生まれて初めてですよ、いや幸せです。」
善臣「うわっはっはっそう言って頂けると・・・・・」
  「つづいて関西から遠征してきた良血馬を、これもGIで騎乗していきます。」
助手「うはっ、ぜいたくも極まれりですな!!」
善臣「どうだ坊や、私の騎乗はうまかったかい?」
坊や「ううん、ちっともうまくなかった。」
父親「こ・・・これさとる!」  母親「何を言うの!」
善臣「はっはっはっ子供には私みたいな一流騎手の競馬は難しかったかな?
   坊や、大人になればわかるよ。」
坊や「福島のお祖母ちゃん家に遊びに行くと
   よく競馬場に連れて行ってくれるから知ってるよ。」
父親「さとる、だまりなさい。」
善臣「そりゃ坊や福島といったらローカル回りの騎手ばかりだろう?
   一流騎手とは腕が違うよ。」
坊や「でも、本当だもん、福島競馬場のとこの中舘騎手のほうがうまいもん。」
善臣「何という子供だ、不愉快なッ!!」
おわり
373こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/05(月) 09:59:04 ID:HxwkqbqQ
いつもおもしろい作品をありがとうございます。電車の中で声が出てしまう程おもしろいですよ!
374こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/05(月) 21:39:38 ID:Pjdf6up+
ヨシトミ「カツハルよ、レースなんてどのクラスも大差ないさ。」
カツハル「そうでしょうか……」
ヨシトミ「そうとも、俺がわざとGTに勝たないのはな、ジョッキーで成功するのに大事なのはレースの格じゃない、
     勝ち星の数だってことを世間に知らせるためさ。」
  大原「うはあ!よう言うたわ。」
  栗田「まいりました……」
  祖母「おまちどうさま。レースをご覧あれ。」
  大原「お、ダービーか。」
  祖母「すみません、ダービーじゃなくて、ダービー卿CTなんですって。」
  大原「なんだ……ガッカリだな……」
カツハル「ダービー卿CTは、ダービーより落ちるの?」
  大原「うん、格が落ちるな。
     賞金もダービーの方がずっと上だ。それだけダービーの方が高く評価されてるってことだ。」
カツハル「ほうらごらんよ!」
  大原「え……なにが?」
ヨシトミ「?」
カツハル「ダービーもダービー卿CTも、聞いた感じ同じようなレース名じゃないか。それでもダービーとダービー卿CTじゃ評価が違う!
     騎手成績だってそうじゃないか!勝ち星だけ見れば同じようなものだけど、GTに負け続ければ、それで受ける評価は変わるんだ!」
  大原「カツハル……」

おわり

カツハル騎手のGT連敗記録はストップするか? 
375シライスピリッツ:2005/12/05(月) 23:05:33 ID:SxDCJ62A
>>374 こんにちわー、自分も勝春ネタ作ってみました。すっごいあほらしいですが

勝春「この人のことを知りたいんです。」
栗田「ああ、GIを勝てない騎手たちの記事ね。」
山岡「この人がどうかしたんですか?」
勝春「熊沢重文といいます・・・・・・私たち、GIごぶさた仲間です・・・・・・」
栗田「まあ当分勝ってないのね!?」
勝春「熊沢さんは14年前に有馬記念をダイユウサクで勝って以来
   それきりGI勝ちがとだえてしまったんです・・・・・・・
   だから熊沢さんの連絡先、教えて頂きたいと思って・・・・・・」
山岡「どうなんだろう・・・・・本人の承諾を得なけりゃまずいんじゃないか?」
栗田「そうねえ・・・・・でも騎手仲間だし・・・・・・」
勝春「熊沢さんに聞いてみてください。熊沢さんが私に
   連絡先教えるなというなら・・・それでもいいんです・・・・・・」
栗田「わかりました席に戻れば熊沢さんの連絡先分かると思います、
   ちょっと聞いてみましょう。」
勝春「お・・・・・・お願いします。・・・・」

栗田「熊沢さん、勝春さんの名を聞いておどろいてたわ。でも会ってくれるって。」
  「五十嵐忠男調教師は知ってるでしょう?日本で今伸びている調教師よ。
   熊沢さんは才能を認められて彼の持ち馬に乗ってるのよ。」

熊沢「勝春・・・・・・」
勝春「熊沢さん!熊沢さん・・・・・・立派になったわ・・・・・・」
熊沢「連絡しなかったのは、訳がある・・・・・・・・・」 勝春「え?」
栗田「GIを勝っていたの!」
熊沢「勝春にはすまないと思いながら・・・・・・最近GI勝ちがない淋しさに勝てず・・」
勝春「テイエムプリキュア、素敵な馬ね とても将来性もある・・・・・・
   私、ホッとしたわ。」
熊沢「勝春・・・・・」
勝春「私も今週の朝日杯でGIを勝とうと考えているの。」
熊沢「え・・・・・!?」
勝春「でもその前に一応熊沢さんに断らなければいけないと思って・・・・・・」
熊沢「そうか、勝春もGI勝つのか。相手はどんな馬?」
勝春「テイエムプリキュアに負けないくらい、素敵な馬、ショウナンタキオンよ。」
熊沢「はは、ちょっとやけるな。」 勝春「何言ってんの。」
勝春「これからもGIがんばってね、お幸せに。」
熊沢「勝春もな。」  勝春「さよなら。」
栗田「立派だったわ勝春さん、自分もGI勝つなんて嘘を言って・・・」

おわり ほんとにGI勝てーー
376こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/06(火) 16:55:27 ID:agjBjghu
      ∧   ∧
     / ヽ‐‐  ヽ
     /  〜  〜
    彡   ●  ●
    彡 (       ヽ
   彡    ゙' - .,,_、_o o)
   彡   /┬┐┬┐
   彡  彡  ̄ ;> ̄|    
  / `  ヾ /(─) /ヽ DangDangキニナル〜♪
 ./ __ \__ ノ>  )
 (___|_(   / <ヽ/
  |       /
  |  /\ \
  | /    )  )
   ヒl    (  \
         \二)
377こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/06(火) 17:26:25 ID:6SFMB8SL
『あああ、ぶるぶるぶる!あの騎乗だけはご勘弁願いたいでげす!』
378こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/06(火) 17:47:48 ID:SUE0G3rq
>>371>>375
タキオンで勝ったらそれをネタに一本頼む
379こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/06(火) 18:29:01 ID:JCNH9QyH
このスレ最高に良スレ。
380こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/06(火) 19:24:53 ID:SUE0G3rq
どうでもイイが俺のIDが増沢とG3だw
381こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/06(火) 20:07:46 ID:TFV7Ide0
まじでおもしろいよ。このスレ。
382シライスピリッツ:2005/12/06(火) 21:53:53 ID:4k5G/GTJ
こんばんわー 今日も暇つぶしに、

武豊「善臣なんか買いにくるんじゃなかったわ。」
蛯名「豊さん、何かお気にいらぬことでも・・・・・・」
岡部「私どもの善臣はお目にかなわなかったでしょうか?」
武豊「もう一度、乗ってみてくれ。」  善臣「は、はいっ。」
武豊「ぬうう、このくどくて鈍重な騎乗はどうだ!問題はこの乗り方だ。
   人気のアイルラヴァゲインとグラスボランチとダイワメジャーと
   そしてペールギュントを負けさせている、甘ったるく無気力な騎乗だ。」
  「しかも出遅れぎみの馬も馬まかせに走らせる、
   これではどんなに良い切れ味の馬を使っても届かないでしまう。」
  「おまけに騎乗する騎手自体が馬の扱い方を知らんから、
   仕掛けどころを逃しすぎて馬の持ち味は消し飛んでいる。
   これこそ、競争馬を一番まずく乗る乗り方だろう。」
善臣「ぐっ・・・・・・しかしそんな・・・」
蛯名「いやっはっはっ、豊さんはお厳しい・・・・・・善臣がだめなら勝春を
   買って頂いたらどうかな。」
横山「ああ、それそれ勝春ならあっさりしているし、馬券を買うのも
   買う人間の好みで如何ようにも出来ますからな。」
武豊「ふふん・・・・・勝春か・・・・・」
善臣「は、はいすぐに勝春のお支度をっ!」

勝春「この馬たちを見てやってください。バランスオブゲーム、
   ウインラディウス、ニシノドコマデモとそろえてあります。」
武豊「訂正しよう。競争馬をまずく乗る騎手は善臣だけじゃない、この勝春もだ。」
勝春「ええっ、何ですって!?」
武豊「ラディウスはマイラーよりだいぶ短距離寄りだ。こんな馬を豪華なメンバーのGIに
   出走させるとどんなに手早く仕掛けてもスタミナがなさすぎて、
   マイルでは馬の持ち味を捨ててしまうことになる。」
  「そしてバランスオブゲームだが、年をとって力が落ち、淡白になった競争馬には
   天皇賞秋はメンバーが強すぎ、マイルCSは距離が短すぎて持ち味を壊す。」
  「いっぽうニシノドコマデモはいくら青葉賞2着になったといっても
   馬体には3歳馬の幼さが残っている。アルゼンチン共和国杯は本命馬は消えるが
   勝春は適応しない。要するに馬の持ち味を引き出す騎手はここにはいない。」
  「競争馬のローテーションとしては基本的に間違っている上に、騎手も駄目だ。
   これでは競争馬になった馬も浮かばれんわ。蛯名と横山のお誘いなので
   十年ぶりに善臣と勝春の馬券を買いに来てはみたが、なんという不勉強だ。」
  「善臣と勝春を乗せる調教師は十年前から何も新たな研究をしとらんのだな。
   こんな騎手は買うに値しない。」
勝春「そ、そんなっ!」 蛯名「豊さん・・・・・・・・・・」

  、
   騎手も駄目だ、これでは良血馬も浮かばれんわ。蛯名
383シライスピリッツ:2005/12/06(火) 22:07:05 ID:4k5G/GTJ
382の最後ちょっとだぶったというか間違い、気にしないでねー、ではつづき

山岡「実は俺、善臣と勝春は今に競馬ファンに見捨てられるのではないかと、
   かなり前から思っていた・・・・・・雑誌やテレビで様々な騎手が取り上げられているが
   最近、善臣と勝春が話題になることはめったにない。」
  「それは、うまい騎手がはんらんしている、今の競馬界で善臣と勝春が
   魅力がないからだ。本命党の気持ちも穴党の気持ちもつかんでいない。」
  「さっき競馬場で善臣と勝春を批判している騎手がいた。
   俺もその男のいうことに賛成だ。善臣も勝春もまだ日本人が競馬文化を自分の物に
   してない頃の騎手で馬の持ち味を引き出す点が決定的に欠けている。」
  「善臣は甘ったるい無気力な騎乗で馬の持ち味を殺し、勝春は馬の持ち味を
   レースでわざわざ捨てている。」
おわり 
384こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/06(火) 22:07:46 ID:yJMdjIWs
シャブスキー乙wwwwww
385こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/06(火) 23:40:20 ID:mhKq9vgO
利一「うわっはっはっ、若い二人を見ていると気持ちがいいのお!
   上村君とアドマイヤグルーヴ、実に似合いの組み合わせじゃないか」
橋田「本当にねえ」
利一「上村君がグルーヴに乗ってエリザベス女王杯に勝つと、私はGTを15勝したことになる。
   GT100勝が私の目標でな、わっはっはっ!」

橋田「では、ここからあとはお二人だけで」
利一「うむうむ、頑張ってきなさい」

上村「これ以上嘘をついてはいられない…、正直に言います。実は今回の騎乗のことは…」
グルーヴ「わかっています、それから先はおっしゃらなくても…。
     私はデブで不器用な馬ですもの、騎手の方に嫌われるのは当然です。
     どうぞ私のことはお気になさらないで。では、ごきげんよう」
上村「待って…、ちょっと待って!」

グルーヴ「そうだったんですか、オーナーが無理矢理…」
上村「本当にすみません。俺の態度が悪かったのは、近藤さんに言われるまま騎乗依頼を受けてしまった
   自分に腹が立ってたからで、貴方が嫌いだからではありません」
グルーヴ「ありがとうございます」
上村「なんとお詫びしたらいいか…」
グルーヴ「いいえ、悪いのは無理強いしたオーナーですわ。何だか、お腹が空いてしまいましたわ」
上村「レース前、何も召し上がらなかったから…。何か食べたらどうです? ここに飼い葉がありますよ」
グルーヴ「では乾草を頂いていいかしら」
386こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/06(火) 23:41:15 ID:mhKq9vgO
上村「乾草? もっとボリュームのあるものを…」
グルーヴ「とんでもない、これ以上肥ったら大変ですもの」
上村「本当に乾草だけなんですか」
グルーヴ「いつも、こうなんです」
上村「毎日そんな食事を?」
グルーヴ「ええ、朝は乾草。昼食は抜きで一日二食です。
     それなのにこんなに肥っているんです。ずいぶん努力しているのに、少しも痩せなくて…」
上村「そんなに痩せたいんですか?」
グルーヴ「ええ…」
厩務員「おや、豊さん。いらっしゃい」
武豊「!」
グルーヴ「あっ!」
武豊「何てひどい趣味だ。よくそんな成績でGTに出て来れるね」
上村「何ですって!?」
武豊「僕とグルーヴの間を知らない君には余計なことは言わないでもらいたいね。
   僕は彼女のデビュー以来、ずっと主戦騎手を務めてきたんだ」
上村「それならなおのことですよ、かつてのパートナーを人前で侮辱するなんて男じゃないですよっ!!」
武豊「…ふん、一つだけ言っておこう。パートナー解消を言い出したのは彼女の方なんだからな!」

グルーヴ「…実は私、エリザベス女王杯にはオーナーや先生へのお義理で出走したんです。
     豊さんとのパートナー解消をした段階で私はGT制覇を諦めたんですから…」
上村「本当は今でも、豊さんがパートナーであることを望んでいるんですね?」
グルーヴ(コクリ)
上村「それではどうしてパートナー解消を…?」
グルーヴ「私、これ失礼します」
387こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/06(火) 23:42:53 ID:mhKq9vgO
武豊「突然お邪魔して…」
上村「お客って、豊さんのことでしたか」

武豊「そうか、グルーヴと上村君は義理で…」
上村「グルーヴに、最初から俺とパートナーを組む気がなかったと知ってうれしそうですね」
武豊「僕とのパートナー解消をグルーヴは一方的に告げてきた。僕はひどく傷ついた…。それはグルーヴに
   乗って勝ちたいと思っていたからだ。上村君が彼女に騎乗しているのを見て嫉妬して、あんなひどいことを…。
   君にお願いがある。なぜ僕とパートナー解消をしたのか、グルーヴの本心を僕は聞かされていない。
   グルーヴの本心を聞き出してくれないか!」
上村「どうして俺なんかを…。他にももっと適切な人間がいるでしょう、先生や厩務員さんとか…」
武豊「やってみたよ。でもグルーヴは誰にも本心は語らないんだ。上村君は男気のある人間だと思う。
   そんな上村君になら、グルーヴも必ず本心を明かしてくれると…。お願いだ上村君!」
上村「そんな…」

グルーヴ「済んでしまったことは仕方がないことだけれど…、私がデブだからです」
上村「そんな…」
グルーヴ「豊さんがある時言ったんです、デブが勝てるレースなんて無いって…。
     それで私、努力したんです。でも少しも痩せないんです。そして気がつきました、私のようなデブに
     騎乗していたのでは、豊さんはエリザベス女王杯五連覇を失敗してしまうのではないかと…。
     だからパートナー解消をするしかないと思ったんです」
上村「でも豊さんは貴方に乗って勝ちたいと思っているんですよ」
グルーヴ「そんなはずありません、乗りたいと思っている馬にそんなこと言うはずがないでしょう」
上村「それは…」
388こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/06(火) 23:43:55 ID:mhKq9vgO
武豊「いやそんな…、言ったとしてもそんなこと冗談だよ!」
上村「自分が肥っていると悩んでいる馬には、冗談とは思えません」
武豊「ま…、待ってくれ! 僕はリーディングジョッキーだぞ! ただ走るだけ馬にはウンザリするほど乗っている。
   僕がグルーヴに求めているのは成績じゃない。強いとか、弱いとか、そんなものを越えた馬の魅力なんだ!」
上村「その通りです。豊さんがそう考えているってことを、どうグルーヴに伝えるかです」
武豊「僕は何て鈍感な男だったんだろう…。グルーヴが、肥っていることをそこまで苦にしているのに
   気づかなかったとは…」

(ガラ)
グルーヴ「豊さん…」
武豊「君のために18日は阪神で乗る。君の引退レース、阪神牝馬ステークスで乗せてくれないか。
   折り合い、仕掛け、直線、最高のレースをするつもりだ、これで勝てなかったら僕は首をつるよ」
グルーヴ「私のために…、引退レースで…」
武豊「さあ…」
グルーヴ「上村さん! 私、今度こそ勝てると思います!」
武豊「まかせておけ、君の花道を必ず飾って見せるから!」

おわり。サラダ批判の場面は省きました。
389こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/07(水) 00:29:17 ID:KczavZKf
いつも乙です。
なにげにいい話でした。
390こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/07(水) 06:00:19 ID:ZbRM/p7h
人と馬のドラマを美味しんぼの話にあてるのは難しいですよね。いつも感心して読んでます。
391こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/07(水) 17:59:49 ID:H+UeFpIo
乙です、阪神牝馬Sは応援したくなってしまった
392心の萌え 1/2:2005/12/07(水) 20:02:28 ID:0SQlc1ht
??「いや、どんな競馬が見られるのか、楽しみやな。
   レースでもって自分を語ってみせる、と竹園さんが言わはったとき、我が意を得たり、と思うたな。」
  「わしは昔から強い馬に目のない男や。
   単に強い馬が好きとゆうだけやのうて、何を買うかで人生観を表せるとさえ思うとるんや。
   これから出さはるレースで、竹園さんの人間性、しっかり見届けさせてもらうで…」
竹園「それでは、お試しください。」
??「おや、これは?」
竹園「阪神ジュベナイルフィリーズです。」
??「ほほう。阪神やから桜花賞かと思うたら、これは不意打ちやな。」
  「何や、8番人気やないか!何が出てくるかと期待しとったら、またこれは平凡な…」
竹園「これが今の私のギリギリのところなのです。」
??「ギリギリ言うたかて、つまらんもんはつまらんで。」
竹園「ではお下げいたします。」
??「待て!ふうむ、ええ立ち姿や。馬自体の馬っぷりもええが、このええ立ち姿は、馬からだけやのうて…
   この熊沢や!この熊沢が馬といっしょにこのええ立ち姿を生み出しとんのや!」
  「ふははっ、これはたまらんな。パラダイスクリークか、ステートリードンか、えらい安い種馬の仔のはずや。
   それがうまいことじっくり調教されてあるから力強い。
   安い馬を力強う鍛えときながら、なおも馬の成長力を残しとくんは難しいことや。」
  「安馬はだれにでも買えるが、強い安馬を作るのは至難の業ちゅうことや。
   2歳GIはじっくりキャリアを積まんとあかんが、というて5戦以上使ってもあかん。
   そのへんのツボをよう心得て仕上げてあるな。」
  「ほほ、この熊沢の髪の輝きというたらどうや?
   そこらの美容室で染めたものと使った毛染め剤が違うで。ヘアケアもトリートメントも何もかも違う。」
  「またこの銀色もなあ、これだけ雨が降っても色が落ちとらん。
   ツンツンして、光沢があって、香りもヘタらんと馬の黒鹿毛をささえとる!」
  「この馬名もあっぱれや!自分の孫娘を命名に参加させただけで萌えの役目は済んどるのに、
   今度はアニヲタや腐女子の注目を集めて
   残ってる馬主の孫娘に加えて、やわらかな捨てがたい萌えを保っとる。
   日曜朝のスーパーヒロインタイムが馬の獣臭さをすっかり消しつつ、
   プリティーでキュアキュアな印象を生み出しよった。
   いくら萌えてもしつこくないから、飽きることがない。どんどん萌えられるんが恐ろしいなあ……」
竹園「表彰式はいかがですか?」
??「おお!孫娘同伴の表彰式やな?これがあるとよけいに萌えてしまうがな。困るやないか!」
393心の萌え 2/2:2005/12/07(水) 20:04:01 ID:0SQlc1ht
??「そうか!竹園さん、あんたの人間性見届けたで。」
竹園「え!」
??「これで借金でもして高価な馬そろえて格の高いレースでも出されたら、わしはあんたのことを見限ってたやろ。
   そんな見栄っ張りで頭の働かん男の馬を預かるのは、馬房をドブに捨てるようなもんやからな。」
  「と、ゆうて、金がないからと貧乏ったらしい馬を出されても、
   これまた工夫のできんつまらん男やと見限ったところや。」
  「ところが、ここに出てきたのがテイエムプリキュアや。
   金はかけずに、努力と知恵でわしを感服させるレースを作り上げる、
   これだけの賢さと努力する誠意のある人間なら安心や。
   わし、あんたの新しい2歳馬を預からせてもらいまっせ。」
竹園「ありがとうございます!」
  「じつは白状しなければならないことがあります。
   今誉めていただいたテイエムプリキュア、
   生産したのも、実際に調教したのも、私の友人の助けを借りてのことなんです。
   私ひとりでできたことではありません。五十嵐、タニグチさん、こっちに来てくれ。」
??「何やて!」
五十嵐「バカだな、おまえは。俺たちのことなんか言わなくたっていいじゃないか!」
タニグチ「きゃ!岩元さん!」
五十嵐「竹園の馬を預かってくれるという怪しい男は、岩元さんだったのか!」
岩元「怪しいとは何や!」
394シライスピリッツ:2005/12/07(水) 22:08:32 ID:xWVVnKiM
大作ですねー、おつかれさまです。グルーヴもプリキュアも応援したくなったー(^^)
では自分も書いてみようかな。

編集長「では発表して頂きましょう。まず「至高の馬」の方からお願い致します。」
唐山「こ・・・・・・これは・・・・・・」 京極「な、内国産か・・・・・・?」
審査員「まさか、至高の馬が内国産なんかであるはずがない・・・」
雄山「ごらんの通り至高の馬はシンザンです。」
局長「な、なんと・・・・・・本当にシンザンか!?」
雄山「本日はいろいろお話ししたいことがあるが、まずそのシンザンの走りをみて頂こう。
   手にとってかぶりついて見てもらいたい。」
審査員「うおっ!表面はさらりと乾いてるのに、走りはとろりと独壇場!」
唐山「これはすごい!」 京極「それに、なんとかぐわしい風体や!」
社主「これがシンザンか!」  
栗田「すごい・・・・・・こんな馬、夢にも思いつかないわ・・・・・・・・・」
編集長「先生、そろそろご説明を。」
雄山「よろしい。実は今回の対決の主題を競争馬にすることは私のほうから提案した。
   しかも日本馬とか外国馬とか限定をつけずに広範囲に馬とした。」
  「その心は昨今の競争馬が競馬の大本、根本というものを
   忘れているように思えるからだ。」
  「今こそもう一度、競馬とは人間にとってどんなものであったか、
   またどんなものであるべきなのか、考え直す必要がある。」
  「これからの話はすべて日本国内に限定するが、
   日本人が競馬の根本を忘れるようになったその元凶というべき物は、
   まず第一にスピード第一主義である。」
審査員「スピード競馬が悪いって?」
富井「だってスピード競馬がなかったら、今の日本競馬の発展なんかないじゃないの・・・」
雄山「スピードがあるサラブレッドは今でこそ安価に大量に生産されるが、
   18世紀以前にさかのぼれば競争馬はすべてスタミナ寄りで
   スピード勝負に使える物ではなかった。」
  「だからスピードを求めるのに坂路という調教をとりいれたり、
   またウッドチップを持ってきて調教したりもした。」
  「しかしいずれも海外のサラブレッドの速さには遠くおよばない。
   そんなわけだから昔の人間にとって速い馬というのは大変なぜいたくだった。
   その速い馬に対する欲求を満たす唯一の物はスタミナだったのだ。
   ここに競馬の大本がある。」

雄山「このシンザンだが浦河・松橋牧場に生産を依頼して、武田文吾調教師に預けて、
   念入りに育ててもらった馬だ。3年かけてやっと皆さんに見て頂いて
   恥ずかしくない3冠馬、シンザンが完成したのだ。」
栗田「競争馬一つ完成させるのに3年!」
局長「口惜しいが至高という言葉に値する馬ではありますな・・・」
社主「こりゃ強いはずだよ・・・・・」
395シライスピリッツ:2005/12/07(水) 22:38:16 ID:xWVVnKiM
394のつづき

唐山「おう!これはブルボン!」
局長「短距離馬のような軽い走り。」  社主「こらいい!」
山岡「今回の「究極の馬」は「至高の馬」と基本的には同じ考えにもとづいています。
   競馬の究極を求めていくと、いったんは大本に立ち戻って考えざるを得ない。
   その大元はやはりスタミナ馬であり、日本の場合はそれがシンザンと
   いうところが同じなのです。」
  「かつて東京の有名な調教師と話したときに、競走馬の速さの基本はシンザンである。
   シンザンの速さを超えてはいけないのだと語ってくれた。
   それはまさに至言だと思う。自然で素直な速さ、我々風土の生んだ速さ。」
  「それを忘れて高速馬場の華やかさとスピードと瞬発力の刺激を求めて
   サラブレッドを生産していっては歪んだ馬が出来上がると思う。」
  「とは言え、「究極の馬」側としてミホノブルボンを選んだのは偶然ではない。
  「至高の馬」がシンザンを選ぶと知っていてわざとブルボンを選んだのです。」
唐山「ほう!」  京極「海原さんに挑戦したんやな。」
山岡「当馬は名伯楽、戸山調教師の調教によって素質が開花しました。
   その血統は父マグニテュードです。スプリンター血統でスタミナが少ないのを
   補う分だけ坂路スパルタ調教を加えてあります。」
審査員「なあるほど!」「このスタミナはスパルタ調教の成果か。」
京極「この調教は坂路か!」
山岡「「至高の馬」は馬そのものの素質、こちらは手を加えてみた。
   それは速い馬に対する人間のあこがれを盛り込みたかったからです。」
唐山「速い馬に対するあこがれ・・・・・・」
山岡「確かに、いまの競馬は速さも瞬発力も行き過ぎている馬が多い。
   だがその昔、スピード血統を取り入れ、坂路調教を取り入れ、
   それまでして人間は速い馬を求めてきた・・・・・・」
  「俺はその人間の速い馬へのあこがれを今日の馬に盛り込みたかったんです。
   だからあえてブルボンをつかい『鍛えて最強馬をつくる』の戸山師に
   育成を頼んだのです。」
  「「至高の馬」が競馬の根本なら、「究極の馬」はスタミナ競馬から
   スピード競馬へと向かう人間の速い馬へのあこがれを表現したかったのです。」

おわり 長すぎ・・・
396こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/08(木) 11:06:44 ID:3NqPPEdo
おじょうず〜。
いつもながら感服です。
397こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/08(木) 12:18:11 ID:5kOPvXlP
きょうそうば で一発変換できるよ
398こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/08(木) 16:15:43 ID:aHKUJBis
競走馬
399こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/08(木) 20:51:13 ID:je/tcVrt
ヨシトミ「あ、山岡さん。」
  照哉「こっちだ士郎。」
  山岡「どうも。」
ヨシトミ「えっ、こちら山岡さんのお知り合いの方!?」
  山岡「社台ファームの吉田照哉さんだよ。」
ヨシトミ「やはりそうでしたか、本などのお写真でよく拝見してますもので、もしやと思ったんですが………ヨシトミでございます。」
  照哉「ああヨシトミさんかい、今日は士郎に頼まれてお客さんをお連れした、関東のリーディングトレーナーの藤澤くんじゃ。」
ヨシトミ「関東のリーディングトレーナーですって!?」
  照哉「ヨシトミさんの騎乗は大変うまいから、ぜひ藤澤厩舎の主戦として使うように頼んでくれと、士郎が言うもんでな。」
ヨシトミ「そ、そうだったんですか…」
  栗田「藤澤厩舎の主戦で使われたら『ヨシトミ』の名は一度に上がるわ、すごい箔がつくもの!」
  照哉「で、どうだい藤澤君、使ってもらえるかな?」
  藤澤「大変うまい騎乗やと思います…けど、うちの馬には乗せられまへんな。」
ヨシトミ「な、なぜです!?」
  藤澤「GTでの騎乗をぐるっと思い出してみなはれ、ここ最近では、どのGTでも負けてるのと違いますか?
     確かに熱心に勉強されたらしい、けど平場だけや。世間の注目の高いGTであんた何か今年勝ちはったか?」
ヨシトミ「あ、う…そ、それは…」
  藤澤「今、トップジョッキーいわれてる武豊は、それ以前に勝ってなかったGTを勝っていって今の地位を築き上げたのや。
     あんた、右回りのGTを一つも勝たんと、その武豊と並んで藤澤の馬を勝たせてくれますか?」
  栗田「厳しいのね、未勝利戦でうまくてもだめだなんて…」
  照哉「その通りだよお嬢さん、馬の世界も勝負の世界も変わりはない、重賞での勝利、GTでの勝利、
     それをなしとげた者のみが認められるんじゃ。」
ヨシトミ「こ、言葉もありません…」
  藤澤「ヨシトミはん、力を落としたらあかん、あんたの重賞成績でここまでの勝ち星をあげるとは並大抵の才能やない。
     やってみなはれ、そして朝日杯FSを勝てたら私の馬に乗りにきなはれ。」
ヨシトミ「わかりました、必ず朝日杯FSを勝ってみせます!」 
  
