NHK連続テレビ小説 ちゅらさん Part43

このエントリーをはてなブックマークに追加
899れれれ@怒ってます
もう遙タンマンセーはやめた。本編があまりにもひどすぎる。
遙タンという唯一のカウンターキャラがフォーリング・ダウンした今、
「ちゅらさん」はただただ甘ったるいだけの集団コントに成り下がった。
シリアスな場面があってからこそ笑いが引き立つ。
しかるに今やその「笑い」もただただお寒いばかりだ。
そのシリアスさを演出するために唯一嫌われ役の憂き目を見ていた遙タンの
救済としてのフォーリング・ダウンだったとしても、
しかしあまりに安易、あまりに安直に過ぎる。
今までの確執、遙タンの個性を無に帰そうとしているのではないかとさえ思える。

思うにこれは岡田の逃げではないのか?
このあとに上村夫妻を待ちうける「大きな運命」(=最終話へ直結するエピソード)。
しかしそれを迎えるためにはいままでのキャラクタとの因縁が非常なる障害となるのではないだろうか。
その因縁との乖離こそが「大きな運命」を迎えるための必要条件となるのではないか。
現在の放映分は乖離と「大きな運命」の導入の準備段階であり、今までのストーリーの流れを断ち切るための
基礎作業だ。その意味で今までの物語はすでに終結していたのだ。
(最大の山場であった結婚、出産を済ませた時点で終結、作業が開始されたのだろう。)

今までの物語を一度終結し、真の終結(=最終話)へ着地するための愚にもつかないコント。
それは「真の終結」への辻褄合わせのためだけに行われている、旧来のキャラクタの
淡々とした徹底的なネガ潰しの作業の現場だ。
一度終結した物語を真の終結へと向かわせる為だけに行われているキャラクタの整地。
その証拠にもうじき新しいキャラクタが登場するではないか。
彼女は徹底的に整地され無個性化された旧来のキャラクタの上に設置される、
真の終結への道筋を案内するためだけの新たな道路標識だ。

一つの物語が終結した結果の各キャラクターのフォーリング・ダウン。
遙タンは安易に真の終結を迎えようとしているドラマの最大の犠牲者といえよう。
我々はNHKと岡田恵和に謝罪と賠償以下略