軽犯罪法違反:原爆ドーム敷地内に侵入 容疑で男逮捕 /広島
13日午前6時ごろ、中区大手町1にある世界遺産・原爆ドーム敷地
内に、住所不定、無職、
>>261容疑者(42)が高さ約1・2メートルのフ
ェンスを乗り越えて侵入した。通報で駆け付けた広島中央署員が、
>>261容疑者を軽犯罪法違反(立ち入り禁止場所への侵入)容疑で現
行犯逮捕した。261容疑者は敷地内の芝生を歩き回っており、ドーム
の損傷はないという。
261容疑者が敷地の南側からフェンスを乗り越えて侵入、侵入防止
用のセンサーが反応したという。調べに対し、261容疑者は「犠牲者の
鎮魂のために入った」などと弁明しているという。
このほか、12日午後5時40分ごろにも同敷地内に侵入した者がお
り、同署が関連を調べている。
広島市緑政担当課によると、周囲のフェンスは62年、ドームの保護
などを目的に設置。01年12月にはドームへの落書き事件があったた
め、02年10月からは防犯センサーも設け、センサー設置から今月13
日までに計26件の侵入があったという。このうち、03年3月には、男
子大学生2人が「卒業記念」と称して侵入し、現行犯逮捕されている。
【吉川雄策、大沢瑞季】
9月14日朝刊
(毎日新聞) - 9月14日17時20分更新