 おわり
400こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/08(木) 21:25:52 ID:nhQ5YCwW
なんで藤澤が関西弁なんだwwwww
401シライスピリッツ:2005/12/08(木) 22:09:16 ID:D5KUxton
こんばんわー、では今日も♪

山岡「そうだ荒川さん、今度の朝日杯は中山競馬場に田畑さんと行くんでしょ?」
荒川「ええ、勝春とショウナンタキオンの走りを見に行きます。いままで
   勝春騎手の写真をずいぶん撮ってきたから今度のレースは見逃したくなくて・・」

山岡「荒川さん、こうしたらどうです、勝春が勝ったらその場で田畑さんに
   結婚を申し込むんです。」
荒川「えっ?」  栗田「そんなの不真面目だわっ。」
山岡「だからさきっかけだよ、きっかけ。荒川さんの背中をポンと押してやる
   物が必要なんだ、こんな他愛のないことをきっかけにした方が
   うまくいくんだよ。」
花村「なるほど、ハズミをつけるにはいいかもね!」
荒川「し、しかし勝春が負けたらどうするんです!?」
栗田「そ、そうよ、負けたらオジャンじゃないの。」
山岡「何言ってんの、勝春が乗るショウナンタキオンは父があの有名な幻の3冠馬
   アグネスタキオンだよ。2連勝してるんだ。
   しかも今度の有力馬フサイチリシャールはペースに恵まれて
   ようやく重賞制覇したばかりの馬だ、勝春の楽勝だよ。」
花村「それなら大丈夫ね、荒川さんやるべきだわ!」
荒川「う、うーん・・・・・・
   わかりました、やってみます!勝春騎手が勝ったらその場で
   田畑さんに結婚を申し込みますっ!」

●中山競馬場にて、朝日杯フューチャリティーS、発走
田畑「それ行けえ!! 勝春っ そこよーっ!!」
栗田「まあ田畑さんたら・・・・・・」
荒川「勝春に勝ってもらわなくては困ります、私だって!
   勝春ーっ!! その調子だっ、そのまま一気に上がれーっ!!」

●レースは最終コーナーへ・・・逃げるフサイチ、上がってきたショウナン
山岡「もう勝春の勝ちは決まったな。」
田畑「最後の直線でフサイチは間違いなく差されるわ!」
栗田「荒川さん、いよいよですね。」 花村「荒川さんしっかりね。」
荒川「は、はい・・・・・・」
田畑「何のこと?荒川さんがどうかしたの?」
荒川「い、いいえ、な、何でもありません。」

●最後の直線、ショウナンタキオンが末脚を伸ばすが・・・
山岡「いよいよ差し切りますよ!」 荒川「え、ええ・・」
栗田「荒川さん頑張って!」    花村「一発で田畑さんをKOするのよ!」
荒川「はい。」「最後の一伸びだっ!!」  田畑「決まったわっ!!」

●ショウナンタキオン最後の最後で止まる
田畑「きゃーっ!!」
  「勝春が勝ったと思ったのに・・・・・・!!」
山岡「これだから競馬はこわい・・・・・・」

おわり 勝手な想像でした。
402こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/08(木) 22:14:14 ID:z8OOzRr9
>400
関西弁じゃなかったらモトネタが分かるかどうか自信ないwwwwwww
403こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/08(木) 22:32:54 ID:nhQ5YCwW
>>402

お気になさらずにwwwww
いつも楽しく拝見させて頂いてますwwwww
404こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/08(木) 22:43:24 ID:WZAXlf4n
一つ作ろうと思いましたが、無理そうです。実際に考えてみるとかなり困難な作業です。        みなさん本当にすごい!
405こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/09(金) 06:31:35 ID:RkAkcld6
406こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/09(金) 12:41:28 ID:AcVuLObn
田村「どうも山岡くんよりイブロンの方が一枚も二枚も上だなあ。」
山岡「うぐぐぐ・・・」
栗田「今、最も期待されてる条件馬ですものね。」
イブロン「あ、1000万下抜け出すのは、明後日の12月11日のレースです。」
馬主「楽しみだなあ。」
田村「ところがそううまくは・・・」
(ピンポーン)
イブロン「ファインセラさんだ!」
田村「前々走で併走してから、イブロンがすっかり夢中になってしまって。
  ファインセラさんもイブロンのことを嫌いじゃないんだが、どうもうまくいかない。」

イブロン「ファインセラさん、飼い葉をどうぞ。」
ファインセラ「ありがとう。」
田村「この馬体、僕が仕上げたんだよ。」
栗田「ふっくらと最高に仕上がっているわ。」
馬主「斑点はイブロンが作ったんだ。」
栗田「玄人のパドッカー満足よ。」
イブロン「僕は美浦で育って関東が大好きだし、中山を研究しましたから。」
山岡「どう研究したんだよ?」
イブロン「それはですね、中山の坂はずっしりとした難関です。
  仕掛けのタイミングをどれくらいにするか・・・
  ヨシトミの指示をどの程度聞いてやるか・・・
  中山的に計算すれば、一番完璧な勝利が出来るんです。」
山岡「おまえ、嫌な馬だな。」
407こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/09(金) 12:44:02 ID:AcVuLObn
田村「ところでイブロン、ファインセラさん。
   今日はおめでたい話が聞けるんだろうな?」
ファインセラ「今日ははっきりさせたいと思います。私は・・・イブロンとは結婚しません。」
イブロン「ファ、ファインセラさん!」
ファインセラ「あなたは私がどんな思いをしているかわからないのよ。
  500万下のレース・・・あなたは勝ったけど、不利を何度も受けて満足に追えなかった。
  あなたがもし負けてしまったらと思うと、私は自分が詰まったり溜め殺されるより辛い。
  あなたがヨシトミに乗り替わる限り、私はこの辛さを味わわなければいけないのよ!
  だから・・・ヨシトミのあなたとは結婚しない!」

イブロン「僕は馬鹿だった・・・ファインセラさんの気持ちがわからない鈍感な牡馬だった。」
山岡「で、どうする?レースに出ないのか。」
イブロン「一流騎手に戻ってファインセラさんが結婚してくれるなら。」
山岡「さっさと上のクラスに行きたくないのか?」
イブロン「行きたいよ!そのために今まで辛い調教を重ねてきたんだ。」
山岡「じゃ、1000万下を勝ってから一流騎手に戻っても悪くないだろう。
  一流騎手がすべてじゃないってことさ。」

栗田「ファインセラさんも一回限りのヨシトミということで承知してくれたわ。」
山岡「よし!これで11日のレースは何とか・・・」

2005.12.11 初霜特別
イブロン・ズミクロン VS スプートニク・ラストモアバスター

(初挑戦です。続きはレース後)
408シライスピリッツ:2005/12/09(金) 13:42:24 ID:iqbpajoG
こんにちわー タムロンがイブロンww
相手は3頭の連合、こりゃイブロン負ける可能性のほうが大きいな、
続き期待してます。 では今日もひまなので一つ、

藤馬「今日はお忙しいところをお越しくださいまして誠にありがとうございます。」
海原「いやいや、」
藤馬「実は海原先生にお願いの儀がございまして。」
海原「うかがいましょう。」
藤馬「ささ、まずは一献。」  海原「!」
藤馬「朝日杯フューチャリティーSに出走する最高の騎手、関東の柴田善臣です。
   デンシャミチを見てやってください。海原先生がお客さまでは、
   何を差し上げてよいやら考え込んでしまいます。
   どうすれば海原先生に喜んで頂けるだろうかとさんざん頭をひねりました。
   しかしこの善臣とデンシャミチだけは喜んで頂ける自信がございます。」
海原「藤馬さん、あなたには人をもてなす資格がない。
   そんな人の頼みなんか聞けませんな。」
藤馬「ええっ!?」
海原「失礼するっ!」  藤馬「か、海原先生!お、お待ちください!」

藤馬「先日、海原先生にお出ししたのと、全く同じ騎手を用意しました。
   最高の騎手善臣とデンシャミチです。」
唐山「おほっ!これは見事な騎手じゃっ!」
栗田「小田切有一さんの馬の勝負服はカラフルでとてもきれい!」
藤馬「いかがでしょう?・・・・・・」
山岡「なるほどね、雄山が怒るのも当たり前だ。」
藤馬「ええっ!? これ以上のものはない、最高の騎手なんですよっ!
   それをレースも見ないのに、どうしてっ!?」
山岡「もう一度雄山を招待するといい。」
藤馬「へ・・・・・・へ?」
409シライスピリッツ:2005/12/09(金) 14:01:07 ID:iqbpajoG
藤馬「海原先生、先日はどうも誠に・・・・」
海原「はっはっ藤馬さん、もう一度やり直したいと言われたのでやって来たが、
   あなたがなにを、どうやり直すのか楽しみですな。」
藤馬「は、どうも恐れ入ります。あれから私もいろいろと勉強を致しました・・・」
海原「なるほど。今日はその勉強の成果が見られる訳ですな。」
藤馬「関東から来ました最高の騎手善臣でございます。」
海原「なにっ!?それでは先日と同じ事!何も変わってはおらんじゃないかっ!!」
  「ほほう・・・・・・なあるほど、藤馬さん、先日、なぜ私があんなことを
   申し上げたか分かって頂けたようですな。」
藤馬「は、はっ!」
海原「先日出して頂いた善臣のレースはGIレースだった。
   だから私は腹を立てたのです。日本人は善臣を最高の騎手だと思っている。
   その善臣信仰も問題だが、
   まあ、午前中のレースやオープン特別までなら善臣も買える。」
  「しかしGIに善臣は最悪だ。たぶん平場で勝ち星を稼いでるので、
   それと同じつもりでGIでも人気にしたりするのだろうが、
   平場とGIとではそのレースの性質が違う。」
  「平場のレースはいい馬ばかり集まってるし、容易に先行態勢に入れるから
   直線で軽く抜け出せて勝ち星は増える。」
  「ところがGIはテンから厳しいペースになりやすく、
   押していかないと好位置はとれない。
   後方から追いかける展開では、追えない善臣の仕掛けでは
   好位に押し上げるだけで勝ち味は少しも感じない。」
  「善臣信仰の愚かしさも、そこに極まれりだ。」
藤馬「おっしゃる通り、善臣が一番うまいと思い込んでおりました・・・・・・
   本当の騎手のうまさを分かっていなかったのです・・・・・・」
 
おわり、デンシャミチ頑張れ、ついでにショウナンタキオン
    どちらかが勝てばネタに出来るwwまあ負けてもネタにするけど  
410こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/09(金) 15:18:55 ID:PlkmptzI
いつもここ読みながらコーヒーふいてますw
今度私の好きなふさろうさんを出してくださいm(_)m
とんかつの話なんか、成金ぽくっていいと思うんですが・・・。
411シライスピリッツ:2005/12/10(土) 10:17:33 ID:8/bDqAue
あしたは朝日杯 ということで今日も一つ
ちょっと新らしめの巻から

長井「競馬マニアの会は、全国全ての競走馬を地区別に調べ上げ、評価をつけ
   機関紙には発表し、コンピューター・ネットワークにのせて全国に流している。」
  「うちの会員は全国どこに行っても、強い競走馬を見ないと死んでしまうという   
   心の正しい人間の集まりだから、そういう情報が必要なんだ。」
勝春「そういえば私の乗り馬にも競馬の会とか言って意見調査に来たよ。
善臣「ええ、うちにも来ました。」
長井「何、二人とも騎手なの? 馬の名前は? うん、うん」
  「父にアグネスタキオンを持つショウナンタキオン。
   新潟2歳Sを勝ち、朝日杯に向かう。
   前走は相手に恵まれ、馬、鞍上ともに弱い。評価できず。」
勝春「ううっ!」
蛯名「すごい!競走馬のデータがたちどころにコンピューターで!」
横山「レースの評価まで入ってるんじゃ大変だなあ。」
善臣「勝春さんってショウナンタキオンの乗り役だったんですか・・・・・・」
長井「珍名馬で有名な小田切氏の馬、デンシャミチ。
   最初は柴原が乗っており、その後、現在は善臣騎手に乗り替わった。
   バクシンオー産駒は距離がもつと言う者と、もたないと言う者が
   半々だがマイルでは頼りないのは確か・・・・・
   いまのままではGI制覇は先行きむずかしい。」
小田切「ちきしょう・・・・・・」
長井「悪いねえ、でもうちの調査員は厳正だからね。各方面から高い信頼を
   受けてるんだよ、だから地方競馬もイベントの企画をわが研究所に頼みに来るし
   馬主、調教師なども智恵を借りに来るんだよ。しかも高い金を払ってね。」
蛯名「だからこんな立派な建物が出来るんですね。」
長井「で、おたくは何が望みなの?馬作りのコンサルタントかい?」
蛯名「馬作りのほうも重大ですが、じつはジャリスコライトのことを
   教えて頂きたいと思いまして。」
長井「何、ジャリスコライト!」
412シライスピリッツ:2005/12/10(土) 10:32:59 ID:8/bDqAue
コンピューター
『ジャリスコライト
 名門藤沢厩舎が送り込む最有力馬。
 今までの期待はずれの馬と違って、いちょうSで圧勝してここに乗り込んでくる。
 
 圧倒的な腕のデザーモの支配力も強く
 デザーモの指令のままに馬は意のままに動く。
 藤沢厩舎の勝ち星も、ほかの厩舎に比べて多い。
  
 藤沢厩舎は狙ったGIに出すのがいつもの手段。』
長井「なるほど、朝日杯がジャリスコライトに狙われているから、その対策というわけだな。」
勝春「藤沢厩舎所属ジャリスコライト。2歳・・・・・・」
蛯名「対策はあるんですか?」
長井「そりゃ当然だよ。競馬業界相手に商売してるんだから、それくらいのことは
   すぐに発見できるのがうちの強いところだよ。
   どれどれジャリスコライトへの対策はと・・・」
コンピューター
『ジャリスコライトへの対策    なし』
長井「ははっ、対策はなしだってさ。」
横山「ちょ、ちょっと待て!」   蛯名「あんまりじゃないの!」
勝春「さんざん大きなこと言って!」
善臣「対策はないんですか!」
長井「いやあ、すまんすまん対策なしの理由を聞いてみよう。
コンピューター
『ジャリスコライトはとても強い。  かないません。  終り 』
長井「ははは 強くてかなわないんだって。簡単な理由だねえ!」

おわり
413こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/10(土) 11:57:48 ID:q/eN8Wm5
411,412
最近の読んでないから元ねたわからん
しかし、あんた最高だよ
414こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/10(土) 12:04:48 ID:LrkwRMg2
ラーメンは地球を救うか
415こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/10(土) 15:58:46 ID:WOMVd8Un
>長井「ははっ、対策はなしだってさ。」

原作はこのシーンで山岡、栗田らが古典的にコケているwwwww
416こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/10(土) 17:12:21 ID:3K+jalOV
ラーメン戦争ワロス
417こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/10(土) 23:27:02 ID:5XYskZCl
  秘書「お待ちどおさまでした、フサイチリシャールでございます。」
関口会長「おう、来た来た!さあご覧になってください!
     栗東から輸送のクロフネ産駒です、ま、これ以上のクロフネ産駒はありますまい。」
  谷村「これは見事な…」
  栗田「きれいだわあ、芦毛の毛色を通して、父親の姿が思い浮かぶわ。」

<フサイチネットの関口会長と大原社主が、別の会合の席で会った時、「究極の馬」作りのことをお話したら、
 関口会長があたし達文化部の社員をぜひ招待したいとおっしゃられて、今日の、この席となったのです。>

  大原「父も見事だが、母がまたすごい、フサイチエアデールですな。」
関口会長「その通り、これだけのフサイチエアデール産駒は滅多にありません!
     母に引き続きノーザンファームからゆずり受けたのです!!
     調教師の方から無敗で勝ち続けますと言ってきたのを断って、デビュー戦に負けてもらったのです。
     無敗にされたんじゃ気軽に2歳GTに使えなくなりますからな。」
  栗田(そんなすごい馬と聞かされると上ずってしまって強さの真髄がわからなくなっちゃうわ……)
関口会長「日本競馬は血統が大事です。これが貧弱な配合で生まれたんじゃ、強さが充分に引き出せませんからな。」
  大原「おっしゃる通りです。」
関口会長「この『松田国』は調教師では関西一です、そして馬は私が日本一の物を持ち込んだ、これ以上の2歳馬はない。
     お若い方におわかり頂けたかな?」
  山岡「ええ…まあ…」
関口会長「ええまあだと!?」
  谷村「おい、山岡君…」
  栗田「素晴らしいですわ…………日本競馬は血で楽しむという意味が、初めてわかったような気がします……」
関口会長「わっはっは、やはり若いお嬢さんは感受性が強い。それにひきかえこの若僧は……」
418こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/10(土) 23:27:34 ID:5XYskZCl
  秘書「阪神JFのビデオの支度が出来ました、よろしゅうございますか?」
関口会長「おう、リシャールは充分だ、すぐに阪神JFにしてくれ。」
  秘書「ではお馬を…………」
  栗田「あのお馬は…まさか……パンドラ!?」
関口会長「さようフサイチパンドラです、これも私がセレクトセールで買ってきたんですよ。」
  大原「これは驚いたな……」
  栗田「フサイチパンドラ…………このお馬、いったいいくらしたんだろ…」
関口会長「サンデーは遺伝率が高いから、種牡馬にはもってこいなんです。
     何より良いのは距離やコースに弱点がないのでどんなGTも勝てるし、直線のキレ味が損なわれることがないことです。」
  谷村「なるほど、サンデーの持つ遺伝的に安定な性質が、種牡馬に向いているんですな。」
関口会長「ささ、準備できましたどうぞ。このレースを見ると、パンドラの強さがわかりますよ。」
  栗田「ありがとうございます。」
  谷村「うむ、強い!」
  栗田「ほんと、サンデー産駒のせいなのか、少しも泥臭くなくて来年が楽しみだわ!」
  大原「フサイチリシャールにフサイチパンドラか、こんな豪勢なことはフサイチネットの会長だからこそ出来ることです。」
関口会長「わっはっは、いやあ大したことないですよ、競馬を極めようと思うなら、ここまでやらんとね!!
     あとでフサイチジャンクの写真をさし上げます、新聞にのせるといい!!
     何と言ってもセレクトセールの最高落札馬ですからな、百万石の大名でもこんなすごい馬は持っていなかったでしょうな!!実にいい気持ちだ!!」
  栗田(何だ………私達を招待したのはこの馬を自慢したかったからなのね。典型的な成金根性…)
関口会長「と、喜んでいたのは去年までです…」
  谷村「え?」
関口会長「去年まではこのフサイチの馬達が最高の馬だと思いこんでいたんだが…………
     もう一つGTが勝てんように思えてならなくなったんです…
     大原さんは『究極の馬』作りに力を注いでおられると言われた、きっと馬のよくわかるお偉い先生方を沢山スタッフに抱えているに違いない!」
  栗田「話がだいぶ変わってきたわ…」
  大原「うちは別に偉い先生など……しかし関口さん、それは気のせいですよ………
     我々も今、馬を見せて頂いたがこれ以上の馬などあるはずがない、欲張りすぎというものですよ。」
関口会長「そうですかなあ……」
  山岡「気のせいではありませんよ、高い馬なんぞを買って喜んでいるただの成金から成長した証拠です。」
関口会長「な、何だと?偉そうな!!」
  大原「山岡君、口をつつしみたまえ。」
  山岡「ほめてあげたんですがね……
     明日またこの場所を取っておいてください、関口さんの疑問を解決してさし上げましょう。」
関口会長「何を馬鹿なッ、私はお偉い先生方にお願いしたいんだ!!おまえみたいなチンピラ社員じゃない!!
     何だあの男は、大口たたきおって!!ようし……もし私の疑問を解決出来なかったらその首根っこへし折ってくれるぞ!!」
  栗田「し、失礼します。」
419こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/10(土) 23:28:19 ID:5XYskZCl
 栗田「もう、ほんとに言わなくてもいいこと言うんだから…」
 山岡「時間の都合はどうだ?もう一軒はしご出来るか?」
 
 栗田「ずいぶん古そうね。」
 山岡「20年以上も調教師一筋の人だ、五年や十年の歴史ではこんな風格は出ないよ。」
 栗田「へえ…!?」
 厩務員「お待ちどおさん、ディープインパクトでございます。」
 栗田「まあ、蹄鉄の底が全然に減ってないわ!まるで新品みたい!」
 山岡「豪脚を使って高スピードで一気に差し切るのが、この馬の強さの秘密なんだ。
    着地してる時間が短いから蹄鉄の底が減らないんだよ。」
 栗田「よく負けないわね、これは特別の馬なの?」
 山岡「普通の馬だよ、負けるさ………でもここまで強ければ、もう大丈夫。」
 栗田「強いって?」
 山岡「今にわかるさ、それよりレースを…」
 栗田「見ます見ます。」
 山岡「それは、皐月賞といってクラシックの1冠目のレースだよ。」
 栗田「強いわあ!スタートでつまづいていて、それで少しも危なげないのね、それにこの脚さばき。」

 栗田「これは?」
 山岡「2冠目のダービーだ、ダービーのレース内容はすごいぜ。」
 栗田「ほんとう、力強くて速い脚なのね。こんなに大外回ってるのにどうして5馬身もちぎるのかしら?」
 山岡「それがディープの良いところさ、ほかにたとえる物のない馬だ。」
 池江「あ、どうも士郎さん。」
 山岡「どうも。こちら調教師の池江さんだ。」
 池江「ようこそいらっしゃいました。士郎さん、これでよろしいでしょうか?」
 山岡「何年振りかな?」
 池江「そうですな、21年振りになりますか、うちの馬でも一番人気の馬で……」
 栗田「まあ、道理で大事にして…いっけない。」
 池江「はっはっは、よろしいんですよ。確かに大事にしていますからな。」
 山岡「じゃ、これ借りて行くよ。」
 栗田「え?」
 池江「へえ、どうぞ。」
 栗田「………山岡さん、まさかこのディープを関口会長の席へ持って行く気じゃ………」
 山岡「そうだよ。」
 栗田「ええっ、だってその小柄な馬、7000万の馬なんでしょ!?関口会長の馬は3億以上よ、とてもかないっこないじゃない!」
420こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/10(土) 23:29:12 ID:5XYskZCl
関口会長「ふざけるなあ、セレクトセールで7000万円の安物の馬が、私の3億以上の馬より素晴らしいだとっ!!
     人を馬鹿にするにも程があるぞ!!」
  栗田(ああ困ったわ…関口会長でなくたって怒るのあたりまえだわ。こんな小柄な馬とフサイチの馬を比べられたら…)
  谷村「山岡君、これはいったい…!」
  山岡「DVDを用意してくれ。」
  栗田「は、はい……」
  山岡「菊花賞を見せてさし上げます。」
関口会長「何が勝つんだ?」
  山岡「まあゆっくり見ていてください。」
関口会長「おのれ、おかしな物を見せたらただではおかんからな。」
  栗田「………」
関口会長「何をしとるんだッもう2周目に入ってるぞ、いつになったら仕掛けるんだ!!」
  山岡「うんいいだろう、3コーナーだ。」
関口会長「ちょ、ちょっと待て、まだ前との差を詰めないのか、ムチとか手綱とか…」
  大原「追いもしないのかね!?」
  谷村「1周目でかかっただけだろう!!」
  山岡「そうです、まだ差は詰めません、これでいいんです。」
関口会長「何を馬鹿なッ、そんな位置から差せるか!!」
  谷村「山岡君、これは何のつもりなんだね!」
  大原「ちょっと待て、この勢いは…」
  谷村「は?」
  栗田「あらこの末脚………」
関口会長「うん?な、何い!!」
  谷村「これは!」
  大原「強い!」
  栗田「すごい、直線しか追ってないはずなのに!」
  大原「わかったこの脚は…」
  栗田「三冠の脚です!!」
関口会長「そうだ、正真正銘の無敗の3冠馬だ!!それも飛び切り極上の三冠馬の脚だ!!」
  谷村「山岡君、さあ説明してくれたまえ!」
  山岡「この馬は長い年月をかけて育てられ、鍛えられてきたのです。」
関口会長「え?」
  山岡「馬自身に傷があっても、調教する人間に手抜かりがあっても、馬はこわれてしまう…………
     走る馬にまで成長してくれるのは、百のうち二つか三つだそうです。
     馬と人間が力を合わせトレセンの坂路の調教と闘いぬいてこそ、馬の強さを充分に引き出せる……
     馬と人間の間の真剣勝負です、互いに鍛え合い成長していくのです。
     三十年間一日も休まず調教し続けてきた間に池江調教師に強い馬作りのノウハウがしみこんでしまった、
     だから今年になって、これ程の馬が出たのです。」
  大原「そうだったのか……」
  谷村「強いはずだ、三十年間のノウハウがしみこんでいるんだから。」
関口会長「これは、もはや単に強いというのを通り越して、尊くさえある………」
  山岡「関口さん、おわかり頂けたでしょうか?調教師と馬と厩務員の間の語らいと真剣勝負、それがこの馬を作りあげたのです……
     フサイチは確かに素晴らしい、しかしフサイチみたいな冠がついた馬にファンが感情移入するでしょうか?」
関口会長「私の自慢のフサイチに何が欠けているかおかげで良くわかった。
     君の言う通り私は成金から一段人間が成長したようだ。次のレースも楽しみだ、暮れの中山だな!」
  栗田「ああ良かった。」
  山岡「大事な馬を有難う、おかげで楽しめたよ。」
  池江「ああどうも。元気に戻って来たな…また明日から元気に働いてもらうよ。」
関口会長「お…お願いだ…」
  池江「は?何でしょう?」
関口会長「これは3億3000万円のフサイチジャンクだ、お願いだからその馬と取りかえてくださいっ!!」
  池江「ええっ!そ、そんな…」
  大原「やれやれ………」

おわり

長文失礼しました…。
421こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/11(日) 01:59:17 ID:HyFRFIiN
フグと金鍋乙wwwww
422こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/11(日) 06:03:25 ID:qTZeTab2
素晴らしい出来ですよ。私はテイエムプリキュアが比較に出されるかと思いながら読んでました。
423こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/11(日) 06:49:12 ID:lPDBomeF
スッポン雑炊の話じゃなかったっけ?
しかし上手いなあ
今後も期待しています
424こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/11(日) 08:50:04 ID:acZJwuZ/
超良スレですね!
楽しみにしてますよ^^
425こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/11(日) 12:48:10 ID:EJ4Vc+iu
古い土鍋からスッポン鍋の味がしみ出てくる話じゃないの?
426こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/11(日) 15:53:47 ID:HyFRFIiN
ゴメン。テラピンだったわ。勘違いしてた。
427シライスピリッツ:2005/12/11(日) 16:16:52 ID:wagkKv38
こんにちわー 朝日杯の結果を受けて書きます。
ジャリスコのファンにはすいません。先に謝ってたりする。

星村「この馬よ、日本じゃ一番強い2歳馬のジャリスコライトなんですって。」
山岡「ええっ?ジャリスコごときを行列までしてまで待って見ようってていうの、
   なんて物好きなっ・・・・・・」
栗田「シッ・・・駄目よそんなこと言っちゃ、みんなこの馬のファンなんだから。」
山岡「うむ・・・コホン。」

