この日の発表は、タモリやフジテレビ上層部を除いて、トップシークレット扱いで準備が進められ、出演者の多くはスタジオ入りしてから知らされたという。
終了の理由や次の番組などは明らかにされていないが、「踊る大捜査線」シリーズなどでヒットを飛ばした亀山社長の決断とみられる。
関係者によると、これまで視聴率の低下を理由に局内で番組終了を主張する声が出ても、
長年「いいとも」の制作部門にいた社員が防波堤になって守ってきたが、6月の人事異動で現場を離れたことも影響しているようだ。
別の関係者は「バラエティーとは畑違いのドラマ、映画部門でヒットを連発してきた亀山社長は、タモリさんとも接点が少なく、決断しやすかったようです」と明かす。
「視聴率回復が大命題」と話す亀山社長が手腕を発揮し、独自色を打ち出した形だ。
発表を演出したとみられる大多亮常務取締役編成局長(54)は「次の番組は決まってません。半年かけて準備していければ」と語った。