競馬２板　競馬リレー小説

騎手とは思えないほどの巨漢が跨っていた。
首には赤いリボンが巻かれている。

石橋脩が囁く。
石橋「岡部さん、あれ…」
岡部「ああ、分かっている」
緊張した様子で、岡部は手綱を握り締めた。

そう。巨漢とは、当時現役前頭の小錦八十吉であった。
そして、露払いにはなぜか柴田善がいた。柴田はこう叫んだ。


「あいや、こにっしきぃ。こにっしきぃ。かなた、ふたっはぐろ、ふたっはぐぅろぉぉぉぉ」


パドックがK１の雰囲気をかもし出す。

岡部『にくのおおいおおのくに』

そこで岡田美佐子さんが、

コスモサンビームﾜﾛｽ

と言った瞬間日本ダービースタート！

マルチマックス石橋落馬。

岡部「・・・・・・歴史は変えられないものか。」

さあ今回の日本ダ−ビ−は三強だ！
先行する岡部ビワ
岡部マ−クの柴田チケット
最後方から追い込みを狙う武豊とナリタブライアン!!!


勝つのはどの馬か

武「あれっこの馬はタイシンじゃなくてブライアンじゃん！！
楽勝だなwwwwwﾏｼﾞﾗｸｽｷﾞｽ」
矢野「古馬も牝馬も関係ない俺がナリタブライアンだ。俺が史上最強の
サラブレットだ！！今、ゴールイン！！！」

ナリタブライアンが勝った。

クララが立った。

アルムの森で感動のシーンが繰り広げられている時、
岡部はがっくりとうなだれていた。
岡部「ナリタブライアンがいるなんて…そんなのありかよ」
ため息が止まらない岡部の体が、三たび光に包まれていく。
岡部「こ、今度はどこに行くっていうんだ！？」

その頃あの二人、ゴールまで残り200Mの地点で岡部と政人は止まっていた。
二人は馬上で立ち上がってステッキを振り上げている。
「政人！ナニするんや！」
「やかましいわ！馬をヨレさせて、挙げ句に斜行、更にステッキで鼻を叩きやがって！」政人は怒り狂っていた！
「まて。話せば解る！」
岡部はたしなめる様に言ってはいたが、段々と怒りパワーがMAXに近づいていた。
その脇をウイニングランをしていた豊が通り、さりげなく一言。
「ハハハ！お宅ら二人、吉本よりオモロイで！」
岡部は・・・キレた
政人も・・・キレた
「待ちやがれ！」
岡部はビワで追いかける。
「タレ目の若造が！」政人もチケットで追いかける。
豊はヤバいと思ったのか、ブライアンに出ムチを一発！逃げる！
さあどうなるのか？

ブライアン逃げる！
ビワ、チケットが追う！
態勢そのままで４コーナーを回ってブライアン先頭…ではない！
ブライアンの五馬身前に何かいるぞ！



岡部『あ、あれは…』

「ナリタブライアンじゃね？」
「ホントだナリブーだ！」
「残像拳かよｗﾃﾗｽｺﾞｽｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

実は先頭の馬はナリタキングオ−

そして二番手にツインターボ。
通称テレビ馬だ。
今日はハナを奪えなかったらしい。

と、よく分からんうちにビワハヤヒデが先頭でゴールした。
そこにまたしても光が！
岡部「ウッ眩しい」

そこは廃墟と貸した中山競馬場だった。
須田「とうとうここまで来たか」
岡部「須田！！」
須田「まり子を返してほしければ、私と勝負しなさい。
内回り2500でマッチレースだ！」
岡部「なんだと」
須田「私の乗る馬は世界最強馬スペシャルエルコンドルワンダー。
　　　キミの乗る馬は、