栗田「やっと出走だわ!」  星村「四十分も待ったわね。」
デザーモ「ジャリスコライトですか?」
栗田「ええ、三人とも。うまく乗ってね!」
デザーモ「へんなこと言わないでくれよ。うちはいつでもうまいよ!
     だからこんなに大勢お客さん買ってくれてんだ!」
栗田「あら・・・お愛想のつもりで言ったのに・・・・・」
星村「感じ悪いわねえ。」
山岡「ちょっと評判になったんで思い上がっちゃってるんだ。やばいな・・・・・・
   騎手が思い上がった馬で強かったことってないぜ。」
栗田「シッ聞こえるわよ」
デザーモ「へいお待ち。」
栗田「へえ、これが日本で一番強い2歳馬ジャリスコライト。」
星村「見てみましょう!」
428シライスピリッツ:2005/12/11(日) 16:37:44 ID:wagkKv38
つづき
山岡「まず調教師がだめだ、ろくに調教してない。」
  「この調教師が使う馬は良血を掛け合わせた馬や、評判馬ばかりだから
   マークがきつくて馬はヘトヘトだ。」
栗田「山岡さんやめてっ・・」
山岡「そしてこのムチの使いかたのすさまじさときたら馬が麻痺するぜ!
 おまけに嫌というほど馬群にぶち込んでくれてこれじゃ抜け出せないよ。」
  「スピードがのるのは直線に入ってからでは手遅れっぽい。
   父のファンタスティックライト自体が中距離馬だから距離不足くさい。」
  「前走のときたらいろんな2流馬の寄せ集めで自己満足のいちょうS。」
  「騎手の乗り方がまた問題だ。
   質のいい馬たちを負かすために、妨害のし過ぎでまあ審議が長いこと、
   おまけに妨害してないように見せるためにそしらぬ顔をしているぜ。」
デザーモ「きさまよくも言いたい放題を!!」
山岡「本当のことばかりだろっ!いいかげんな物を作って恥ずかしくないのかい!!」
競馬ファン「我々が強いと思っている馬になにをケチつけやがんだっ!?」
山岡「競馬新聞をうのみにしてありがたがるなっ!強いか弱いか
   自分の目で判断したらどうなんだ!!」
おわり かなり無理ありました。
429こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/11(日) 16:54:55 ID:HyFRFIiN
冷やし中華?
430こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/11(日) 19:22:12 ID:LL2dt5H1
フサイチをリクエストした房朗会長ファンのものです。感動しました!この話でくるとは!
>気のせいではありませんよ、高い馬なんぞを買って喜んでいるただの成金から成長した証拠です
テラワロス
>しかしフサイチみたいな冠がついた馬にファンが感情移入するでしょうか?
テラワロス
>あとでフサイチジャンクの写真をさし上げます、新聞にのせるといい!!
ツボにはまってコーヒーふいたw
431こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/12(月) 12:52:33 ID:A7rnLxHA
>>407の続き

栗田「レース中これを持ってるのよ。イブロンが勝つためのお守りよ。」

イブロン「ファインセラさんごめん・・・」
ファインセラ「イブロン最低ー!」

ファインセラ「いったいこのお守りは何だったの?」
イブロン「これがファインセラさんのためだと言われて、一生懸命に作ったんだ。」
ファインセラ「きゃあ!何よこれ!」
イブロン「身代わりヨシトミ地蔵だよ。」
ファインセラ「ヨシトミ地蔵ですって!」

(レース前日)
イブロン「これは・・・お地蔵様。」
栗田「そう。ヨシトミのお地蔵様をチョコレートで作るのよ。」
イブロン「うわあ、チョコレートがどんどんヨシトミ様になる。
      すごい!ヨシトミ様の出来上がりだ!」
彫刻家「まだまだ完成じゃない。これに眼を入れるんだ。」
栗田「開眼式よ・・・それはあなたの役目。」
イブロン「よし!」

   / ̄丶/ ̄\
  |  . /\/\ |
  | ./ ┌'' ''┤|  _
  | | ┬┐┬∠二[_
  (S   ̄ ;> ̄ |
   \ /(─) / キッ
     \___ノ

ファインセラ「憎たらしい身代わりヨシトミ地蔵。イブロンの代わりにがんばってくれなかったのね。」
イブロン「でも今日、僕が無事だったのはこのヨシトミ様のおかげだ。」
栗田「さあ!みんなでこのヨシトミ様を美味しくいただきましょう。」

〜終〜
432こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/12(月) 12:58:07 ID:A7rnLxHA
もう一つ89巻から

好野「どう?君も好奇心強そうだから入会するだろう?」
山岡「は?まあ取り立てて反対する理由もないな。」
好野「競馬に好奇心を持つ人たちの部会はと・・・ん、これだ。
   今度の土曜日に開かれる。参加したまえ。」
山岡「はあ、今度の土曜日ね。」

好野「この出遅れなんだが・・・発祥の地はどこかね?」
山岡「出遅れの発祥の地・・・?」
好野「出遅れの種類としてはESPがあるね、あれは作戦かしら?」
山岡「え・・・」
好野「重賞にヨシトミを乗せるところがあるが、あれは馬のことを
   考えてのことだろうか、それとも着賞金狙いのためだろうか?」
山岡「それは・・・」
好野「無謀なマクリをかける騎手がいるが、あれはレースの流れを壊すんじゃないかね?」
山岡「まあそれはねえ・・・」
好野「サラブレッドはみんな馬だけど犬の有馬記念ってあるの?」
山岡「う〜ん・・・」


好野「それでは好奇心全体会議競馬好奇心部会第8回大会を開きます。
   それぞれの好奇心を述べて回答を与えられる方がいたらよろしくお願いします。
   では最初の方から・・・」
433こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/12(月) 12:59:17 ID:A7rnLxHA
「私がつねづね不思議に思ってるのは・・・
 武の仕掛けが完璧なのに、デザーモの仕掛けが強引であることです。」
「デザーモの2本の腕は豪腕といって馬を粘らせるための物です。」
「じゃあ、最後にバテバテになるのは何のためですか?」
「それは・・・」
「武はゴール寸前で先頭に踊り出る。ということはですよ、
 腕っ節は程々で十分なんじゃないですか?
 デザーモの豪腕というのは余計な物なんじゃないですか?」
「いや、それにはいろいろ理由があるんでしょう。」
「で、私は昔から武の方が偉いと思ってるんです。
 それなのにGTに乗せる騎手はデザーモという厩舎がある。
 それはけしからんのではないでしょうか。」
「あなた、世界のデザーモと島の中の武を同列に語るなんて・・・」

好野「ええ・・・話が混乱してきたところで次の方に行きましょう。」
山岡「こりゃ面白いや。」
栗田「結論の出ないところがいいわね。」

「小島太はどうして6頭立てで前が詰まるのでしょう・・・
 小島太一はコーナーで大外をぶん回していますが、馬群に包まれてはいません。
 少頭数は不利を受け辛くなるので、実力を出しきれるものです。
 それなのに小島太は馬群に包まれてるから、馬券を買う方は厄介で仕方ない。」
434こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/12(月) 13:00:35 ID:A7rnLxHA
「それは周囲に馬を置いてボルテージをためるためじゃないでしょうか?
 その方が馬の末脚を引き出せます。」
「じゃ、あなたは人に囲まれるとやる気が出るんですか?」
「満員電車なんかギンギンになりますがね。」
「それは変態の場合でしょう。」
「馬群に包まれてると、その間末脚を温存できます。
 相手がバテるのを待つ高等技術なんです。」
「そうかなあ・・・太は結局3着に負けてしまいましたよ。」

好野「なかなか面白い問題でした。では次の方どうぞ。」

「私ね、豊お兄さんどうして楽しく合コンさせてくれないのか、それが知りたいの。
 私、昨日も合コンに行ったの。そうしたら可愛い子がいっぱい並んでるの。
 これはすごい!絶対持ち帰るぞって一緒に行った友達と興奮したの。
 で、盛りあがったあげくお持ち帰りしたのよ。
 ふたり並んで楽しく笑いながら“夜はこれから。楽しもうね”なんて話してたの。
 そしたら、恐い顔した豊お兄さんが“合コンしてないで競馬に集中してください。
 こっちは毎日トレーニングしてるんですから”と言ったの。
 私たちもうそれだけで気持ちが悪くなって・・・」

「最近の幸四郎の勘違いははなはだしい。」
「アヤパンに騎乗しておきながら、あの態度と合コン狂いはどうなっているんだ。」
435こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/12(月) 13:03:10 ID:A7rnLxHA
好野「なかなか見苦しい話題でした。では次の方・・・」

「私が知りたいのは追うのをやめる神経です。
 騎手によってはこれ以上伸びないと思った馬は、追うのをやめるというじゃありませんか!
 これは馬券購入者への裏切り行為です。
 馬に負担をかけないために追わないのはわかります。
 でも、その結果ハナ差で差されたら、その分馬券購入者が損すると思うんですが。」
「アメリカのハンバーガーチェーンは、出来上がって
 一定の時間がたっても売れない物は捨てると決めてるよね。
 それを安藤勝己も真似してるんじゃないかな?」

好野「日本古来のアンカツまでも、アメリカの影響を受けているということでしょうか・・・」

山岡「吉田騎手が後藤騎手に“そんな馬すみっこ走ってりゃいいんだよ”と
   発言したというのは本当ですか?」
富井「グレード制は海外競馬が発祥の地で、朝から重賞レースを行なっているそうですが・・・
   朝からヨシトミいじめて楽しいですか?」

「う〜む・・・」

終わり
436こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/12(月) 17:05:07 ID:Suye4MzJ
エクサワロス
ただ、最近のを読んでない人にはつらいかな
437シライスピリッツ:2005/12/12(月) 20:04:03 ID:nPm2Sinj
こんばんわー♪ にぎやかになってきたところで。じぶんも一つ
しかしここの人達はネタ元を書かなくても分かってくれるのがいいですね。

富井「ショウナンタキオンさまのお成りだぞー! 頭がたかーい!」
花村「まったく・・・・・」  
田畑「たまに人気の馬の単勝手に入れると、すぐあれなんだから!」
富井「どうだ山岡! 泣く子もだまるショウナンタキオンさまだー!」
  「私ね、社内預金おろしたんですよ、この馬の単勝を買うためにね!
   太っ腹でしょう?ぜいたくでしょう!?
   うらやましかったら、早く副部長になりなさいねー!」
山岡「おやま・・・・・この乗り方の下手くそなこと・・・・・田中勝春だな。」
富井「な、なに?」
山岡「いくらでした?単勝オッズ・・・・・」
富井「5.3倍だぞー!」
山岡「勝春が乗る馬がGIでそんなオッズで買える訳ないでしょ?
   今、アグネスタキオン産駒が出回ってますからね。
   力の乏しい競走馬も血統でごまかせるんです。」
  「ま、走りの方はね・・・・・・」
富井「あんまりだよーーーっ!!
   サラリーマンには本物の競走馬買えないってゆーの!?」
  「そりゃ同じレースに数倍のオッズの馬がいましたよ!
   だけど家族六人養うサラリーマンにそんな低オッズの馬が買えますかあ!?」
田畑「本当に藤沢厩舎の馬って人気高すぎるわね・・・・・・」
花村「藤沢厩舎の馬は年々良血ばかりになってきたでしょ、
   それじゃ人気になる一方よね。」
おわり 
438こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/12(月) 22:53:24 ID:DKNLrw7J
マツタケの話ですね。うまい!
そろそろ元ネタがなくなってきたなぁ。

 山岡「1歳まで牧場にいられたということですが、それまでのことで何か記憶がありますか?」
副部長「それできみたちに来てもらったんだ。この2歳馬は、血統のことで記憶があるというんだよ。」
 山岡「へえ……」
2歳馬「血統なんです。母父がサンデーサイレンスということと、父が黒い芦毛の馬なんです。両方とも良血です、有名だと思います。」
 山岡「ええっ!?黒い芦毛馬なんて、そんなのないよっ!!」
副部長「どうも特殊な毛色らしい、きっとどこかの土地の特産だろう。
    その黒い芦毛馬が何かをつきとめたら、この2歳馬が1歳までいた場所が分かって、親戚さがしが容易になると思うんだ。」
2歳馬「もう一つ牧場で暮らしてた家の周りの景色を覚えています。見渡す限りの草原で、坂路コースや周回コースがありました。
    立派な厩舎の中にたくさんの馬房もありました。」
副部長「とにかく、それをカギに動き回ってくれ。」
 栗田「途方にくれてしまうわ。」

厩務員「黒い芦毛だって?見たことも聞いたこともないわねえ。」
調教師「冗談じゃねえよ。おらあ、馬屋を五十年からやってるが、黒い芦毛なんて聞いたことはないぜ。」
生産者「かんべんしてくれよ、こちとらピカピカ光るような馬は扱ってるが、そんな気持ち悪い馬いじったこたあねえなあ!」

 山岡「どうですか、子供の時の記憶に残っている母はこの中にありますか?」
2歳馬「さあ………どれかかもしれないし、違うかもしれない……よく分からないんです。」
 山岡「マストビーラヴド、スティンガー、ダンスパートナー、チアズグレイス、オレンジピール、サイレントハピネス、
    エアインセンス、サンデー産駒の繁殖牝馬はこんなところだよ、なあ……
    だいいちサンデー産駒の牝馬という条件だけでは判断するのが難しすぎるよ……」
副部長「黒い芦毛なら、分かるかもしれないよ。」
2歳馬「そうです。黒い芦毛はよく覚えてるんです。黒い芦毛はないんですかっ?」
 栗田「幼児の時の記憶だからほかの馬を父と取り違えていることもあるんじゃないかしら。」
2歳馬「いいえ黒い芦毛です、間違いありません。」
副部長「山岡っ!!さがして来いっ!!日本中回っても黒い芦毛をさがして来るんだっ!!」

 山岡「見渡す限り草原で、立派な施設があるとなると、まず思い当たるのはノーザンファームなんだが……
    何のてがかりもないけれど、何か記憶を掘り起こす材料がつかめるかもしれない…とにかく行ってみよう。」
439こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/12(月) 22:53:53 ID:DKNLrw7J
 栗田「見渡す限りの草原、坂路コースに周回コース、2歳馬の言った通りの景色よ!!あの2歳馬はこの辺に住んでいたのよっ!!」
 山岡「その可能性は高いね。しかし何か記憶を掘り起こす材料をつかまないと……」
 栗田「2歳馬をここにつれて来たら?」
 山岡「うん、我々だけで見て回っても何か手がかりを見つけるのは難しいものな……」

 山岡「だいぶ、GTに勝ったようだな。」
 栗田「何に勝ったんですか?」
従業員「JCダートだよ、見せてあげようか。」
 栗田「わあお見事!」
従業員「へっへ、すごいだろ、カネヒキリってまだ3歳なんだよ。」
 山岡「なんてことだっ、ダート戦を忘れていたぞ!」
 栗田「え?」
 山岡「武豊騎乗で、3歳でJCダートに勝ったのは2頭目なんだ、最初の馬と言えば……
    クロフネ!!芦毛のクロフネ!!これだあっ!!」

副部長「これは?」
 山岡「クロフネですよ、芦毛の中でも一、二を争う名馬です。」

2歳馬「この馬です。フレンチデピュティ産駒の期待の種牡馬だったんだ。
    エアデールに種付けするぞって……私のお母さんフサイチエアデール……桜花賞2着の名牝………」
副部長「自分の性を思い出したんだねっ!!」
 山岡「ノーザンファームの生産馬でフサイチエアデールっているぞ!!」
2歳馬「セレクトセールで評判になりました……お父さんも、お母さんも、お姉さんも、みんな重賞勝ち馬だった、とても高く売れた……」

副部長「分かったぞーっ!!北海道の昔の資料でつきとめた!2歳馬の本名はフサイチリシャール、お母さんの名はフサイチエアデール!
    トップクラスの成績を残して繁殖牝馬として牧場にいたんだっ!」
 山岡「へえ…」
 栗田「大成功ねっ。」

ライラプス「フサイチリシャールがいたんですかっ!?父クロフネ、母フサイチエアデールの息子フサイチリシャールがいたんですかっ!?」
  副部長「あなたは…………」
ライラプス「フサイチリシャールの姉の、ライラプスですっ。」
  副部長「ええーっ!!」
   山岡「生きてたんですか!」
   栗田「松田国厩舎にいたんですかっ!」
  副部長「フサイチさん!!リシャールさん、お姉さんだっ!!お姉さんが生きていたぞっ!!」

   部長「フサイチリシャールさんは厩舎に帰って、お姉さんの所で調教積むそうだ。富井くんのおかげだよ。」
  副部長「や、山岡がクロフネを持って来てくれたからです。」
   栗田「でも黒い芦毛が、クロフネのクロとは思いつかなかったわ。」
   山岡「本当は芦毛なんだけど、クロフネの響きから黒いと思ったんだね。」

おわり。ちょっと苦しい・・・。

440こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/12(月) 23:16:45 ID:qqqN1Yz+
黒い刺身、すげえw
441シライスピリッツ:2005/12/12(月) 23:53:31 ID:nPm2Sinj
すごいなあ長文で。じぶんも長文書きたくなりました。
自分はちょっと古い話し。時はおととしの有馬記念から翌年にかけての出来事

藤沢「岡部を呼べッ!!」
北村「は・・・はいっ。」
藤沢「横山典は、もはや私の厩舎の主戦でも何でもない。
   奴がどんなレースをしようとも、私は一切関係ないですからなッ。」
勝春「いや、そういうことは・・・」
藤沢「何だこの騎手は!!」
勝春「何か不都合なことが・・・」
藤沢「だから私は善臣を乗せるのが嫌なんだッ、人気馬のゼンノロブロイに
   乗っておいてこんな騎乗をみせるとは!!」
岡部「お呼びでございますか・・・・・・・・・」
藤沢「岡部!!私が誰だか知らぬはずあるまいな!!」
岡部「は、はい、もちろん存じ上げております。
   この競馬界で藤沢先生を存じ上げない者はおりません。」
藤沢「そうか日本一の名調教師、藤沢和雄と知りながらこんなレースをさせたのか・・
   この私もなめられたものよなッ。」
  「善臣は馬の乗り方も知らんのかッ!!
   何だこの有馬記念は、まるで見れたものじゃない!!
   日経賞もそうだ、追い出しのタイミングがまるでなっとらん、
   教育し直してこいッ!!」
岡部「は・・・はいただいますぐに!」
藤沢「勝春、こんな騎手をうまいと思っているようじゃ、うちの主戦に
   なっている資格はありませんなあ。」
勝春「い、いや・・・しかし、善臣はもっとうまかったはずですが・・・・・・」

蛯名「勝春は遅いな・・・・・ちょっと岡部を呼んでくれないか。」
北村「はい。」
岡部「お呼びでございますか・・・・・・」
蛯名「どうしたんだ岡部、泣いたりして。」
岡部「申し訳ありません。こんなみっともない姿をお見せして・・・・・」
蛯名「何かあったのかい、わけを言ってごらん。」
岡部「おはずかしい話でございます。」
藤田「いいから聞こうじゃないか。」
岡部「はあ・・・・・実は厳しい調教師様がいらっしゃって・・・善臣騎手の有馬記念の
   騎乗ぶりが気に入らず・・・・・・
   日経賞でまた騎乗したんですが、それでもお気に召さず、
   他の騎手で、乗り直してこいとおっしゃるんです・・・
   それを聞いて善臣騎手は怒って外へ飛び出してしまって・・・」
蛯名「・・・・・最近騎手がかわったのかね?」
岡部「やはり、お気がつかれましたか、申しわけありません。
   うちの主戦の横山典がダービーあたりから主戦をはずされまして・・・
   急きょかわりの騎手を乗せたんですが腕前の方がもう一つで・・・」
藤田「充分これでうまいのになあっ。」

442シライスピリッツ:2005/12/13(火) 00:15:33 ID:FmG5acl5
藤沢「関東の一流騎手というから少しはまともな騎手を知っているかと思えば
   こんな善臣のクズ騎乗を有難がっているとはな!」
  「そんな程度の腕をしているから、善臣みたいな無能な男を
   鋭敏な腕の持ち主などというんだッ!!
   まったく大笑いだ、わあっはっはっはっ!!」
岡部「お待いたしました。」
藤沢「ほう、泣いて土下座すると思ったら、こりずに乗り直してきたか。」
岡部「どうかもう一度おためしくださいませ。」
藤沢「うん?」
勝春「これは・・・・・! さっきとまるで走りが違う!!」
藤沢「騎手が違うんだ騎手がッ!!天皇賞秋の乗り方は完璧だッ!!
   そして有馬記念にいたってはタップダンスシチーの真の強さを知らねば
   出来ぬ徹底マークだ!! 騎手がかわったな!!」
岡部「はい。」
藤沢「どんな騎手だッ!!」

藤沢「いやァ、なかなかあれだけのレースは出来るもんじゃない、
   どんな騎手か、顔を見せてもらおう、大した腕前だッ!!」
藤田「ふ・・・藤沢調教師!!」  蛯名「すると厳しい調教師というのは・・」
ペリエ「くそ、この男が管理してると知ってりゃ乗るんじゃなかったぜ!」
勝春「ペリエだったのかロブロイに乗ったのは・・」
藤沢「ふん、ロブロイは私が育てた一流馬だ、こんなレースを勝つくらいのことは
   うちのデザーモ、ルメールでも出来ること・・・・・・
   それをいい気にロブロイに乗って・・・こんな騎乗をするなんて
   軽薄な男だッ!!」
ペリエ「何い!!」
勝春「しかし、そのペリエの騎乗を藤沢さんはほめちぎっておられたようだが・・」
藤沢「勝春さん、あんたみたいな鈍感な者は、今日を限りにうちの主戦を
   やめてもらおう!!」
蛯名「どうやら二人の対立は、我々に解消し得る所ではないようです。」
 おわり。 そしてペリエは角居厩舎へ・・・・・
443こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/13(火) 12:31:53 ID:1uShDNET
藤沢「岡部を呼べッ!!」

ワロタ
444こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/13(火) 16:16:41 ID:39N1LtF+
蛯名「どうしたんだ岡部、泣いたりして。」

場面を想像してワロタ
445こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/13(火) 16:47:16 ID:qNms3oI0
藤田「いいから聞こうじゃないか。」

言いそうでワロタ
446こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/13(火) 20:33:02 ID:UAAnw1OH
長編は疲れたので今日は短編で一つ。


  大原「その件ですが藤沢先生、何とかヨシトミ君と仲直りして頂けんもんでしょうか。」
  藤沢【ギロッ】
  大原「藤沢先生は調教師であると同時に、『藤沢ブランド』の主宰者として有名であられる。
     その先生に、ヨシトミ君の御協力を願えれば『ダービー馬』作りも成功間違いなし、と思うのです。」
  藤沢「バカバカしい…」
  大原「え?」
  藤沢「ヨシトミに『ダービー馬』作りなどという大仕事の出来るわけがない。
     鋭敏な手綱捌きどころか、鈍感で無能な男だということは、おたくの谷村部長達の眼の前で、実証して見せたはずだ。
     それに私はあの男を死んでも許さん。あの男が今年の重賞レースで何をしたか、あんた知っとるかね?」
  大原「いや……彼は何をしたんです?」

  部長「何だって!?重賞で1・2人気の馬を残らず3着以下に負けさしたっ!?」
 副部長「競馬担当の記者に言わせると、JRAの重賞はGV一つ取ってみても20億以上の売り上げがあるっていうぞ!!」
  栗田「連を外したり、着外になって紙くずになった馬券は、全部で何千万…何億!?」

おわり
447シライスピリッツ:2005/12/13(火) 21:06:22 ID:4+A58xX4
美味しんぼ名言。

栗田「平目がシャッキリポンと、アミサイクロンの上で踊るわ!」

懐かしい・・・
448こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/14(水) 07:19:32 ID:y21a/IBN
うまいなぁ
449こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/14(水) 19:19:19 ID:SuZ31um1
名言シリーズ
雄山「本当においしい馬券は買えば買うほど財布が空く」

450シライスピリッツ:2005/12/14(水) 21:03:44 ID:JVWSRO+a
こんばんわー、きょうもこりもせず、ひとつ

松永幹夫「実は・・・・・今年いっぱいで騎手を辞めようと思ってね・・・・・・」
藤田「ええっそんな馬鹿な!!」
幹夫「そりゃ私だって辞めたくないよ、でもこの勝利数見てごらん・・・・・
   ね・・・・・騎乗依頼が全然来ないんだよ。
   私は「LEFT ALONE(一人のこされて)」なのさ・・・・・」
四位「今競馬は人気を盛り返しているというのに。」
幹夫「それはフリーになっている騎手の話だよ、うちみたいなしがらみのある
   厩舎所属の騎手は駄目なんだ・・・・・・・・
   最近の若い騎手は腕があるから自分で騎乗依頼をどんどんとって来ちゃうもの、
   自分のようなジョッキーに馬を回す必要ないんだよ・・・・・・」
藤田「言われてみれば、ミッキー自身ずいぶんGIにごぶさたしてた・・・・・
  「I SHOULD CARE(ずいぶん気になってはいたん)」だけど・・」
幹夫「きみ達のせいじゃない さびしいけど仕方ないさ。
   私に「SOME THE ELSE(何か)」が足りなかったんだ。」
  「私も年だし、もう二度と「キョウエイマーチのごとくさわやかに」
   って具合にはいかないさ・・・・・・」
  「いろいろな馬が私のもとに来たねえ・・・・・いまはみんな引退しちゃってるよ。
   GI馬になった馬もいるし、種牡馬になった馬もいる。
   桜花賞を手土産に繁殖にあがった連中もいたよ・・・・・」
  「今となっては「CLEOPATRA,S DREAM(はかなく美しい夢)」
   だねえ・・・・・・」
おわり ミッキー引退悲しい・・・・
   
451こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/14(水) 22:30:58 ID:0O8zsCiq
>>450
ソルトピーナツ乙w
452こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/15(木) 00:02:26 ID:z0JqW84q
    栗田「今、松本オーナーと握手しているのが、ヨシトミ騎手のエージェントね。なんだかすごい迫力ね……」
    山岡「こりゃあなかなか、厳しそうな相手だぜ。」

  松本好雄「ヨシトミ騎手のエージェントは、関東騎手専属でおられるから、特にヨシトミ騎手の関西進出に熱心なわけですな。」
エージェント「雇い主のために働くのは、当然です。」
    音無「それでは有力馬主をたくさん抱えている関西の調教師たちが、ヨシトミの騎乗に賛成できない事情も、おわかり頂けるでしょうな。」
エージェント「ご忠告申しますが、そういう調教師の方は、自分のオーナーの馬主に、早くヨシトミを勧めるべきですな。」
    音無「なんて無礼な!」
    橋田「関西の有力馬は、つぶしてしまうと言うんだな!」
    橋口「それじゃ交渉にならないよ!」
  松本好雄「まあ今日の予備交渉の場は、ひとつ歯に衣を着せず、お互いに率直な意見を、交換することにして……」
エージェント「では、言わせてもらいましょう。まず言いたいことは、関西人はとてもかわいそうだということです。」
    橋田「関西人が、かわいそうだと?」
    橋口「なぜだ。」
エージェント「関西人は配当が良くておいしい騎手がいるのに、オッズの安い騎手を買わされているからです。」
    橋田「何言ってんだよ。そりゃ武豊はヨシトミに比べれば配当は安いけど、腕が違うよ。」
    橋口「本当の騎手の腕なんか、エージェントにわかるもんか。」

