NHK連続テレビ小説 ちゅらさん Part25

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535小説版より:遥との別れ
(放送されなかった場面。小説版より引用します)
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*文也と遥が病院で語り合うところ。
「(前略)人にバカじゃないのって言われるようなことがしてみたい」
「ん?」
「してみたいなあ!」
「どうしたの?」
いぶかしむ遥に、文也は笑いかけた。
「遥・・・ごめん、抑えられないや、この気持ち」
「は?わかんないわよ、何のことだか」
「これ、返しに行かないと・・・持ち主に」
「?」
「遥・・・・本当にごめん」
文也が遥に向けたのは、すべてを吹っ切ったようなすがすがしい笑顔だった。

「何それ・・・バカじゃないの」
ベンチに一人残され、文也が去ってしまった方を見ながら遥はせつない笑みを浮かべた。
[私は運命のキューピッドだったわけ?」
バカバカすぎて、遥はもう笑うしかなかった。
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