岡部「決まってるだろ、インパクトルドルフさ…」

と何やら頭○字Dのような展開になりつつある中山競馬場だが、
芝生の張り替え工事中で芝コースを使えない事が判明した。

須田「……ダート2500って事で……」

岡部「うむ、承知した」

岡部が頷くと同時に、
「あなた、助けて！！！」
スピーカーからまり子の叫び声が聞こえてきた。
ターフビジョンにも、縛られて涙を流すまり子の姿が映し出されていた。

（家に帰ったらこのプレイしてみよう）
と、思いつつ岡部は叫んだ！！

岡部「須田、てめえなんで妻を誘拐したんだ。
貴様は所詮、元西船橋駅の平社員だろが、このピザ！！」

須田『そんなことを言ってていいのかな？』
岡部『なにぃ？』


まり子に近付く赤いリボン。

岡部『あっ、あれは？』

なんとまり子にバイブが仕掛けられているではないか

岡部「くっ…卑怯なことを」

須田「ふふふ。このスイッチをオンにしても良いのかな？」

（うっ本当は入れてほしいが、これも家に帰ってから試そう）

岡部「やめるんだ！！」
須田「そうかそうか、ではなぜ、奥方をさらったか最後だから教えてやろう！！」
岡部「なぜなんだ？」
須田「実はこの奥さんはJRAの刺客なのだよ。俗に言うサイン馬券を
考えレースを操作している。いわゆる影のJRA職員なのさ。」
岡部「なんだと！！」
須田「だから今週のメインの当たり馬券を知りたく誘拐したのさ」
岡部「そうだったのか・・・貴様、許さん！！」
須田「では中山ダート2500で勝負だ！！いいな！！」

ダート2500ｍの鬼といえばアドマイヤボサツ

その主戦騎手芹沢がこんなことを言って割って入ってきた。

芹沢「このマッチレース、スターターはこの僕が勤めよう！
　　　んっ・・・・？おい、そこの赤いリボンのポーク、
　　　何でそんなにビンビンなんだ？」

須田の股間からは、さっきまでのドリチンからは想像出来ないほど
猛々しくそそり起ついち物が見て取れたのだ。
皆さん、思い出して頂きたい！須田ポークはリボンこそ付けているとはいえ
基本的には全裸なのです。

ポーク「だって・・・・　　

馬券が当たるかなんかよりも今はカゼニフカレテ君(>>426-428参照)とｾｸﾛｽしたいんだよー!!!!

須田は泣きながら叫んだ。

それを聞いた岡部は、
限りなく優しい笑顔を浮かべてこう言った。
岡部「そうだったのか、須田…君はそんなことを……
　　　よし、分かった。私がカゼニフカレテのところに案内してあげよう」
泣き崩れる須田の肩をそっと抱く岡部。
ポーク「ほ、本当に？」
岡部「ただし」
再び、岡部の顔が険しくなる。
岡部「今すぐまり子を返してもらおうか。
　　　ついでに、

そのバイブでカゼニフカレテ君を可愛がらないか」

須田「本当にいいの？」
ポークが泣きながらまり子のバイブを外した時…

「よし！今だっ！！」
岡部はフライング気味にインパクトルドルフのスタートを決めた。

須田「しまった！！！」
スペシャルエルコンドルワンダーは１０馬身出遅れた。

スタートでの10馬身差に加え、元騎手と体重３桁を誇るデブとの斤量差。
誰の目にも勝負の帰趨は明らかであった。

キャンターでゴールした岡部のインパクトルドルフ。
そこから10秒は遅れただろうか、スペシャルエルコンドルワンダーがようやくゴール板を通過した。

「く・・・　私の負けだ・・・」

岡部「君とブリーフは、まり子のサイン馬券でいくら儲けたんだ？」

須田「実は…　ギャッ。」
何者かがポークの背後をナイフで刺してきた。

岡部が振り向いたときには既に人影がなかったが、「フサイチネット会員募集中」と書かれた怪しげなチラシが落ちていた。

岡部「真犯人はあいつか…　しかし、あと２０回でまとまるのか？」
余計なことを心配しつつ、岡部は１１／３の地方競馬の祭典に乗り込むことにした。

岡部はまだ気にしている。この話はまとまるのか。
そうだ！あたらしいスレを立てて、とりあえず木刀を暴れさせておけば
話がつながる。


そうおもった岡部は、フサイチネットを使ってスレ立てに挑戦した。

ttp://kaicho.livedoor.biz/

岡部「ぐわっ、目が・・・」
フサイチDX(房朗のブログ)に間違って迷い込んでしまい、
馬の黄金像に目が眩んでなかなかスレが立てられない！

？「ここは俺に任せてくれ！

現れたのは、マイナージョッキーでありながら
自身のオフィシャルサイトを持つ男・田島"ナリタセンチュリー"裕和だった。
田島「ネットのことなら俺に任せてください！
　　　さあ、岡部さんは早く奴の元へ！」
そう言いながら、田島はギラギラした房朗ブログを神の如き早さで閉じた。

