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八幡和郎 東京一極集中が日本を滅ぼす:
地方放送局の強化で地方情報拠点をつくる
国鉄と同じように、ブロック単位なら成立するものは他にも多い。
情報化時代にあっては、マスコミ、とくに放送局の東京一極集中はなんとしても困る。
NHKは公的機関としては地方の組織を大変大事にしている機関である。
しかし、そうはいっても、
大阪を別とうれば地方局制作の番組で全国ネットされるものが非常に少ない。
また東京がいわゆるキー局になっているので中枢管理機能が集中してしまっている。
そうしたなかで、分割ということがよいかどうか別としても、
現在より各地の放送局の独立性を増大させ、
またひとつの考え方としてNHK第三チャンネルを設立して、
これは東京制作の番組を排除して全国各地の局制作の番組を流すことにし、
キー局も大阪にすると言うのはどうか。もし、東京からニュースを流せなくなったときなど、
安全保障上の観点からも非常に意味のある事だと思う。あるいは、現在のNHKとは別に各地に公的な放送局を設立し、
その連合体として全国組織を形成すると言うのも一案である。
民放についても地方局制作の番組を全国ネット、
あるいはブロック単位のネットにのせる事も促進されるべきである。それならばスポンサーも付きやすく
東京局と負けぬものを造れるはずである。