エージェント「ではみなさんに、ヨシトミ騎手と武豊騎手のレースを、比べて頂きましょう。」
    音無「驚いたなあ、レースビデオが出てくるとはね。」
    橋田「こりゃ、用意周到だね。」
エージェント「今再生するビデオ、一つはヨシトミ騎乗、もう一つは武豊騎乗です。どちらがヨシトミ騎乗か当ててください。」
    橋口「レースチェックをさせられるとは、思わなかった。」
    音無「ヨシトミ騎乗なんか、すぐわかるだろう。なんたって着外なんだから。」
    橋田「ははは簡単だよ、右のほうが武豊騎乗だよ。」
    橋口「うん、のびのびして弾力があって末脚もいいよ。間違いなくこっちが武豊騎乗だ。」
    音無「それにひきかえ左のほうは、バタバタだし末脚も悪い。こっちがヨシトミ騎乗さ。」
    山岡「なんだか変だな。」
    栗田「ええ、これはもしかすると……」
エージェント「みなさんに謝らなければなりません。」
    音無「謝るってなんのこと。」
    橋田「あまり簡単に、武豊騎乗とヨシトミ騎乗の差がわかってしまって、つまらなかったからかい?」
エージェント「実は二つとも、ヨシトミ騎乗だったのです。みなさんが武豊騎乗と思ったのは、ヨシトミ騎手の未勝利戦、もう一つのほうはGT戦。」
    音無「汚いよ、そりゃあ!」
    橋口「ペテンにかけるなんて!」
    橋田「だまされたよ!」
エージェント「だましたのは確かに卑怯でした。しかしこうでもしなかったら、みなさんのヨシトミ騎手に対する偏見は、取り除けなかったでしょう。
       しかし、これでおわかり頂けたでしょう。ヨシトミ騎手はうまい。しかも配当は、武豊騎手の数倍です。
       こんなにおいしくて妙味のある騎手を買えない関西人は、なんてかわいそうな国民なのでしょう。
       関西の調教師は一刻も早くヨシトミ騎手を関西のレースに乗せて、配当がよくておいしい馬券を買えるようにするべきです。」
    音無「まいったな……」
    橋田「ヨシトミ騎手はうまいんだねえ。」
    山岡「ヨシトミのエージェントさん、ご忠告いたしますが、こんなことでは関西に、ヨシトミ騎手は売り込めませんよ。」
    栗田「山岡さん!松本馬主会会長が今日は問題を起こさないでくれと、おっしゃったでしょ!」
  松本好雄「山岡くん……」
エージェント「どうしてだ、そのわけを聞かせてもらおう。」
453こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/15(木) 00:03:32 ID:z0JqW84q
エージェント「どうして私のやり方では、関西にヨシトミを売り込めないのか、わけを聞かせてもらおう。」
    山岡「それはあなたが、競馬の原則を無視しているからですよ。」
エージェント「何?」
    山岡「だって考えてごらんなさい。競馬には三つの要素があります。まず、平場、次に特別、そして重賞。
       あなたが今考えているのは、平場のことばかりだ。
       関東騎手のエージェントがヨシトミ騎手を関西で乗せたい気持ちは、よくわかります。
       ヨシトミ騎手を突破口にして、関東の騎手の騎乗機会を押し広げたい気持ちもわかります。
       しかしそれだけでは競馬は成り立ちません。肝腎の特別と重賞のことを忘れているからです。」
エージェント「馬鹿なことを言うな。私が肝腎の特別戦と、重賞のことを忘れるはずがないだろう。
       現にこうしてヨシトミ騎手がうまいことを証明してみせたではないか。」
    山岡「なるほど、午前中のレースであれば、ヨシトミの騎乗もあえてまずいとは言いません。しかし関西のトップと比べたら、どうでしょうか。」
エージェント「何?」
    山岡「関西には武豊、ユーイチ、アンカツ、池添といった、いわゆるGT常連ジョッキーがいて、うまいという評判を取っています。
       そんなジョッキーと比べても、ヨシトミはうまいと言えるとお思いですか?」
    橋口「そうだ、そうだ!」
    橋田「ヨシトミがうまいといったって、武豊やユーイチにかなうわけがない。」
エージェント「百歩譲って武豊やユーイチのほうがうまいとしても、ヨシトミ騎手の方がずっと配当がいい。」
    山岡「さて、そこが、あなたが買い手である競馬ファンを、わかってないところです。
       競馬ファンは的中率に執着します。オッズが高ければいいというわけではないのです。そこが競馬ファンの宝くじファンと違うところです。
       関西では地方所属騎手の参入が未だに続いています。それは、より以上うまい騎手を求めてのことなのです。
       平場に強いとかローカルの帝王とか、そんなことよりGT成績を第一に優先させるのです。買いづらくてもよく連に絡むほうを、競馬ファンは選びます。
       競馬ファンの馬券を当てたいという情熱を、過小評価するのは間違いです。
       いろんな人の意見や俺自身の経験から判断すると、GTでのヨシトミ騎手は、渡辺騎手よりは上だが、武豊などの関西トップには遠く及ばないようだ。
       その程度の騎手が配当がいいからといって、そんなに売れるとは思えない。」
エージェント「そんなことはない、中より上の腕の騎手が今よりずっとオッズが高く買えるなら、みんな喜んで買うはずだ。
       皆が皆、当たりさえすれば配当が安くてもかまわないというわけではあるまい。」
454こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/15(木) 00:04:00 ID:jhgs4XnR
    山岡「ところがもう一つ、ヨシトミが抱えている、重大な問題がある。安全性の問題です。」
エージェント「安全性だって?」
    山岡「実はその問題が、一番大きいのです。ところがエージェントは無神経なのかあるいは知っていて無視しているのか、知らん顔だ。」
エージェント「というと?」
    山岡「重賞で人気馬に乗るとこける、着外シンドロームの問題です。」
エージェント「む……」
    山岡「未勝利戦から勝ち上がって、クラスが上がってきた時に、重賞を使う。
       特別戦でさえ、危険が指摘されているのに、重賞戦になったり、GTなんて乗ろうものならまず掲示板には乗らない。」
エージェント「それは大げさに誇張された、誤った情報だ。」
    山岡「重賞でのヨシトミの成績を調べた競馬ファンなどが、危険を指摘しています。」
エージェント「くだらないな、そんなのは。ヨシトミのGT騎乗を妨げようとする連中の策動だ。」
    山岡「それではエージェントさん、あなたはヨシトミの重賞での成績を、つかんでいらっしゃるのですか。」
エージェント「何も問題はないはずだ。」
    山岡「ほら、それではヨシトミを関西で乗せるのは難しいですよ。
       あなたは問題がないと口で言い張るだけで、我々を納得させる証拠を提出しようとしない。
       ヨシトミの安全性をきちんと説明せずに、乗せようとしたって誰も買いません。GTでヨシトミ軸の危険性は誰でも知っています。
       いくら配当がいいからといって、誰が危険な騎手を買うと思いますか。」
エージェント「それは言い掛かりだ!ヨシトミを関西で乗せないために、そんな言い掛かりをつけているにすぎない!」
    山岡「エージェントさん、中央競馬はフェアであることを、一番大事にするところだと聞きましたが。」
エージェント「その通り、だから関西に不公正な騎乗依頼を改めて、ヨシトミを乗せるよう要求しているのだ。」
    山岡「それではうかがいますが、我々が自分の買う馬券の安全を確かめたいと言っているのを、
       単に言い掛かりだと切って捨てるのは、フェアな態度だと言えるのですか。」
エージェント「何……」
    山岡「ヨシトミ騎手が有力関西馬を破壊するかもしれないのに、そんなことを無視する態度がフェアと言えるのですか。
       あなた方が本当にフェアだとおっしゃるなら、おいしいとか配当がいいとかいう前に、安全な騎手を持ってきてください。」
エージェント「松本さん!汚いやり方ですな!」
  松本好雄「えっ?」
エージェント「こんな具合に、わけのわからぬ人間に我々を中傷するようなことを言わせて予備交渉の場を混乱させる!
       関西の調教師は、まともにヨシトミ問題を議論せずに、逃げようというわけですな!」
  松本好雄「いや、それは誤解です、そんなつもりは……」
エージェント「関西競馬会の姿勢がよくわかった、それならば我々にも考えがある!関西に厳しい制裁を加えざるを得ない!
       これ以上の交渉は無意味だ!」

おわり  
455こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/15(木) 01:13:29 ID:145CooMx
カリフォルニア米、乙
みなさん美味い、もとい、上手いなあ

>>渡辺騎手よりは上だが、
ヒドイ&ワロス
456シライスピリッツ:2005/12/15(木) 17:52:10 ID:/qhzb0r5
こんにちわー きょうもひとつ

池江「これだけの良い馬が手に入ると、えてして凡庸な騎手は間違いを犯しやすい。
   たとえば良いスタートをきって、
   それでサッと流すだけなどというレースを作ったりする。」
善臣『ギクッ』
池江「しかし、そこに間違いがある。というのは競走馬には隠された能力がある。
   その能力が問題なのだ!」
  「競走馬の生まれ持った素質は、それ自体が味わい深い物だが
   相性の良い騎手と組み合わせると、他の騎手が乗ったときよりも
   はるかに能力を引き出せるのだ。」
  「たとえばタップダンスシチーに四位を乗せて先行させても
   たいしてめざましいレースはできなかったが、
   ダッシュをきかせたスタートで哲三が乗るとタップのスピードは冴え渡るし、
   哲三のうまさの華が開く。」
  「このようにどの騎手と組み合わせるかが重要だが、私はここで武豊を選んで見た・・
   武豊というのも不思議な騎手で人気薄では自分の力を出し切れないが
   人気馬、サンデーサイレンス産駒と合わせてレースに出走すると真価を発揮する。」
  「一流騎手武豊がディープに乗った事で過剰人気にはなるが走りはなめらかで
   心地良い走りに変わり、かくれていた能力が発揮されて、深みのある走りが生まれてくる。」
  「その武豊の騎乗がディープと合わさると、互いに相手の素晴らしさを
   数倍にして、ターフの上に華を開かせるのだ。」
京極「おっしゃるとおりや!これが福永でもけっこういけるやろと思うが、
   武豊の上品極まりない玄妙さは出んやろなあ!」
唐山「馬、騎手の取り合わせが絶妙じゃ!」
審査員「武豊のうまさ、判断の良さ、それに加えてディープの切れ!」
   「そのディープの走りを豊の手綱がしっかり押さえて!」
   「まさにこの走りは至高の馬、素晴らしい!」

池江「・・・・・・・・ どれ私も走りをみようか・・・
   ・・・申し訳ない。池江泰郎、不覚を取った。」
唐山「不覚?」  京極「なんのこっちゃ・・・!?」
栗田「どういうこと・・・?」
池江「肝心のディープの出来が落ちている、これでは「至高の馬」とは言えん。
   もしかするとこの馬は昨日調教していないかもしれん。」
審査員「ええっ?出来が落ちている?」
   「そうかな・・・・・・?」
池江「週刊タイムさん、このレース後日あらためてやり直させてもらう。いいなっ!!」
編集長「は、はあ・・・・・・しかし審査員の皆さんは、全員たいへん強いと・・・」
池江「私がこの馬を出走させんと言ったら絶対に出せんのだっ!!
   それとも私の馬を見る目が信用できんというのかっ!?」  
457シライスピリッツ:2005/12/15(木) 18:14:55 ID:/qhzb0r5
編集長「では続きまして、東西新聞側の「究極の馬」をお願いします。」
富井「大丈夫なのか山岡っ!?」
社主「トホホホ・・生きた心地がせんわい・・・・・」
審査員「ほよ?なんだこれは・・・・・・」
   「メジロマントルが鳴尾記念に出走している。」
京極「はて・・・・・・人気薄の一発でも狙ったんか。」
唐山「マントルの上に乗ってるのはだれじゃい・・?」
池江「士郎め、血迷いおったか!人気薄の逃げ馬とは、あまりに能がない・・・・・」
京極「ふえっ!!これはなんやっ!!一流騎手やないっ、
   けどええ走りやっ!!」
審査員「うおっ、これはなんだっ!?」
   「速くて、かすかに粘っこくて・・・」
   「またこの上に乗っている騎手はっ・・・!?」
池江「むっ!」
山岡「吉田豊をメジロマントルに乗せました。」
京極「メジロかっ!」
唐山「うむ、この走り、このスタミナ、確かにメジロじゃ、メジロ牧場じゃ!」
山岡「そして、鳴尾記念に出走させ、その上に相性のいい吉田豊を乗せました。」
審査員「なんと。これは吉田豊だったかっ!!」
   「ううむ、豊かなスタミナがあって切れがあってしかも粘りがすごくて・・」
   「素晴らしい走りだっ!!」
京極「なにやら泣けてくるわ・・・わしらがとっくの昔に忘れてもうた大事な物を
   思い出させてくれる走りや・・・・・」
唐山「吉田はメジロの馬と出会うと引き立つというところを押さえたのはさすがじゃ!!」
 おわり。めでたしめでたし
458こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/15(木) 19:51:35 ID:5R8QE3YY
>>456-457
いい話だが
>もしかするとこの馬は昨日調教していないかもしれん。
これはねーだろwしかも池江ってのがわろす 学校なのに笑ってしまったじゃねーか
459こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/15(木) 21:13:09 ID:kvKy2M00
   角居「お待たせしました。
      万全の調教をしたハットトリックの、直線の末脚だけにかけました。名手ペリエを乗せて出させてください。」
フォウンス「何、ハットトリック!?鞍上ペリエだと…!?」

フォウンス「むう…」
  ジップ「これはっ…」
 クルーズ「何と…!!」
   角居「日本にもデュランダルと言って、末脚勝負の馬がいます。その馬の一番の持ち味は直線の末脚、
      ハットトリックも一番の持ち味は末脚……それならば、一番の持ち味を出すのが正攻法ではないでしょうか。
      そしてその鞍上は、フランスの名手ペリエです。マイルCSで勝利に導いた騎手です。
      香港でGTを勝つのに日本でGTを勝った騎手を用いる、ぴったり合うはずですが…」
  シャム「見事だ。」
  ジップ「ハットトリックに加えられたマイルCSの勲章と、アメリカGT制覇の角居調教師がまた素晴らしい。」
 クルーズ「ハットトリックの一番の持ち味を引き出す手綱捌き、それにペリエを選んだ妙手、素晴らしい。」

フォウンス「………残念ながら負けたよ。くそ、日本馬の参戦なんか認めるんじゃなかったよ!」

おわり 
460シライスピリッツ:2005/12/15(木) 21:35:18 ID:jrkL7CI4
こんばんわー またひとつ♪

山岡「デンシャミチだあーっ!!」
田畑「きゃあ!」  栗田「どうしたのっ?」
富井「山岡っ!ついに頭のネジが外れたなっ!!」
山岡「いんにゃ、今日は朝日杯だからデンシャミチ気分でね。胃袋も頭も手も足も、
   すーっかりデンシャミチになっちゃってるんです!」
  「そんな訳で、馬券はデンシャミチの単勝を買うんだい!!」
富井「それじゃ、午前中は全然仕事もせんで、デンシャミチのこと
   ばかり考えていたんだなっ!?」
山岡「ピンポーン、当たりい!」
富井「ばあっかもんっ!!」
山岡「では、皆さん、また夕方にお会いしましょう。」
栗田「全くもう、また「至高の馬」との対決がひかえているのに、
   何の緊張感も感じられないわね!」
田畑「でもデンシャミチもいいわね!」  花村「悪くないわ。」
富井「ふむ・・・・・デンシャミチを買うなら今のうちだな。」
山岡「何でみんなついて来るの?ウインズがいっぱいになって、買えなくなったら
   どうするの?中山競馬場はそんなに広い場所じゃないんだからね。」
富井「山岡、ウインズがいっぱいだったら、お前は競馬場の外で、
   我々が買い終わるまで待っていろっ!」
山岡「あーあ・・・・・かわいそうなボク・・・・・・・・・・」

職員「あら、いらっしゃいませ!」
富井「デンシャミチ! 全員デンシャミチね!」
職員「はいはい、わかりました。デンシャミチ単勝5万!」
善臣『シュン』
山岡「あれ・・・・善臣どうしたの?元気ないね。」
花村「いつも威勢がいいのに・・・・」  田畑「どこか悪いの?」
富井「騎乗の腕が悪い!なあんて言ったりして、キャハハッ!!」
  「ああ・・ウホン・・・」   山岡「ほんとに変だぜ、なにかあったの?」
職員「これなんです・・・・・」
花村「ああ、関西のトップ騎手ね!」 田畑「いますごい人気なのよね、この人!」
栗田「競馬界のスーパースターよ。」
富井「ふん、美男子は人類の敵であるっ!」 山岡「で、これがどうかしたの?」
善臣「・・・同じ騎手でも俺と、あの武豊とじゃ、月とスッポンだなと思うと
   力が抜けちゃってね・・・・」
栗田「どうしてですか?勝ち星はあんなに伸びてるのに?」
善臣「いくら勝ってもしょせんは平場ばかりですよ。おれの勝つレースなんて
   ただの条件戦だ! 武騎手みたいにGIなんて勝てる腕じゃないもの・・」
  「武騎手は日本中、いや、世界中の競馬ファンや競馬界の名士をうならせる
   最高のレースを作ってるというのに・・おれは未勝利戦とか、500万下とか
   オープン特別みたいな、つまんないレースばかり勝っててさ・・」
  「武騎手が自分の騎乗を善臣なんかと比べないでくれ、と言ってるでしょ?
   ほんとだよね・・・同じ騎手なのに武騎手は天才でおれはゴミさ・・・」
栗田「そんなこと・・・ 善臣さんは武騎手にすっかり劣等感を抱いてしまったのね・・
   ただの平場専門の騎手と競馬界の最先端を行く日本のトップジョッキー・・
   そんなふうに考えると劣等感を抱くものなのかしら・・・」
461シライスピリッツ:2005/12/15(木) 21:50:27 ID:jrkL7CI4
善臣「あ、ああっ!あなたはっ!!」
武豊「武豊と申します、よろしく。」
善臣「あわわわ・・・・・・・・」
  「ど、どうぞ・・お手に合うかどうか・・・・
   2歳500万下のメジロファルカルです。」
  「や、やっぱりこんな下級条件の馬はお手に合わなかったようですね・・」
武豊「スッと、すんなり出たスタート、そのスタートでダッシュを決めると
   スピードにのった走りがターフの上に飛び出してきて、
   馬の自身から素晴らしい瞬発力があふれ出る。」
  「折り合いのつけ方が完璧だっ!馬の持つ全ての能力が活性化している!
   仕掛けのギリギリのタイミングを見切っているんだ!これはすごい!!」
  「私の騎乗を善臣と比べないでくれなんて、よくも、そんな思い上がったことを
   言ったもんです。私を許してくれますか?」
善臣「許すだなんてとんでもない、私は、私は・・・・・・」
武豊「今、ぴんとひらめいた、この馬の走りをもっと引き出す乗り方が
   できるんじゃないかと思うんです・・・・やらせてくれますか?」
善臣「わっ そりゃすごいや、どうぞっ!!」
おわり。
462こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/15(木) 23:34:38 ID:tuzf/MXB
カキフライ乙
463こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/15(木) 23:56:14 ID:7sIMataM
>この馬の走りをもっと引き出す乗り方ができるんじゃないかと思うんです

結局自分の方が上だと言いたいワケだなw
464シライスピリッツ:2005/12/16(金) 20:57:03 ID:qOpKZGeg
こんにちわー なんか書くネタもなくなってきたな・・・
と、いいつつ今日も軽く。

採決委員「それでは、本日の朝日杯の審議の結果を発表します。」
   「最後の直線でレソナルが不利をうけたことでジャリスコライトを失格に
    せよという意見も出たが、ジャリスコ側も充分に進路をとっていたことが
    わかったので、失格とはしないことに決定した。」
厩務員「やれやれ・・・失格という不名誉はまぬがれたわい。」
調教助手「一時はどうなることかと・・・・・・」
採決委員「しかし万に一つでも危険はないとは言えないことを考えると、
     ジャリスコ側の減点はさけられん。」
厩務員「うぐ・・・」
藤沢「減点か・・・・・」
採決委員「それにひきかえフサイチリシャールは血統の素晴らしさを
     堪能させてくれた上に、ともすれば味気なくなりがちの最後の直線を、
     素晴らしく豊かなスタミナで切れ味ある瞬発力を引き出した所が
     なんとも見事!したがって
     1着12番フサイチリシャール2着5番スーパーホーネットとあがりました。」
松田国英「デザーモ!これだけ勝負を重ねてきて、しかも競馬の本義を外すのか!?
     このたわけが!」

厩務員「いや・・・今回はあせったな・・・」
調教助手「失格と言われたときにはまいりました・・・」
藤沢「ま、しかしデザーモも一生懸命に頑張ったのですから・・・・・」
調教助手「だが負けは負けだ!しかも手ひどい負けじゃないか!
     もっと優秀な騎手を引っ張ってきて、デザーモにかえて
     ジャリスコライトの主戦にすえましょう。」
デザーモ「そりゃいい、そうしてください!そうすりゃ毎日居眠りしてられる!」
調教助手「このこのこの!よくもそんな無責任なことをシャアシャアと!」
ジャリスコ「デザーモさんを許してあげてください。私が悪かったんです。」
調教助手「君が?どうして?」
ジャリスコ「今回の朝日杯、私ぜんぜんデザーモさんに協力しなかったんです。」
厩務員「むう?」  藤沢「ジャリスコ・・・・」
ジャリスコ「わたし、レース中も鞍上のデザーモさんと喧嘩して・・・
      デザーモさんの手助けもしないで・・そんなことがデザーモさんを
      イライラさせたと思います。デザーモさんがそんなことで気分を
      乱したりしなかったら、朝日杯、もっといいレースを出来たはずです・・」
デザーモ「そんなこと関係ないよジャリスコの思い過ごしだ。」
ジャリスコ「あらだって。」
デザーモ「ふざけちゃいけないよ、君にイライラさせられたり気分を乱されたり
     そんなのしょっちゅうじゃないか!!」
ジャリスコ「まあ!なんですって!」
デザーモ「俺が言いたいのは、今日の負けは君のせいじゃないってこと!」
ジャリスコ「私が言いたいのはね!」
藤沢「いいかげんにしないか!どんな理由にせよ今回のレースは二人の協力が
   充分でなかったことが敗因の一つとなったことは間違いないようだ。」
ジャリスコ「はあ。」  デザーモ「むぐ・・・・」
藤沢「これから二人で今日のレースのことを検討反省したまえ。そして反省結果と
   これからどう取り組むつもりなのか明日報告してもらおう。
   これ以上GIレースに本気で取り組むつもりがないならそう言いたまえ。
   いつでも二人を地方にとばしてやる。いいかげんなレースをされたら迷惑だ!!」
ジャリスコ「はい、わかりました・・・」  デザーモ「はい・・・」

デザーモ「なにか食おうぜ、食いながら今日の反省会と、次は絶対に
     フサイチリシャールに勝つための計画を練ろうじゃないか。」
ジャリスコ「賛成、今度こそ勝たなきゃね。」
ジャリスコ「デザーモさん、わたしと藤沢先生のこと誤解・・・」
デザーモ「君は俺とロブロイのこと誤解・・・・」
おわり  よかったよかった
465こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/16(金) 23:43:02 ID:XzGF/Onz
ホモw
466こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/18(日) 14:42:29 ID:TNFg/9Uh
さすがにネタ切れですかね?
でも忙しい時期でもあるしなあ。
楽しみにしてまつ。
467シライスピリッツ:2005/12/18(日) 21:17:27 ID:lqfNggM4
こんにちわー、ひさびさに 短いけど

社主「マイルの女王とうたわれるラインクラフトが・・・・
   確かにアドマイヤグルーヴの前ではかすんでみえる!」
山岡「ゆったりとしたローテーションの中で使われてきた健康そのもののグルーヴと、
   瀬戸口師の小賢しい勝ち星稼ぎのために出走させられたラインクラフトと
   はたしてどちらが強いか!?」
  「しかもこのアドマイヤグルーヴは引退レースで武豊が騎乗した。
   先週落馬した福永とでは、腕も天と地の差がある。」
馬通「何を言う!! ラインクラフトは日本中のトラックマンが
   強いと認めた馬だぞっ!!」
  「そうともラインクラフトの強さがわからないなんて馬通じゃない!!」
468こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/18(日) 22:28:33 ID:yvHDoAB0
去年から今年にかけてのお話…

  山岡「ジョッキーの『福永』といえば競馬界でも有数の名家だね。以前に何度か買ったことがある。
     名人の名が高かった洋一が25年ほど前に引退したと聞いたけど……」
  和田「私とは競馬学校の同期である息子のユーイチが、跡をつぎました。腕の方は、引退した父親にひけをとらないと思います。」
  山岡「じゃ良かったね、『福永』は安泰という訳だ。」
  和田「それがなかなかそううまくいかなくて……」
  栗田「何か問題があるの?」
  和田「ええ、ちょっと、山岡さんのお知恵を拝借したいんですよ。」
  山岡「何だいその問題って…?」

  栗田「ダイワエルシエーロのオークスが華麗でうまいわあ。
     2コーナーも3コーナーも4コーナーも、インぴったりの逃げ加減で、直線はぐいぐいと心地よい手ごたえで。」
  山岡「親父さんが勝ってない府中2400mのGTなんで張り切ってるんだね、気合いが入ってる感じだよ。」
ユーイチ「ありがとうございます、お気に召して頂けて嬉しいです。」
  山岡「その割に評価が低いなあ…
     関西リーディングの上位にはどうやら武豊と藤田の二人いるだけみたい。」
  栗田「山岡さん、すぐリーディングとるわよ、そんなの……」
ユーイチ「親父が引退してから、リーディングの座が遠のいたようで……」
  山岡「ふうん……肝心の騎乗の腕はいいと思うけどなあ。代替わりして、腕が落ちたというならともかく…」
  和田「山岡さんのお知恵を拝借したいのはこの件なんですよ。」
  山岡「ん?」
ユーイチ「この後はメイショウボーラーで、ダートGTを勝ちに行こうと思いますが…」
  山岡「ああお願いします。」

469こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/18(日) 22:30:11 ID:yvHDoAB0
ユーイチ「みんな、ああなんです…昔からの関係者は、皆さん私の代になって騎乗がまずくなったとおっしゃるんです……
     どうしてだか私にはわからない。
     乗ってる馬だって、親父の頃に絶対負けないいい馬に乗ってるんです、これ以上いい馬は存在しません。
     腕だってそんなに…」
  和田「ユーイチがどんなに苦しい努力を重ねてきたか、私が一番よく知っています。
     私とユーイチは、励まし合って精進してきたんです。
     山岡さんいかがでしょう、先代の騎乗とユーイチの騎乗と比べて……?」
  山岡「俺は、そんなにみんなが言うほどのことはないと思う。今日見たオークスは見事な騎乗だった、
     これだけの騎乗を見せるジョッキーは滅多にいないだろう。」
  栗田「私も、素晴らしくうまい騎乗だと思います。」
ユーイチ「本当ですか。」
  和田「嬉しいな、実は私もそう思ってるんですよ、相手がユーイチだとほめづらいんだけど…」
  山岡「確かに見事な騎乗だが、しかし引退した親父さんに完璧に並んだとは言い切れない気がする。
     たとえば親父さんのエリモジョージは、もうひとつ軽くてサクサク逃げていたように思う。
     それは失敗を恐れる余り、大胆になり切れなくて親父さんほど周囲を驚かせてないからじゃないか。
     わずかだが、直線の切れが悪く、手ごたえも重く感じる。」
ユーイチ「う…む…確かに親父ほどの大胆さは…」
  山岡「でも、引退した親父さんが最高に上手に乗ったレースに比べれば差はあるかもしれないが、
     親父さんだってそんなに毎週最高の騎乗をしてた訳じゃない。
     ゼッケンを見ないで、これは親父さんの乗ったレースだと言えば、みんな満足したはずだ。」
  栗田「それならなぜ、重鎮といわれる岡部さんがさっきみたいなことを?」
  山岡「問題は、引退した親父さんが名人だったことだよ。
     名人として崇拝されていた人の後に、同じ程度の騎乗をしたんでは、低く評価されるということだ。」
  和田「そうか、ユーイチは親父さんより腕が上がって初めて親父さんと対等に評価されるんだ。」
ユーイチ「無茶を言うな、親父より腕を上げるなんてことが一朝一夕に出来るか。
     それまでに昔からの付き合いの調教師はみんな騎乗依頼してくれなくなってしまう。」
  山岡「いや、まだ諦めることはない。
     馬に乗る技術は、そんなに突然進歩したりはしないが、どこか目ざましい改良の余地があるはずだ。」
ユーイチ「え?」
  和田「それはどういうことですか?」
  山岡「試してみようじゃないか。」

470こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/18(日) 22:31:23 ID:yvHDoAB0
 柴田政「へえ……『福永』がうまくなったって?
     競馬の騎手みたいな難しい仕事は、一年やそこらで急に腕が上がるというもんじゃないだろう。」
  栗田「試してごらんになってください。」
 柴田政「ううむ……」
  山岡「お願いがあります、岡部さんも一緒に連れて行って頂きたいんです。」
 柴田政「JRA最多勝ジョッキーの岡部をかね。ふうん………何か企んでるな……」

ユーイチ「今日はアメリカンオークスを見て頂こうと思いますが………」
 柴田政「うんいいね。」
  岡部「私も見よう。」
ユーイチ「はい。」

 柴田政「ほほう。」
  岡部「これは強そうだ!」

 柴田政「むう……いい伸びだ。」
  岡部「こんな強い3歳牝馬は、ここ何年来、見たことがないよ。」

  岡部「いや、強かった!おまえさん引退した親父さんに迫ったぞ。」
 柴田政「本当に、わずか一年でこれだけ腕を上げるとはなあ!」
  山岡「一年前にもすでにユーイチ君は、これだけの騎乗をしていたんですよ。」
  岡部「いやそれはない、この間は不満が残ったもの。」
  山岡「それは引退した親父さんの印象がお二人には強過ぎたからです。
     親父さんと同程度の騎乗では、親父さんよりまずい騎乗だと思い込んでしまうんです。
     今日満足させられたのは、ユーイチ君が親父さんより絶対に上を行く記録を作ったからですよ……米GT制覇です。」
  栗田「それも含めて年間GT6勝の実績が、引退した先代の名声による呪縛から解き放ったのね。」
  岡部「ふうむ………引退した親父さんを崇拝するあまり、ユーイチの真の力を見損なっていたのかな。」
 柴田政「なるほどね……………どこか一点で引退した親父さんを超えることが必要だったんだ。」
  岡部「いやいや見事だ、おまえさんこのまま精進すれば親父さんを抜く名人になるだろう、行く末楽しみだな。」
ユーイチ「ありがとうございます!」
  和田「ああ、これでホッとした!山岡さんありがとうございます。」
  栗田「ユーイチさんと和田さん、これからもいいライバルねっ。」

