319 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
山形テレビのネットチェンジの直接的な引き金と見られるのが、1989年に開局したエフエム山形とテレビユー山形に対抗すべく実施した新規事業が軒並み失敗したことである。
ハリウッド映画『リ・アニメーター2』『グランド・ツアー』への出資、「バイオ科学研究所」の設立、「クルーガーランド金貨」の発行、ビデオソフトの製作など、さまざまな事業に手を出したものの、軒並み損失を出す結果となり、収益が悪化した。
服部が死去して、無理にフジテレビと結びついている必要がなくなった1991年頃から社内で、本来なるべきだったテレビ朝日系列へのネットチェンジをする声が高まり、1992年9月25日にANNへ加盟を申し入れし、1993年3月31日、山形テレビはFNN・FNSを退会、
フジテレビ系列の番組を全て打ち切り、翌4月1日にANNに加盟、秋田朝日放送についで19局目のテレビ朝日系列フルネット局として再スタートした(自社製作番組・秋田テレビ制作の「クボタ民謡お国めぐり」・テレビ東京系の番組の一部は継続し、
日本テレビ系の番組はNNN単独ネット局となったYBCへ移行した)。
1992年9月当時、あるテレビ雑誌の記事には「山形テレビ、突然のネットワーク変更申し入れにフジ猛反発」と書かれていた。また、1993年3月末の新聞のYTSのテレビ欄には完結していないドラマも含め、(終)マークが並んでいた。
現在フジテレビ系列を放送している、YTS(山形テレビ)この局は、開局してから
随分立っているのだが、経営不振・・と言う事で約20億円の負債を背負っている。
今後、社員等の削減や又今回地元では問題になっている系列をフジテレビからテレビ
朝日に系列を乗り換える方針案が先月出された。
その中で今後5年計画で、赤字解消策を打っていくとの事である。
そのため、事実上山形県内の民放からフジテレビ系列が、一時無くなる事になってし
まう。 又、県内では現在の所新しい民放局の開局の予定は無いとの事。
又、フジテレビ側ではYTSの今後の方針案に対して「理解に苦しむところだ」と漏
らし「今後の方針の見直しの検討」を要求してゆくとのこと。
以上「読売新聞山形版」参照。
10月12日YTSでは、株主総会を開き損害を与えた、責任で専務を常務格下げ
等の人事を報告、了承を得た 続いて フジテレビからテレビ朝日へ系列乗換を初めて
株主に説明したが、質問もなく7分で閉会。。
フジ系列からの撤退が事実上確定した。 しかし、フジテレビ側では一方的脱退に
態度を硬化させており、交渉が決裂した場合、フジ側がYTSを協定から除名、来春
を待たずにフジの番組が配信停止される事態も考えられる。
途中省略・・・
又会社側の検討中の経営再建策に関しては、「テレビ朝日系列化で、キー局から配分
されるネット補償料(全国CM収入の地方配分金)が増える事も予想されるので、今後
修正の可能性がある」ので総会での提示が見送られた。
ネットワーク協定はローカル局側の事前通告が有れば解消でき、総会での異論が全く
無かった事でフジ系からの脱退は事実上確定した事になるが、同社では今後フジ側との
円満脱退をめざしてゆく事になると話した。 フジ側から求められている「再回答文」
の提示を12日までに済ませて、YTS側では「乗換はクロスネットの解消が目的と言
うのは従来と変わり無い」と話している。 しかし、フジ側では「フジテレビの番組が
93%以上の山形テレビは厳密な意味ではクロス局とは言えず理由にならない今後FN
N26局の理事会社会議で検討するが、強い態度で望む事がある。」と年内一杯でYT
SをFNNから除名番組配信中止と言う最悪な事態を話す等、態度を硬化させており今
後の交渉が注目される。
1992 「読売新聞山形版」10/12付より掲載・
10月21日、秋田市で第40回民放全国大会が開催された。その中で、YTSの
姿は無かった、ネット変更問題の後に、1度も 山形テレビ(YTS)側と接触してい
ないフジテレビの日枝社長は、「一言挨拶が会ってもいいのに顔を会わせられないのか
!」とグラス片手に、漏らしていたと言う。
フジ側では、「経営不振のためNET入れ替えをするのは理解に苦しむ」として、文
書で、説明を2度に渡り要求したが、解答は同じで「クロスNETの解消のため」とし
ている 一方的な系列脱退の山形テレビ側に対して、フジテレビ側の怒りは爆発した!
