フジテレビ改編を考える Part160

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58名無しさん@お腹いっぱい。
【映画】『SP 革命編』…フジテレビが日本映画界を駄目にした典型的な一作

 ■『SP 革命編』:例によって,フジテレビ系の連続ドラマを映画化し,東宝が配給するお手軽映画だが,そ
の徹底した商業主義と話題作りには恐れ入る。TVシリーズで謎を残しておいて,昨年公開の『野望編』 (Episo
de V)を観たくなるように仕向け,本作『革命編』(Episode VI)が「遂に完成!」という訳だ。ご丁寧にも,
公開1週間前の3月5日に『革命前日』(Prelude to Episode VI)を放映して,視聴率と興行収入の両方を狙おうと
いう強欲さである。ここまでの企画をするなら,脚本もしっかり練り,監督も一戦級を使えばいいのに,そこは
TVの延長線上の安易な路線だ。国会議事堂を完全再現した巨大セットという触れ込みだが,それは衆院本会議場
内に過ぎない。一見,大スペクタクルのように思わせているが,爆発は一度だけ,アクションも平板な格闘がダ
ラダラ続くだけの,退屈な展開だ。おまけに,最終章と言いながら,まだ真相が曖昧なままの終わり方である。
2年もしたら Episode VII 以降を平気で作る気だろう。TV局が日本映画界を駄目にした典型的な一作(いや,二
作)と言える。こんなつまらない映画に,堤真一や香川照之を使ってはいけない。彼らの経歴に傷をつけるだけ
だ。