おわり

しかしまだまだユタカには及ばない… 
471こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/18(日) 22:46:27 ID:yvHDoAB0
468と469の間にこの文章が抜けてました。こんな初歩的なミスを…


  山岡「あれれ柴田政調教師、」
  栗田「いらしてたんですか。」
 柴田政「おやきみ達か……岡部幸雄元騎手だ、彼は“花の15期生”であることでも有名でな。」
  山岡「山岡です。」
  栗田「栗田でございます。」
  和田「先生、先日はどうも…………」
  岡部「おや、和田君、おもわぬ所で。」
  和田「はあ、このユーイチとは競馬学校からの同期でございまして…」
  岡部「そうか……それなら和田君、あんたは若手のジョッキーの中じゃピカイチだ。
     このユーイチにいろいろ相談にのってあげておくれよ。」

  岡部「なあユーイチ、親父さんは本当に日本中でも何人ともいない名人だったよ。その親父さんの口からおまえさんが大変に熱心で、
     腕前のほどもなかなかだと聞いていた。だが、今日も痛感したが、やはりおまえさんの騎乗は親父さんのにおよばない。」
ユーイチ「どこが……いけないんでしょうか?」
  岡部「どこがって、そんな簡単にあそこがいけないここがいけないと、指摘できたらおしまいでしょう。
     あちこちが、どことなく足りないんだよ。ファンは正直だよ、こんなに人気を裏切っちゃって…
     ファンはおまえさんの騎乗に満足してないんだ。このままじゃ、『福永』もさびれちまうよ………
     ファンを取り戻すためには、親父さんの腕前に早く近づかなければね…」
ユーイチ「……」
  岡部「ま、友人なら力を貸しておやりなさい。」
  和田「はあ……どうも…」
 柴田政「じゃ、お先に失礼するよ。」 
472こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/19(月) 01:26:23 ID:RcMvvIK/
「二代目の腕」乙
てんぷら屋のぬか漬けの話だよね!
470さんは祐一ファソなんすか?
473シライスピリッツ:2005/12/19(月) 16:17:10 ID:Vkehsxd7
だいぶん前に書いた221の続き。

谷村「なかなかいい出来だよ、社内の評判も上々だ。」
栗田「ありがとうございます。」
富井「各界の人々のギガトン・インタビューが面白いね。この若いタレントは
   馬券をおかわりしたって?」
栗田「意外でした。ギガトン世代の方の中には、顔をしかめる人がけっこういたのに、
   若い人はこだわりがないせいか、変わっていて面白いだなんて、。」
谷村「ほんとにギガトン1頭買うのがやっとだったのが飽馬の時代と呼ばれるように
   なるなんて夢のようだな・・・・・」
武邦彦「文化部の責任者に会いたい!」
谷村「私が部長の谷村ですが・・・・」
武邦彦「いったい、このギガトンの記事は何だ!?」
谷村「この記事になにか不都合な点でも・・・?」
武邦彦「不都合どころか、あんたらはわたしの厩舎をつぶす気か!」
栗田「厩舎をつぶす?」
武邦彦「ブリトンはうちの看板馬ですよ!戦後の代用馬のギガトンとは物が違う!
    それなのにこんな記事を載せて、うちのブリトンの品位を傷つけた!
    営業妨害で訴える!」
栗田「そ、そんな・・・・!!」

武邦彦「私の厩舎はもう10年以上も営業を続けている。
    この馬の生まれ故郷のバンブー牧場の馬を看板にしているんだ。
    なかでもブリトンはうちの管理馬の中でも大人気の競走馬だ!」
   「おたくの新聞で取り上げたギガトンは戦後のスター馬不在の時代に
    ちゃんとした馬がいないので仕方なく馬券を買っていた代用馬というやつだ、
    まともな競走馬じゃない!」
   「それを似たようなギガトンという名を使ってこんなこと書かれちゃ、
    うちのブリトンもあんな代用馬と同じ馬に思われてしまうじゃないか!」
栗田「あのう・・・それでは武さんとこのブリトンはどんな馬なんでしょうか・・・」
武邦彦「いいか、よく聞けよ うちのブリトンはな・・・・」
山岡「ま、話だけ聞いたんじゃピンとこないよ。
   おたくの厩舎に行くからその自慢のブリトンを見せてよ。ね、部長。」
谷村「ふむ、そうしよう。」
武邦彦「ようし、じゃ うちに来てもらおうか!
    実際に見てみればようくわかるだろう!」

武邦彦「今日はちょっと上品に幸四郎を乗せたけど、小池隆生や古川吉洋を
    乗せてもうまいね。 出すレースはなんでもいい。
    ダート、芝、スプリント、マイル、忘れちゃいけないのは血統だよ。
    ローラローラ、レインボークエスト、サクラローレル、スイートバンブー
    スタミナ血統を入れる。
    この馬はオークス5着馬だから、相手が強いところを使う。
    父サクラローレルはこれといって癖がないしとてもいい走りが出るんだ。
    長距離も強いよ。」
栗田「わあ、ぜいたく! いい血がどっさり! 父アスワンのギガトンとは
   比べ物にならないわ。」
武邦彦「失礼な!あんな代用馬と比べないでくれ!」
栗田「あ、いけない・・・・」

474シライスピリッツ:2005/12/19(月) 16:30:45 ID:Vkehsxd7
つづき、話が一気に飛んで

山岡「本来、強しかるべきギガトンの品格を傷つけ、おとしめたのは山内調教師です。
   無理使いを引き起こした愚かな調教師だ。」
武邦彦「うむ・・・」
山岡「そして武さんのブリトンとプロトンの場合、違っているようで似ている、
   似ているようで違う。単に厩舎が違っただけでもこんなに差が出来る。」
武邦彦「山岡さん、よくわかりましたよ。うちのお客には
    弱いギガトンと強いブリトンの走りを見比べさせて、山内厩舎がギガトンを
    強くできなかったのはなぜか話して聞かせますよ。」
   「そして、ここのプロトンもぜひ見るようにすすめます。
    こんなに強い馬、サンデーサイレンスを持つアメリカに戦争をしかけた結果
    日本は弱いギガトンを買うはめにおちいったんですからね。
    最近の日本人は傲慢になりすぎています。このままだといつかまた
    大町さんの弱いギガトンを買わなきゃなくなるかもしれない。」
富井「たかがギガトンだが、大きな意味を持っているんですね。」
おわり 
475こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/19(月) 18:59:08 ID:n1SlDlDY
いつも面白いネタ、とんクス
476こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/19(月) 22:09:21 ID:B6tfuCtL
>472 特にユーイチのファンというわけではないですが・・・

では、今日も話を一つ。

  社員「ダ、ダイワのオーナー、驚きましたよ。」
大城敬三「何だ、どうしたんだ?」
  社員「あっちの車輌三つばかり、アドマイヤの貸し切りですよ。」
  社員「ええっ、本当かいそりゃ。」
平井豊光「よりによってアドマイヤの連中と一緒だなんて気分悪いなあ……」
  田畑「アドマイヤはこの四、五年、強引な若駒買い付け戦略を繰り広げて、
     エイシンを抜いて個人馬主獲得賞金一位の座についたでしょ。だから今、最悪の敵対関係になってるものね。」
大城敬三「まあまあ気にすることはない、彼らは彼らだ。今日はせっかくの愛馬の応援だ、競争相手のことなんか忘れて、
     楽しもうじゃないか。」
平井豊光「そうですよ、第一、我々の目的のフェアリーSは今日のメインで、2歳戦とはいえGVですからね。
     あの連中は8Rのアドマイヤドゴールでも応援しに行くに決まってます。うっ、アドマイヤの近藤オーナー!」
大城敬三「これはアドマイヤの近藤オーナー、奇遇ですな……やはり愛馬の応援ですか?」
近藤利一「ふふん…応援は応援でもおたくらみたいなしょぼくれた馬じゃない、言わば祝賀会&引退式だ。」
  花村「失礼ね、しょぼくれたとは何よ。」
大城敬三「祝賀会とは景気がいいですな。」
近藤利一「うちは獲得賞金でエイシン・ダイワに大差をつけたからね、今日はアドマイヤグルーヴをデビューから応援してくれた
     ファンの方達を阪神競馬場に招待したんだ。我がアドマイヤグルーヴの大勝利を祝って、レース後に引退式をするのさ。」
平井豊光「な、何い阪神競馬場に行くのかっ!!」
  花村「目的まで同じだなんて、ますます気分悪いわっ。」
近藤利一「ほうおたくもかい、どこのGUなの?」
平井豊光「GUなんかじゃない、うちはGVさ。」
近藤利一「フェアリーS?フェアリーSに出るのか、わっはっはっ!!こりゃあいい、二流オーナーにはお似合いだ!!」
平井豊光「GVのどこが悪い!第一、フェアリーSはメンバーの弱い重賞だ、
     コスモミールとかグリーンジュエリーが人気してるがほかはみんな相手にならん、どうやっても勝つだろうが!?」
近藤利一「はっはっ何も知らないんだな………こんな日に中山で出走とは運が悪かったな、まあせいぜい楽しむがいいさ。」
  社員「何も知らないってどういう意味なんだ?」
  栗田「感じ悪いわ、あたし達に嫌味を言うために来たのね…」
大城敬三「まあいいじゃないか、彼らなんか気にすることはない、我々は我々で楽しめばいいんだから……」
平井豊光「そういうことですよ。これから行くフェアリーSはね、そこらの2歳牝馬とは訳が違う、
     阪神JF4着のエイシンアモーレが満を持して出るんだから!
     単勝でしょ、馬連でしょ、馬単、3連複、3連単、1頭軸にして買い切れないほど突っ込むんですよ。」
  社員「すげえや、今日は財布が空になるまで買おうぜ!!アドマイヤの天下なんか長続きしないよ!」
  栗田(山岡さんたら……今の騒ぎも知らん顔で………)
477こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/19(月) 22:10:11 ID:B6tfuCtL
平井豊光「こんちはあ。」
 瀬戸口「あ、平井さんようこそおいでだねえ。お久しぶりです、さあどうぞ。」
平井豊光「お世話になります。」

平井豊光「そんな馬鹿なっ!!前走頼んでいたユーイチ君が騎乗できないだって!?」
 瀬戸口「トップジョッキーの武豊も安藤勝もペリエもみんな阪神競馬場に乗りに行っちまっただよ……
     何でも今日は阪神牝馬Sだっちこんで……」
  社員「アドマイヤグルーヴの出るレースだよ…」
平井豊光「冗談じゃないよ、ここは競馬場だろ?どんなにジョッキーが阪神に行ったってその分関東の騎手が余ってるでしょう!」
 瀬戸口「それが中京でもCBC賞が行われる予定だったもんだから、中京にもトップジョッキーが行っちゃったんだもん……
     今日は一応GVなんでそれなりに騎手はいるけど上物の騎手はみんな阪神・中京に…………」
平井豊光「藤田も四位も池添も駄目なの?ボニヤもルメールも吉田豊も横山典も?後藤は遠征してないでしょう?」
 瀬戸口「怪我して年内休養しちまっただよ。」
  田畑「それを知ってたからアドマイヤの近藤オーナーは、私達の馬が中山に出ると聞いて勝ち誇って笑ったのね。」
平井豊光「じゃ、いったい今日は誰を乗せるのっ!?」
 瀬戸口「あ、はいええと…そんな訳なもんであの……ヨシトミとか…」
平井豊光「ど…どうして重賞で1倍台の単オッズの馬にヨシトミ乗せなきゃなんないんだっ!!」 

おわり

エイシンのオーナー、ご愁傷様です・・・。
478シライスピリッツ:2005/12/19(月) 22:32:04 ID:Vkehsxd7
ちょっと寝る前にひとつ

後藤「武豊さん、関東の騎手の感想はいかがです?」
武豊「わははは、関東ですか!? いやあ関東ちゅうところは聞きしにまさる
   騎手のまずいところでんな。」
勝春「騎手がまずい?」
武豊「はいなあ。関東の調教師の見る目はおかしいんとちゃいますか。
   たとえばの話、関東の騎手に依頼に行きますやろ。
   そういう騎手の大半があきまへんわ。」
  「プライドだけは高くて、腕はまずうて、勝ち星も少ない。
   依頼料に見合うだけの値打ちのある騎乗見せる騎手は見当たりまへんな。」
蛯名「いや、はは・・・・・これは手厳しいなあ。」
勝春「ま、しかしそんな表面上の記録だけで関東の騎手がまずいのなんのと
   言われてもね。いろいろと個性ある騎手もいるんだから。」
武豊「へへん。関東の一流騎手言うたかて、今年のGIはみんな関西の騎手が
   持ってっとるやないか。」
  「関東のトップ調教師、藤沢師の馬も乗り役はほとんど外人任せや。
   関東独自のうまい騎手なんか一人もいないわ。」
勝春「なに言ってんですか。横山典、善臣、中舘、この関東トップ3は、
   みんな勝ち星が多いじゃないか。」
武豊「そないなでたらめ言われると困りますな。
   坂路はもともと関西がはじめたことを関東が取り入れたちゅう説があるくらいで
   起源はどこか知らんがとにかく関西を経由して関東に入った物や。」
  「しかも関西では、福永や藤田やら、さらりとしたクセのない騎手を使うて、
   上品に鮮やかに勝つのに、関東では、勝負弱い弱い善臣やら使うて、
   下品でえげつない着順に持ってきてしまう。」
  「関東の善臣なんぞ買った日には、三日ぐらい懐が寒いわ!」
  「中館かてそうや。中館はどんな馬でも逃げるやろ?
   それは馬自体の質が悪い上に、上手に騎乗する技術がないさかい、
   逃げたりしてごまかしとんのや。」
勝春「そ、そんなバカな!」
武豊「差し馬を逃がしたりしたら馬と折り合いがつかんでしまうわ。
   関西の騎手は逃げたりせんと上手に上手に差しきれる。」
勝春「しかし、ダービーは東京優駿といって東京が大もとだ。」
武豊「東京いうんは東京で行われるという意味や。今東京優駿にまともな
   馬が出走してまっか?みんな関西から遠征して来る馬が勝ってるやないか。
   東京優駿とは真っ赤な偽り!」
  「その点関西は安藤、小牧と地方からの移籍組もいるし、
   今うまくてその上勝てるのは関西の騎手や。」
おわり 武豊の本音
479こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/19(月) 22:41:20 ID:B6tfuCtL
>関東の善臣なんぞ買った日には、三日ぐらい懐が寒いわ!

いや、まったくその通り!エイシンアモーレ・・・。
480こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 08:03:28 ID:hgXH6PlC
>>ど…どうして重賞で1倍台の単オッズの馬にヨシトミ乗せなきゃなんないんだっ!!

テラワロス
481シライスピリッツ:2005/12/20(火) 08:24:11 ID:kPNL+A9P
ビッグゴールド「これから中山へ行くの、一緒に来ない?
        善臣さんの先生をお招きしてるのよ。」
       「知ってるでしょ?競馬界の大御所、岡部幸雄先生。」
厩務員「へえ、善臣さん、あの岡部の弟子だったの。」
善臣「競馬のイロハから教えて頂いたがそれだけじゃない。早くに競馬界に入った
   私にとっては父親代わりにいろいろと力になってくださったんだ。」
  「有馬記念前に、岡部さんにビッグゴールドを紹介しておこうと思って・・・」
厩務員「岡部氏は日本の競馬界の宝だよな。
    あれだけ人の心を打つ騎乗ができるなんて天才だよ・・・・
    弟子には恵まれてないけどね。」

岡部「善臣!おまえを見直したぞ!こんなに闘志が表ににじみ出ている
   素晴らしいお馬さんをよくぞつかまえてきたな!」
  「おまえは実直にこつこつ取り組んでようやくここまで来た!
   これから先はビッグの力を借りて、一気に競馬界の頂点に駆け上がるのだ!」
善臣「は、ありがとうございます。」
岡部「ビッグゴールドさん、善臣に力を貸してやってください。」
ビッグ「はい!」
善臣「それで先生、有馬記念をぜひ観戦して頂きたいんです。」
岡部「有馬?おまえ有馬記念に出るのか?」
善臣「はい、調教師、馬主、それに厩舎関係の人をお招きして・・・・」
岡部「ぶあっかもん!!!」
  「有馬記念の愚劣さは年を追うごとにひどくなっている・・・・
   そんな醜悪なレースを観戦するぐらいなら死んだ方がましだ!」
善臣「先生・・・!」
岡部「善臣! 魂が水ぶくれではいい騎乗は出来んぞ!」
中尾正「驚いたわ・・・気難しい方だろうと予想はしてたけどあれほどとは・・!!」
厩務員「善臣さんに弁解する暇も与えずにさっさと行っちまった。」
善臣「岡部先生のお怒りを買ってしまった・・・もう有馬記念どころじゃないよ・・・」
ビッグ「善臣さん・・・・」

厩務員「ひええ! いろんな有馬記念があったんだねえ!」
〔復活を彩る華麗な武豊&オグリキャップ〕
〔マヤノトップガンに乗って田原成貴が〕
〔中山に二人の愛をうかべて・・・BYグラス&的場〕
善臣「思いつく限りさまざまな有馬記念があるよ。」
ビッグ「こんなのほんの一部よ。」
中尾正「ごめんなさい、図書室で資料探ししていたもんだから。」
ビッグ「あら、なんの資料?」
中尾正「ま、あとでゆっくり・・・・すごいでしょ、そのパンフレット。」
厩務員「すごいなんてもんじゃない、正気の沙汰とは思えないね。」
ビッグ「平凡な競走馬にとって自分が主役になれるのはGIの時だけだから
    張り切るのよ。一生の思い出を作ろうと・・・・」
厩務員「こんな愚劣なことをしなければ思い出を作れない人生なんてなんなのさ。
    岡部氏の言うとおり、水ぶくれの魂だよ!」
善臣「いくらなんでも僕たちはこんな恥ずかしいレースをする気はないけれど・・・
   やはりいくらかは見栄だの虚栄だのの要素はあるんだろうな・・・
   それを岡部さんは敏感にお感じになって・・・」
ビッグ「あれから善臣さんと話し合ったんだけど・・・
    いっそのこと有馬記念なんかやめにしようかと・・・」
善臣「岡部さんが来てくださらないんじゃ・・・・有馬記念なんか・・・」
中尾正「ビッグさん、善臣さん、結論を出すのは舞ってくれる?
    ちょっと時間を頂きたいの。」
482シライスピリッツ:2005/12/20(火) 08:44:15 ID:kPNL+A9P
中尾正「本日は、お忙しいところをお邪魔して申し訳ありません。」
藤沢「なんだ、私に願いというのは・・・」
中尾正「はい。藤沢さんは、岡部さんをよくご存知でいらっしゃいますね。
    この本が私に藤沢さんをお訪ねする決心をつけさせました。
    お二人がお互いに尊敬しあっておられることがわかったからです。」
藤沢「岡部さんがどうしたのか?」
中尾正「はいじつは・・・」
藤沢「ふうむ岡部さんの言いそうな事だな。わたしも岡部さんに同感だ。
   で・・・・・私にどうしろと言うのだ。」
中尾正「岡部さんに観戦を願えるよう話して頂きたいんです。藤沢さんのゼンノロブロイ
    に対抗するビッグゴールドなら、今、盛んに行われている
    虚栄に満ちた有馬記念とは違う事が、分かって頂けるはずです。」
藤沢「そうはいくまい。」
中尾正「なぜですか?」
藤沢「わたしが管理する馬ならいいが中尾厩舎が管理するビッグゴールドでは
   どんなくだらないレースになるかわかったものではない。」
中尾正「まあ!私たち一生懸命取り組みます!
    そんなくだらないレースには死んでもしません!」
藤沢「当てにはならん!」 
中尾正「岡部さんが観戦してくださらないと有馬記念に出走はしないと
    善臣さんは言ってます。そうすると
    ゼンノロブロイとビッグゴールドのの対決はなくなってしまいます。
    それに・・・」
藤沢「それになんだ?」
中尾正「今度の対決がなくなると、善臣さんがデザーモさんに勝つ機会が
    一つ減るので困ります!」
藤沢「な、なに!デザーモが善臣に負ける!」
中尾正「はい! デザーモさんに勝てば善臣さんはそれだけ自信がついて、
    重賞や他のレースでもいろいろうまくいくようになる気がします。」
さらにつづく
483シライスピリッツ:2005/12/20(火) 09:23:22 ID:kPNL+A9P
藤沢「マチカネフクキタルを持ってこさせてくれ。」
北村「はい、フクキタルでございますね。」
藤沢「ビッグゴールド陣営を代表して、私の試験を受けてもらおう。」
中尾正「え?試験ですって!?」
藤沢「もし合格すれば、わたしはビッグを最低限信用できるものとして、
   岡部さんに有馬記念を観戦してもらうよう話をしてやってもよい。
   だが合格しなかった場合、わたしは岡部さんに口を聞いてやることもないし・・
   ビッグの調教師は育成も調教の知識もないということを公表してやる。」
中尾正「そ・・・・そんな!!」
   (ああ・・・とんでもないことに・・・・! もし試験に合格しなかったら、
    馬主と善臣さんに迷惑をかけることになる・・・・!)

中尾正「これは・・・?」
藤沢「まあ、見てみるがよい。」
中尾正「あら・・・迫力があって走りが軽いわ・・・」
藤沢「これはマチカネフクキタルという。名前のとおり正月や節分やめでたいことが
   あった時に走らせる。馬名は縁起の物だが、私はどうせなら強い方がよいと考え
   秋以降は重賞だけに出走して、しかも神戸新聞杯では
   あのサイレンススズカをやぶり、そのあとに菊花賞に出走した。」
  「もともと父のクリスタルグリッターズは短距離血統だからスローペースには
   相性がよい。南井が乗ってやると過剰のずぶさが消えて具合がよい。」      
  「そこに菊花賞をもってくると、持ち味が生き、末脚が切れて圧勝となる。
   こうすればマチカネフクキタルも単なる縁起物珍名馬としてでなく
   一流の競走馬として楽しめる。」
中尾正「なるほど・・・純粋にレースで賞金を稼げるようにしたところが
    工夫なんですね。」
藤沢「さて試験だ。 有馬記念はめでたいレースだ。そこでそんなめでたいレースに
   ふさわしい競走馬を持ってきてみろ。
   それもこのマチカネフクキタルのように縁起がよいと同時に強い競走馬を!」

中尾正(私がここで失敗すると、善臣さんとビッグは有馬出走をとりやめと
    いうことに・・・二人はがっかりするでしょうね・・・
    岡部さんを説得するように藤沢さんに頼むなんて、善臣さんには言えなかったし・・
    善臣さんたら人の気も知らずにふざけてばかり・・・昨日だって・・・)
回想『武豊「桜前線が東上してきたね。アドマイヤグルーヴはいい時期に結婚するね。
      桜の花を背に花嫁姿か。」   
   グルーヴ「まあ。」
   善臣「はあ、めでたいめでたい。ことしはうば桜も咲きます。」』
中尾正(せっかくきれいに桜の花が開いても・・・このままじゃ
    善臣さんとビッグさんの心は花と咲かずに・・・・・桜・・・・・・サクラ・・・)  
   「あ!これ・・・使えるんじゃないかしら・・・・これが藤沢さんの気に入るか
    どうかはわからない。 でも・・・ 北村くん、手伝って。」
北村「はい!」
助手「先生、中尾さまが支度ができたので先生においで願いたいと。」
藤沢「ほう、できたと言うのか。」

なんか訳わかんない話になってきたけど(>.<)つづく
484シライスピリッツ:2005/12/20(火) 13:02:42 ID:sv5STh79
中尾正(自信はないわ・・・私の持ってきた馬など嘲笑されるだけかもしれない・・)
藤沢「ふうむ・・・・・・これは・・・・・・・ローテーションは3歳クラシック路線・・・
   そして厩舎は小島太厩舎、サンデー産駒で良血の馬を育成したものだ。」
  「そしてこの皐月賞は・・・・ほう直線の鋭い走り。中山に映える華やいだ走り・・
   そして鞍上は・・・・一流の騎手だ。」
中尾正「はい、その通りです。」
藤沢「この騎手はひょっとすると!」
中尾正「そうです。藤沢さんが好んで起用している田中勝春です。
    蛯名や横山典だと、もう一つすっきりしないと悩んでいたら、
    北村さんが藤沢さん秘蔵の騎手がいると、連れて来てくれたんです。
    藤沢厩舎にあるものはすべて自由に使ってよいということでしたので。」
藤沢「う・・・・」
中尾正「昔からGIを行う際には、境勝太郎厩舎のサクラの馬が出走しましたし
    ちょうどサクラローレルの能力開花時とも重なることだし
    サクラの馬を使おうと決めたのです。」
   「サクラプレジデントの個性がうまい具合に勝春と小島調教師の二人を
    結び付けてくれました。馬体といい走りといい、
    全体にウキウキと心の浮き立つ強い馬が出来上がったと思います。」
藤沢「ふ・・・サクラローレルからの発想か。それにサクラプレジデントを
   結び付けるとはなんとも容易な・・・」
  「しかもGIレースが行われるのは春と限ったわけではないから、
   サクラの馬が常にふさわしいとは限らない。
   さらに条件馬、サクラ、プログレス、グッドラックあたりは一般的ではない。」
  「GIを買いに行けない人はどうするのか!?」
中尾正(ああ・・・やっぱり失敗だわ・・・そんな大事な事に頭が働かないなんて・・・)
藤沢「ではあるけど、日本人にとってサクラの馬は特別の意味を持つ。
   サクラの馬が出走するなら、たとえ馬券を買えなくてもテレビ中継で、
   サクラの馬を観戦したいのが日本人の心情だ。」
  「知名度が低いサクラの馬がいるとはいえ、
   『桜の季節にサクラが満開!』と言ってめでたいレースにはサクラはつきもの
   競馬を知らない人間もこれなら見るだけでめでたい気持ちになる。」
  「この実況はつかえる。たとえば大勢が集まる桜花賞にこんな形で実況すると
   レースが華やぐことだろう・・・
  「いろいろと不満な点はあるけれど、いちおうこれは、祝いの競走馬として
   認めてやろう。」
おわり。 長すぎました
485こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 14:50:35 ID:BtXCbw97
披露宴???www
お疲れさんですwww

>藤沢厩舎にあるものはすべて自由に使ってよいということでしたので

田中勝春、藤沢の持ち物???www
テラワロスww
486こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 15:14:22 ID:ZEI727Hr
披露宴対決の話乙です
藤沢厩舎のものを自由に使ってもいいと…

勝春ワロスww
487こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 21:12:09 ID:qE//Bo4s
  <今日は久しぶりに競馬を見にきました。藤沢厩舎のエース・ゼンノロブロイが大迫さんの持ち馬なので、
   今日はもちろんゼンノロブロイの応援です。>

  大迫「ロブロイは今シーズン勝ち星がないんだよ。前半はいいんだが、直線になると差されるんだ………」
  山岡「まずいなあ……」
  大迫「なんとか持ちこたえてくれよ。」

  大迫「げえ!止まった!」
  栗田「きゃあ!」
  大迫「2頭に差された!3着だよ!」

アナウンス <1着はアルカセット、2着はハーツクライ……>

 ファン「ロブロイー!死んじまえー!」
 ファン「この大ばか野郎!金かえせー!」
  大迫「………」

  山岡「やれやれゼンノロブロイは散々だな……まったく新聞記者ってな意地が悪いよな。」
  栗田「自分もいちおうは新聞記者だってことお忘れなく。」
  山岡「いちおうってどういう意味さ?」
  大迫「ちは。」
  栗田「あら、昨夜はどうも。」
  山岡「どうしたの、深刻な顔しちゃって。」
  大迫「うん、じつは………」
  栗田「まあ!ゼンノロブロイが引退するですって!?まだ5歳でしょ、引退する年じゃないわ。」
  田畑「でも、今シーズンはひどいものね。一つも勝たないんですもの……」
  山岡「それじゃ、地方とかローカル戦に出走するとかしたら?」
  大迫「それはロブロイの自尊心がゆるさない。ロブロイはデビューの時からずっと芝王道路線を歩んできたからね。
     今さら川崎記念だの高松宮記念だのに出るのは、耐えられないんだよ。」
  山岡「自尊心が強いと大変だね。」
  栗田「自尊心がゼロってのも困るわよ。」
  山岡「……それ誰のこと?」
  栗田「さあ……」
  大迫「なんとかロブロイの力になってやりたいんだよ。問題は持久力だ。持久力をつけるための食生活ってあるはずだろう。」
  栗田「でも、そんなことロブロイもプロだから、考えてるんじゃないかしら。」
  田畑「調教師もしっかりしてることだしね。」
  大迫「でもなにか見落としてることがあるかもしれない。あるいは改善の余地があるかもしれない。」
  山岡「うん……競走馬にとって食生活は大事なのに、意外に間違った食生活してることってあるんだよな。」
  大迫「だからさ、それを山岡さんに見てもらいたいんだよ!」

488こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 21:13:51 ID:qE//Bo4s
ロブロイ「先輩のクリスエスさんのGT勝ち数を抜くまで、現役でいたかったんですが……
     たしかに、まだ引退には早いと思います。でも現実は現実です。GTも勝てないのでは、もうエースではありません。」
  田畑「ジャリスコライトはまだ頼りないし、今ロブロイがやめてしまったら、藤沢厩舎も困るでしょう。」
  大迫「古馬王道路線でなきゃいやだなんて、今どきの競馬では無理というもんだよ。」
ロブロイ「でも私はそれでなければいやなんです。」
  大迫「まったく強情な奴だな。」
  藤沢「すみません。いったん言い出したらテコでも動かなくて……」
  栗田「まだあきらめるのは、早過ぎると思うわ。直線でも末脚が持続できるように工夫する余地があるんじゃないかしら。」
ロブロイ「いろいろと試してみたんですよ。人にすすめられたことはみんなしてみました。
     スッポンもマムシも朝鮮人参も海蛇も漢方料理も………」
  栗田「わあすごい。」
  田畑「それでダメだというんじゃ……」
  山岡「一日の食事の配分はどうしてるんですか。」
  藤沢「レースの前日は夕食をたっぷり食べて、翌日7時ごろ起きて特製の飲料を飲んで出かけます。
     蛋白質、葉緑素、カルシウム、スッポンのエキス、マムシのキモの粉末を脱脂乳で溶いた物です。」
  山岡「うげー!聞いただけで末脚が爆発しそうだな。」
  藤沢「あとは競馬場で飼い葉など軽くつまむ程度で、レース前にはなにも食べません。」
  山岡「なるほどねえ……こりゃ、スタミナ問題は食生活以外のところにあるのかな……」
  大迫「ずいぶん簡単に結論出すじゃないか。」
  山岡「そんなこと言ったって………」
  栗田「レース前にはなにも食べないと言ったけど?」
ロブロイ「腹になにか入れると気分が悪くなりますからね。」
  山岡「うどんとかスパゲッティは?」
ロブロイ「麺類は好きじゃない。」
  山岡「じゃ甘い物は?」
ロブロイ「ダメ見ただけで吐き気がする。」
  山岡「ううむ………どうやら、糸口がつかめたぞ。」
  栗田「え!ほんと!」
  大迫「なんだいその糸口って!?」
  山岡「しっかしなあ、むずかしいなあ………」
  栗田「むずかしくてもなんとかしてよ!」

おわり
489こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 21:15:08 ID:qE//Bo4s
488の続き。

新聞記者「ロブロイが引退するかもしれないというんで、競馬界は大騒ぎだぜ。」
新聞記者「まだ若いのに思い切りのいい馬だな。」
新聞記者「今どきの金のことしか考えてない競走馬と違って、骨っぽくていいよ。今の馬なんてどれをとっても個性がなくてさ。」
新聞記者「日本の社会的風土だね、どこを切っても同じ顔。金太郎飴だ。」
  山岡「金太郎飴!ポッキンポッキン金太郎飴か!」
  栗田「金太郎飴がどうしたの?」
  山岡「これは我ながらいい考えだぞ!」

ロブロイ「今日出走する。もし有馬でだめだったらきっぱりと引退するよ。」
  藤沢「覚悟はできてるわ、あなたの思う通りにしてちょうだい。」
ロブロイ「川越厩務員さん、俺がんばるからね。」
  藤沢「ロブロイこれ……」
ロブロイ「なんだい?」
  藤沢「レース前に開けてほしいの、お願いだから。」

  栗田「今日のロブロイ、大丈夫かしら。」
  田畑「山岡さんの思う通りにいくかしらねえ……」
  大迫「山岡さん、大丈夫なんだろうな!?」
  山岡「金太郎さんがご存じさ。」

 ハーツ「がんばっていこう!」
 タップ「うっす!」
ロブロイ「いったい藤沢先生はなにを……なんだこりゃ、金太郎飴……
     川越厩務員さんの顔だ!こっちは藤沢先生だ!藤沢調教師の顔だ!」
ロブロイ「………」<ポキ(金太郎飴をかじる)>

  山岡「わー!また引き離した!」
  田畑「ロブロイさん、直線でバテないわよ!」
デザーモ「ロブロイ、調子を取り戻したな!今日は最後までまかせたぞ!」
   
  <ロブロイ、他馬を完封。久々の勝利を挙げる>

  山岡「こちらが金太郎飴本店の渡辺社長。川越厩務員飴と藤沢調教師飴を作ってくださったんだよ。」
ロブロイ「ほんとにありがとうございました。」
渡辺社長「いやいや、お役に立ててうれしいですよ。」
  山岡「ロブロイが残り100mまでしかもたなかったのは、車でいえばガス欠みたいなもんです。
     夜の食事と朝の特別飲料はたしかに体のためにはいいけれど、それは車体やエンジンを強力にするのと同じ。
     若いうちは体本体の馬力だけでなんとかなったけれど、だんだん体本体を食いつぶすやり方では効率が悪くなってくる。
     ガソリンを入れてやって、それを燃やした方が効率的だ。ガソリンに相当するのが炭水化物だけど、
     麺類は嫌いだしレース前に食事するのもいやだという。それなら糖分が手っ取り早いんだけど、甘い物は嫌い。」
  栗田「そこで川越厩務員飴と藤沢調教師飴を考えたのね。」
  大迫「僕が川越厩務員と藤沢調教師の写真を撮り、イラストレーターに似顔にしてもらい、それを渡辺さんに渡したんだ。」
ロブロイ「川越さんと藤沢先生の飴なら、食べたら絶対力がつくと思って!」
  栗田「みごとに成功ね。」 

これでおわり。
490こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 22:38:26 ID:jg0tkBWl
プロ野球投手の糖分補給の話 乙

だが、川越はともかく藤沢の顔の金太郎飴なんて喰いたくねぇw
大事なとこで取りこぼししそうだし、あのAAを思い出してうなされそうww
491こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 23:02:38 ID:RTK5reHt
アドマイヤグルーヴは最後まで痩せられなかったようですが、有終の美を飾ることが出来て本当に良かった。

警官「中松警部!」
中松「何だその男は」
警官「大津付近で保護したんですが…」
男「あ、あの…、私は誰なんでしょう…」
中松「な、何だとっ!」

栗田「記憶喪失!?」
中松「そうなんだ。県内と近隣府県の警察に当たったんだが、この名無しの権兵衛さんに該当する失踪人届けは
   どこにも出てねえんだよ」
山岡「騎手の服装だね…」
男「騎手と聞くとドキッとします。何か思い出しかかるんですが…。この頭が、頭が…」
中松「そこで頼みというのは他でもねえ、この権兵衛さんのことをお宅の新聞に載せてくれるように上の人に
   頼んじゃもらえねえか。そうすりゃ、この男を知ってるひとが警察に通報してくれるんじゃねえかと思ってよ」
栗田「そういう事情なら、上の者も承知するはずだわ」
男「お願い致します…」

山岡「へえ…そうですか。スポーツ部の連中が喜んで飛んで行きますよ。じゃ…。
   あの男が乗っていたっていう馬が、大津警察署に駆け込んで来たとさ」
栗田「あの人の身元がわかったの! 行くんですか?」
山岡「新聞記者に必要なのは、好奇心と野次馬根性だよ」
492こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 23:04:08 ID:RTK5reHt
山岡「迎えに来てくれて良かったじゃないの」
中松「ところが、あんまりめでたかねえんだよ」
スイープ「どうして私がわからないの? 私よ、あなたが乗っているスイープトウショウよ!
     あなたは池添謙一なのよ!」
池添「わからない…どうしてもわからないんだっ…」
スイープ「ああ…何ということなの…!」
中松「スイープさんが、騎手免許や戸籍抄本だの、必要なものを持ってきてくれたんで、この旦那が池添謙一本人に
   間違えねえことははっきりしたよ。でも本人がどうしても思い出せねえってんだ」

山岡「記憶を失った前後のことをスイープさんにじっくり聞いたほうがいいと思うけど…」
中松「うむ、時間をかけにゃなるめえよ」
スイープ「…実は私、池添さんの記憶が、このまま戻らないで欲しいと思う気持ちもあるんです…」
栗田「ええっ!? どうしてっ!?」

『私と池添さんが出会ったのは去年の四月です…。私が転厩した厩舎の主戦騎手をしていたのが池添さんでした。
 それがきっかけで池添さんは私の主戦騎手となり、秋華賞や宝塚記念などを勝つことが出来ました…』

スイープ「池添さん、今日はもう終わりにしたら?」
池添「もう一息なんだよ、もう一息で僕自身の騎乗が完成するんだ」
スイープ「今のままでもとっても上手いからいいじゃないの。これだけ勝てるのは一流の証拠よ!」
池添「まだ駄目だ、僕には満足できない。どんな馬も折り合い、ロスのないコース取り、そして直線では馬の能力を
   完全に発揮させる追い方ができる騎乗がしたいんだ」
スイープ「欲張りね」
池添「当たり前さ、僕は世界一の騎手になるんだから」
スイープ「ハイハイわかりました。でも早く切り上げてくださいね。レースや調教が終わったあと毎晩遅くまで
     これですもん、体が心配だわ」
池添「大丈夫、心配ないよ。あと一息なんだから」
スイープ「じゃ、お先に帰ってますからね」
493こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 23:05:57 ID:RTK5reHt
男「スイープっ、スイープトウショウやないか!」
スイープ「…!」

男「調教頼まれてトレセンに出てきたんやが、お前がこの厩舎に転厩してたとは知らんかったで。
  頼まれた厩舎の場所が良かったんやな。一年以上も探し回っとったお前を、思いもよらず捕まえることが
  出来たんやから」
スイープ「早く帰って下さい…早く帰って」
男「おう、帰るともお前も一緒にな」
スイープ「何ですって」
男「今までお前ほど走ってくれた馬はおらん。また乗せてもらうで」
スイープ「うっ…」
男「お前を連れ帰る前にお前の主戦騎手とかいう男に、今までお前に乗ってくれた礼をしたるわい」
スイープ「池添さんは関係ないでしょ!」
男「やかましっ!! お前に乗れなくなって、わしが仲間うちでどれだけ面子潰したかわかっとんのか!!
  関係あろうとなかろうと、お前の主戦騎手ヅラしとる男、しばいたらな気がすまんのじゃい!!」

池添「スイープっ!! とうとう出来たぞ!! 世界一の騎乗だっ!!」
スイープ「池添さん…」
池添「この人は!?」
男「この男か、スイープの主戦騎手ヅラしとるのは」
スイープ「池添さん逃げてっ!」
男「このガキャ!! 人の馬をくわえこみやがってっ!!」
池添「ひ…人の馬って誰のことだっ!?」
男「血のめぐりの悪いやっちゃな、ここにスイープの他に馬がいとるんかいっ!!」
池添「スイープ…これはいったい…!?」
スイープ「池添さん…」
男「これから先、スイープを追い回したりせんよう痛めつけといたるわいっ! このあほんだら!! うわっ!!」
(ダンダンダダダッ)
男「かっ、肩の骨が!!」
494こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 23:07:32 ID:RTK5reHt
『池添さんに過去を知られてしまった私は、絶望のあまり身動き出来ませんでした…。
 ところが、池添さんは帰ってこなかった…。近くの厩舎の人の話では池添さんはあの男を追っていったと
 いうことですが、翌日になっても帰って来ないのです。
 警察に問い合わせても、その夜は何の事故届けもないということで…。そうすると私が考えるのは池添さんが
 怒って姿を消したのではないかと…』

中松「その男と争ったときに、旦那はどこかで頭を打ったんだな。
   男とどうはぐれたか知らんが、大津あたりをグルグル回り続けて旦那はうちの署に保護されたんだ」
スイープ「池添さんが無事でホッとしましたが、半分は怖くてたまらないんです。池添さんの記憶が戻って、
     あの男と私のことを思い出したら…。私は池添さんに自分の過去を偽っていた…。私は汚らわしい馬だわっ!」
栗田「そんなことはありません! 心の汚い馬がそんな風に騎手を信頼できますか。あなたは清らかな馬ですっ!」

中松「ここがおめえの仕事場なんだぜ。どうだ、思い出せねえか?」
池添「ここが…京都競馬場…。わからない。私が、この競馬場で騎手をやっていたなんてっ…」
スイープ「…」
山岡「どうしますか、やっぱり池添さんの記憶は戻らないほうがいいですか」
スイープ「いいえ…せっかく苦労して勝ったGTのことまで忘れているなんて余りにかわいそうです…。
     何とか記憶を戻してあげたいっ…」
山岡「やってみましょう」
スイープ「え?」
山岡「この人が持っていたあの紙切れ」
中松「ああこれだな、持って来たぜ」
山岡「池添さん、レースをしましょう。スイープさんも手伝って!」
池添「レースを!?」
栗田「何でこんなときにレースを…」
495こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 23:09:02 ID:RTK5reHt
山岡「スタートするまでに何をすればいいのかな」
スイープ「騎手と馬の呼吸を合わせるために返し馬をします」
山岡「池添さん、スイープさんに乗ってください」
池添「私がですか」
山岡「乗ってみるのです」
池添「…!」
栗田「まあ、いとも簡単に!」
中松「見事なもんだ」
池添「驚いた…、私にこんなことが出来るなんて…」
スイープ「次は、コースを軽く走らせます!」
栗田「手練の手綱さばきねっ!」
中松「動きによどみがねえな」
池添「変です…こんなことしてると、だんだん頭の中の霧が晴れてくるような気がして…」
栗田「記憶が戻りかけてるのねっ!」

栗田「いい具合に4コーナーを回ってきたわ!」
中松「いい追い込みだ。またフォームが何とも言えんな…」
池添「パトロール映像!」
スイープ「はいっ」
池添「道中は馬を完璧に折り合わせて力の消費を最小限にとどめ、直線は馬の斬れ味を最大限発揮させる追い込み…。
   この騎乗なら、ユタカさんにも福永さんにも勝てる…。これなんだっ! これこそ僕の求めていた競馬なんだ!!」
中松「思い出したのかっ!?」
栗田「記憶が戻ったの!?」
池添「スイープ…」
スイープ「池添さん…。やっと思い出してくれたのね…」
栗田「しっかりして…。池添さんはスイープさんの気持ちをわかってくださるわ! 許してくださるわ」
スイープ「ああ、でも…」
池添「そうだ…。あの夜、僕はとうとう思い通りの騎乗に成功した…。それでスイープに乗ってみようとしたんだ。
496こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 23:10:32 ID:RTK5reHt
山岡「それから?」
池添「厩舎まで夢中で走った…。一刻も早く、スイープに試してもらいたくて馬房の扉を開けた…」
中松「それからどうしたいっ」
池添「扉を…開けた…」
中松「だから、それからどうしたって聞いてんだよっ」
池添「駄目だ…。そこから先が思い出せない。そこから大津署に行ったところに記憶が飛ぶんだ…。その間の記憶が
   ポッカリ抜け落ちてるんだ!」
スイープ「そ…それでは…」
池添「スイープ、僕はお前のところに行かなかったか?」
栗田「来てませんっ、スイープさんのところには来なかったのよっ!!」
池添「そ、そうか…。それでは僕はどこへ…」
中松「念願の騎乗が出来たもんで、心が舞い上がっちまったんだな」
山岡「それで、扉に頭をぶつけて、あとは何が何だか訳がわからず外にさまよい出たんだよ」
池添「そ、そうか、そうなんだ、そうとしか考えられないよな…」
中松「スイープさんはお前がいなくなったから探してくれと警察に届け出たんだがな、書類が他の書類に
   紛れ込んじまって、上に報告されずじまいだったんだよ」
池添「そうだったんですか…。心配かけたなスイープ!」
スイープ「池添さん!」
栗田「力強い走り…。失われた記憶を呼び戻す競馬なのね!」

中松「しかし…途中でお前が、実はこれは芝居だから力を貸してくれって言い出したときはたまげたぜ…。
   考えたよな、記憶喪失で行方不明、記憶は戻ってもヤバイところは思い出せない。おめえ、知能犯だぜ」
池添「警部さんはとても騙せる方じゃないとわかったんで、それならいっそのことおすがりしようと…」
栗田「あたしもコロッと騙されたわ! 酷いじゃない、あたしには今日まで教えてくれないなんてえ!」
山岡「いや、それは君も騙せないようならスイープさんにも感づかれてしまうだろうと思ってさ」
栗田「ずるいわっ」
池添「すみません…。僕はスイープの過去なんかどうでもいいんです。騎手と馬にとって大事なのは現在と未来だと思います。
   だから、あんな騎手を乗せていたことでスイープが悩むかと思うとかわいそうで、何とかしてやらねばならないと…」
山岡「でも、あの騎乗は本物だ。これでますます勝ち星は増える、スイープとGTも勝てる、めでたいじゃないか」

中松「見ろい、見た目は華奢で優男だが、芯は勝負師そのもの、本物の騎手だぜ」
山岡「ああ」

おわり
497こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/20(火) 23:20:13 ID:BtXCbw97
カレー粉乙wwww

ところで『あの男』ってダレ?wwwww
498こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/21(水) 00:09:23 ID:xUAEUtcB
角田(;´Д⊂)
499こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/21(水) 07:09:51 ID:aJW5177L
>>あんな騎手を乗せていたことでスイープが悩むかと思うとかわいそうで、

角田の方こそカワイソス
500こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/21(水) 11:27:02 ID:bbJldn27
角田いろんな意味でヒドイ
501こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/21(水) 12:37:01 ID:WfGkIHcB
502こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/22(木) 14:00:50 ID:Qu8iE0XH
>>487
大迫さん、幽霊?
ナモナモ
503こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/22(木) 19:31:05 ID:XdiU2J8R
善臣「藤沢さん、僕GT勝たないことにしたよ」
藤沢「まあ、いやらしい!最低のサリーマン根性ね!」
504こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/22(木) 21:52:01 ID:VXWBfXXu
  栗田「へ?『騎手相談室』という欄を作るんですって?その担当を山岡さんと私に?」
  谷村「最近、騎手に関する投書が、非常に多くなってきた。誰にとっても興味のある問題と思われるものもかなりある。
     そこで投書の中から、面白くて意義のある質問を選んで、それに対して答えようというのが新しい欄の趣旨だ。」
  富井「本来ならレース部の仕事だが、騎手のことなら文化部にさせろということになってしまって、
     とくに小泉編集局長が二人を担当に指名したんだよ。」
  山岡「小泉局長が!?ひどいな局長は!俺たちは究極のメニュー作りで忙しくてたまらないというのに!」
  社員「プッ…山岡が忙しくてたまらないだって!?」
  社員「居眠りも、忙し過ぎるからかい?」
  山岡「なんだよっ!」
  栗田「私はマジメにやってます!」
  山岡「む!裏切り者。」
  富井「とにかく業務命令だ、さっそく取りかかってもらおう!!まずこの投書だ。」

  山岡「やれやれ…仕事が増えちゃったよ……」
  栗田「山岡さんがいつもグータラしてるからですっ!!私までなまけ者扱いされちゃうなんて、あんまりだわ。」
  山岡「そんな言い方はないだろっ!!」
  栗田「じゃなんなんですか、毎日せっせと究極のメニュー作りに取りくんでいると言えるんですかっ!?
     私が仕事の話をもちかけてもいつも…」
  山岡「ええっとなになに…」
  栗田「ほら!いつもそうやって逃げるんだから…」

  <拝啓 私はアメリカ在住の日本人で里井新一と言います。十三年前にアメリカに渡り、苦労したかいがあって全米に百五十の
   支店を持つスーパーマーケットのチェーンを作ることができました。昨年、十三年ぶりに日本に帰国しましたが、ひとつ
   とても楽しみにしていたことがありました。それはカツハルのGT勝ちを見ることだったのです。>

  里井「幼い時に両親を失った私は、中学を卒業してからは自分で自分を養わなければなりませんでした。
     ところが十三年ぶりに日本に帰って来て、あこがれのカツハルをGTで買ってみると、全然勝たないのです。
     何回買っても、記憶通りのカツハルのGT勝ちは見れませんでした。
     今年またこうして日本に来ることになったので、今度こそと思い、アメリカから前もって東西新聞社に手紙を出して、
     昔通りのカツハルがGTを勝てるレースを教えてくださるようお願いしたのです。」
  栗田「里井さんが昔見たカツハルのGT勝ちとはどんなものですか?」
  里井「道中はジッとして弾けるような手ごたえがして……4コーナーを回ると府中の長い直線を力強くかけあがって…
     末の脚にはキレがあり…その初重賞勝利をGTで飾る充実した快感ときたら……………
     はっはっは、十三年前、私は二十五歳の貧しい青年でした。裕福な人間には何でもない万馬券も、大金に思えますからね。
     十三年の間にカツハルのGT万馬券の味を記憶の中で美化しすぎたのでしょう。」
  山岡「いや、そうとばかりも言えないでしょう。」
  里井「ほう?と言いますと?」
  山岡「それは、後で説明するとして、十三年前、里井さんはどうしてカツハルを買われたんです?」
  里井「それは…」
505こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/22(木) 21:53:07 ID:VXWBfXXu
  <回想シーン:十三年前東京競馬場>
  里井「もうじき真夏だ…なんとかクーラーを買いたいけど…とても新品は無理だな……」
チンピラ「おい兄ちゃん、」
  里井「え?な、何…きやっ。」
カツハル「こらーっ何をしてやがんだっ!!お巡りさん早く、こっちですっ!!
     悪い奴らがいるもんだよ。大丈夫かい?」
  里井「ありがとうございます。」

カツハル「はい、お待ちどおさま!」
  里井「ぼ、僕金ありません、さっき奴らに取られちゃったから!!」
カツハル「いいから賭けなよ、私のゼファーに。
     そんなしょんぼりした顔してると、生涯、貧乏神にとりつかれるぞ。馬券に当たれば元気になる、賭けとくれよっ!!」
  里井「はいっ…総流しします!!
     うほおっ、万馬券っ!!」
カツハル「なあ学生さん、若いうちの苦労は身になるよ。うんと苦労すれば必ず報われるとも。」
  里井「はいっ!!」
   妻「勉強してえらくなって頂戴よ。」
カツハル「なあに人間そんなにえらくなるこたあねえ、ちょうどいいってものがあらあ。
     いいかい学生さん、カツハルをなカツハルをいつでも買えるくらいになりなよ。
     それが、人間えら過ぎもしない貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ。」

  里井「私は、昔の万馬券の味も味わいたいが、それよりもっと切実に願っているのは、
     お世話になったカツハル騎手にもう一度勝ってもらいたいということなのです。」
  栗田「勝ってないんですか?」
  里井「それからしばらくして、私は夢を求めてアメリカに渡りました。アメリカでの生活も厳しく、
     やっと人並の生活ができるようになるまで、手紙を書くことも忘れていたのです。そうして久しぶりに出した手紙は、
     宛名人の行先不明で戻って来ました。」
  山岡「ふうん………カツハル騎手にGTを勝ってもらえば、すべて解決する訳だ。」
  里井「それはそうですが…今年も何回かGTに乗って挑んでるんですが…」

社会部長「新聞は社会の公器だ、有力馬斡旋じゃねえんだよ!」
  山岡「しかし…」
社会部長「貧乏学生の頃に食わせてくれたカツハル騎手にGT勝ってもらいたいだってぇ!?
     そんなきな臭い八百長話は、最近流行らねえんだよ!!」
  山岡「そうですか………分かりました。ちょっと電話借ります。
     あ、土森か、俺だ、山岡だ。例の里井氏と『シーザリオ観戦記』の記事だけど、おまえのとこでやっていいよ。
     それから、これは今まで秘密にしていたが、里井氏は映画の製作も手がけていて、
     今度日本に来たのはあのディープインパクトで映画を作る計画が…あ!」
社会部長「あ、じゃないっ!!今のはどこに電話したんだ!?」
  山岡「週刊Gallopのレース部ですよ。大学の同級生がいるもんですから。」
社会部長「きさまという奴はっ、せっかくの特ダネを競争紙に売る気かっ!!」
  山岡「だって部長はさっき…」
社会部長「バガヤドーッ」
506こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/22(木) 21:54:09 ID:VXWBfXXu
  <数日後>
社会部長「里井氏と『シーザリオ観戦記』の記事、すごい反響だ!!あのカツハルの連敗記録も分かったぞ!!」
  山岡「へえ、どれくらいです?」
社会部長「朝日杯FSで121連敗だよ。」

カツハル「ずいぶん昔のことだけど、里井さんのことは覚えているよ。」
   妻「アメリカからも何度か手紙を頂いたけど、そのうち音信が途絶えて、うまくいかなかったのかなあって、主人と言ってたの。」
カツハル「それが大成功して帰って来たなんて嬉しいねえ…」
  栗田「どうしてGTに勝てないんですか?」
カツハル「朝日杯FSで1番人気だったサクラプレジデントを、出遅れさして次の皐月賞こそはってなった時、
     外人ジョッキーのデムーロに競り負けて、権利を横取りされちまったんです。」
   妻「それ以来GTではこれといった馬に乗れず、最近、ヨシトミさんのように平場で頑張ろうと思ってきたんです。」
  栗田「もう一度GTを勝つ気はありませんか?」
カツハル「いやはは……勝ちたいけど、そんな馬がいないですよ。体力もまだ若い者には負けないし、騎乗の腕だって…
     でも里井さんも忙しいんだねえ……連絡ついて一週間もたってやっと会えるなんてね。」

507こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/22(木) 21:54:46 ID:VXWBfXXu
  里井「カツハルさんっ!!」
カツハル「おおっ里井さん!」
   妻「まあ、立派におなんなすって!」
  
  里井「私はカツハルさんのGT勝ちが忘れられなくてね!」
カツハル「わっはっは、そうかい嬉しいねえ!」
  里井「どうでしょう、十三年ぶりに作ってもらえませんか!?」
カツハル「ええ?ここでかい?でもいいのかい、この競馬場で乗って……」
  山岡「かまいませんよ、どうぞ。」
カツハル「ふうむしかしねえ…………私がGTに再び勝てなかった理由は、運がなかったことと、もう一つ、
     乗り馬の質が年々ひどくなって、味のある馬に乗れなくなったからでもあるんだよ。」
  山岡「下河辺牧場から2歳牝馬を持って来ました。フジキセキを父に持つ、グレイスティアラです。」
カツハル「へえ!!でも血統だけじゃダメなんだ、能力もないと…」
  山岡「もちろんダートは2戦2勝!!」
カツハル「おいおいっ、あんた何者だいっ!?こっちの欲しいもん、すべてお見通しとはよっ!!」
  山岡「里井さんがカツハル騎手のGT連敗について語ってくれた時、この馬ならと思い当たったんです。」
  里井「へえ………ダートの実績が関係あるんですか?」
カツハル「よおし、いっちょ乗るか!!このグレイスティアラに!!」

カツハル「まずペース作りからだよ。」
  里井「ペース?」
  山岡「そうです、これが大事なんですよ。」
カツハル「まずスタートを切って、中団でじっくり構える。ほらだんだん息が合ってくるだろう?これが折り合いだ。」
  栗田「まだ若い牝馬なのにきれいに折り合って………」
カツハル「中団でじっくり構えたのは、最後の直線で脚があがらないためだ。道中折り合うにつれて、
     脚を充分溜めれてあとにはすばらしい末脚が残るって寸法よ。」 
  里井「この乗り方!道中構えて直線差しきる…思い出したぞっ!!」
カツハル「いいペースだと直線が力強いよ!先行馬をカラリと差し切る!
     変な折り合いだと切れが悪くて、直線がジトジトしやがって強くねえんだ。」

カツハル「さあ、見てくれっ!!グレイスティアラの切れ味だっ!!」
  里井「おお……直線に向くと差し脚が一気に爆発して…そしてこの配当…馬連で万馬券、3連単なら15万っ。
     これこそ、私が十三年間夢にまで見たカツハルの勝ち…」
  栗田「ほんとにうまいわ。」
カツハル「わっはっはっ、私の腕は少しも落ちてないだろう!?今日からでもGT連勝できるぜっ!!」
  里井「それを聞いて安心したよ、カツハルさん、じゃあ、GT連敗もストップだね。」
カツハル「へ?なんのこと?」   
  里井「嫌だなあカツハルさん、このレースの名前見なかったの?」