11月末をもって、山形テレビに対してのCM料配分をカットする!と決定した模様!
これは、今まで民間放送始まって以来の異例の措置だと言う。フジ側は、12月以降
もフジテレビの番組の配信はする物の、4月を待たずして配信停止の措置も侍さない。
と言っている。
これで、YTSで放送されてる一部の日テレ系列の番組を除くフジテレビの番組の
CM料はYTS独自で、徴収しなければならない、かなりの労力となるだろう。
YTSでは、これでフジテレビ系列脱退に付いては決着したと言っている。
今後はテレビ朝日のNET協定交渉に入り視聴者に説明すると言っている。
※1992/10/22 読売新聞山形版より
>>322 の騒動の後にYTS役員が川田町まで出向いて謝りに行った
が始めは受け入れてくれなかったそうだ、何度か出向いてようやく
3月いっぱい迄のフジテレビの番組の配信許可を貰ったが日枝社長
の怒りは収まっておらず全国放送のCM配分料は支払わないと言う
条件が付いてしまったその為にYTS独自でスポンサーを回ってCM
配分料を徴収するなどYTS社員にもかなりの負担がのしかかってい
たという...
一旦は日枝社長の制裁処置が収まったかのように見えた物の93年
には山形市民によるフジ誘致運動が起こりそこに目を付けた日枝社長
はここぞとばかり山形へのフジ再進出を目論んでいた。
元々3局で割り当ては終わっていたはずの山形の地上波の周波数に
新たにもう1チャンネルを電気通信監理局に割り振りさせていた。
つづく..
日枝社長の意気込みは半端ではなくこれはYTS出来ればYBCからも...視聴者を奪う為
の制裁処置でもあった。
同時期に高知にもフジ系開局の動きもあり、又この時期は2011年のデジタル移行計画も
既に出てきている時期でもあるので早急に手を打たなければ開局のチャンスを失ってしまう
おそれもあった為トントン拍子に事は進んでいった。
放送局を開局するに辺り普通は一本化するのに時間が掛かる物だが申請した企業はたっ
たの2社だけ(さくらんぼテレビジョン(山本製作所)と日刊スポーツ社の2社のみだった)ウチ日
スポは実はダミー申請で発起人を県内企業の山本製作所として社長に山本惣一氏を迎え入
れた。そして、早期に1本化が実現して「さくらんぼテレビジョン」という名称の開局が決定した。
1996年3月28日山形グランドホテルで創立会議が開催されて「さくらんぼテレビジョン」が
誕生した略称は当初SAYでは無くSKYとなっていた当時の衛星放送会社と名前がダブる為に
最終的にはSAYと言う略称に変更になっている。
そして1997年4月1日再び山形県内にフジテレビの番組が帰ってきたのである。
325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/17(日) 00:42:21
age
保守
もしも、YTSがフジ系のままで山形朝日テレビがYTSの傘下で出来ていたら
ALL山新資本になっていたね。テレショップだらけのはちゃめちゃな編成にな
っていただろう...
それにしても山形の民放が4局になったのは奇跡としかいいようが無いよ。
まず国から3波しか割り当てが無かったのにそう簡単に割り当て4波に増や
せるわけが無い品・・・しかもテレビ局ってそう簡単に新設できるものじゃ
ないし。
岩手・石川・愛媛・長崎も4局できたけど、県人口や経済力から考えて民放
4局も維持するのは相当厳しい。
結果オーライで運良く出来たモン勝ち感が否めないのが現状の民放置局状況
で、青森・秋田・富山・福井・山陰・山口・高知・大分・宮崎・沖縄には運
が無かったといえばそれまでだが・・・(隣県受信が標準の徳島・佐賀は除いた)
宮崎とか地形的に隣県受信も厳しいのに2局で某トリプル局の番組編成が
これまた悲惨すぎ。2局時代・YTSネット移行期の山形の編成も酷かったが。
>>328 訂正:山梨・徳島・佐賀は除く
見事に全国有数のCATV普及率の県です
UMKとYTSのクロス時代の編成がそっくりだしねw
と言うより、微かな記憶を辿ると仙台放送の2局時代
の編成の方が近いね。どちらもフジが基本だけど
11PMと今日の出来事をしていたし...
↑でも月曜ワイド劇場はありませんよw