テレビ東京:放送エリアを拡大 系列9局に
テレビ東京の菅谷定彦社長は31日の会見で、テレビ放送の完全デジタル化(2011年7月予定)に合わせ
3県に系列放送局を新設するなどして受信エリア拡大を計画していることを明らかにした。
系列局を現在の6局から9局に増やすとともに、現在系列局であるテレビ大阪の送信アンテナを
兵庫県と京都府で受信できるようにするもので、既に総務省と協議に入っているという。
実現すれば、同局系の放送区域は18都道府県に拡大する。
菅谷社長によると、放送局を新設するのは宮城、静岡、広島の3県。
1局当たりの開設には30億〜50億円が必要という。資金や場所を確保したうえで放送免許を申請する。
民放の新局開設は99年のとちぎテレビ以来で、同局の場合、97年3月に免許申請し2年後に開局した。
今後は、地元経済界や他系列の地元局から同意が得られるかどうかが焦点となる。
また、近畿各地に電波の届く範囲が広がるため、
テレ東の一部番組を購入して放送している滋賀、奈良県などの地元局との調整も必要となる。
菅谷社長は「11年がネットワーク拡大の最後のチャンス。ライバル局は反対するだろうが説得し、
総務省と相談しながら進めていく」と語った。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070601k0000m040065000c.html