  <全日本2歳優駿・統一GT>

   妻「あ、あんた…このレースは………」
  里井「手塚調教師からのプレゼントです。中央GTが厳しいなら、統一GTから徐々に勝っていってください。」
カツハル「里井さん…」
   妻「…………!!」
  里井「来年は中央のGTも勝ってもらえますね。」

おわり
508有馬最新情報:2005/12/22(木) 22:00:31 ID:BZXe9chp
509こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/22(木) 22:42:36 ID:NO1QzwjK
トンカツ乙w
510こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/22(木) 23:01:12 ID:uA5S6Hxp
いい話じゃねぇか。涙が出る。
511こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/23(金) 00:02:17 ID:etWLbCcC
これは力作だねえ
王大ツカントナツカシス
512こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/23(金) 01:38:33 ID:FR1GUqr/
トンカツ慕情最高!
まさか負春を持ってくるとは・・・
乙でした!
513こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/23(金) 02:22:01 ID:nTl/swz8
というか、カツハルがG1を勝った時のために温めてたネタ?
と深読みしたりして。
これはもう上手いを超えて貴くさえある。
514こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/23(金) 03:02:38 ID:3ohaWbdq
泣いた・・・
515こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/23(金) 17:40:46 ID:+LP9nrif
これを読むと、今まで自分の中で冷酷に「お客さん、乙」
と切っていたカッチーに肩入れしたくなっちゃうから困るよw
516こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/24(土) 01:25:03 ID:ZlNrEEIH
全米が泣いた
517こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/24(土) 23:44:37 ID:bL6zCqO2
成沢「今日の有馬記念には大金を賭けてますな。」
大原「え、まあ、それは成沢さんに喜んで頂こうと…」
成沢「私は少しもうれしくなーい!!
   あんた達、頭がどうかしてんじゃないのかね!!アフリカの飢餓を救うための募金をしているんだろう、
   だったら今日の有馬記念でヨシトミなんか買わず、その分武豊につぎ込めばいいじゃないか!!」
大原「え、いやそれは…」
成沢「私は天下のケチ平と呼ばれる男だ、金の有難味は骨の髄までしみてわかっておる、無駄金を遣うなんて死んでもイヤだ!!
   それを私のためにこんな無駄金を遣うとは……うれしいどころか悲しくって涙が出る!!
   こんな馬鹿な金の遣い方をする人間に金をあずけたら、何をされるかわかったもんじゃない、
   あんた達に金を寄付するのはお断りだ!!」
大原「あ、成沢さん、待ってください!!」
成沢「ケチ平を甘くみおって、ふざけるな!!」

おわり。これでヨシトミ来ちゃったらどうしよう・・・。  
518シライスピリッツ:2005/12/25(日) 21:51:43 ID:pCzdvx9F
ひさびさに、昔書いたものの、別バージョンで。

五十嵐「ちょっとすみません。」
テレビ『では、千葉津代さんに乗ってもらいましょう、レースは宝塚記念です!』
中松「バカ野郎っ!そんなくだらないレースみるんじゃねえよっ!消しやがれいっ!」
栗田「あら、いいじゃない?コスモバルクって人気があるのよ。」
中松「いいから消せっ!」
五十嵐「は・・・はい。」
栗田「まあ!」 山岡「警察権力の横暴を許すな!」
五十嵐「い、いえ いいんです。」 中松「バルクは全然来ないのか?」
五十嵐「え、ええ・・・・でも彼、忙しいすから・・・」
栗田「あら、バルクと知り合いなの?」  五十嵐「え、まあ・・・・」
中松「知り合いどころか!バルクはこいつとコンビを組んでいたんだ!!」
山岡「へえ!」  栗田「まあ!」
中松「バルクはあれほどお前の世話になっていながら、ここには全然来ないんだろ!!」
五十嵐「だ、だって・・・バルクはもう大スターだから・・・俺のところになんか・・・」
中松「バカ野郎っ!! 情けねえ野郎だよ、てめえって奴はよっ!!
   あんな恩知らずを怒るどころか、出ているレースを見て喜ぶとはよっ!!」
五十嵐「は、はい・・・・すみません・・・」

中松「五十嵐の奴はどこまでお人好しなのか・・・・俺あ奴がかわいそうでならねえのよ。」
   五十嵐もバルクもこの北海道の生まれよ・・・」 
『同じ北海道のとなり同士、幼なじみの筒井筒ってわけだ。
 バルクは早くから頭角をあらわした。地方で活躍したバルクが中央に行きたいと
 言い出したとき、騎手として力をつけてきた五十嵐が、そのときは
 俺が乗ってやると言ってやったのさ。活躍の場を中央に移してからは・・
 バルクは五十嵐を頼りに生きて行く事になった・・・
 そしてGIで2着と好成績を出したのは3歳の春。
 ・・・・そして秋に、バルクのJCが大当たりした。バルクはそのまま勢いに乗って
 スターにのし上がった。五十嵐からルメールに移りそして千葉津代に乗り替わって
 バルクは五十嵐から離れていった。
 それでも五十嵐とのコンビ復活がうわさされていたのだが、今年になってからは
 それもぷっつりと聞かなくなった・・・・』
中松「要するにバルクは五十嵐を捨てたのよ!地方の騎手を乗せるなんて
   バカバカしくなったんだろうよ。」
栗田「五十嵐さん怒ってないの?」
中松「怒るどころかバルクを応援して喜んでやがるっ!!
   裏切った馬は殺しちまうぐれえの根性がなくてどうするってんだ!」
  「俺あ五十嵐が哀れでならねえのよ・・中央遠征だってバルクとやって行こうてんで
   無理な人気薄馬ばかり乗っていたんだ!それなのにバルクは
   函館2歳ステークスを勝利した日にも祝いの花ひとつよこさねえんだ!」
栗田「いい人なのね五十嵐さんて・・・・」
中松「腰抜けなのよっ!」
519シライスピリッツ:2005/12/25(日) 22:16:31 ID:pCzdvx9F
富井「へーえ!コスモバルクが毎日王冠で新コンビを組むんだってさ!!」
栗田「まあ!」
テレビ
『バルクさんのお相手は安藤勝己さんでいらっしゃいます。
 GIはダービー、菊花賞などを制し、勝ち星もトップクラスの一流騎手です。
 記者「獲得賞金はどのくらい?」
 安藤「ははは、分かりませんね!自分の獲得賞金を自分で数えられるぐらいなら
    本当の一流騎手とはいえませんよ。」  』
富井「ひえ〜〜っ!! やな野郎だなあ、バルクちゃんどうしてこんな奴と
   コンビを組むのっ!?」
花村「本当にイヤな感じ!」

新聞(毎日王冠 コスモバルク大惨敗)
富井「ちきしょーっ! へそくりがパアになった!
田畑「単勝買ってたのよ、大損したわあ!」
富井「おいおい、バルク惨敗が思わぬところに影響を及ぼしたぞ!
   安藤勝己とのコンビ解消だ。
   安藤が今回乗ってみてバルクに見切りをつけたんだってさ!
   しかも次走のJCはスズカマンボに乗るんだとさ!」
テレビ
『なんでも今回の敗因を、すべてバルクのせいにしたってんですからひどい男ですね。
 バルクをすててスズカマンボを取るというのもあんまりです!
 で、バルクさんの今後の相手はどうなっているんですか?
 それがね不明なんですよ。安藤とはもう関係ないことになってますし・・・・・
 バルクさんの今後のレースが心配ですね。』

それからJC後
中松「バルクの行方はもう一週間もわからない・・・どうしちまったのか!」
五十嵐「かわいそうに・・・・・あんなに派手にJCでデムーロ騎乗と発表した上に
    怪我でボニヤに乗り替わりと決めて、それでこの惨敗じゃあ
    人前に出たくなんかないよ・・・」
栗田「本当にひどいわ・・・・」  山岡「たまらないねえ・・・・」
   
520こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/25(日) 22:24:43 ID:WWOeqrVz
まさかの4着の裏にドラマあり
521こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/25(日) 22:31:17 ID:LyxqKLhf
アナ「それでは勝利ジョッキーのフランキー・デットーリさんにお話をうかがうことにしましょう。」
  「デットーリさん日本の印象はいかがですか?」
デットーリ「日本はとてもワンダフルなところです。私は日本競馬のファンなんです。」
アナ「どんな日本馬がお好きですか?」
デットーリ「ああ……サイレントウィットネス、ケープオブグッドホープ、
      え〜えとヴェンジェンスオブレイン、それから……」
栗田「あの人にとっては、日本馬も香港馬も区別がつかないのね。」
山岡「欧州人にとっては日本なんてそんな程度のものでしかないのさ。」
522シライスピリッツ:2005/12/25(日) 22:36:25 ID:pCzdvx9F
五十嵐「よかったバルクっ! 無事でっ・・・」
バルク「私なんか・・・・・ここに来る資格はないのよね・・・・」
五十嵐「何を言ってるんだ、さ、中に入って!走りたいんじゃないのか?何か走ろう。」
バルク「私・・・・」
五十嵐「バルク、どこで走りたい?ずいぶん寒そうだ、体が冷えてるじゃないか!
    なにかあったかくなるものを・・・・」
バルク「私っ・・・・」
山岡「五十嵐さん、有馬記念がいいんじゃないか?体があたたまるぜ。」
バルク「有馬記念・・・・ああ、なつかしい・・・・」
五十嵐「よしっ!乗ってやるぜっ!」
五十嵐「さあ、バルクお走り。」
バルク「ああ・・・・懐かしい・・・・胸の奥がふくらむみたい・・・・」
栗田「わあ・・・・五十嵐騎手とコスモバルクが互いを引き立てあって!」
バルク「なつかしい・・・去年の有馬記念、五十嵐さん、乗ってくれたわね。」
五十嵐「北海道生まれの俺たちにとっちゃ、中山競馬場は
    小回りでコーナーが多いってんでありがたい場所だよな。」
バルク「北海道の町・・・・地方競馬・・・・
    わたしにはこんな素晴らしい騎手がいたのに・・・・どうして
    あんな嘘っぱちの飾りだらけの騎手たちにあこがれたりしたんだろう・・・
    私、私は・・・」
五十嵐「バルク、帰っておいで!中央遠征はもともとお前のために始めたんだ。」
バルク「五十嵐さん・・・・・・」

中松「うう、風が冷てえや・・・やたらと目にしみやがる・・・・あばよ。
   五十嵐の野郎は腰抜けだ、バルクを許してやるなんてよ! くそ・・・」
栗田「有馬記念は4着だったけど、なんだか胸の奥までジーンと熱くなったわ。」
山岡「そうだ。やっぱり五十嵐&バルクのコンビは身も心も温まる。」
おわり
523馬の名前 1/2:2005/12/25(日) 23:46:57 ID:LyxqKLhf
日本に帰ってから、馬主の千丸田社長の家に招かれたんです。
僕の他には競馬新聞の記者や週刊ギャロップの記者、その他、テレビ局広告会社の人たち。

千丸田「栗東直送の最高の柴山だ。
    このグラスと実によく合うのだ。やってみてくれ。」
記者A「うほ〜柴山のお手馬!」
記者B「こりゃ見事だ!」
記者C「スタートセンス、折り合い、そして追える腕があって……」
記者D「このグラスの手応えがまた!」
千丸田「土原くん、どうだね。感想は?」
土原「はい。柴山自体もすばらしいと思いますが……
   このウィークの渋い末脚が、柴山の騎乗を一層引き立てていると思います。」
千丸田「なに?ウィーク!?これは、グラスだ!」
土原「え?これはウィークですが……」
千丸田「バカな!!じゃこの馬はなんという?」
土原「ええと〜 あ、それはグラです。」
千丸田「グラ!?何言ってんだ。これはスペシャルだよ。」
土原「スペシャル!?いや、グラですよ。」
千丸田「わかったよ。スペシャルは一般的略称でスペシャル。ヒネた呼び方で言うとウィーク。
    グラスは一般的略称で、グラは2ch風だ。
    あんた馬の名前を通っぽく覚えたのはいいが、スペとグラを逆に覚えたんだ。」
土原「えっ!?」
記者A「わあっはっは〜こりゃゆかいだ!」
記者B「2ちゃんねる仕込みの愛称をひけらかしたかったんだろうが、
    名前を逆に覚えちまったんじゃどうしようもないよ!!」
記者C「競馬ブックの予想は、これから気をつけて読まないとねえ〜。」
記者D「競馬ブックさん。大減点!」
記者E「おやおや、顔色がグラスみたいになっちゃったよ!」
一同「わっはっはっは」
524馬の名前 2/2:2005/12/25(日) 23:48:48 ID:LyxqKLhf
山岡「なんだ、なんだ。ふたりともしけた面しやがって!」
栗田「はい、競馬四季報よ。名の欄にグラスは上の名前、ウィークは下の名前と書いてあるわ。」
海野「これがグラスですって!?」
土原「下の名前がウィーク!?」
栗田「ではこちらのページ。スペシャルが上の名前で下の名前がグラス。」
山岡「このふたつは親戚なんだ。このグラス、分類学的には、グラスウィークという。
   スペ基地はその下のほうをとってウィークと呼び、グラ基地は上のほうをとってグラス最強と呼ぶ。」
  「そしてこのスペシャルグラスはロベルト系のグラスワンダーの産駒なんだ。
   スペシャルレジーナにグラスワンダーを付け、生まれた仔に佐久間を乗せた未勝利馬がこれだ。」
栗田「それを今度はスペ基地は上をとって、スペシャルまたはスペと呼び、
   グラ基地は下をとってグラス最強と呼ぶ。」
山岡「要するに海野さんが間違っているわけでも、土原さんが言いがかりをつけたのでもない。
   一般的には上の名前で呼んでいるということだ。」
海野「まあ〜なんてこと…」
土原「それじゃ、僕たちはスペ基地とグラ基地の意地の張りっこに振り回されていたのか!」
525こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/26(月) 07:08:03 ID:/l393yQ5
バルク泣けた
深川ドンだっけ?
526こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/26(月) 15:23:00 ID:A1vpL3ne
武豊「私は少なくとも勝ったとは言えんな。ルメールの奴めが…」
527こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/26(月) 18:33:55 ID:ZFB4EXBC
> さ、中に入って!走りたいんじゃないのか?何か走ろう。

何か走ろうワロスw
528こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/27(火) 18:21:31 ID:f69WbJTO
京極「いや、実に善臣のレースは玄妙極まりないですな。勝ち星は
   平場なんやけど、自然に柔らこう跨って、なんとも言えない 
   上手さがある。」
栗田「それに、全然G1への欲がないというのが不思議ね。どんな
   騎手でもG1を勝ってこそ一流と言われるのに。」
山岡「それが善臣の不思議な所さ・・・G1に出ててもただの一人
   だけ存在が浮いてるからね。純粋に勝ち星の数を追求した
   公務員騎乗のようだ。」
529シライスピリッツ:2005/12/27(火) 20:32:34 ID:ja5UacWu
勝春「GIを勝つときはレースで好みのペースに持ち込んで走らせます。
   いき脚がついたら、スタミナ切れを避けるために、折り合いをつけてやります。
   こうして道中は流して、直線弾けると、GI勝利の出来上がりです。」
岡部「ふうむ・・・・スタートするところから考えると、えらく手間がかかるものだな。」
手塚「オープン特別に出走させて勝つのとは大変な違い。 
   ちっとやそっとのことじゃ勝てないな・・・・」
横山典「なんとしてでもGIを勝たせたいと思うことが出来るほど、
    愛する人間がいなければ、とても勝つ気になれないレースだね。」
勝春「もう二度とGIを勝つことなどないだろうと思っていましたが、
   また勝ってみようという気持ちが湧いてきたのです。」
  「手塚調教師がGIお好きなら、私、また勝ちます。」
岡部「手塚!聞いたか!今の勝春の言葉をよ!
   バカ野郎!ちきしょうめ!手塚、よかったなあ!」

横山典「私もGI、勝ちにいこうかしら・・・・」
善臣「へ?もう、ちょっと時季外れなんじゃないかい?
   それよかアレキサンドライトSはどうだい!?
   準オープンもバカにならないレースだぜ!!」
 パキ
横山典「公務員男には準オープンがお似合いね!」
おわり
530こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/28(水) 07:20:03 ID:sgWwIpSn
>>528
フグチリか。ワロス
531こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/28(水) 14:52:28 ID:R0MNPaHj
>>530
何巻?
532こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/28(水) 22:15:28 ID:sgWwIpSn
11巻第2話。
533こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/29(木) 15:02:13 ID:7G/mTlbm
>>532
サンクス
534こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2005/12/31(土) 18:58:23 ID:5yUgO5D4
わがまま言ってスマンが、書き込みがなくて寂しい。
年末だからしょうがないですよね。。。
535シライスピリッツ:2005/12/31(土) 21:24:31 ID:sRlX6FvW
ひさびさに書いてみようかな。
かなりのフィクションです。

牧原「まあすごい勝ち星ね!」
西原「いかにも一流の騎手って感じねっ。」
藤田「・・・・・ふうん・・・競馬の精神と勝ち星の多さとは、必ずとも一致しない
   もんだけど・・・・」
牧原「藤田さんっ、今日は余計なこと言って変なもめごと起こさないでよっ!」
藤田「わかってるよ!」

武豊「なるほど、皆さん初心者ですな。」
善臣「いやはは、初心者も初心者、私なんか全く何にも知らない・・・」
武豊「その点同じ競馬界の方でも昔から由緒ある厩舎を受け継いでこられた
   名門系の名家の方とは違いますな。」
善臣「いや、ま、そら私は成り上がり者ですから・・・・・・」
藤田「・・・・・・」
武豊「本来なら初心者の方は私の弟子の幸四郎あたりに稽古をつけさせるところですが
   関東の岡部さんの御紹介ですので特別に私が稽古をつけて差し上げましょう。」
善臣「それはありがたい、よろしくお願いします。」
宮下「よろしくお願いします。」
武豊「ああいいでしょう。一つだけ皆さんにお断りしておかねばならんことがある、
   と言うのは、競走馬は実に高価な物です。たとえばこの馬ですが・・・・
   ディープインパクトです、池江厩舎の馬で、これだけの名馬になると
   五千万は下らない。」
牧原「ひゃあ五千万!!」  宮下「競走馬が高いのは知ってたけど・・・」
西原「見るだけで目がつぶれそうね。」
武豊「私は、皆さんの稽古の時にもこのような名馬を惜しげもなく出します。
   だから皆さん、競走馬を扱う時には細心の注意を払って頂きたい。」
善臣「うは、それはもちろん・・」  牧原「大事に扱います。」
武豊「ま、レースを見てください。」
善臣「いやあ、私は有馬記念が大好きで。」  藤田「!」
武豊「私が直接教えているのは名門厩舎の方々、調教師のお子さん、といった
   日本の一流の血筋のお方達ばかりでしてな。
   あなた達は関東の岡部さんの特別なおはからいがあったからこそ、
   日本の一流の方々と同じように、私から直接、お稽古をつけてもらえる訳です。」
  「ま、実にあなた方は幸運ですな。」
善臣「いや、どうもありがとうございます。成り上がり者の私も
   一流の方々のお仲間に入れて頂けるとはありがたいことです。」
藤田「善臣さん、帰りましょう、この人に競馬の騎乗を教わる事はない。」
善臣「ええっ!?」   武豊「何だと!!」
藤田「あんたは馬の心を理解していない、もう一度、福永洋一のレース映像でも
   見直してみるんだな。あんたには競馬を人に教える資格はないよっ!」
武豊「何をこの若憎がっ!!」
善臣「藤田くん・・・」  藤田「さあ、みんな帰るんだ!!」
武豊「帰れえ、無礼者ども!!
   岡部さんのお顔を立ててやさしくしてやればつけ上がって!!
   おまえ達なんかに騎乗技術は教えてやらん、出て行けえっ!!」
536シライスピリッツ:2005/12/31(土) 22:02:29 ID:sRlX6FvW
善臣「・・・・あれ?こんなに強いディープを抑えてしまうのはもったいないぞ。
   ほら!前にいかせたほうが強いよ!」
牧原「ほんと武豊の意図や手綱捌きがディープの走りを濁らせるわっ!」
宮下「せっかくのディープの走りを台無しにしちゃってたわ!」
善臣「そうか、あの時藤田くんが武豊を怒ったのは・・・・」
牧原「有馬記念でディープをわざわざ最後方にさげたからなのね。」
宮下「そうみたいね・・・」
西原「でも、それがどうして騎手道に反することなのよ。」
藤田「ローゼンカバリーを管理してた鈴木康弘調教師が、天皇賞春に出走させた時
   横山典騎手に最後方待機のレースをされた時・・・・・
   鈴木調教師は横山典騎手に
  『あなたは共に競馬をするに足らぬ人だ』と言って憤然としたそうです。」
  「競馬の本質は、馬に対してどれだけ誠意をこめて尽くすかにあると思う。
   競走馬の命ははかないものだ、今この瞬間元気であっても何時間後には
   死ぬ事もあり得る。だから大事な馬に対する時に、この馬に会えるのは
   今この時だけと思い求めて誠心誠意を尽くすべきだと言うのが
   競馬の本質だと思う。」

善臣「ふうむ、それにあの豊のお手馬自慢はひどかったな。
   一流の人間と付き合いがあることを自慢する俗物根性も鼻持ちならなかったな・・」
藤田「残念ながら、虚飾と俗物根性に固まった騎手というのが実に多くてね。
   だから騎乗技術を習う時にはよほど先生を選ばないと・・・」
善臣「なるほど、なるほど・・・弟子が師を選ぶ権利がある訳だ。」
牧原「良かったですね。馬が騎手を選ぶんじゃなくって。」
善臣「む?」
おわり    
   
537こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/01(日) 02:49:57 ID:mxoBlTK6
あけましておめでとうございます。
今年もよろしく---美味しんぼ
538こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/01(日) 07:53:40 ID:O2KmhRH8
あけおめ
このスレ最高なんだが・・
誰かまとめようって人いないか?
次スレからは1にそのサイト貼りつけとかして欲しい
もちろん語句の間違いは正して、複数レスに渡ってるのはつなげてな
539シライスピリッツ:2006/01/01(日) 08:52:44 ID:2IS9WBLO
武豊「あ、ちょっと!有馬記念どうすんだよ!これからみんなで・・・反省会を・・・」
池江「もういいのよ。」
武豊「ディープインパクトは強いんだよ。」
金子「豊さん、今年はダービーや菊花賞よりもっとすごいレースをものにしなければ。」
武豊「む・・・・・・」
池江「まあ・・・・」

新年 おめでとうございます。
今年も元気で美味しんぼーーーー
540シライスピリッツ:2006/01/01(日) 12:13:36 ID:2IS9WBLO
ペリエ「へええっ!デザーモさんは海外出身でげすか!?拙と同じでやすよっ!」
デザーモ「そいつは嬉しいですねえ!腕によりをかけて、うんといいレースを作りますよ!」
横山典「藤沢さん、デザーモの腕はどう?上達したかしら。」
藤沢「いやいや、日本人でも、今どきこれだけ真面目に文句も言わんと
   修行に身を入れる者はおらんと違うのかな。」
  「レースもいろいろこなせるようになったし、ま、今日はひとつ
   デザーモの腕を見てもらいまひょ。」
横山典「藤沢さんがそういうなら本物だよ。」
岡部「すごいわね!」
調教師「なんだこの厩舎は、外人が乗るだなんてふざけてるじゃないか!?」
競馬ファン「まあまあ・・・ここの藤沢さんの調教の腕は天下一品だよ。
      その藤沢さんがいいかげんなことしやしないよ!」
岡部「まあ、失礼ね、デザーモさんのレースを見もしないで。」
デザーモ「どうぞ、ジャリスコライトとゼンノロブロイです。」
岡部「わあ、はやいっ!」
ペリエ「こりゃ見事な走りっぷりでげすなっ!!」
藤沢「へえ、まあちょっとこれでしのいでいておくれやす。」
岡部「うまいわあ!デザーモの騎乗はどこに出しても恥ずかしくないわ。」
横山典「直線の切れ味がさえてるよ。」 デザーモ「ありがとうございます。」
ペリエ「デザーモ!2人で凱旋門賞にでも日本馬で挑戦したいでやすな、
    拙はデルタブルースを引き受けやしょう。」
横山典「ペリエさんはもともとフランスのトップジョッキーで賞金稼ぎのために、
    日本に遠征して来てるんだよ。」
ペリエ「拙は競馬の修行のかたわら日本競馬の研究もおこたっておりやせん。
   『藤沢調教師と角居調教師』という本を来年にも出版するつもりです。」
デザーモ「そりゃいいや、じゃ、ぜひ日本競馬の真髄を教わらなきゃ!」
藤沢「デザーモ、有馬記念の騎乗にとりかかってや!」 デザーモ「へい!」
調教師「ちょっと待ってくれ、今のアメリカ人に乗らせている馬はゼンノロブロイかね!?」
藤沢「へえ、さようでございます。」
調教師「悪いが、私は帰らせてもらう!」 競馬ファン「ど・・・どうしてっ!?」
541シライスピリッツ:2006/01/01(日) 12:31:30 ID:2IS9WBLO
調教師「冗談じゃないよ、アメリカといったら競走馬の砂漠じゃないか、
    サンデーサイレンスとシービスケットしか見るべき馬のいない国だ。
    馬オンチなアメリカ人の乗った馬なんて気持ち悪くて騎乗依頼できないよ!」
藤沢「何をおっしゃいます、うちのデザーモは腕もええし、馬オンチなんかやおへんっ!」
デザーモ「アメリカにだっていろんな馬がいます。競走馬の砂漠なんてあんまりだっ!」
調教師「ふんっ、私はアメリカに何度も行ったことがある。ほかにいくら
    競走馬がいるといったってどたっと不細工で未勝利馬のように弱い。!」
   「日本競馬は、世界で一番繊細で微妙な競馬なんだ。
    馬オンチなアメリカ人なんかにはできないよっ。」
岡部「まあっ!なんて失礼なんでしょう、デザーモのレースも見もしないで!」
調教師「私にはみなくったってわかるっ!!外人はペースがわからないっ!!
    馬に関しては鈍いんだっ!!外人に騎乗依頼するほど私はバカじゃない。」
横山典「なさけない。少しでもものの分かる人間だったら、とてもそんなこと
    いえないだろう。」
調教師「なにっ!? どこがだっ!?
    どこが物が分からないと言うのだっ!!」
横山典「競馬に関して日本人が繊細で外人が鈍感だと、今あんたは言ったが
    こと競走馬に関しては逆だね、日本人の方が鈍感だ。」
調教師「ふざけるなっ!!かんじんの競走馬に関して日本人が鈍感だなんて
    とんでもない、でたらめだっ!!」
542こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/01(日) 12:43:34 ID:C8KJ8SyM
つけもの屋社長乙。w
543シライスピリッツ:2006/01/01(日) 14:48:50 ID:L8PdW+q0
541のつづき
藤田「?・・・・どうしました?」   調教師「いや・・・あの・・・」
横山典「どう判定したんですか?」 調教師「が・・・外人と同じだ・・・」
藤田「へ、へえっ!外人の事あんなに競馬が分からないと言っておきながら、
   あんた外人と同じなんですか!?」
調教師「あ、う・・・・!」
横山典「皆さんの判定した理由はなんですか?」
北村「イの馬は一番スピードがありましたよ、ハの馬はスピードがのってなくて・・」
長谷川「ほんと、ハの馬のスピードは物足りないわ。それにひきかえイの馬は
    豊富なスピードといい瞬発力が出てるわ!」
デザーモ「いや、イの馬の走りは不自然ですよ、スピードが豊富というより
     走りが平板に鈍くなってしまって・・・」
ペリエ「ハの馬の方はスピードにのってないようだけど馬自体の個性が
    きめ細かく味わえたでげす。」
横山典「日本人と外人が正反対の結果になった原因はなんなのか、
    どうやらお分かりのようだけど・・・」
調教師「高速馬場のスピード競馬だよ。」
藤田「スピード競馬?」
藤岡「ああ、そういえば・・・」  柴原「でもそれがどうしたの?」
横山典「イの馬には坂路などスパルタ調教を行ってます。ハの馬には全然行っていません。
    日本人はスピードがたくさんある馬を強いと判断したのです。
    確かにサラブレッドの強さはスピードが第一だし直線で求められるのは
    瞬発力です・・・しかしだからと言ってそれらを大量に持っていても
    本当の強さが得られるとは言えない。」
   「馬それぞれに持ち味、個性があって、だからいろいろな馬を育てる
    喜びがある。他の全ての微妙な持ち味をスピード調教でぬりつぶして
    平気なそんな人が外人より繊細だなんてどうして言えようか。」
調教師「あなたの言うとおりだ・・・実は私の厩舎の持ち馬は長らくスパルタ調教を
    していたんだが、何とか自然の走りを見てもらおうと去年、いっさい
    調教をしなかったんだ。」
藤田「へえ・・・・で、どうなったんです?」
調教師「勝ち星が激減した・・・うちの馬は弱くなったと評判が立って・・・
    そこであわてて再びスパルタ調教を取り入れたら勝ち星は元に戻りました。」
   「要するに日本人は高速馬場のスピード競馬に慣らされてしまって
    スピードがないと強いと思わなくなってしまったのです・・・」
   「お二人には大変申し訳ないことを言いました。日本人の方が繊細な感覚を
    持ってるなんていばって恥ずかしい・・・・・・許してください。」
ペリエ「いえ、そんな・・・」
調教師「ほんとに・・今、日本中は競馬ブームなどと浮かれているが
    スピードの出しすぎにも気づかないようじゃ、いったい何が競馬ブームか・・
    恥ずかしいの一言です・・・」
横山典「これから先もずうっとこのままということはないでしょうよ。」
岡部「競馬業界の方が本物の自然の走りを競馬ファンに教えてください。」
調教師「やりますよ!!有馬記念まで外人にとられたら困りますからね。」
 
