テレビ朝日社長「集客力に不安」 さいたまタワー誘致で
さいたまタワー実現大連合総代表の石原信雄元内閣官房副長官と上田清司県知事、相川宗一さいたま
市長、大野松茂衆院議員らは十七日、東京都港区のテレビ朝日を訪ね、広瀬道貞社長と斎田祐造専務に
さいたま新都心へのタワー誘致を要望した。同社の斎田専務はNHKと在京キー局五社でつくる「在京六社
新タワー推進プロジェクト」の幹事社代表。
在京テレビ局への要望活動は十五日のNHKに次いで二局目。
会談の中で埼玉県側は(1)建設地の確保(2)都心部の大震災に対応可能(3)アンテナ調整は不要―
など好立地条件を強調した。
これに対し広瀬社長は観光客など集客力で懸念を表明し、在京各社が東京を離れることに抵抗感がある
などと述べた。上田知事らは「東京中心でなく、関東全体から見れば、さいたま新都心はほぼ中央に位置する。
近隣にはさいたまスーパーアリーナ、埼玉スタジアム2002、ジョン・レノン・ミュージアムなどの施設があり、
二○○七年に世界最大級の鉄道博物館がオープンし、広域的な集客が見込まれる。都心とのアクセスも
優れている」と説明して、一定の理解が得られたとの認識を示した。
http://www.saitama-np.co.jp/news12/18/01p.htm