キムタクを映画界から追放せよ! 前代未聞の批判
誰も言わないから、俺が言う! もうキムタクはいらない――。「第54回ブルーリボン賞」の各賞が24日に決定したが、作品賞に輝いた「冷たい熱帯魚」の園子温監督(50)が、「SMAP」木村拓哉(39)の映画界からの追放≠訴えたのだ。
芸能界ではタブーとされるキムタク批判の真意とは。本紙しか書けない園監督の過激発言を公開する。
園監督が突然「キムタク批判」に及んだのは、ブルーリボン賞受賞者のインタビュー取材でのこと。東京映画記者会に加盟するスポーツ紙7紙が揃った「公の場」で突然「キムタクなんて映画に起用しちゃだめなんだよ!」と言い放ったのだ。
キムタクが出演した最近の映画といえば、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の初実写化映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(2010年公開、東宝)が記憶に新しい。TBSが出資しテレビで宣伝しまくったが、興行成績は振るわなかった。
この「ヤマト」について園監督は、同じく宇宙戦艦が出てくるハリウッドのSF映画「スター・トレック」を例に挙げて次のように話した。
「キムタクが『ヤマト』をやってたけどさ、『スター・トレック』は無名の俳優をたくさん揃えていた。ハリウッドは腐っても『企画自体で勝負する』というプライドがある。それに比べて今の日本映画界はプライドがなさすぎだ! キムタクとか使う自体がさ、本当に良くないよ!」
キムタク頼みの日本映画界への痛烈な批判…。園監督の怒りは個人的なものでなく、映画を愛する人の気持ちを代弁していると言えそうだ。
「映画監督は役者のプライドを育ててやらなければいけない。それが監督の職務だと思っている」と言う園監督はさらにヒートアップし「日本にはものすごい役者がごまんといるのに、それが毎回、キムタクとかだったら、役者もプライドなくなって、やる気がなくなっちゃうよ!」。
(続く)
キムタクを映画界から追放せよ
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