しかしこのには房朗ブログつながらず。
おおきな３文字で「ぬるぽ」と書いてあるだけだった

岡部｢がっ!!ﾖｼｺﾞﾐの野郎!!!暇だからとは言え
なんつうＨＰを作ったんだ ｣

岡部はイラついていた。
「時間が無いちゅ〜のに、ヨシゴミの野郎！
　早く名古屋へ行かなければ」
東京から新幹線の乗り込むと、
何者かに刺殺されたポークが持っていた石丸電気の紙袋の中身を確認した。
中には、
・予備の赤リボン
・白ブリーフ(金子氏の遺品？)
・「この『ウマ家』がスゴ〜い！
　　トウショウ家・マイネル家ほか一族研究最新辞典」
　　　　　　　　　　　　　　　井崎修五郎・須田鷹雄著　
この三点が入っていた。
岡部「しかしこんな本、￥1470も払って買うアフォがいるのか？
　　　おやっ？なんだこれは？」
本のなかほどに一枚のメモが挟まっていた。
岡部「んっ？・・・・・・・そっ、そんなバカな」
このメモには恐るべき真実が書かれていた。

『ふふふ。私は名古屋の岡部誠だ！私こそが真の岡部だ！
貴様は邪魔だ！私と勝負しろ！！あ、ちなみに袋の中身は
僕のほんの気持ちです。受け取ってね☆』

岡部「なんと！真の黒幕は誠君だったのか？てか
勝負って何よ？？」

そんなこんなで岡部は名古屋競馬場に到着。

岡部「さて、誠君はどこに……ぐはっ！！！」
何者かが突然、岡部の頭を後ろから殴った。
振り返ると、鞭を持った東海公営の若手騎手がニヤニヤと笑っている。
しかも、一人だけではない。
まったく気が付かないうちに、岡部は若手騎手たちに取り囲まれていた。

誠「ようこそ、名古屋競馬場に！」
人垣の向こうから、岡部誠の声がした。
岡部「ま、誠君･･･君は何て卑怯な真似を！」
誠「もう勝負は始まってるんですよ？　卑怯だろうと勝ちは勝ち。
　　さぁ、お前ら。コイツをぶちのめしてやれっ！！」
じわりじわりと岡部に近付いていく若手騎手たち。

岡部「くっ、こんな時俺の代わりに新スレを立ててくれる
救いの神はいないのか！？」

吉田稔「この老いぼれ（岡部さんごめんなさい）！！諦めてあと１０回で完結せいっ！！」
岡部「それではＪＢＣスプリントに出走するメイショウボーラーの弱点を教えるから…」
岡部が妥協案を提案するないなや、武豊、小牧太等のＪＲＡジョッキーも集まってきた………

そして乱交パーティーが始まった

若手とベテランがイチャイチャしている最中、岡部はこの事態に遂にキレた
「馬鹿野郎！このスレをこんなところで終らせて堪るか！」

岡部は名古屋の街を「新スレ至急求む！」と書かれたビラをばら撒きながら駆けて行った。

一生懸命にインパクトルドルフを駆ってビラを撒くその姿は、
名古屋市民の同情を買った。
おばちゃん「ミソカツだぎゃー」
岡部「ありがとう！もふもふ！」
バタッ！
岡部「うおっ！」
そのとき、インパクトルドルフが倒れた。
所詮中身は笠松競馬の条件戦レベルの馬であるインパクトルドルフには、
レース→名古屋までの遠路と、すでに体力の限界を超えた状態だったのだ。
ここからは走ってビラを撒くしかない。
岡部「うおおおおおおおおおおお！！」
いつの間にか岡部は、走れメロスよろしく全裸でビラを撒き走っていた。

しかし全裸ではマズいので、
岡部は近くにあった着ぐるみを装着した。

｢この緑色の奴はまさか･･･ﾓﾘｿﾞ-?｣

モリゾーの背中には張り紙が貼られていた。
「次スレはこちら　http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/uma/1130885417/l50」

それを見つけた岡部は「

誰か今までの流れをまとめてキボンヌ
と叫んだ

内容なんてないよう

しかし１０００ゲットした人は
なんと・・・

グリコのおまけ収集家だったが、
道頓堀に身投げした。

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