おわり ひさびさなのでつかれたー話しもむりやりっぽいし

    
544こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/01(日) 14:56:17 ID:C8KJ8SyM
>>543
乙。 新年から楽しませていただきました。
545シライスピリッツ:2006/01/01(日) 15:25:45 ID:L8PdW+q0
新年早々、自分ってひまじん・・・と思いつつも

武豊「私は疫病神なのよ。」
ディープ「なんですって?」
武豊「秋に初めてコンビを組んだエリモダンディーは、それまでは元気でレースも
   うまくいっていたのに、私と一緒になったらすぐに骨折してしまい
   手術後に腸捻転で亡くなってしまったわ・・・」
  「そしてサイレンススズカは、天皇賞で骨折して命を・・・・・・」
  「みんな私と一緒になるまでは幸せな馬たちだったのよ。
   あの時・・・私が乗ってたブラックタイドが皐月賞で惨敗して・・・・
   ちょうどその後にタイドが故障した・・・・ああ まただ・・・と私は思ったのよ。
   私がまた不幸を呼んでしまったと・・・・」
  「私は不幸にとりつかれた男なの。ブラックタイドは私にとって一番大事な馬。
   だから私が一緒にいてはいけないのよ。」

タイド「そんな馬鹿な・・・・」
ディープ「兄さん・・・」 
金子「幸四郎はん頼んだで。JRAにはわしの方から言うておく。」
幸四郎「なに言ってんですか!レース休むのにいちいちJRAの許可もらうほど
    俺は期待されてる騎手じゃありませんよ。」
タイド「幸四郎さん・・・」
池江「私も行くわ。」

幸四郎「出て行った!?」
タイド「ディープに会って私が来ると思って・・・」
厩務員「鉄道の時刻表を見ていましたから、たぶん今度の急行で・・・」
幸四郎「ブラックタイド、急ぐんだ! 間に合わなかったら、もう二度と・・・!」
546こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/01(日) 15:32:41 ID:gSTOuD2K
おめでとうございます。
いつも感服して読んでます。カニカニ合戦の話で何か作れませんか?
547& ◆CnBlAFx46. :2006/01/01(日) 15:37:25 ID:L8PdW+q0
タイド「豊、帰ってきてくれ。」
JRA職員「あのう・・・本当にこのレースでいいんですか?
      ご注文どおりのレースに登録しましたが・・・・」
幸四郎「いいのいいの、ありがとう。」
武豊「あら、金杯・・・・」
タイド「一流馬はなにも出ていない・・・」
幸四郎「兄さん、この金杯はタイドさんの心の姿です・・・・
    淋しい、空しい、一流馬がいない。兄さんの心の姿も同じじゃありませんか。」
武豊「・・・」
幸四郎「兄さんがブラックタイドに乗った縁で、ディープにも乗る事が出来たんじゃ
    ないですか?兄さんは不幸どころか幸運をブラックタイドにもたらしたんだ。」
武豊「え・・・・」
池江「そうよ、あの時点であなたは不幸を使い果たしていたんです。
   でなければ弟のディープも3冠を達成出来ることはなかったはずよ。」
タイド「そうとも。お前の言うとおりなら私は立ち直れていないはずだ。」
池江「豊さん、こんな淋しい金杯なんかじゃなく
   あのメンバーが豪華なGIにみんなで行きましょうよ!」
幸四郎「幸運をもたらすGIレースをさ!」
タイド「豊。」   武豊「あなた・・・!」
 おわり  めでたしめでたし 
548こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/02(月) 15:46:44 ID:DNVy4I/l
あけましておめでとうございます。とりあえず肩慣らしに・・・。

  山岡「馬がディープインパクト、騎手が武豊、調教師が池江泰郎。そして馬主が金子真人とくるんだから、たまらないや!
     これ以上は考えられない、超豪華メンバーだよね!」
  三谷「ただ……みんな個性的というか、アクが強いからなあ。」
  山岡「うまくいけば史上最強のカルテットだけど、もめたりしたら喧嘩別れだ。」
  三谷「それが心配だよ……」
  花村「なによ、男二人でコソコソと!」
  山岡「いや……今日はご婦人方のおもりをすることなく、純粋に有馬記念を楽しもうと……」
  花村「まあおもりですって!?」
  三谷「ごめんごめん、典子一緒に行こう。」

 <「無敗の3冠馬」2005年最後のレースは有馬記念>

  山岡「あらら。」
  三谷「人馬の呼吸が合ってない!」
  栗田「まず、ディープの位置取りね……」
  山岡「どうしたんだ、ディープをサポートしなきゃいけないのに!」
  三谷「自分が目立とうとしてるんだよ。」

  観客(しらーっ)

ディープ「申し訳ありませんが、本日の我々の有馬記念は2着で終わらせて頂きます。」
  観客「ええっ!どうして!?」
  観客「そんなのひどいよ!」

  山岡「これはただごとじゃないよ。様子を見てこよう。」

  山岡「こんばんは、池江さん。」
  池江「おや山岡さん、来てくれたの。」
  山岡「どうしたんですかいったい?『無敗の4冠』、すごく期待してたんですけどね。」
  池江「ふん……コンビ解散だよ!」
  山岡「解散!無敗で3冠達成したのに。」
  池江「気が合わないのさ、みんな今の騎乗見てりゃわかるだろ!?」
  三谷「でも最初は気が合ったから、コンビを組んだんでしょ?」
  池江「最初はね、でも今は違う。なあ!俺たち互いに憎み合ってるよな!」
  金子「そうさ!」
  武豊「二度と一緒に組まないよ。」
ディープ「顔を見るのもイヤだね!」

おわり
549こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/02(月) 17:20:12 ID:5Cx++8Mo
>>548
アハハ ミもふたもない結末w

でも、心のどこかでリアルでのこんな流れを期待している俺ガイル
550こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/02(月) 17:50:36 ID:o86pQ6v5
>>548

カニか?wwwww
551こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/02(月) 18:57:49 ID:VrdSQYhh
豊批判ネタ多いなぁ。
552こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/02(月) 20:12:29 ID:5sYad+Zb
カニカニありがとうございますm(__)m
553シライスピリッツ:2006/01/02(月) 20:55:32 ID:AFyYgUOO
ではまた今日も無理やりに話しをつくって見ました。

父「さあ、着いたよ。数十年前から続いてる東京競馬場だ。」
祖母「あら・・・こんな競馬場だったかしらねえ・・・違うような気がするけどねえ・・・」
父「何を言ってんですか、死んだオヤジと来た競馬場といえば、ここしかありませんよ。」
JRA職員「どうぞレースをごらん下さい。」
父「さあさあ、お母さん、関東のトップジョッキーの柴田善臣ですよ。
  マークシート取りましょうか?」
祖母「ありがとう、なつかしいねえ・・・・・・・・おじいさんは善臣騎手が大好きで
   一人で3万円も4万円も善臣がらみの馬券を買ったもんだよ。」
兄「うん、うまいうまいあっさりした騎乗だけど、うまいじゃないか!」
父「上品な騎乗フォームだねえ。」  母「うまいですか?おばあちゃん。」
栗田「おばあちゃん!」       兄「どうして馬券を買わないの!?」
父「あんなに買いたがっていた善臣の乗り馬ですよ。」
祖母「この騎手は善臣じゃないよ・・・・」
父「なに言ってんですかこの騎手は間違いなく善臣ですよ。」
母「どうして善臣じゃないっておっしゃるんですの?」
祖母「だって下手くそなんだもの・・・とても下手でいやな騎乗なんだもの
   善臣はこんないやなレースしなかったよ。」
母「下手って・・・・一着に持ってきたし鮮やかな騎乗でしたよ。」
栗田「確かに独特のレースをするわ、でもこれは善臣固有のものだと思うけれど・・?」
祖母「いいえ、おじいさんと東京競馬場で見たレースはこんないやなレースじゃなかったよ。
   こんなまずい騎乗じゃなかったよ。」
母「困ったわねえ・・・・」
兄「おばあちゃん、昔のことは美化して考えやすいものなんだよ、
  ボケちゃってるから余計にさ・・・」
祖母「みんなで私のことバカにしてんだ!!私をだまして東京競馬場じゃないところに
   連れてきて、変な騎手の馬券を買わせて・・・!!」
父「お、お母さん、泣かないでお願いだから・・・
  おばあちゃん機嫌直してください、ねっ、ねっ・・・・・」   
554こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/02(月) 21:10:16 ID:CPbMrgZ9
はじめまして。
初期のブロイラーの話ですね。
555シライスピリッツ:2006/01/02(月) 21:14:44 ID:AFyYgUOO
かなり話しがとんで・・・

栗田「ほんとに善臣騎手の午前中のレースは勝ち星を稼ぐ工場だわ・・・・
   午前中だけにあんなにたくさんの勝ち星を挙げて・・・・
   午後からのレースはどうするのかしら・・・・」
山岡「午後からのレースは手を抜いてる、怪我の予防にな・・・・・」
栗田「ええっ!それじゃそんなレースをあたし達は買わさせられてるの?」
山岡「でも、それが経済的で効率的だと認められてるんだよ。ひどいもんだ・・・」
栗田「信じられない、あんなの真剣勝負じゃない、公務員騎乗だわ・・・」
山岡「うん?」
栗田「あんなレースの馬券を買わせられているとしたら、あたし達は
   あの善臣の手の内で飼い殺しになっている馬と同じだわ。」
  「善臣は平場で荒稼ぎし、あたし達はその馬を馬券で買って儲けている。
   あたし達とその馬とどこに違いがあるの?」

栗田「厳しいGIレースの中で、身動きを取ることさえ出来ず、平場や条件先で
   勝ち星を稼いでいる騎手と・・・・・・
   馬の持ち味を充分に出して、ターフの上を思う存分走り回らせ
   GVとかGUとかGTとかを思う存分勝っている騎手と・・・・
   それが同じ中央競馬の騎手かしら・・・・・」
山岡「その問いに対する答えを君のおばあちゃんは出したんじゃないのかい?」   
556シライスピリッツ:2006/01/02(月) 21:32:48 ID:AFyYgUOO
祖母「ああ、この走りよっ、この騎乗なのよっ!!」
父「この間とはまるで違う!」
母「切れがあるのねえ、それも少しもくどくなくて・・・・・
  善臣ってこんなにうまい騎手だったのね!」
栗田「追えば切れ味がどんどん出てくるわ!それになんていい騎乗
   善臣独特の騎乗と思い込んでいたのは岡部みたいな先行差しみたいな
   乗り方に毒されたからこその騎乗だったのね。
   本当の善臣騎手はこんなにもいい騎乗をするもんなんだわ・・・」

善臣「昔、自分が乗ったヤマニンゼファーのビデオを貸してくれっていうから、
   何のことかと思えば・・・・・・」
  「いや・・・事情を聞いて私は死にたくなりましたよ、あのおばあちゃんだけが
   私の若かりし頃のレースを覚えていてくださったなんて・・・・・」
岡部「俺や善臣ですら忘れかけていたのに・・・・」
善臣「昔は調教師にどんな馬でも乗せてくれ、と頼んで真剣にレースをしていた・・
   無気力騎乗なんかしなかったです。昔の私の騎乗ぶりを知ってる人には
   今の騎乗なんか見れたもんじゃありません・・・・」
栗田「おばあちゃんは過去の記憶を美化して言ったんじゃなかったのね・・・」
山岡「だれよりもしっかりとした競馬勘を持ってるよ。」
善臣「昔、乗ったヤマニンゼファーのような馬に今でも乗りたいよ、
   でも騎乗依頼してくれる調教師もいないし、あっても、とても弱い馬で
   GIにはとても使えない・・・・」
岡部「けど、もう一度やってみろよ、お手馬を手に入れるところからはじめるんだ、
   なあ善臣?」
善臣「ああ、それでなきゃ、あのおばあさんの手前、柴田善臣のノレンは
   たたまにゃならねえ。」

おわり 今日も無理やりな話しでした。。
557こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/02(月) 21:49:59 ID:o86pQ6v5
そのムリヤリさが(・∀・)イイ!!!
558こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/02(月) 22:38:05 ID:933UsHD0
今じゃ信じられないけど、
ホクトヘリオスの東京新聞杯、
最後方から直線一気だった。
あの頃の善臣はどこに・・・
559こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/03(火) 00:27:06 ID:U9sc7Q7V
>>558
あれはホントすごい。
残り1Fでテレビ見てた100人が100人リンドホシが突き抜けたと思ったはず
560こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/03(火) 16:43:08 ID:j/oLKZfZ
ここはオッサンが多いインターネットですね

そういう私はカッティングエッジから買ってましたが何か?
561シライスピリッツ:2006/01/03(火) 20:47:51 ID:yl6Nxmbx
こんばんわー、では今日も

ペリエ「いったい、あなたたちは、何をしに関東にやって来たんですか・・・?」
武豊「勝春は今年も中央GI未勝利に終わったあとも、
   来年もGI制覇への挑戦を続けると言っている。」
ペリエ「でも、今年までにお手馬の数を調べて、馬が余るようなら
    勝春騎手にも素質馬を回してあげることになっているんでしょ!?」
   「そのためには勝春騎手も認めてあげないと・・・・」
武豊「・・・ふん!来年だろうと再来年だろうと、勝春なんかに
   GIなんか勝たせはしないさ!だから素質馬を回す必要もない。」
福永「今年、GIを勝ちまくったのは、無駄な抵抗をやめないと、
   武さんを筆頭とする関西の騎手たちが経済的制裁をくわえるかもしれないと、
   勝春に警告をするためだ。」
藤田「我々は日本では大きな力を持っているからね!
   調教師に圧力をかけて勝春を制裁することだってできるんだ。」
池添「調教師達もよろこんで我々の言う事を聞くよ。
   今、勝春たたきで名を売ればグレードレースは楽々圧勝だし、
   GI制覇への道も開ける。」
四位「勝春たたきはいいビジネスになるんだよ。」
武豊「来年以降に、GIを勝てるかもしれないなどと勝春が抱いている
   薄汚い期待を、叩き潰したとなると、我々の株は大いに上がるからな!!」
勝春「来年以降もGIを勝たせないために、圧力をかけに来ただとっ!?」
善臣「汚いやり方だわ!」
ペリエ「勝春さんっ。」
勝春「くそォ、俺をなめるなよ・・・・なんとかしてやらにゃ・・・・」

おわり、がんばれ勝春、今年こそ
562こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/04(水) 08:58:21 ID:1HTywlta
オカマの善臣w
563こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/04(水) 11:01:35 ID:TXlw1BJt
勝春たたきはいいビジネスワロタ
564シライスピリッツ:2006/01/04(水) 22:32:40 ID:yhcKukOG
561から少しだけつづき

善臣「上原調教師は力を貸してくださるかしら・・・・?」
岡部「さあ、分からんなあ・・・・」

上原「いや、今日は本当にご苦労さまでしたな。」
武豊「ドモ アリガトゴザイマシタ。」
岡部「あの男、新聞で見たことがあるぞ。関西のリーディングの武豊という男だ!」
善臣「まあ!」
福永「ではショウナンタキオンの勝春への依頼を中止する件、
   よろしくお願いします。」
上原「前向きに検討するよう、馬主に伝えておきましょう。」
武豊「ドモドモ。」

上原「次はきみたちの番か・・・・」
岡部「関東の岡部幸雄です。」
善臣「柴田善臣でございます。本日はお忙しいところを・・・・」
上原「きみたちのことはよく覚えてるよ。
   だれか、またうまい騎手を連れてきてくれんかね、はっはっはっ!!」
岡部「はい、田中勝春騎手などいかがでしょう?」
上原「何?勝春?」
岡部「今、関西の騎手の連中が来ていましたね。
   我々はあの連中と正反対のことをお願いしに来たんですよ。」
上原「なんだか厄介な事になりそうだな・・・・・」
岡部「今年も勝春騎手は中央のGIを勝てませんでしたが。
   二年間人気と着順を調査して、その結果勝春の勝ち星が増えている事が
   はっきりしたら、素質馬を依頼するという取り決めをちゃんとした訳です。」
  「それなのにその騎乗依頼までやめさせようと彼らが躍起になっているのは
   勝春が再びGI勝利する道を閉ざすものだし、
   競馬界の取り決めも無視するものです。」
上原「しかしなあ・・・・いま勝春で関西の騎手を刺激するのはまずいなあ。」
  「武豊も福永も、勝春や善臣は平場で一方的にもうけている汚い騎手だと
   非難している。
   善臣バッシングという言葉もできたほどで、関東の騎手に対する
   悪感情が盛り上がってるんだ。」
565シライスピリッツ:2006/01/04(水) 23:03:30 ID:yhcKukOG
上原「こんな時に勝春を乗せたいと言ったら、ますます彼らの感情を刺激する。」
岡部「平場やオープン特別でもうけた代償にGIを放棄しろというんですか!?」
上原「いや、まあそういう訳ではないんだが・・・・・我々調教師は厩舎の総合的な
   利益を考えねばならん立場にある。
   関西の騎手を生かすためには関東の騎手を殺さねばならんこともある。」
岡部「ふうん・・・なんだ上原調教師もたいしたことないですね。」
上原「な、何!?」
岡部「関西の騎手を生かすために関東の騎手を殺すなんてことですますなら
   並みの調教師でもできることですよ。
   関西の騎手も生かすが関東の騎手も生かす。
   それでこそ大調教師でしょう!?」
上原「うぬ・・・・こしゃくな・・・」
岡部「上原さん、武豊からの理不尽な要求を単に経済的な利益だけを
   計算して受け入れるのが厩舎の利益になるのでしょうか?
   それでは、調教師は経済的な利益のためには理屈の通らないことでも
   受け入れる、と関西の連中に軽んじられることになるでしょう。」
上原「うぐっ・・・」
岡部「確かに『勝春の中央のGI連敗記録』は競馬界として考えたら
   シーザリオの海外レースや、ディープインパクトの3冠とは
   比べ物にならない小さな出来事です・・・・・・」
  「でもこれは単に競馬界の事件の大小の問題じゃない、
   再びGI勝ちをしたいという田中勝春のプライドを守りきるかどうかが
   問題なのです。田中勝春の誇りの問題なんです。」
上原「ううう・・・むむむっ・・・・
   ええい、厄介な問題を持ち込みおって!もう帰ってくれ、わしゃ出かける!」

おわり、 わけわかんない話に発展しましたが・・・
566こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/04(水) 23:19:04 ID:MBBqVKNK
そろそろ容量がww
567こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/05(木) 16:41:00 ID:HsmeDiq7
コスモマーベラス
「わあすごい!地方・海外の名手がずらりと!」
 関東の騎手のなさけなさをいい事に、地方や海外の騎手が続々と
 この中央競馬に集まってきてるとは知っていたけど・・・」
チャクラ「いやあ、これは大変なものだな。」
ブラックカフェ「こんなにすごいとは思わなかった。」
ヨシトミ「皆さんに、この活気を見ていただきたかったのです。」
コスモ「ヨシトミさん、この騎手たちがどうかしたのですか?」

ヨシトミ「敵です!地方騎手や外国人騎手たちのおかげで、
     私の庭である関東が荒らされっぱなしなんです!」

    「私はなさけないです・・・今まで一生懸命、皆さんに
     気に入っていただけるよう、いろいろと工夫をしてきた。
     それなのに皆さんは私を裏切って関東騎手を見限り、
     こんなよそ者の騎手を選ぶなんて・・・」

チャクラ「いや、関東騎手を見限るなんて、そんなことはないよ。」
コスモ「そうですとも!物珍しいから乗せるのですよ。」
ブラック「騎乗のせこさからいえば、誰だってヨシトミさんのほうが
    いいと思ってます。すぐに馬たちも戻ってきますよ。」
ヨシトミ「そうでしょうか・・・」
568こんな名無しでは、どうしようもないよ。:2006/01/05(木) 22:35:06 ID:WqMwC7xf
  栗田「だ、だめよルメール、こんな所でムチふり回しちゃ!」
ルメール「あ…あ…ごめんなさい、今の気持ちをみなさんに言いたかったのです。」
  栗田「日本競馬に魅せられているのはよくわかったわ。」
  谷村「しかしフランスの競馬場で修行を重ねたそうだが、日本でどこまでできるかだよなあ。
     日本人でもGT勝利は苦しいものらしいからねえ。」
ルメール「ぼく頑張ります!一人前になるまでは国に帰りません!」
  谷村「この厩舎だよ、ルメール。」
ルメール「ええっ、これがヨシトミを主戦にしている厩舎!?」
  栗田「ヨシトミでGT勝ってる厩舎って珍しいわ。」
ルメール「初重賞勝利がNHKマイルCのタイキフォーチュンみたいです…」
  谷村「ルメールはうちのパリ支局と懇意でね。
     どこか適当な受け入れ先をみつけて欲しいという支局長の紹介状を持って僕の所に訪ねてきたんだ。
     この厩舎はサウスヴィグラスを中心にヨシトミ騎乗で重賞を三つも勝ってるんだよ………
     ルメールもこの厩舎から修行を始めると、日本競馬に無理なく入って行けるんじゃないかと思ってね。」
ルメール「あ…ああ…」
高橋祥泰「お引き受けしよう。うちでの修行は厳しいぞ、頑張ってみるんだな。」
ルメール「は、はい…」
  栗田「あれは?」
ヨシトミ「未勝利戦のジョウテンロマンです。サンデー産駒で完勝ですよ。
     断然1番人気に推されたけど、動じることなく見事な手綱捌きで勝利に導いてます。」
  栗田「103勝目ですって?」
ヨシトミ「ひいらぎ賞も完勝ですよ、見せてあげましょうか?」
ルメール「ノーサンキュー。」
高橋祥泰「フェアリーSも乗ってますが、見てみますか?」
  谷村「ああ見せてくれ。」
ヨシトミ「へいっ。」
高橋祥泰「日本競馬も海外に進出するためには、お客さんを楽しませるための演出が必要だと思うんですよ。
     今まで通りの古くさいやり方じゃ、国際的に通用しやしません。」
  栗田「すごい、人気馬がきれいに沈んでく!!」
  谷村「おおっ、理由もなく負けてるじゃないか!!」
高橋祥泰「穴ファンにはこの結果が大受けでね、何ごとも演出ですよ。」
  栗田「わあ、美味しい馬券いただきます!」
高橋祥泰「美浦にフランス人の騎手スクールを作る計画があるんだ、いわば、きみが一期生というところかな。
     一人前の腕になったらきみにもうちの馬に乗ってもらうよ。」
ルメール「……ぼく関東所属はいやです…ヨシトミは午前中だけです………重賞はうまくない……」
ヨシトミ「何だと!?」
高橋祥泰「このヨシトミがうまくないだとっ!?」
  谷村「ルメール!」
ルメール「ソーリー…でもうまくないです。」
ヨシトミ「ちぇっ、これだから外人は嫌なんだ、騎乗の技術がわかってたまるかい!」
ルメール「技術わかります、ぼくもジョッキーのはしくれね!」
  山岡「俺も今の騎乗は感心しなかったな、………それも馬のせいじゃない。」
ヨシトミ「こ、このォ!!腕が悪いってのかい!!」
高橋祥泰「ふざけたことを言うな、ヨシトミはうちの主戦だぞっ!!」
  山岡「ルメールの騎乗がそれを証明してくれる。有馬に乗れば、よりはっきりするさ。」
ルメール「あ…ありま!?」
  栗田「そんなむずかしいGTをルメールに……」
  山岡「ただし一週間後に…」
高橋祥泰「何か企んでいるな…今さら何を企んでもどうにかなるものでもなかろうに…」
ヨシトミ「そのフランス人が俺より有馬を上手に乗ってみせると言うんだな!!いいだろう、暮れの有馬で勝負してやる!!」
569こんな名無しでは、どうしようもないよ。
  山岡「というわけで親父さん、このルメールに特訓を施してほしいんだけど…………」
  岡部「ふうん……外人さんに有馬記念なんか勝てまんのかいな。」
  山岡「この男がヨシトミの騎乗をまずいと判断した点を俺は買ったんです、そのくらい鋭敏な感覚があれば………」
  栗田「あたしもあのヨシトミ、ソツはないのに何かシャッキリしないように感じたんだけど…
     その理由は何なの?どうしてルメールがあのヨシトミよりうまく有馬を乗れると考えてるの?」
  山岡「それは今にわかるさ。」
  岡部「山岡さんがそない言わはるんやったら、引き受けてもええけど……」
ルメール「ええっ、コイントスで3着!?ワォッ!!まるでアルゼンチン共和国杯でも乗るみたいに…」
  岡部「人気が無い方がすんなり乗らしてくれますんで…」
ルメール「ちょ、ちょっとすみません、そのビデオを見せてください!
     ……インコースピッタリで……ロス一つないなんて、すごい腕だ…!!」
  岡部「そない大げさな、中山には息を入れるポイントというのがあるんどす。」
  栗田「へえ!息を入れるポイントが……わあ強い!」
ルメール「It's beautiful!!」
  栗田「粘り強い、しゃきしゃきしてて!」
  谷村「この手ごたえがたまらんな、これが有馬の乗り方だよ!」
ルメール「お願いです、ぼくを弟子にしてください!!」
  岡部「いや、そんなあんさん、弟子やなんて…とにかくこれから練習してみなはれ……
     中山は先行有利言うてな、有馬に勝つための騎乗はこれが一番や。」
  栗田「わあ、すごく前方につけていく!」
ルメール「それなのに途中でかからない!!」
  岡部「1周目のスタンド前で先頭から5番手までにつけれるようになったら、有馬はどんな馬でも勝ちきれるようになる、
     これが出けなあきまへん。夜の目も寝ずに命がけでやってみなはれ。本人の心がけ次第で、
     ほかの人が何か月もかかることを一週間でやってのけることも可能なはずや。」
ルメール「は、はいっ!」

  山岡「じゃ始めようか……」
ヨシトミ「どうやらどこぞで特訓をしてきたようだが…そんな一夜づけ程度の腕で、この俺に太刀打ち出来ると思うのかい?」
高橋祥泰「やはりうちの主戦騎手だ、ビッグゴールドを後ろから行かすのも作戦と言いますからな。」
  栗田「…何だか存在感がない…」
高橋祥泰「存在感がない?何言ってるんです、これは気配を消してると言うんだよ。何っ、ハーツクライで先行策!!」
  栗田「すごいわルメール、先行できるようになったのね!」
ルメール「どうぞ。」
  山岡「うむ、この位置取り、この手ごたえ、比較にならない強さだ!!」
  栗田「ほんとっ、だいいち全然ロスがないもの!!」
ヨシトミ「何いっ、仲間ぼめしやがって!!せ、先生…?」
高橋祥泰「フランス人の乗った方がうまい……これに比べたらうちのヨシトミのは、
     位置取りが悪くてズブズブで…持ち味がなくなってしまっている…」
ヨシトミ「そ…そんなバカな!!」
  山岡「全ては…道中の位置取りにあるんだ…インコースピッタリを先行すると、道中のロスはなくしまいもきれいに切れる。
     ところが後方に控えると、4コーナーで外を回されて、持ち味はなくなり馬群に沈んでしまう…
     中山の直線は、距離も短いから、ゴールがすぐに来るんだ。
     有馬にするとそれが余計に目立つ、ジリっぽくて脚が無くなってしまうのは、そのせいさ。」
高橋祥泰「私らは最も大事なことを忘れていたよ…私がヨシトミに変な演出を強要したのがいけなかったんだ…………
     我々はもう一度やり直そう…」
ヨシトミ「そうします……………フランス人にリーディングの座を奪われでもしたら大変ですからね。」
ルメール「そんなヨシトミさん……!」

おわり 無理があるなー。