巨人戦の視聴率を回復するには? 2

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71名無しさん@お腹いっぱい。
日本テレビが「巨人戦の延長中継はしない」の当然…中継試合数の大幅削減に続くダメ押し
日刊ゲンダイ 2007.1.25付

もはや、驚きもない。日本テレビが、今季の巨人戦中継の延長対応を行わない方針を固めた
という。民放局関係者がこう言うのだ。「試合を延長して放送するのは、本拠地開幕カードとな
る4月3日からの対中日3連戦のみ。あとは、試合展開に限らず、7時から9時までのきっちり
2時間で放送を打ち切ることになったようです。そもそも、今季の中継試合数にしたって、日テ
レ側は週末だけの15試合、ということで巨人と折衝を始めている。さすがに巨人側から再考を
要望されて折れたとはいえ、他局との視聴率競争の足を引っ張る巨人戦の中継には乗り気じ
ゃない。それを考えれば、延長対応をしないのも当然といえば当然。もちろん、他の民放局も
延長放送はしない方針を固めています」 日本テレビはすでに、地上波での今季の巨人戦中
継試合数を大幅に削減する方針を発表。昨季の63試合(実際に放送したのは57試合)から、
40試合に減らすことを決めている。会見した久保社長は、「日本テレビ全体の視聴率回復を
狙えば、ある程度、巨人戦の数を減らさなければならない」と厳しかった。中継の延長対応に
ついては、「検討中」としてきたが、結局、シビアな判断を下すことになったわけだ。
日本テレビが手放す23試合分の巨人主催試合に関しても、他局は冷ややか。テレビ東京が
「放送権料が安くなるなら」との条件付きで興味を持っていたほかは、どこも知らんぷりだ。
いまだに1億円以上の放映権料を出しているといわれ、02年から巨人主催試合の中継を行っ
ている(昨季は6試合)頼みのNHKも、「現段階ではまだ、放送する試合数は決まっていませ
ん。日本テレビさんが大幅に中継試合数を削減するのは承知しているが、今の段階では(巨
人戦中継を)減らすとも増やすとも聞いておりません」(NHK広報部)と素っ気ない。昨年の巨
人戦の平均視聴率は9.6%。史上初めて2ケタを割った。人気回復を当て込んで小笠原、門倉
など他球団の主力をかき集めたものの、生え抜きを軽視するかのようなこの方針が逆にファン
離れを加速させるという懸念が大きい。球団はいつ、人気低迷の根本原因に気づくのか。