パナソニックショックに怯えるタレントとテレビ局
リストラ第1号は土屋アンナ?
◆広告費の大幅削減は必至
パナソニックのリストラが芸能界にも打撃を与えそうだ。円高とテレビ事業の悪化で今期の同社は1000億円程度の赤字に転落する見通し。そのため、プラズマパネル工場の尼崎第3工場を今期中に稼働停止させ、従業員も1000人規模で削減する。
昨年、同社は733億円の広告宣伝費を計上し、3年連続で民放最大のスポンサーのポジションをキープしてきた。だが、リストラに伴い、広告費を大幅にカットする可能性大。
「13年連続でスポンサーのトップだったトヨタは、リーマン・ショックを受けた09年3月期に一気に206億円を削減。翌年度はさらに43%ダウンさせ347億円をカットしました。パナソニックも少なくとも3割くらいは削ると計算すると220億円近くの広告宣伝費が消えることになります」(芸能評論家・金沢誠氏)
この動きに顔面蒼白なのがテレビ局とタレントだ。同社の1社提供番組「水戸黄門」(TBS)が年内に終了するが、同じく1社提供の情報番組「BeauTV〜VoCE」(テレ朝)も今後どうなるか不透明。司会を務める平子理沙は不安だろう。
もっとピンチなのはCM契約しているタレントたち。パナソニックのCMには滝川クリステル、仲間由紀恵、森高千里、吉瀬美智子、草刈民代、三谷幸喜、石川遼らが出演している。
「リストラのいい口実がある土屋アンナが最も頭を痛めているのではないか。アンナはスタイリストの夫が今年9月にカラオケ店で暴れて暴行容疑で現行犯逮捕されました。一応、現在も契約は続いていますが、CMのオンエア回数は減っています。契約見直しは時間の問題でしょう」(広告代理店関係者)
芸能界の不況にますます拍車がかかりそうだ。
日刊ゲンダイ 2011/10/27
http://v.gendai.net/q?uid=1&sid=A817&i=article%2Fdetail&aid=248145&p=1