>>902-903 >>910 ■香川の地デジ対応 県外4波あすから周波数変更
「東予8万世帯影響 再設定やアンテナ対策」
(5月9日・愛媛新聞)
地上デジタル放送に向け四国総合通信局などが実施しているアナログ周波数
変更(アナ変)で、西讃岐中継局(香川県三豊市)の周波数が十日から変更さ
れるのに伴い、東予の一部地域で同日から、テレビせとうち(テレビ東京系)
など県外民放四波が視聴できなくなる。県内で同中継局から受信できるエリア
は四国中央、新居浜、西条、今治の四市の一部で、計約八万世帯が影響を受け
るとみられる。
チャンネルは、テレビせとうち16→46▽山陽放送(TBS系)18→48
▽西日本放送(日本テレビ系)20→50▽岡山放送(フジテレビ系)22→52
に変更される。
引き続き視聴する場合はテレビのチャンネル設定の変更が必要。だが、西讃
岐中継局は周波数変更に伴い、岡山・香川県以外に向けての電波の出力を下げ
ることから、設定変更しても映像が不鮮明になる恐れもあるという。
また、新たに県内民放を視聴するためには、アンテナの向きを変えるなどの
対策が必要となる。
対策費用は、国が県内放送の視聴を原則としていることから、視聴者の全額
自己負担。国による放送政策の転換で、視聴者が負担を強いられる格好だ。
一方、地形などの事情で県内民放を視聴できない約四百八十世帯(推計)に
は、特例的に同系列の県外波を視聴するための対策費用が国から全額補助され
る。しかし、県内に系列局のないテレビせとうちは補助対象にならない。
四国総合通信局放送課の三木啓嗣課長は「予算は限られている。(特例を除
き)県外放送を見る場合に国費は使えない」としている。
国費補助対策になる世帯は愛媛地域受信対策センターに連絡、事前調査を受
ける。自己負担でチャンネル変更などをした後に補助を受けることはできない。