テレビ大阪の広域化について

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68名無しさん@お腹いっぱい。
テレビ大阪は当初、近畿広域圏として放送免許を申請していた。
しかし、当時テレビ東京の番組を多くネットしていた独立UHF局5局が、
同局の番組が放送できなくなり番組不足による経営危機を恐れたために反対した。
また、先発の在阪準キー局4局にも同じ放送対象地域の放送局が開局することで
競争が激化することを恐れていたために反対され、大阪府域局となってしまった。
親局の送信所はNHK大阪局を含む他5局が生駒山の山頂にあるのに対し、同局は
それよりやや低い西側の中腹に設置され、出力も準キー局と同様に10kWに抑えられ、
送信アンテナには大阪府内のみに電波が飛ぶように指向性をかけている。

テレビ東京の菅谷定彦社長は31日の会見で、テレビ放送の完全デジタル化(2011年7月予定)に合わせ、
3県に系列放送局を新設するなどして受信エリア拡大を計画していることを明らかにした。
系列局を現在の6局から9局に増やすとともに、現在系列局であるテレビ大阪の送信アンテナを兵庫県と京都府で受信できるようにするもので、
既に総務省と協議に入っているという。
実現すれば、同局系の放送区域は18都道府県に拡大する。
菅谷社長によると、放送局を新設するのは宮城、静岡、広島の3県。
1局当たりの開設には30億?50億円が必要という。
資金や場所を確保したうえで放送免許を申請する。民放の新局開設は99年のとちぎテレビ以来で、
同局の場合、97年3月に免許申請し2年後に開局した。
 今後は、地元経済界や他系列の地元局から同意が得られるか
どうかが焦点となる。また、近畿各地に電波の届く範囲が広がるため、テ
レ東の一部番組を購入して放送している滋賀、奈良県などの地元局との調整も必要となる。
菅谷社長は「11年がネットワーク拡大の最後のチャンス。ライバル局は反対するだろうが説得し、
総務省と相談しながら進めていく」と語った。